「フリーランスデザイナーとして単価の高い案件を獲得したい」「自分のスキルに合った案件のあるフリーランスデザイナー向けの案件サイトがどれか、分からない……」このような悩みを抱えていませんか。フリーランスデザイナーの方が案件を獲得するためには、案件サイトの特徴を理解した上で、自分に合ったサイトを活用していくことがポイントです。そこで本記事では、フリーランスデザイナーにおすすめの案件サイト10選を紹介します。案件サイトを利用する際の注意点や、高単価の案件を獲得する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランスデザイナーになるには?独立後の年収や仕事探しの方法もご紹介フリーランスデザイナー向け案件サイトの種類はじめに、フリーランスデザイナー向け案件サイトの種類を解説します。案件サイトごとの特徴を理解して、自分に合った案件サイトを利用できるようにしましょう。関連記事:〈プラットフォーム型・エージェント型〉あなたはどちら派?フリーランス・副業ワーカーに仕事探しサービス徹底比較プラットフォーム型案件サイトプラットフォーム型案件サイトは、募集されている案件にフリーランスが応募する形式のサービスです。プラットフォーム型サイトに掲載されている案件元のクライアントは、応募者(フリーランス)の中から適切な人材を選定して、契約を結びます。プラットフォーム型案件サイトのメリット・デメリットは、次のとおりです。メリット・案件数が多い・気になった案件にどんどん応募できる・クライアントに直接交渉できる・直接契約できるため仲介手数料が発生しないデメリット・競争率が高くなりやすい・自分で交渉・契約を進める必要がある・サポート体制や福利厚生が手薄いプラットフォーム型案件サイトの魅力は、案件数の多さです。例えば、プラットフォーム型案件サイトのひとつであるランサーズは、17,000件以上の案件を保有しています。たくさんの案件の中で気になった案件にどんどん応募できるので、案件獲得のチャンスを掴みやすいです。応募した案件の企業から選考の案内があった場合には、クライアントと直接交渉ができます。スキルや実績が認められれば、面談の中で業務内容の調整をしたり、高い報酬で契約できる場合もあります。一方で、案件が多い分利用者も多いので、競争率が高くなりやすいことが、プラットフォーム型案件サイトのデメリットです。自分で交渉・契約を進めなければならないので、交渉が不慣れな場合は失注する恐れがあります。また次に紹介するエージェント型と比較すると、サポート体制や福利厚生は手薄なことが多いです。エージェント型案件サイトエージェント型案件サイトは、デザイン業界やフリーランスの仕事に精通したエージェントの担当者が、フリーランスデザイナーのスキルや希望に合わせて、最適な案件を紹介してくれるサービスです。フリーランスデザイナーに代わって企業へヒアリングを行い、各案件の詳細や求める人物像やデザインスキルを把握した上で案件を紹介してくれます。またエージェント型の場合、クライアントと直接契約ではなく、エージェントがクライアントと契約し、フリーランスデザイナーはエージェントと契約して報酬を受け取ります。エージェント型案件サイトのメリット・デメリットは、次のとおりです。メリット・エージェントが案件紹介~契約、稼働まで手厚くサポート・非公開求人が多い・プラットフォーム型案件サイトより報酬が高めデメリット・自分で自由に交渉できない・担当者との相性に左右される・実績やスキルがないと案件獲得が難しい・仲介手数料が発生するエージェント型では、担当エージェントが案件紹介から契約手続き、稼働開始後のフォローまで手厚くサポートしてもらえます。自分では伝えにくい報酬や条件面の交渉もエージェントに対応してもらうことが可能です。また公に出ていないニッチでレアな非公開求人を扱っており、さらにプラットフォーム型案件サイトより報酬が高めに設定されている案件が多いです。デメリットは、自分でクライアントと交渉できないことです。エージェント経由で案件が紹介され、面談の場にもエージェントが同席します。クライアントとフリーランスのみで契約を進めることはできず、エージェントが案件の内容を管理しています。また実績やスキルがない場合や担当者と相性が合わない場合は、案件を紹介してもらえない恐れがあります。担当者と合わない場合は、担当者を変更してもらうことも可能です。遠慮せずに担当者変更を依頼して、案件獲得を目指しましょう。エージェント型のサービスを利用する一番のデメリットは、仲介手数料が発生することです。仲介手数料は非公開になっていることが多いですが、クライアントが支払う金額の20%〜30%が差し引かれて、フリーランスの報酬となっています。