2012年に創業した「株式会社アジアピクチャーズエンタテインメント」は、日本をはじめ韓国・中国・シンガポール・アメリカなどの世界市場へ向けた映画製作や企画、配給、宣伝を行う映像ベンチャーです。映画制作における独自のノウハウを、企業向け動画事業にも展開し、企業の課題解決に向けて日々さまざまな提案を行っています。今回は、数々の映画を世に送り出し、現在は人事部で採用活動も担当するプロデューサー・寺田元さんにインタビューを実施。抱えていた採用課題やSOKUDAN導入の決め手、業務委託採用で実感したメリットなど、たっぷり語っていただきました。── はじめに、アジアピクチャーズエンタテインメントの事業概要について教えてください。(寺田さん)弊社は2013年の創業以来、映画の製作事業を展開してきました。自社で製作する映画は年間2〜3本です。制作やプロデュースにとどまらず、配給、宣伝までワンストップで行っています。さらに、日本生まれの映画を海外向けにリメイク・販売したり、反対に海外映画の日本上映を支援したりなど、権利交渉窓口としても機能しています。近年では、創業以来培ってきた映像制作技術を、企業向け動画制作サービス『ムビハピ』へと展開。カメラマンや映像編集者、PRスタッフなど、当社の人的資源を活用した新事業として、動画プラットフォーム『経済報道テレビ』とともに提供しています。「映像作品で一人でも多くの人を幸せにする」ことが私たちのミッションです。── 寺田さんは、貴社でどのような役回りを担っておられるのでしょうか。(寺田さん)いわゆるプロジェクトマネージャーのような立場で、私自身も映画の企画立案、プロデュースを行いながらチームマネジメントなど、幅広い業務に携わっています。直近ですと、『ONE PIECE』や『ポケットモンスター』、『イナズマイレブン』などを担当された脚本家・冨岡淳広さんにオファーして、中国向けファンタジー作品の脚本プロデュースを行いました。現在は組織改革の過渡期ということもあり、人事部での採用担当も兼任しています。業務委託採用なら、履歴書だけでは見えにくい実際の働きぶりが確認できる── 貴社が抱えていた、採用における課題を教えてください。(寺田さん)BtoBに強い営業人材の採用に課題を感じていました。ムビハピはもちろん、映画館での予告編放送権やテレビCM枠の獲得など、クリエイティブ部隊だけでなく、営業部隊も弊社の事業の要となります。コンサル営業としての提案力や目標へのコミットメントの高さ、そして社内全体の営業力底上げに貢献していただける力を兼ね備えた、営業のプロ人材を探していたんです。具体的に言うと、大手IT企業や広告代理店など、営業力を強みとする企業での就業経験など、一流のノウハウを学んできた人材です。また、ベンチャーならではの変化の激しさに対応できる柔軟性や、フットワークの軽さがある方を採用したいと思っていました。── 正社員ではなく、業務委託での採用を検討したのには何か理由があるのでしょうか?(寺田さん)正社員採用にもトライしたのですが、弊社の理想にマッチする人材がなかなか見つからず……。正社員採用に伴うリスクなども踏まえて検討したところ、「業務委託なら理想的な人材採用が叶うのではないか」という結論に至りました。採用プロセスの段階では優れた人材だと判断しても、弊社・求職者双方の理想にお互いがきちんと合致するかは実際働いてみないとわからないことも多いです。でも業務委託としてスタートできれば、その期間をお互いの人となりや働きぶり、職場環境を見極めるマッチング期間として活用できます。双方が心から納得したうえで社員へのキャリアチェンジも考えていけるよう、業務委託としての採用には大きな魅力を感じましたね。事前の候補者ピックアップなどのCSサポートの手厚さにSOKUDANの魅力を実感── 業務委託人材の採用にあたって、SOKUDAN導入に至った決め手を教えてください。(寺田さん)実は弊社のグループ企業がすでにSOKUDANを導入していて、そこで採用した方の社内評価がすごくよかったんですよ。SOKUDANなら同様に優秀な業務委託人材を紹介してくれるのではと考え、弊社でも活用することになりました。── 実際にSOKUDANを利用してみて、どのような点にメリットを感じましたか?(寺田さん)まず、CS担当者のサポートの手厚さ、きめ細やかさには大変助けられましたね。過去に他媒体を利用した際は、大量の求職者情報を確認するのに、相当な時間と労力がかかっていました。SOKUDANの場合は、弊社の希望にマッチする人材を事前にピックアップして提案してくださるので、かなりの工数削減につながっています。さらに、コストパフォーマンスの面でも大きな魅力を感じています。SOKUDANで採用した人材を正社員採用するとなった場合、他社と比較しても手数料がかなり良心的です。