「フリーランスエンジニアとして働くために、安定して稼げる案件を探したい......」「フリーランスエンジニア向けの案件サイトがたくさんあって、選び方が分からない......」このような悩みを抱えていませんか。フリーランスエンジニアとして活躍していくための第一歩は、案件獲得です。自分のスキルや希望条件に合う案件を獲得するためには、案件サイトの特徴や強みを理解して使いこなす必要があります。そこで本記事では、フリーランスエンジニア向けのおすすめ案件サイト10選を紹介します。さらに、案件サイトの選び方や案件獲得のコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランスエンジニアになるには?必要なスキルやメリット・デメリットフリーランスエンジニア向け案件サイトの種類はじめに、フリーランスエンジニア向け案件サイトの種類について解説します。案件サイトの種類は大きく分けると、プラットフォーム型とエージェント型の2種類です。プラットフォーム型案件サイトプラットフォーム型案件サイトは、掲載されている案件にフリーランスが自分で応募して、案件元のクライアントがフリーランス(応募者)を選ぶシステムです。フリーランスは自分のスキルや条件に当てはまる求人を探した上で応募し、クライアントとの面談を行い、採用された場合にクライアントと直接契約を結びます。プラットフォーム型のメリット・デメリットは次のとおりです。メリット・自分のペースで案件を探せる・クライアントと直接交渉できるデメリット・競争率が高くなりがち・ニッチでレアな案件は少なめ・サポートや福利厚生が少ないプラットフォーム型案件サイトは、スキマ時間を活用して自分のペースでじっくり案件を探せます。クライアントと直接やりとりできるので、仕事の業務範囲や報酬なども自分で交渉できるのは、プラットフォーム型の大きなメリットです。ただし、複数のフリーランスが同じ案件に応募することが多いので、競争率が高くなりやすいです。特に条件が良い案件は競争率が高くなるので、経験が浅いうちは案件が取りにくいケースもあります。面談や直接交渉することに慣れていないフリーランスは、案件失注の可能性もあります。また、次に紹介するエージェント型と比べると、ニッチでレアな案件は少ない傾向にあります。プラットフォーム型案件サイトは、エージェントのようなサポートや福利厚生のサービスがないところが多いです。エージェント型案件サイトエージェント型案件サイトは、各業界の知識に精通したエージェントの担当者がフリーランスのスキルや希望条件をヒアリングして、最適な案件を紹介してくれます。エージェントは、案件先の企業にもヒアリングを行って、案件の詳細や求める人材要件を把握しています。案件の契約は、エージェントが企業と契約し、エージェントからフリーランスに再委託する契約となります。エージェント型案件サイトのメリット・デメリットは、次のとおりです。メリット・自分のスキルや希望に合った案件を紹介してくれる・エージェントが案件紹介〜契約〜稼働まで一連のサポートしてくれる・非公開案件を多数扱っている場合があるデメリット契約までに時間がかかりやすい・経験が浅い人、未経験者は案件が見つかりにくい・仲介手数料(マージン)分の単価が下がっているエージェントがフリーランスの希望条件をヒアリングした上で、条件に合致する案件を紹介してくれるので、スムーズにマッチングにいたりやすいです。契約の手続きや稼働後のサポートもエージェントが行ってくれるので、安心して業務に専念することができます。また、プラットフォーム型サイトには掲載されていない非公開案件を扱っているケースも多いので、ニッチでレアな案件にも巡りあえるでしょう。ただし、エージェントが案件紹介や面談日程の調整、契約手続きを代行するので、業務開始までに1ヶ月以上時間がかかる場合もあります。フリーランスは即戦力を求められる場面が多いため、経験が浅い方や未経験の方はエージェントサービスに登録できない、登録できても案件が紹介してもらえないケースもあります。また、エージェントサービスは契約が成立した時に、企業がエージェントに仲介手数料を支払うビジネスモデルになっています。