デザイナー特化型サイトがおすすめプラットフォーム型案件サイト、エージェント型ともに、デザイナーの案件紹介を強みとした「デザイナー特化型サイト」があります。デザイナー特化型サイトの場合、デザイナーの案件数が豊富なので、自分のスキルや得意な業界の案件を見つけやすいです。またエージェント型であれば、担当者もデザイナー経験者である場合が多いので、親身に対応してもらえます。さらにデザイナーとしてのスキルアップ講座や、デザイナー同士のつながりを持てるコミュニティに参加できるなどの特典がついているサイトもあります。フリーランスデザイナーの業務例ここで、フリーランスデザイナーが請け負う業務例を4つ紹介します。明確な定義がない職種もあり、クライアントによってニュアンスが異なる点もありますが、案件の業務内容をみるうえで抑えておきたいポイントです。WebデザインWebデザインは、企業や諸官庁のホームページやサービスサイト、ECサイトなど、Webサイトのデザインを行う仕事です。お客様がどのようなWebサイトを作りたいかヒアリングを行い、Webサイト全体の構成やレイアウトの設定、配色やロゴデザインなどの作成を行い、最後にWebサイトの形を作るコーティング作業を行います。Webデザインのスキルはもちろん、クライアントの要望を引き出すヒアリング力も求められる仕事です。DTPデザインDTP(Desktop Publishing)は、パンフレットや冊子、広告やパッケージなど、印刷物のデザインやレイアウトを行う仕事です。WebデザインとDTPデザインの違いは、雑誌やポスターなど「紙」に印刷するためのデザインを行うことです。パソコンでデザインを作成して紙に印刷すると、画面上で見ていたものと色味やサイズ感が異なり、想像していたものと違う印象になることも多くあります。イメージ通りに印刷するためには、印刷紙の種類、印刷紙ごとのインク載りについて知識が必要です。またQuarkXPressやInDesignなど、DTPデザイン用ソフトウェアのスキルも必須となります。UI/UXデザインUI(User Interface)デザインとUX(User Experience)デザインは、Webサイトに訪問した人が見やすく、利用しやすくするためのデザイン領域です。UIデザイン: 視覚的に分かるデザイン 例:文字やボタン、画像などの色合いやフォント、サイズバランスなどUXデザイン:Webサイトを操作して体感する部分に関わるデザイン 例:画面のスクロールやページを遷移したときの変化、ボタンのクリックのしさすさなどSketchやAdobe XD、FigmaなどのUI/UXデザインツールの使いこなしをはじめ、UI/UXデザインのトレンドや最新技術を把握して、柔軟に取り入れる姿勢が求められます。3DCGデザイン3DCGは、3 Dimensional Computer Graphics =3次元空間でのコンピュータグラフィックスの略称です。デザインは、縦・横・奥行きの3次元の技術空間の中で行い、利用者の印象に残るオブジェクトを作る仕事です。最終的には、ゲーム、アニメーション、映画をはじめとした映像やリアルな画像にするため、2次元に変換するレンダリングという作業を行います。最近では、VR・MRの分野で需要が高まっていて、ゲームや建物、まちづくりに使用される場面も増えています。3DCGデザインは、技術と創造性が融合した分野であることから、常に新しい表現方法やデザインスキルを追求していく姿勢が求められます。フリーランスデザイナーにおすすめのプラットフォーム型案件サイトここからは、フリーランスデザイナーにおすすめのプラットフォーム型案件サイトを5つ紹介します。SOKUDAN運営会社CAMELORS株式会社案件数非公開非公開案件数非公開仲介手数料無料支払サイクルクライアントとの取り決めによって異なる特徴案件の平均単価32.1万円SOKUDANは、プロ人材と企業をつなぐことをコンセプトとしたマッチングサービスです。大手企業をはじめ、ベンチャー企業やスタートアップなど、幅広い業界の案件を扱っているので、さまざまな案件に挑戦しやすくなっています。SOKUDANは、プロ人材をターゲットにしていることから、案件の平均単価は32.1万円と高水準です。これまでの実績を適切に評価してもらい、フリーランスデザイナーとして年収アップを目指したい方に最適です。またデザイナーのリモート勤務可能案件は全体の98%、さらに週1日~中長期まで幅広い案件があるので、自分のワークスタイルに合わせた働き方を実現できます。