弊社としても優秀な人材は将来的に社員登用していきたいと考えています。企業側にも求職者側にもさまざまな可能性を選択しやすくしてくれているのは、SOKUDANならではのメリットではないかと思います。当事者意識の高い理想の営業プロ人材との出会い。上層部の業務負担も大幅軽減── ご満足いただけて嬉しいです!今回採用されたプロ人材の働きぶりはいかがですか?(寺田さん)正直期待以上です!2024年7月からジョインしていただき、営業・マーケティングメンバーのマネジメントや、売上目標達成に向けて業務に当たってもらっています。傾聴力があって物腰柔らかなので、コミュニケーションも円滑ですし、社員メンバーもやりやすいのではと思います。リクルート出身という経歴をお持ちなので、目標に対するKPIの分解思考がしっかりと身についていて、そのノウハウをチーム全体にも積極的に落とし込んでくれています。以前は部長代理がKPIのブレイクダウンを行っていましたが、それを営業チームで自走できるようになったので、会社全体の業務負担の軽減にもつながりました。その分、事業設計などの別の部分に工数をかけられるようになり、理想的な方向に舵取りできています。── 優秀な人材との出会いにつながり嬉しい限りです。会社に馴染んでもらうために、貴社から人材側に働きかけたことなどはありましたか?(寺田さん)業務開始の段階で、社長の上野から弊社の現状や課題、期待しているミッションなどを直接レクチャーする時間を設けました。現状のキャッチアップを行い、スムーズに業務に入っていただくためでしたが、その段階ですでに前のめりに目標の構成要素や、細々とした社内の課題について問いかけてくださり、現状把握能力が非常に高い方だなと感じました。営業の商談アポも自ら率先して動いてくれますし、こちらも安心してお任せできています。業務委託という働き方にもかかわらず、当事者意識を強く持って動いてくれるので、とても頼もしいです。── 今後もSOKUDANのサービスは、引き続きご活用いただけそうでしょうか?(寺田さん)ぜひとも活用していきたいですね!実はもう一人、SOKUDAN経由で選考に進んでいただいている方がいましてご経歴や前職での実績など、弊社の理想にぴったりな人材なので、ぜひご一緒したいと思っています。SOKUDANに推薦いただく人材は、かなり希望とのマッチング率が高いので、もし人材側からの合意もいただければ、理想的な正社員採用にもつなげていけるのではと期待しています。今後も優秀な人材を増やしていけるよう、このままSOKUDANをフル活用していきたいです。社会貢献に向け、まずは社員を幸福に。リーダー人材を増やして組織力強化、事業拡大へ── 貴社の強みは、どんなところにあると思いますか?(寺田さん)お客様に提供するサービスのクオリティはもちろん、職場環境の充実度についても特に自信を持っています。弊社の採用では、「会社はただの場所であり、主人公は社員」というコンセプトを掲げています。お客様を幸せにしたいなら、まずは目の前の従業員を幸せにするところから、というのが私たちの価値観なんです。例を挙げるならば、裁量権の大きさです。社員が何かやりたい企画を提案してくれた際には、上司はできる前提で耳を傾ける。そして具体的なタスクに落とし込んでKPIを設け、きちんと走り出せるようなところまで向き合って考える。企画提案のプレゼン会議に参加してもらい、予算獲得のためのピッチに挑戦してもらうこともあります。裁量権の大きさだけでなく、心地よい組織体制や評価の公平性、信頼関係など、従業員満足度をあらゆる観点から数値化して、絶えず社内環境のアップデートを行っています。社員のロイヤリティの高さがアウトプットに直結し、ひいてはお客様や社会へと還元できるものと信じています。── 最後に、貴社の今後の展望を教えてください。(寺田さん)引き続き既存事業を拡大させていき、企業動画制作会社としてオンリーワンの存在になりたいと思っています。そのためにも、会社を引っ張っていけるリーダー人材の採用・育成に力を入れ、組織力を高めていきたいです。創業以降、弊社は自社ならではの強みを発揮しながら急成長を遂げてきました。会社の成長に伴い、人材も急速に採用し規模を広げてきましたが、さらなる成長を続けるためにも、社内で組織を束ね指揮していくマネジメント層の採用は必要不可欠と考えています。会社として次のステップに進むためにも、複業プロ人材も積極的に迎え入れながら進んでいきたいです。業務委託という選択肢は、特に中途採用の場面において今後より一層標準化していくのではないかと考えています。SOKUDANには、プロ人材採用のパイオニアとして、これからもぜひ厚いサポートをお願いしたいです。【会社概要】会社名:株式会社アジアピクチャーズエンタテインメント設立 :2013年11月 URL :https://apie.jp/事業 :企業動画制作、映画関連事業