エージェントの案件は、高単価なものが多いものの、直接契約だったら全額受け取れるはずの報酬額から、仲介手数料が引かれた単価となります。経験が浅い方や未経験の方は、駆け出しフリーランスエンジニアの支援も行っているサービスを利用しましょう。エンジニア特化型サイトがおすすめプラットフォーム型案件サイトとエージェント型には、それぞれフリーランスエンジニアの案件紹介に特化したものがあります。エンジニア特化型サイトは、エンジニアの案件を豊富に扱っているため、自分のスキルに合った案件を選びやすいです。エージェント型であれば、エンジニア業界に精通した担当者がサポートしてくれるので、より自分が求める案件に出会いやすくなります。スキルアップ講座や損害賠償保険など、エンジニアとしての成長やフリーランスとして働く上で安心できるサポート体制が充実しているサイトが多いです。フリーランスエンジニアとして働くと決めている場合、特化型サイトを活用して、自分の条件に合う案件を見つけるチャンスを広げることをおすすめします。フリーランスエンジニア向け案件サイトの選び方ここからは、フリーランスエンジニア向け案件サイトの選び方を紹介します。6つのポイントを把握して、自分に合った案件サイトを選んでいきましょう。自分の経験やスキルに合った案件が豊富か自分の経験やスキルに合った案件を豊富に扱うサイトを選ぶことで、スピーディーに契約を結べる可能性が高くなります。案件サイトでは、初心者から上級者向けまで幅広いレベル感の案件を扱うサイトもあれば、特定の業界や職種に特化したもの、ハイクラス求人を扱うものなど、それぞれ特徴や強みがあります。まずは、各案件サイトの求人をいくつか検索して、自分の経験・スキルに合致した案件がありそうか確認してみましょう。希望条件に合った案件が豊富か自分の希望条件に合った案件が豊富かどうかは、案件サイトを選ぶ上で重要なポイントです。希望条件に合った案件を選ぶことで、自身のスキルや経験を最大限に活かしつつ、理想的な働き方が実現できます。そのためには、事前に自分が優先する希望条件を整理することが重要です。希望条件の例は、下記のとおりです。稼働日数勤務エリアリモートの可否案件の単価特にエンジニアの案件では、フルリモートで勤務できるのか、常駐になるのか、夜間対応が必要なのかなどがポイントになることが多いです。案件サイトで希望条件を絞って、取り扱い件数が多ければ、登録してみる価値はあるでしょう。案件数や取引先が多いか案件数や取引先数が多いほど、自分の希望条件にぴったり合う案件が見つかる可能性が大幅に向上します。また案件数や案件数や取引先数の多さは、その案件サイトの基盤の強さと直結しています。案件サイトの信頼性が高いほど、クライアントとなる企業からも安定して豊富に案件が集まっています。案件サイトを選ぶ際は、トップ画面などに記載されている案件数・取引先数を確認してみましょう。案件サイトで検索をかけた際に表示される掲載案件数は、過去の案件を含んでいることが多いので「募集終了の案件を除く」という項目があれば、絞り込みをしてみてください。【参考】フリーランスマッチングサイトSOKUDANの案件検索ページ運営元の企業は信頼できるか案件サイトの運営元企業を信頼できるかも重要です。運営元の基盤がしっかりしていないと、トラブルが発生した際にサポートしてくれない、未払いリスク、さらに急に案件サイトが閉鎖されてしまうなどのおそれがあります。また信頼されているサービスにこそ、企業も案件の依頼をするため、怪しいサイトは詐欺案件が紛れているかもしれません。運営元や案件サイトの知名度、サービスの提供実績を確認することで、運営元が信頼できるかどうかを見極めてから利用しましょう。サービス内容が充実しているか各案件サイトでは、案件の掲載やエージェントサービス以外にもさまざまなサービスを提供している場合が多いです。案件サイト利用者限定のサービスの一例は次のとおりです。スカウト機能福利厚生サービス(健康診断や保険を特別価格で利用できるなど)稼働後のフォローサポートスキルアッププログラムフリーランス向けコミュニティイベントサービスの内容が充実しているほど、より自分に合った案件が見つけやすくなり、契約後も仕事に安心感を持って仕事に励むことができます。