「世界中に熱狂的ファンを生み出すマーケットプレイスを。」をミッションに、国内最大級のスニーカー&トレカフリマアプリ「SNKRDUNK(スニーカーダンク)」を運営する株式会社SODA。今回は、社内で突発的なリソース不足となった際にSOKUDANを活用し、優秀な人材採用に成功した事例や、導入後に価値を感じている点について、人事・採用担当の渡辺 拓也さんに伺いました。月間利用者数500万人を誇るマーケットプレイスを運営── まずは貴社の取り組まれている事業内容について教えてください。(渡辺さん)弊社はCtoCマーケットプレイス「SNKRDUNK」を運営しており、アプリ上にユーザーがスニーカーやストリートウェア、ハイブランドファッションなどを出品し、売買できるプラットフォームを提供しています。最近では、ホビーやトレーディングカード、フィギュアなどさまざまな商品を取り扱うようになっており、月間利用者数は500万人以上を超えるなど、順調にサービスが成長しています。サービスの特徴としては、出品アイテムに関してプロの鑑定士による「真贋鑑定」(本物か偽物かを判別する鑑定)を行っているという点です。レアなスニーカーやハイブランドは、2次流通市場に偽物品が出回っているのが問題視されていますが、スニーカーダンクではユーザー同士の取引の際に真贋鑑定という工程を入れることで、安全性や信頼性を担保しております。また、希少性の高いポケモンカードや遊戯王、ワンピースなどホビー領域の取り扱いが増えてきているのも、サービスの強みとして挙げられます。── 渡辺さんの業務内容や役割はどのようなものでしょうか。私は2021年の夏ごろに入社し、主に人事・採用周りの仕事に従事しています。入社当初は人材リソースが足りず、RPOが入るまでは月に500~600件の求人応募対応をひとりで行っていました。現在は2名体制で採用を回しており、職種ごとに担当を割り振っています。今までは優秀な人材を採用しようにも、エージェント頼みだったわけですが、2名になったことでダイレクトリクルーティングにも着手できています。「業務委託」から「正社員」へ転換できるのが導入の決め手に── SOKUDANの導入検討に至った背景はどのようなものだったのでしょうか?(渡辺さん)私自身がユーザーとして登録していたため、サービスの存在は知っていました。そんな中、社内で「デザイナーを業務委託で採用したい」という話になり、だったらSOKUDANを試しに使ってみようということで導入に至りました。── そうだったんですね。もともとユーザーとしてSOKUDANを認知いただいていたわけですが、一番の決め手になった点はありますか。弊社は採用管理ツールのHERPも導入していて、それとSOKUDANが連携可能だったのが、まずひとつの決め手です。また、最初は業務委託で採用して、のちに正社員へ引き上げすることもできるのが大きなメリットでした。業務委託契約のみで正社員への登用はNGなツールもあるなかで、SOKUDANでまずは業務委託としてジョインしてもらい、カルチャーフィット、スキルマッチなどの観点から正社員に転換できる可能性があるのは、採用担当として非常に使い勝手のいいサービスだと感じました。「今日言ったことが明日変わる」 状況でも柔軟に対応できるかを重視── SOKUDANの導入をするにあたって、どのような人的課題があったのでしょうか?(渡辺さん)当時の社内状況として、サイトの改修作業をエンジニアやデザイナーが手分けしてコーディングをやっていましたが、社内リソースだけでは手に負えないほどタスクが増えていたんです。人材採用については、現場のデザイナーやプロダクトマネージャーと相談しながら、スキル面や稼働日数などの採用要件を決めていきました。正社員採用も検討しましたが、市場にはデザイナーでHTML/CSSのようなコーディングまでカバーしている人材が少ないのがネックでした。加えて、弊社は比較的若い人材中心のベンチャー企業で、マネージャー陣もほとんどが30代で構成されています。仮にシニア層を正社員で採用してもカルチャーフィットの面で懸念点がありました。こうしたことから、SOKUDANでデザイナーの複業人材を採用しようと思ったんです。── 採用した人材を選定した際に重視したことは何ですか? 今回採用した方は、SOKUDAN上でやりとりしているなかで、弊社都合で稼働日や業務内容の変更が生じたにも関わらず、柔軟に対応いただけたのが、採用の決め手になりました。募集開始から1ヶ月以内に優秀なデザイナーを採用。業務工数削減につながる── SOKUDANを活用して、価値を感じている点や導入してよかった点について教えてください。(渡辺さん)業務委託の複業人材を採用できたことで、コーディングをその方に任せることができ、工数の確保につながったのが大きな成果でした。採用するまでのリードタイムも募集開始から1ヶ月以内に決まったので、非常にスピード感持って人材確保できたのがSOKUDANのメリットとして感じている部分です。 社内では「こういう人がほしい」と突発的な採用依頼をもらうことも多く、各部署から採用要件、雇用形態、採用期間などが送られてくるわけですが、SOKUDANを使えば正社員を視野に入れつつ、即戦力の複業人材をクイックに採用できる。さらにSlackでSOKUDANのCS担当者とつながっていて、コミュニケーションが気軽にでき、採用要件に応じた候補者のセレクションもスピーディーに対応いただけるのが助かっています。求職者の対応が続くと、たまにステータスの変更漏れが発生するんですが、その点もCSがリマインドくれたりと、採用業務が円滑に回るようにサポートしてくれるのは心強いなと感じていますね。海外進出はもとより国内リアル店舗の出店を加速。顧客との接触機会を増大── 複業人材をより上手く活用するために工夫されていることはありますか?(渡辺さん)弊社はフランクな社風で、雇用形態を問わずに垣根なくコミュニケーションしやすい職場環境となっています。また、Gatherというオンラインコミュニケーションツールを使っているので、その空間上で分け隔てなく社内のメンバー同士が交流できる体制が整っています。そのため、複業人材だからといって何か気を遣ってコミュニケーションするのではなく、他のメンバーと同様に接し、関係性を築くことを意識しています。── ありがとうございます。それでは最後に今後の展望について教えてください!メインの事業であるSNKRDUNKの海外進出を積極的に展開していくことと、リアル店舗の出店を加速させたいと思っています。出店する場所の地域性に合わせて、トレーディングカードやハイブランド、スニーカーなどに特化した店舗を作り、ユーザーとの接点を増やせるようにしていければと考えています。オンラインだけではなくフィジカルでユーザーやファンのエンゲージメントを高められるような施策をやっていき、さらに事業成長につなげていきたいです。【会社概要】会社名:株式会社SODA 設立 : 2018年7月URL :https://soda-inc.jp/事業 :国内最大級のスニーカーフリマ&コミュニティ『SNKRDUNK(スニーカーダンク)』を運営