「チャンスなら、まだある」をフィロソフィーに掲げ、異業種で多角的に展開している『ネクステージグループホールディングス株式会社』。同社は、管理部門・経営企画部門で即戦力となる業務委託人材を採用すべく、SOKUDANを導入しました。今回は、人事部で採用広報を担当されている小林 花菜さんに、SOKUDANを導入した経緯をはじめ、費用対効果の高い採用活動を行うための工夫や、今後のビジョンについて伺いました。── ネクステージグループホールディングス株式会社の事業内容について教えてください。(小林さん)弊社は、フィロソフィーである「チャンスなら、まだある」を全グループの経営の軸として定めている会社です。事業戦略や採用、育成などはフィロソフィーに従って行っています。現在は、「通販領域」「エンタメ領域」「金融領域」の3つの事業領域を中心に複数の事業を多角的に展開しています。「通販領域」の事業では、累計販売数600万枚を突破した女性用下着などを販売しています。商品企画から製造、ECサイト経由での販売まで自社で一貫して行う「D2C」のビジネスモデルを展開しているのが特徴です。「エンタメ領域」ではYouTube動画制作やWeb制作などを行っており、「金融領域」では金融業界に特化した広告代理事業、クレジットカード決済代行業などを行っています。── 貴社の組織体制と、人事部の小林さんが担当している役回りを教えてください。(小林さん)弊社はホールディングスの体制をとっており、先ほど話した事業を展開するグループ会社が傘下にあります。私の所属する人事部ではグループ全体の人事関連業務を担っており、人材採用、育成、評価制度の設計、広報などを行っています。現在の私の主な業務は採用広報で、昨年からオウンドメディア「NEXPO」を立ち上げて運営しています。数ヶ月前までは、中途採用も担当していました。未経験者の採用に注力する一方で、即戦力になる経験者も欲しい── 貴社が抱えていた人的課題を教えてください。(小林さん)課題の1つは「事業が急拡大している中で、突発的な人員不足が続いている」ことでした。また「一定のスキルを持った人材の採用ができていない」ことも深刻な課題でした。弊社はこれまで、業界業種未経験の人材を積極的に採用してきました。フィロソフィーにならって、やりたいことに挑戦したい人が、学歴や過去の経歴にとらわれずにチャンスをつかめる機会を作ることを使命としているからです。一方で、未経験者の採用が続くとプロジェクトや業務が思うように進まないことがあり、「即戦力になるような経験者が欲しい」とも思っていて。今の状況を早急に改善すべく、業務委託のプロ人材の採用を強化することに決めました。── もともと、貴社では業務委託の採用を行っていたのでしょうか(小林さん)そうですね。もともとは、別の複業人材マッチングプラットフォームや他の手段を使って業務委託の方の採用していましたが、どうしてもスキルやカルチャー面でうまくマッチングしないことを課題に思っていました。ちょうどプラットフォームの契約更新が迫ってきたタイミングでもあり、他社に乗り換えようと考えたんです。── そこで、SOKUDANの導入が視野に入ったのですね。SOKUDANを知ったきっかけを教えてください。(小林さん)乗り換えるにあたって、業務委託の採用に強いサービスをインターネットで調べてヒットしたのがSOKUDANでした。早速問い合わせてみたら、営業担当の方がこちらの抱えている課題を丁寧にヒアリングしてくれて、SOKUDANを利用するメリットを分かりやすく説明してくれたのが本当に印象的でした。他社とも比較検討したうえで、SOKUDANが一番弊社の求める人材をスピーディーに採用できる印象を受けたので、導入を決めたんです。SOKUDAN側のレスポンスの速さがスピーディーな採用活動を促進── SOKUDANを活用してみて、よかった点を教えてください。(小林さん)まず、短期間で本当に多くの候補者を集められたことに驚きました。求人掲載してから数日で応募があり、その候補者の中から弊社が求める人材と無事に巡りあえて、有意義な採用活動ができたと感じています。また、導入するにあたって取り組みやすい費用体系な点も社内にも承認得やすく導入しやすかったです。── ありがとうございます。CS担当者によるサポートに関してはいかがでしたか?(小林さん)CS担当の方のレスポンスが本当に速く、スムーズにコミュニケーションを取れたのが印象的です。その時の状況に応じて、SOKUDAN側でカバーしてもらう範囲と、自分たちで手を動かす範囲を相談できたことも、スピード感のある採用につながったと思います。また、私が中途採用担当を離れたタイミングで別の担当者がSOKUDANを使うことになったのですが、違うメンバーが入ってきてもスムーズに対応してもらえて助かりました。 4名のプロ人材を採用。ゼロイチを体現する即戦力として活躍── お役に立てて良かったです!今回SOKUDANではどのような人材を採用したのでしょうか。(小林さん)今回は、管理部門と経営企画部門で新規事業の企画・立案を行う人材・2名2025年の新卒採用の一次面談を担当する人材・1名資金調達関連のアドバイスや資料作成を担当する経理財務の人材・1名以上3つの職種を募集して採用しました。── 今回の人材の採用にあたって重視されていた点を教えてください。(小林さん)弊社では、日々さまざまな事業が変化を遂げているため、変わりゆく環境に柔軟に対応できる点を重視していました。あとは、プロ人材として相応のスキルがあって、即戦力として活躍してくれる点もポイントですね。── 採用した人材の働きぶりで印象に残っていることはありますか?(小林さん)経理財務の方は、まさに「ゼロイチ」を体現してくれる方です。これまで弊社には財務の専門人材がおらず、手探りで業務を進めている状態でした。そこにプロ人材に入ってもらったことで、財務のコアとなる部分を任せることができています。例えば、経営の数字から財務面の戦略を立ててもらったり、事業の実現に必要な資金調達計画書の作成をお願いしたり、本当に助かっています。