担当者との相性がいいかエージェントサービスを利用する場合は、担当者との相性が重要です。担当者との相性が良ければ、スキルや経験だけでなく、性格や雰囲気も理解した上で、自分に最適な案件を紹介してもらいやすくなります。また疑問点や不安も気軽に相談でき、案件獲得により集中できるでしょう。ただし、担当者との相性は面談やサポートが始まってからでないと分かりません。何度かコミュニケーションを重ねても相性が合わない場合は、担当者の変更を依頼したり、他のエージェントサービスを検討したりしましょう。フリーランスエンジニアにおすすめのプラットフォーム型案件サイトここで、フリーランスエンジニアにおすすめのプラットフォーム型案件サイトを4つ紹介します。SOKUDAN運営会社CAMELORS株式会社案件数非公開非公開案件数非公開仲介手数料無料支払サイクルクライアントとの取り決めによって異なる特徴案件の平均単価32.1万円SOKUDANは、プロ人材と企業を結ぶことをコンセプトにしたマッチングサービスです。確かなスキルと経験を兼ね備えた人材をターゲットにしているSOKUDANで扱う案件の平均単価は、32.1万円と高単価となっています。さらにSOKUDAN扱うエンジニア案件のうち、95%がリモート勤務可能な案件となっています。週1日から勤務できる案件をはじめ、中長期の勤務を前提とした案件もあるので、自分のライフスタイルに合った案件を見つけやすいです。SOKUDANの詳しい解説は、関連記事:【利用者が調査】SOKUDANの評判・口コミを徹底分析!にてお伝えしているので、ぜひ合わせてご覧ください。Workship運営会社株式会社GIG案件数2,700件非公開案件数非公開仲介手数料無料支払サイクル稼働月の翌月末日に支払特徴登録企業数1,100社の実績ありWorkshipは、デジタル業界で働く方をターゲットにしたフリーランス・副業の方向けのマッチングサービスです。登録企業数1,100社以上、登録フリーランス数48,900人以上と、企業とフリーランス双方から確かな信頼を得ています。さらにWorkshipでは、フリーランスが安心して働ける手厚いサービスを完備。Workship経由で案件を獲得すると、早急に事業資金が必要な際に便利な前払い制度や、最大500万円まで保障してくれる賠償責任保険を利用できます。またクライアントとトラブルがあった際には、トラブル相談窓口に対応を相談できるので安心です。Workshipについては、関連記事:【利用者が調査】Workshipの評判・口コミを徹底分析!にてさらに詳しく解説しています。テックダイレクト運営会社株式会社クラウドワークス案件数8,000件以上非公開案件数非公開仲介手数料無料支払サイクルクライアントと取り決め特徴企業と直接交渉ができるダイレクトマッチングサービステックダイレクトは、クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」が運営する株式会社クラウドワークスが運営しています。幅広い職種の案件を扱っている中で、特にエンジニアの案件数は5,000件以上と充実しているのが特徴です。テックダイレクトでは、企業と直接交渉できる「ダイレクトマッチングサービス」を利用できます。直接交渉できるので、報酬や稼働条件を相談して、自分の納得のいく条件で働くチャンスを得やすいです。また直接企業と交渉できるので、手数料の中抜きがありません。適切な報酬を得やすいので安心です。関連記事:【利用者が調査】テックダイレクト(Tech Direct/コデアル)の評判・口コミを徹底分析!にて、さらに詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。ランサーズ運営会社ランサーズ株式会社 案件数17,000件非公開案件数非公開仲介手数料16.5%支払サイクル毎月15日締め当月末支払い特徴スキルを売る「パッケージ」サービスランサーズは60万社以上の企業が利用している、日本最大級のプラットフォーム型マッチングサービスのひとつです。