もう少し案件の単価を上げて欲しいな......別の高単価案件に応募するか悩む......業務量が増えてきたので時給換算すると割りに合わない......などクライアントに単価交渉をするべきか、今のまま続けるか、他の案件を探すべきか、と悩んでいるフリーランスも多いと思います。この記事では、フリーランスの単価交渉のコツや事前準備、実際に交渉を行う方法を解説します。単価交渉を行いたいフリーランスの方は、この記事でしっかりとクライアント側の気持ちも理解した上で、単価交渉に臨みましょう!▼SOKUDANのフリーランス向け高単価案件一覧フリーランスの単価交渉のコツフリーランスが単価の交渉を行う際、事前準備がとても大切になってきます!報酬をアップさせたいからといって無計画に交渉しないように注意しましょう。交渉の仕方を間違えると、クライアントからの印象を損ねたり、最悪の場合、案件自体を失注してしまう可能性もあります。これから説明する単価交渉の事前準備やコツをよく理解して、高単価案件で稼げるフリーランスを目指していきましょう!フリーランスが単価交渉をする事前準備フリーランスが収入を上げたいと思った時に、仕事量を増やしたり、大型案件に応募したりする以外が「既存のクライアントに対する案件の単価交渉」です。ただし、やみくもに交渉をするのはおすすめしません。単価交渉の前の事前準備や交渉時のコツがあるので、解説していきます!しっかりと業務をこなし成果を上げるフリーランスは依頼された業務をこなすのはもちろんのこと、クライアントの売り上げや利益につながるように積極的に提案をしたり、成果を上げたりすることでクライアントからの信頼を得ます。納品物のクオリティや業務のパフォーマンスが期待値に達していない状態で単価交渉を行っても、失敗に終わる可能性が高いでしょう。単価交渉に失敗して気まずい状況になるのを避けるためにも、まずは自分の業務をしっかりとこなし、クライアントの利益につながるように努力しましょう。クライアントと信頼関係を築く業務をこなし、成果を上げていくことで必然的にクライアントからの信頼も高まります。単価交渉において重要なのは「高い報酬を払ってでも、〇〇さんに頼みたい!」とクライアントに思ってもらえる存在になることです。そのためには、普段のコミュニケーションや依頼時のヒアリングを丁寧に行い、クライアントがどのような課題を抱えているのか、どういった部分でフリーランスの力を借りたいと思っているのか、などを理解する必要があります。自分の市場価値(フリーランスの案件単価の相場)を把握する単価の交渉をする際に、やみくもに自分の希望する金額を提示するのはNGです。フリーランスの案件には案件ごとに「単価の相場」というものが存在します。例えば、フリーランスの職種ごとやエンジニアの言語ごとに案件単価の相場があります。▼【職種別】フリーランスの月額報酬職種月額報酬フロントエンドエンジニア約72.5万円バックエンドエンジニア約74.2万円インフラエンジニア約75.8万円機械学習エンジニア約92.9万円データサイエンティスト約82.6万円iOS/Androidエンジニア約78.6万円プロジェクトマネージャー約82.7万円マーケティング約62.3万円デザイナー約58.3万円Webディレクター約55.7万円営業約58万円▼【言語別】フリーランスエンジニアの月額報酬言語月額報酬C#約60万円 〜 70万円Java約60万円 ~ 80万円JavaScript約60万円 ~ 80万円PHP約60万円 ~ 80万円Python 約70万円 ~ 100万円Ruby約60万円 ~ 70万円相場から大幅なズレがないように金額を提示するようにしましょう。他のフリーランスがどのくらいの単価で案件を受けていて、どのくらいのスキルレベルなのか、という相対評価は単価交渉時の指標になります。▼参考:SOKUDAN 【2024最新】フリーランス・副業の平均年収ランキング(職種別)※平均年収を12ヶ月で割り月額報酬とする▼参考:HiPro Techクライアントの予算を把握するクライアントが人件費にかけられる予算はどれくらいあるのか、というのは重要なチェックポイントです。いくら自分にスキルがあっても、クライアントがそもそもその案件に予算を組んでいない場合、単価交渉をしても単価が上がる可能性は低いでしょう。予算が少ない場合には、自分の業務に関わる部分でどのような費用がかかっているのか、ツールの導入や新たな施策で削減できる経費はないか、など工夫することで、業務効率化やコスト削減ができれば自分の人件費を上げてもらいやすいです。単価交渉するタイミングを見極める何事もタイミングが重要です。業務パフォーマンスが上がっていない時や契約更新したばかりなどのタイミングでは、単価交渉も成功しにくいでしょう。一度単価交渉に失敗すると、クライアントとの関係性にも影響を及ぼしかねないので、単価交渉するタイミングは慎重に見極める必要があります。逆に、単価交渉におすすめのタイミングも存在するので次の項目で解説していきます。フリーランスが単価交渉するおすすめのタイミング前項で紹介したように、単価交渉にはタイミングが非常に重要です。単価交渉の成功確率が上がるタイミングをいくつか解説します。よいタイミングを見極めて、高単価案件をゲットしましょう!契約更新するタイミング契約更新をするということは、クライアントもフリーランスのスキルや成果を評価してくれているということです。「次の案件も任せたい!」