▼SOKDANのフリーランスデザイナー案件一覧▼関連記事:【利用者が調査】SOKUDANの評判・口コミを徹底分析!Workship運営会社株式会社GIG案件数2,700件非公開案件数非公開仲介手数料無料支払サイクル稼働月の翌月末日に支払特徴登録企業数1,100社の実績ありWorkshipは、フリーランス・副業の方をターゲットにしたデジタル領域の案件が豊富なマッチングサービスです。登録企業数1,100社以上、案件数は2,700件以上あることから、多くの企業から信頼を得ているサービスといえます。土日のみ、週1日〜稼働できる案件を保有しているので、「収入を安定させるためにもう1社契約したい」「新しい業界の案件に挑戦したい」というフリーランスデザイナーの方におすすめです。またWorkshipでは、エージェントサービスも提供しています。自分で案件を探しつつ、エージェントからも案件を紹介してもらえるので、自分に合った案件を早く見つけるチャンスがあります。▼関連記事:【利用者が調査】Workshipの評判・口コミを徹底分析!複業クラウド運営会社株式会社Another works案件数35,000件以上非公開案件数非公開仲介手数料無料支払いサイクルクライアントとの取り決めによって異なる特徴「複業」を目指せる案件サイト複業クラウドは、「複業したい人」をターゲットにしたプラットフォーム型案件サイトです。累計利用企業数は1,500社以上、大手企業からスタートアップをはじめ、スポーツチームや自治体など、幅広い企業が利用しているのが複業クラウドの魅力です。「スポーツチームの案件に携わりたい」「大手企業に自分のスキルが通じるか試したい」など、新しい業界の案件に応募したり、経験を活かしてワンランク上の案件に挑戦したりできます。また仲介手数料も発生せず、企業と直接契約できるので、報酬を全額受け取れるのもポイントです。フリーランスデザイナーとして挑戦しつつ、適切な報酬を得たい方はぜひ利用してみてください。ココナラ運営会社株式会社ココナラ案件数※自分でサービスを出品非公開案件数ー仲介手数料22%支払いサイクル毎月5日・20日特徴自分の得意なスキルを販売ココナラは、自分の得意なスキルを販売できるサービスです。自分でサービス内容や報酬を決めて出品し、購入者の方に希望に沿ったデザインを提供できます。フリーランスとしてクライアントから仕事を請け負う場合、クライアントの希望スケジュールに沿うのが一般的です。けれども、ココナラであれば自分主導で案件を進められるので、無理なくデザインに集中できる環境を整えやすくなっています。ココナラでは、プロフィールやポートフォリオを充実させて、購入者から評価を得ていくことで、どんどん受注できる確率が高くなります。依頼してもらうための工夫を施して、経験を積んでいく中で「自分のスキルを売る」というフリーランスデザイナーに大切なマインドを成長させられるでしょう。ランサーズ運営会社ランサーズ株式会社 案件数17,000件非公開案件数非公開仲介手数料16.5%支払サイクル毎月15日締め当月末支払い特徴スキルを販売する「パッケージ」サービスランサーズは、導入企業数60万社以上を誇る、日本最大級のプラットフォーム型マッチングサービスです。ランサーズでは、クライアントが募集している案件に応募する「選んで働く」と、自分のスキルをパッケージとして販売する「選ばれて働く」をそれぞれ利用できます。気になった案件に応募しつつ、自分の得意分野をパッケージ販売できるので、2軸から案件獲得を目指せます。またランサーズでは、週3日以上〜の案件を中心に扱うエージェントサービス「Lancers Agent」も利用可能です。さらに24時間365日受付のオンラインサポート窓口が開設されているので、万が一クライアントとトラブルがあった際もサポートしてもらえるので安心して利用できます。▼関連記事:【利用者が調査】ランサーズの評判・口コミを徹底分析!フリーランスデザイナーにおすすめのエージェント型案件サイト次に、フリーランスデザイナーにおすすめのエージェント型案件サイトを6つ紹介します。レバテッククリエイター運営会社レバテック株式会社案件数907件非公開案件数非公開仲介手数料非公開支払サイクル月末締め翌月15日払い特徴Web・ゲーム業界に特化して19年レバテッククリエイターは、Web・ゲーム業界に特化したクリエイター専門エージェントサービスです。19年以上に渡ってデザイナーをはじめとしたクリエイターを支援しており、取引企業数は1万社以上の実績を誇ります。またレバテッククリエイターでは、「なるべく早く報酬を得たい」という要望に応えて、月末締め翌月15日払いを採用しています。その他の支払いサイトも相談可能です。さらに税理士紹介や確定申告セミナーなどの税務サポート、人間ドックを特別価格で受けられる福利厚生サービスも充実しています。