ランサーズでは、クライアントが募集している案件に応募する「選んで働く」スタイルと、自分のスキルをパッケージとして販売してクライアントに「選ばれて働く」2つのスタイルで案件獲得を目指せます。気になる案件に応募しつつ、自分の得意なスキルを販売できるので、案件獲得の確率を高めやすいのがランサーズの魅力です。またランサーズでは、フリーランスが安心して仕事に集中できるように、契約時点でクライアントは報酬を事前に入金しておく「仮払い機能」を導入。万が一トラブルがあった際も、24時間365日のサポート体制が整っているので安心して利用できます。関連記事:【利用者が調査】ランサーズの評判・口コミを徹底分析!にて、さらに詳しくランサーズを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント型案件サイト次に、フリーランスエンジニアにおすすめのエージェント型案件サイトを6つ紹介します。レバテックフリーランス運営会社レバテック株式会社案件数57,814件非公開案件数非公開仲介手数料非公開支払サイクル月末締め翌月15日支払い特徴ITエンジニア案件に特化して19年の実績ありレバテックフリーランスは、ITエンジニアに特化して19年にわたってフリーランスをサポートしてきた実績のあるエージェントサービスです。全てのフリーランスが納得のいく条件で参画できるように、年間3,000回以上取引先企業に足を運び、業界トップクラスの案件数を確保。毎月680件以上の新規案件を含め、常時1,100件以上の案件を掲載しているので、自分の希望やスキルに合う案件に出会えるチャンスが多くあります。またレバテックフリーランスでは、エンジニア経験者はもちろん、これからフリーランスを目指す方のサポートも積極的に行っています。他のエージェントでは経験不足で登録できない、案件を紹介してもらえなかったという方にも、レバテックフリーランスはおすすめです。関連記事:【利用者が調査】レバテックフリーランスの評判・口コミを徹底分析!にて、さらに詳しく解説しているのでぜひご覧ください。Midworks(ミッドワークス)運営会社株式会社 Branding Engineer案件数3,300件非公開案件数非公開仲介手数料非公開支払サイクル月末締め翌20日払い特徴エンドクライアント・SIer直案件が約70%Midworksは、フリーランスエンジニアに特化したエージェントサービスで、1人ひとりが納得できる「自分だけの働き方」の実現をサポートしてくれます。公開案件3,300件以上のうち、エンドクライアント・Sler直案件が全体の約70%を占めています。そのため、利用者の平均年収は840万円以上と高単価です。実際にMidworksを利用して報酬単価25万円アップ、年収最大600万円アップという実績があります。さらに取引先企業と連携し、スピード感あるサポートを行っているため、最短1日で参画案件が決まる場合もあります。自分の希望条件をできるだけ叶えた上で、できるだけ最短で案件を決めたいという方にMidworksはおすすめです。PE-BANK(ピーイーバンク)フリーランス運営会社株式会社PE-BANK案件数5万件以上非公開案件数全体の約90%仲介手数料報酬額の8~15%支払サイクル40日サイクル(翌々月10日払い)特徴30年以上の歴史と実績PE-BANK(ピーイーバンク)フリーランスは、30年以上の実績を持つフリーランスエンジニアに特化したエージェントサービスです。1人ひとりに寄り添うために、案件の紹介から契約後まで一貫して同じエージェントがサポートする「担当制」を導入。5万件以上の案件の中から、スキルや希望に合致した案件の提案をしてくれます。関東地方をはじめ、北海道や九州を含め全国に12拠点を持つことから、地方でエンジニアとして働きたい方への案件紹介も強みです。さらに、確定申告の申請サポートをはじめ、報酬早払いサービスやITセミナー受講参加費を年間5万円補助など、福利厚生サービスが充実しています。geechsjob(ギークスジョブ)運営会社ギークス株式会社案件数4,537件非公開案件数非公開仲介手数料非公開支払サイクル25日サイト(月末締翌月25日支払い)特徴リモート可能案件80%以上geechs job(ギークスジョブ)は、取引企業数3,460社以上、20年以上の支援実績を誇るフリーランスエンジニア向けエージェントサービスです。