とクライアントが期待を持ってくれているタイミングなので、単価交渉にも適切でしょう。3ヶ月、6ヶ月など契約更新のタイミングがいつか、契約書をみてみましょう。自動更新となっている場合、契約終了したい場合の申し出のタイミングが記載されています。そのタイミングで交渉すると、クライアントとしては、契約書や振り込みの手続きなどが楽になるでしょう。依頼業務が増えたタイミングクライアントから依頼される業務の幅や難易度が上がったタイミングでの単価交渉も有効です。よりスキルを必要とする内容であれば、上述したような案件の相場を調べて、交渉に用いるのもよいでしょう。仕事量が増えるのであれば、それに見合った報酬を求めるのはフリーランスの権利として正当なことです。適正価格で仕事を請けられるように、自分の業務量と報酬のバランスについても慣れていくことが大切です。目に見える成果が上がったタイミング客観的に見ても成果が上がったといえることや、売り上げなどの目標数字が達成できたタイミングでの単価交渉もおすすめです。自分が業務を行なったことで新たなシステムができたり、課題が解決したりするなどクライアント側から見てもわかりやすい成果があるとよいでしょう。フリーランスが単価交渉を行う方法「単価交渉をするとなったら、実際どうすればいいの?」というフリーランスの方も多いはず。いざ単価交渉を行う際の方法や手順を解説していきます。メール+直接口頭のセットで伝える単価交渉に限らず、何か契約ごとをする際はメールでエビデンスを残すことが原則です。後で「言った。」「言わない。」といったトラブルにならないようにするためです。それに追加して、文字だけでは伝わらないニュアンスを口頭で伝えるのが効果的です。文章で伝えるよりも直接話す方が、誠実な印象を与えることができるでしょう。交渉の際のメール文章は下記を参考にしてください。単価交渉のメール例文(フリーランスエンジニアの場合)「いつもお世話になっております。〇〇です。ご契約の条件について相談させていただきたく、連絡いたしました。これまで案件をご依頼いただく中で、自身のエンジニアスキルや成果物のクオリティが向上したと感じております。先日、貴社の売上が〇〇%アップしたとのご共有もいただき嬉しく思っております。今後とも末永く貴社とのお仕事に取り組み、貢献していきたいと考えております。つきましては、案件単価の引き上げをご検討いただけませんでしょうか?お忙しいところ申し訳ありませんが、ご検討のほど何卒よろしくお願いいたします。」単価を上げて欲しい理由と根拠の妥当性を伝える単価を上げて欲しい理由を説明しましょう。その理由とともに、今まで上げた成果を伝えつつ、単価を上げることへの妥当性を説明します。案件の相場金額を参考として提示するとよいでしょう。この際に、単価を上げることによるクライアントのメリットをアピールできるとよいでしょう。単価を上げないことによるデメリットや脅し(契約終了を検討するなど)のような印象を与えないように注意してください。希望金額を提示する適正価格の範囲内で希望金額を提示しましょう。あまりにも高い金額を提示してしまうと、交渉が難しくなってしまうので、あくまで可能そうな範囲の金額にしておきましょう。さらに成果を上げたタイミングで、クライアント側から再度単価を上げる提案をしてくれる場合もあるので、1度目の交渉では欲張りすぎないことが重要です。断られたときのカウンタートークを用意しておく単価交渉に乗り出す前に、カウンタートークを用意しておくとよいです。仮に単価交渉に失敗した場合のために、フリーランス側としてはどうしたいか、という自分の希望を決めておきます。あり得る展開としては、次回のタイミングで再度単価アップをクライアントに検討してもらう・単価アップに向けた条件(数値目標の設定など)を提示し検討してもらう・単価が上がらない場合は契約終了にする、などの選択肢があります。単価の高い案件を獲得するならSOKUDAN現在の案件で単価交渉が難しい...だけど単価を上げてもっと稼ぎたい!というフリーランスの方は、新たに案件を探して、自分に合った高単価案件を獲得することも選択肢の1つです。フリーランス向け案件マッチングサービス「SOKUDAN(ソクダン)」を活用すれば、さまざまな職種の高単価案件を探すことができます。SOKUDAN「SOKUDAN」は、フリーランス・副業向けの案件マッチングサービスの中でもリモート案件が92%稼働日数 週1日〜平均時給 4,500円を打ち出しており、高単価案件を獲得したいフリーランスにとって魅力的なサービスです。専門分野での経験が数年あるミドルクラス向けの案件が多いので、「スキルに自信はあるけれど、現在の案件でなかなか単価交渉がうまくいかない......」というフリーランスの方は、一度登録してみるとよいでしょう。▼SOKUDANのフリーランス向け高単価案件一覧▼関連記事:【利用者が調査】SOKUDANの評判・口コミを徹底分析!まとめフリーランスは、自分のスキルや努力で案件の単価を上げていける魅力的な働き方です。単価の交渉を初めて行うときはドキドキかもしれませんが、フリーランスとして収入を増やしていきたいと考えている人は、ぜひこの記事を参考に単価交渉にトライしてみてください。スキルを着実につけて成果を上げていくことで、高単価案件が途絶えないフリーランスとして活躍できるでしょう。▼関連記事:フリーランスの高単価はいくら?職種別の相場や注意点を解説