ITプロパートナーズ運営会社株式会社Hajimari案件数7,972件非公開案件数非公開仲介手数料非公開支払サイクル月末締め、翌々月5日払い特徴スタートアップ・ベンチャー企業の案件多数ITプロパートナーズは、「フリーランスの自立を支える」をコンセプトにしたエージェントサービスです。ITプロパートナーズでは、2,000社以上のスタートアップやベンチャーの案件を多数保有しています。トレンドの技術を取り扱っている企業の案件や新規サービスの立ち上げに携われるチャンスもあるので、今までにない「経験」を求める方にぴったりです。またITプロパートナーズの案件は、エージェントとクライアントが直接契約しているので、高単価の案件が充実しています。週2,3日〜稼働できる案件も豊富なので、「空いているリソースを活用して高単価の案件を獲得したい」というフリーランスデザイナーにおすすめです。▼関連記事:【利用者が調査】ITプロパートナーズの評判・口コミを徹底分析!Midworks運営会社株式会社 Branding Engineer案件数3,300件非公開案件数非公開仲介手数料非公開支払サイクル月末締め翌20日払い特徴エンジニア領域の知見もあるデザイナーにおすすめMidworksは、フリーランス一人ひとりが「自分だけの働き方」を実現することをサポートするエージェントサービスです。エンジニア案件を得意としたサービスですが、WebデザインやUI/UXデザインなど、デザイン領域の案件も扱っています。またエンジニアの知識とデザインの知識両方を求める案件も多いため、エンジニアとしてのスキルも兼ね備えていると高単価の案件を獲得できる可能性が高いです。またエンド/Sler直案件が全体の70%を占めていることから、利用者の平均年収は840万円と高水準になっています。さらにMidworksでは、参画途中で案件が途切れても報酬を60%保障してくれるので安心して利用できます。クラウドテック運営会社株式会社クラウドワークス案件数17,000件以上非公開案件数非公開仲介手数料非公開支払サイクル月末締め、翌15日払い特徴利用者の97%がリモートワークで稼働クラウドテックは、業界トップクラスのリモート案件率を誇るエージェントサービスです。2023年6月時点で、利用者の97%がリモートで稼働しています。「複数の案件を並行してスキルアップしたい」「プライベートも充実させたい」というフリーランスの思いに答えるため、掛け持ちしやすい週3~4日の案件が豊富です。さらに「長期的に働ける環境の提供」をモットーにしていることから、フリーランスへのヒアリングを徹底し、案件継続率90%以上を達成しています。また大手プラットフォーム型案件サイト「クラウドワークス」と同じ運営母体であるため、登録社数は91.7万社を誇ります。大手企業からスタートアップまで登録しているので、案件の幅が広いのも特徴です。運営母体の基盤を活かした豊富な案件の中から、仕事を獲得したいフリーランスデザイナーにクラウドテックはおすすめです。リモプル運営会社株式会社 Vanquet 案件数非公開非公開案件数非公開仲介手数料非公開支払サイクル非公開特徴Webデザイン・UIデザインに特化リモプルは、Web制作会社が運営するWebデザイン・UIデザインに特化したエージェントサービスです。2017年から運営しており、これまで8,000人以上のフリーランスデザイナーをサポートしてきました。Web制作会社が運営しているからこそ、他のエージェントサービスでは扱っていないデザイン案件を保有しているのが強みです。また保有案件の95%がフルリモート可能な案件なので、地方にお住まいの方も利用しやすいです。実際に九州地方にお住まいの方が、東京の企業の案件を請け負っている事例もあります。さらに定期的に、Webデザイナー・UIデザイナーのキャリア相談会や情報共有イベントも実施しているので、フリーランスデザイナーとしてのキャリアアップや横のつながりも得やすくなっています。G-Jobエージェント運営会社株式会社リンクトブレイン案件数3,400件非公開案件数取扱案件のうち70%が非公開案件仲介手数料非公開支払サイクル非公開特徴ゲーム業界に特化G-Jobエージェントは、ゲーム業界に特化したエージェントサービスです。エージェントサービスだけでなく、ゲーム開発も行っている株式会社リンクトブレインが運営しているからこそ紹介できる案件を3,400件以上保有しています。取扱案件のうち70%が非公開案件のため、公には出ていないレアな案件に出会える可能性が高いです。また東京・大阪・福岡の3拠点を中心に、関東〜関西~九州地方の案件を扱っています。