エンドクライアントと直接契約できる案件を多数保有していることから、平均年収879万円以上と高単価を実現。リモート可能案件は80%以上となっており、関東・名古屋・関西・福岡の4エリアを中心に案件を紹介しています。また「自分のスキルに合った報酬をもらえているかわからない」という方にぜひ利用して欲しいのが、「市場価値診断」です。市場価値診断では質問に答えることで、経験やスキルに応じた月額の報酬の目途がわかります。結果を元に、エージェントからキャリアアドバイスや案件紹介を受けられるので、適切な報酬の案件を見つけやすいです。フリーランスエンジニアとして働くにあたり、報酬の目安や自分の立ち位置を明確にして案件を獲得したい方は、ぜひ利用してみてください。テクフリ運営会社株式会社アイデンティティー案件数11,000件以上非公開案件数非公開仲介手数料仲介手数料率10%支払サイクル月末締め翌月末払特徴仲介手数料10%と報酬の多くをフリーランスに還元テクフリは、利用者の3人1人が収入の120%アップを実現している実績を誇るエージェントサービスです。これまでの実績を元に、エンドクライアントと直接契約を結んでいる案件は、全体の90%と高水準。さらに、仲介手数料は10%と業界でも低いマージン率であるため、フリーランスエンジニアの受け取る報酬割合が高いです。3ヶ月ごとの単価交渉も行えるため、参画後に実績と信頼を積み重ねてさらなる収入アップも目指しやすいです。またテクフリでは「迅速・丁寧・誠実」をモットーにしていることから、スピーディーで丁寧なカウンセリングに定評があります。利用者の対応満足度は100%を達成しており、最短2日で参画する案件が決まる場合もあります。SEES運営会社株式会社Miraie案件数7,035件 非公開案件数全体の80%仲介手数料非公開支払サイクル月末締めの翌月末日特徴40~60代のフリーランスエンジニアに特化SEESは、40~60代のフリーランスエンジニアに特化したエージェントサービスです。5,000社以上のパートナー企業を持ち、取扱案件は全て40~60代の経験を積んだエンジニア向けのプロジェクトとなっています。17年に渡って多くのフリーランスをサポートしてきた実績と基盤を活かし、専任のコーディネーターが契約から稼働開始後のアフターフォローを実施。常に安心してプロジェクトへ参加できるように徹底したサポート体制で、案件継続率91%を達成しています。これまでの経験を活かしてまだまだフリーランスエンジニアとして活躍したいシニア世代の方にぴったりのサービスなので、ぜひ利用してみてください。フリーランスエンジニアが案件獲得するためのコツここからは、案件サイトを適切に活用して、自分に合った案件を獲得・継続していくためのコツを5つ紹介します。自分に合った案件サイトを利用する1つめのコツは、自分に合った案件サイトを利用することです。これまでご紹介したように、各案件サイトでは、取り扱っている案件やターゲットにしているフリーランスの層が異なります。この記事のフリーランス向け案件サイトの選び方を参考に、自分に合った案件サイトを選んで、効率よく案件を探していきましょう。プロフィール・ポートフォリオを充実させる案件獲得の確率を上げるために、プロフィール・ポートフォリオを充実させることが不可欠です。見やすくて読みやすいプロフィール・ポートフォリオを作成することで、これまでに培った経験やスキルを効果的に伝え、クライアントの興味を引きやすくなります。プロフィールは、経験やスキルをはじめ、自分の強みや仕事への姿勢もアピールして、クライアントが一緒に働くイメージを持ちやすくしましょう。ポートフォリオも、これまで参加したプロジェクトや実績を充実させましょう。具体的な成果物やプロジェクトの概要を追加することで、クライアントに対して自身の実力を証明できます。最後に、プロフィールとポートフォリオは常に最新の情報を更新しましょう。新しいスキルの習得や参加したプロジェクトの追加を随時反映させて、クライアントに向けてアピールするチャンスを逃さないようにしてください。