新卒採用の一次面談を担当してくれる方も、候補者の話を引き出すのが本当に上手で、即戦力として活躍してくれています。昨年までは一次面談を社員で行っていたのですが、リソース不足に悩んでいた部分をサポートしてもらえています。── 複業人材の方が働きやすい環境作りについて工夫されていることはありますか?(小林さん)複業人材の方も一緒に働く仲間として、自分たちの要望だけでなく相手の意見もしっかりと聞きながら、Win-Winの関係性を築けるよう意識しています。また、「業務委託だからここまで」といった制限のない働き方をしてもらえるような工夫もしていますね。例えば、経理財務の方には経営陣とのミーティングにも積極的に入ってもらっています。採用広報に力を入れることで、ミスマッチの少ない採用活動が行えるように── 小林さんは採用広報を担当されていますが、費用対効果の高い採用活動を行うにあたって工夫していることはありますか?(小林さん)まず1つは、公式サイトの採用ページの設計です。弊社の採用ページは「新卒」「未経験の中途」「経験者の中途」で入り口を分けており、それぞれの候補者に響くようメッセージも変えています。また、社員インタビューも新卒入社の若手社員から中途入社のベテラン社員まで幅広く掲載しています。候補者の方に、自分の目指す姿と重ねて見ていただきたいからです。「この人のキャリアをぜひ参考にしてください」と、候補者に個別でメッセージを送ることもあります。もう1つは、冒頭で話したオウンドメディア「NEXPO」のコンテンツ制作です。社員同士の対談や、社内イベントの模様をレポートした記事など、様々な角度で弊社のカルチャーや考え方がわかるコンテンツを定期的に更新しています。── このような取り組みに力を入れることで、どのような成果が上がっていますか?(小林さん)すでに弊社のフィロソフィーやカルチャーについてある程度理解してくれている方ばかりで、こちらも話をスムーズに進められます。「社風に惹かれて来ました」と、うれしい言葉をいただく機会も増えました。引き続き情報発信を続けて、ミスマッチの少ない採用活動ができる基盤を整えていきたいです。今後の展望:2036年9月までに「100事業」を展開すること── まさに取り組みが実を結んでいるのですね!貴社の今後の展望を教えてください。(小林さん)2036年9月までに「100事業」を展開することを目指しています。中間目標は、2026年までに25事業を立ち上げることです。弊社では「事業の数=チャンスの数」と捉えています。事業を作れば作るほど、雇用が生まれ、多くの人が挑戦できるようなチャンスを作れる会社になれると考えているのです。実際に、昨年女性向けのインティメントケアブランドが子会社化したように、新事業がどんどん立ち上がりつつあります。より成長を続ける組織を前に、私たちも採用、育成、広報活動の強化を進めていきます。── 貴社の事業成長に伴い、SOKUDANで何かお力になれることがあればうれしいです。(小林さん)これまでは、管理部門や経営企画部門を中心にSOKUDANを活用してきましたが、今後は各グループ会社でも導入できたらと考えています。グループ会社でもSOKUDANを利用できれば、現場で必要な人材の求人をすぐに出せて、スピーディーな採用が叶うでしょう。SOKUDANを利用するメリットは十分に感じているので、引き続き私たちの事業成長に合わせてお世話になれればと思います。学歴や職歴にとらわれず、チャンスをつかめる社会を作りたい── ネクステージグループが掲げるフィロソフィー「チャンスなら、まだある」は、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?(小林さん)弊社を創業した代表取締役である、丹野の経験と考え方に基づいて生まれました。丹野はもともと、両親が就いていた職業である「歯科技工技師」を目指し、専門学校へ入学しました。専門学校を卒業して歯科技工技師のキャリアを歩み始めましたが、仕事が自分に合っていないことを感じ、バーテンダーへ転職します。バーテンダーのアルバイトをしながら次のキャリアを模索しているとき、知り合いの誘いを受けて新宿の雑居ビルでバーを立ち上げることに。しかし、バーの事業が軌道に乗ったタイミングでオーナーが夜逃げしてしまい、丹野は23歳という若さで500万円の借金を背負うことになったんです。アルバイトをいくつも掛け持ちしながら、借金の返済に追われる日々を過ごしました。2年半後にようやく借金を完済し、再起を決めた丹野は就職活動を始めます。しかし、面接官から聞かれるのは過去の経歴や職歴ばかりで、やる気やポテンシャルは一切評価されません。何十社もの面接を受けても不採用が続きました。そこで彼は、就職ではなく「あきらめない人がチャンスをつかめる社会」を作ろうと、今の会社を立ち上げることに決めたのです。── 波瀾万丈なご経験ですね。丹野さんのご経験がまさにフィロソフィーに直結しているのですね。(小林さん)そうなんです。そしてチャンスを作るためには、チャンスの種類や数を担保する必要があると考え、異業種を多角的に展開する方針を打ち出して今に至ります。── 貴社のそういった考え方が、「2036年までに100事業を展開する」という経営目標に反映されているのですね。(小林さん)おっしゃる通りです。そのために、新たな事業を担ってくれるポジションの人材採用はもちろん、社内のメンバーの育成も強化して、さまざまな事業をしっかりと支えられる体制を作っていきたいです。私自身、来期から社外の広報も担当する予定なので、社内のインナーブランディングの強化と、社外の方々に弊社の魅力が伝わる発信活動の両方に注力して、会社全体のエンゲージメントを高められるよう尽力していきます。【会社概要】会社名:ネクステージグループホールディングス株式会社設立:2006年8月URL:https://c-nextage.com/事業:通販事業・Web・動画制作事業・決済サービス事業など