フリーランスデザイナーをサポートするのは、以下のいずれかの条件を満たした担当者になります。ゲーム会社での人事経験3年以上ゲーム開発現場のマネジメント経験国家資格キャリアコンサルタントを取得ゲーム業界とキャリアに関する知識と経験が豊富な担当者に、案件を探してもらいたいフリーランスデザイナーにG-Jobエージェントはおすすめです。フリーランスデザイナーはポートフォリオ必須!案件サイトに登録して、仕事を探していくときに1番重要なのが、ポートフォリオです。クライアントは、応募者のポートフォリオをみて、求めているスキルや経験があるかを確認します。特にプラットフォーム型案件サイトは、応募者が多いため、ポートフォリオだけで採用を見送られ、面談に進めないケースも少なくありません。そのためポートフォリオがなければ、案件獲得のスタートラインに立てません。またデザイナーとしての経験が浅い人は、経験が浅いからこそポートフォリオが重要になります。架空のWebサイトやオリジナルのバナーやアイコンなどを作成して、スキルをアピールすることが重要になります。詳しくは、関連記事:Webデザイナーにポートフォリオは必須!制作のコツ・NG例を解説にて、ポートフォリオに入れるべき項目や作り方を解説しています。「ポートフォリオに自信がない」「そもそもポートフォリオを作ったことがない」という方はぜひ参考にしてみてください。フリーランス向け案件サイトの注意点ここからは、フリーランス向け案件サイトを利用するときに覚えておきたい注意点を6つ紹介します。詐欺案件や怪しいクライアントも紛れているフリーランス向け案件サイトに掲載されている案件の中には、詐欺案件や怪しいクライアントが紛れている場合があります。次のようなケースは詐欺案件・怪しいクライアントの可能性が高いです。商材の購入や外部での講座参加を勧めてくる案件サイトでの連絡を禁止して、外部サイトでの連絡を希望する募集内容に掲載されていた報酬より安い金額で業務を依頼してくる少しでも違和感を覚えたらすぐに辞退しましょう。また自分で解決するのが難しい場合は、案件サイトの運営会社に相談してください。クライアント・エージェントからの連絡には早めに返信クライアントやエージェントからの連絡には、なるべく早めに返信しましょう。基本的にクライアントやエージェントは、平日稼働しているので、遅くても24時間以内の返信をおすすめします。クライアントやエージェントからの連絡に早めに返信することで、円滑にコミュニケーションを取れるフリーランスという印象を持ってもらえます。また選考プロセスもスピーディーに進むので、早めの返信はフリーランスとクライアント・エージェント双方にとってメリットになるといえます。スケジュールの都合などで返信が遅くなる場合は、あらかじめ返信が遅くなることを連絡しておきましょう。事前にメールで伝えたり、プロフィールに「返信が遅れます」と表記しておいたりすることで、クライアントやエージェントに返信を待ってもらえます。業務内容や条件の交渉は慎重に業務内容の確認や条件の交渉は、慎重に行いましょう。稼働開始してから認識の齟齬が起きないように、次の内容を確認してください。業務内容納品までのスケジュール修正回数著作権の所有者デザイナーの場合、納品までのスケジュールや修正の回数の確認はとても重要です。これらを確認していないと、短納期のスケジュールを組まれたり、何度も修正対応を依頼されたりする恐れがあります。また、著作権の所在も必ず確認しましょう。著作権の所在を確認せずに契約すると、作成物を自分のポートフォリオに掲載する権利が制限される可能性があります。これらの内容を確認したうえで、相場を踏まえて条件交渉することは可能です。けれども、クライアントの希望とかけ離れている場合は、失注につながる原因になるので慎重に交渉してください。契約内容は念入りに確認する業務内容や条件の交渉が完了し、契約書を記入する時は、契約内容を慎重に確認しましょう。契約内容の確認すべきポイントは、次のとおりです。業務範囲契約形態(請負契約や準委任契約など)契約期間報酬・支払いスケジュール契約更新のタイミング一度契約書にサインすると、内容に同意したこととなります。よほどの理由がない限り、サイン後に契約内容を撤回するのは難しいので、しっかり確認しましょう。インボイス対応が必要か確認するクライアントと契約する際は、適格請求書発行事業者(インボイス制度)であることが必須か確認してください。2023年10月1日よりインボイス制度が施行され、クライアントは適格請求書(インボイス)を発行できないフリーランスと契約すると、納税の負担額が増えるようになっています。