案件サイトをこまめにチェックする案件獲得を狙う時は、早めの行動が鉄則です。案件が公開されてすぐの段階で応募できれば、ライバルがまだ少ない段階でプロフィール・ポートフォリオを見てもらい、選考に進める可能性が高くなります。案件公開から時間が経ってしまうと、仮に自分の方がスキルが高くても、先に条件に合ったライバルが選ばれてチャンスを逃してしまう場合もあります。案件サイトをこまめにチェックするために、検索条件を保存してワンクリックで案件をすぐ検索できる状態にしたり、条件に合う案件が公開されたらメールが届くように設定しておいたりしましょう。クライアントからの連絡は早めに返信する案件に応募し、クライアントから連絡がきたら、できるだけ早めの返信を心掛けましょう。早めの返信は、一緒に仕事をする際も円滑にコミュニケーションを取れるという印象付けができます。また早めに返信することで、選考プロセスも迅速に進むので、フリーランスエンジニアとクライアント双方にとってもメリットとなります。案件に応募したら、少なくても1日1回はメッセージが届いていないか確認してください。クライアントから連絡が来てから、遅くても24時間以内に返信しましょう。希望条件を高めすぎない案件を探すときは、希望条件を高めすぎないように気をつけましょう。条件を極端に設定してしまうと、条件に合う案件が見つかりにくくなってしまいます。そのため、絶対に譲れない必須条件とできたら当てはまればいい条件の2つをあらかじめ整理しておくことがポイントです。必須条件を決めた上で、できたら当てはまればいい部分の条件については、クライアントと相談したり、実績を積んでから交渉したりしましょう。柔軟性を持ちながら、必須な条件を確保するバランスを意識していくことが重要です。フリーランス向け案件サイトの注意点フリーランス向け案件サイトを利用する際に覚えておきたい注意点を5つ紹介します。契約後のトラブルを回避するために、ひとつずつチェックしていきましょう。詐欺案件や怪しいクライアントも紛れているフリーランス向け案件サイトの中には、詐欺案件や怪しいクライアントが紛れている場合もあります。プラットフォーム型案件サイト・エージェント型案件サイトともに、基本的には運営会社が詐欺案件やルール違反をしているクライアントがないよう確認しているので、問題ありません。しかし、次のような場面に遭遇したら注意しましょう。案件募集に書かれていた内容と実際の仕事の内容が異なる外部サイトに誘導して情報商材やセミナーに勧誘する料金はあとで払うと言って商品を購入させようとしてくる面接や契約の段階で、外部サイトに誘導して案件サイト外で勧誘したり、募集内容と異なる業務を依頼されたりしたら、詐欺や怪しいクライアントと疑ってください。特にクラウドソーシングサイトでは、詐欺案件が多くあるので、少しでも違和感を覚えたら案件を辞退したり、運営元に相談したりしましょう。業務内容や条件の交渉は慎重に業務内容や契約条件の交渉は、慎重に行いましょう。業務委託契約書を結ぶまでに、フリーランス側が提供できるスキル、クライアントが求める成果を確認し、お互いが納得のいく業務内容・契約条件をすり合わせる必要があります。「もう少し報酬を上げて欲しい」という場合、相場を踏まえて募集内容より高めの報酬を交渉すること自体はタブーではありません。ただし、クライアントの希望とかけ離れてしまうと、失注してしまうおそれがあるので注意してください。交渉する際は、その報酬を求める理由や自分が提供できるスキルをまとめて、クライアントに納得してもらえる内容を提示しましょう。契約内容は念入りに確認するいざ、契約をするという段階になったら、契約内容は念入りに確認するようにしましょう。契約後のトラブルを回避するために、次の内容を確認してください。契約形態(請負契約や準委任契約など)業務範囲報酬・支払条件契約更新のタイミングフリーランスには、請負契約をはじめ、委任契約や準委任契約など、複数の契約形態があります。契約内容によって報酬の支払い条件や労働時間が変わるので、必ず確認しましょう。また業務内容や報酬の支払条件を明確にして、業務量に対して適切な報酬であるかも忘れずにチェックしてください。契約更新のタイミングはクライアントにとってもフリーランスにとっても重要な点です。数ヶ月先の収入が確保されている状態と、いつ契約が切れるか分からない状態では、精神的な負担も変わります。インボイス対応が必要か確認するクライアントと契約する際は、必ずインボイス制度の有無を確認しましょう。2023年10月1日からインボイス制度が施行されたことにより、クライアントは適格請求書(インボイス)を発行できないフリーランスと契約すると、納税の負担額が増えるようになりました。そのためクライアントによっては、適格請求書を発行できる適格請求書発行事業者であるフリーランスとの契約を優先する場合もあります。契約手続きに進んでから失注にならないように、応募時に問い合わせたり、面談時に確認したりするなど、早めに確認しましょう。手数料について確認するフリーランス向け案件サイトを利用するときは、事前に手数料を確認しましょう。プラットフォーム型、エージェント型どちらも、サービスを利用する際に手数料が発生することがあります。報酬に対して手数料の割合が高すぎると、クライアントと直接契約するより手取りが少なくなります。またエージェント型の場合は、エージェントがクライアントから多額の紹介手数料を取り、その分フリーランスの報酬が減ることも。手数料を把握しないで契約すると、知らぬ間に不利な条件で仕事をしてしまうリスクがあります。自身の市場価値を理解し、手数料を考慮して納得のいく報酬を得るために、事前に手数料を確認し、必要であれば交渉を行いましょう。フリーランスエンジニアが案件サイト以外で仕事を獲得する方法最後に、フリーランスエンジニアが案件サイト以外で仕事を獲得する方法を3つ紹介します。仕事獲得の窓口を広げて、自分の条件に合う仕事に出会うチャンスを広げていってください。知人から紹介してもらう過去にお世話になったクライアントをはじめ、フリーランスの知人から紹介してもらうのも仕事を獲得する方法のひとつです。知人の場合、人柄や仕事のスタンス、兼ね備えているスキルを理解していることが多いので、ある程度条件の交渉がしやすく、仕事も円滑に進めやすいメリットがあります。またフリーランス協会が発表しているフリーランス白書2023では、直近1年間で仕事獲得に繋がったことのあるものという質問に対し、人脈(知人の紹介を含む)と答えたフリーランスは全体の70%以上にのぼりました。実際に知人からの紹介で案件獲得をしているフリーランスは多くいるので、人脈を大切にすることを忘れないようにしましょう。前職の会社と業務委託契約を結ぶ会社員エンジニアからフリーランスエンジニアに転身する場合、前職の会社と業務委託契約を結ぶのもおすすめです。前職の会社と契約を結ぶ場合、仕事の進め方や企業の雰囲気やルールを理解しているので、スムーズにプロジェクトに参加できます。既に人間関係を構築できている状態での参加になるので、安心感を得ながら業務に集中しやすいでしょう。SNSやブログなどで集客活動するX(旧Twitter)やInstagram、ブログなどを通して集客活動をする方法もあります。SNSやブログを通して、自分が培ってきたスキルや仕事のスタンス、またパーソナルな部分を伝えることで、自分と波長が合うクライアントから仕事を依頼してもらえる可能性が高くなります。またSNSやブログのフォロワー数を増やすことは、自分自身のブランディングにもつながります。1人のフリーランスとして活動してくにあたり、フォロワー数はひとつの武器になるので、各種SNSやブログでの情報発信はおすすめです。まとめフリーランスエンジニアが自分のスキルや希望条件に合った案件を見つけるには、案件サイトの特徴を理解することが大切です。まず、プラットフォーム型案件サイトとエージェント型案件サイトの違いを理解した上で、自分の経験やスキル、希望条件に合った案件が豊富なサイトを活用していきましょう。案件を獲得するためには、充実したプロフィールやポートフォリオの作成、新規案件のこまめなチェックもポイントです。自分で案件を選べるフリーランスエンジニアとして働くからこそ、希望条件に合う案件を見つけるために、各案件サイトを上手に活用していきましょう。▼関連記事:フリーランス向けマッチングサービスのおすすめ8選〜利用者の声も紹介〜