そのため、適格請求書を発行できるフリーランスとの契約を優先するクライアントが多いです。契約に進んでから失注にならないように、応募する際や面談時にインボイス制度の有無を確認しましょう。手数料について確認する案件サイトによっては、手数料を設定している場合があります。手数料が高いと、フリーランスの手取りが減ってしまい、業務内容と報酬が見合わなくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。プラットフォーム型案件サイトの場合、報酬に応じて手数料が変わるケースが多いです。利用する前に、手数料を差し引いた上で業務内容と報酬が見合うか確認しましょう。エージェント型の場合は、エージェントがクライアントから多額の紹介手数料を取り、その分フリーランスの報酬が減ることもあります。気になる場合や報酬の交渉をしたい場合は、エージェントに確認しても問題ありません。ただし、非公開のためフリーランスに伝えられないケースもあります。しつこく聞き出そうとすると、エージェントからの印象が悪くなるので注意しましょう。フリーランスデザイナーが高単価の案件獲得する方法最後にフリーランスデザイナーが高単価の案件を獲得する方法を4つ紹介します。ポイントを押さえて、フリーランスデザイナーとして活躍の場を広げつつ、収入アップを目指しましょう。デザインスキルや自分の強みを磨く高単価の案件を獲得するために、デザインスキルや自分ならではの強みを磨きましょう。デザイナーは年々増えており、近年ではAIツールでWebデザインが手軽にできるようになりました。しかし、AIで作れるデザインは汎用的なものが多いこと、人間だからこそ独創性あるデザインを生み出せるのも事実です。そのため、他のデザイナーやAIに負けない、自分だからこそできるデザインや得意分野を磨くことで、高単価の案件獲得に近づけます。▼関連記事:Webデザイナーはなくなる?将来性と生き残るために必要なスキルを解説 ポートフォリオサイトを随時更新するフリーランスデザイナーとしてのポートフォリオは、随時更新するようにしましょう。更新を重ねたポートフォリオサイトは内容が充実し、安定して案件を受注できるスキルや信頼性があること、スキルアップしていることをアピールできます。またポートフォリオサイトには「これなら必ず受注できる」といった、正解の形はありません。だからこそ随時更新して、今の自分の魅力を伝えられるサイトを作って、案件獲得につなげていくことが大切です。複数の案件サイトを活用する複数の案件サイトを活用することで、案件獲得のチャンスを広げていきましょう。プラットフォーム型案件サイトは案件が多い分、利用しているデザイナーも多いため、競争率が高い傾向にあります。応募数を増やすことで案件獲得の可能性が高まります。またエージェント型も、担当者との相性によって案件獲得までのスピードが変わります。担当者との相性がよくても、自分のスキルや経験が活かせる案件を保有していない場合もあります。エージェントによって取り扱っている案件も異なります。そのため、複数の案件サイトを同時に活用して、自分と相性の良い案件サイトを見つけて高単価の案件を目指しましょう。自分から積極的に応募する高単価の案件を獲得するためには、自分から積極的に応募する姿勢が大切です。プラットフォーム型案件サイトでは、クライアントからの直接オファーが掛かる場合もあります。けれども、待っているだけでは案件獲得につながらないので、自分で案件を検索して応募することが大切です。迷ってる間に募集が終了してしまったり、ライバルの選考が進んでしまったりします。またエージェント型の場合も、担当者からの紹介を待つだけでなく、公開案件を検索して気になった案件があれば応募したい旨を伝えましょう。自分から気になる案件を伝えることで「やる気があるフリーランスデザイナー」と印象付けられるので、担当者もより親身に対応してくれるようになります。まとめフリーランスデザイナーとして案件を獲得するために、まずはプラットフォーム型案件サイトとエージェント型の違いを理解しましょう。違いを理解した上で、自分に合ったサイトを利用することで、希望条件が合致してさらにスキルを活かせる案件が見つかりやすくなります。またデザイナーが増加傾向にあること、AIで誰でもデザインが出来るようになってきていることから、「自分だからこそできるデザイン」「自分の強みといえるスキル」が必要です。スキルや自分らしさは1日で身につくものではありません。だからこそ、一歩ずつスキルや自分らしさを磨いて、安定して案件を獲得できるフリーランスデザイナーを目指していきましょう。▼関連記事:フリーランスのWebデザイナーの仕事の取り方!案件選びや継続のコツ