「フリーランスエンジニアとして働くために、安定して稼げる案件を探したい......」「エージェントとのやりとりが手間だから、自分で案件を探して応募したい......」そんなフリーランスの方に向けて、フリーランスエンジニア向けのおすすめ案件サイト10選を紹介します。さらに、案件サイトの選び方や案件獲得のコツも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。本記事では、自分で応募して直接契約で案件を獲得する「案件サイト」に特化した内容になっています。エージェントサービスについては、以下の記事でまとめています。▼関連記事:エンジニア特化!フリーランスエージェント11選を徹底比較フリーランスエンジニア向け案件サイトの種類案件が掲載されていれば「案件サイト」といえますが、サービスとしては違う種類のものがあります。ここでは、案件サイトの種類を解説します。プラットフォーム型案件サイトプラットフォーム型案件サイトは、掲載されている案件にフリーランスが自分で応募して、案件元のクライアントがフリーランス(応募者)を選ぶシステムです。フリーランスは自分のスキルや条件に当てはまる求人を探した上で応募し、クライアントと直接やりとりをします。面接は、応募したフリーランスと企業とで行われ、採用された場合にクライアントと直接契約を結びます。プラットフォーム型のメリット・デメリットは次のとおりです。メリット・自分のペースで案件を探せる・クライアントと直接交渉できるデメリット・競争率が高くなりがち・ニッチでレアな案件は少なめ・サポートや福利厚生が少ないプラットフォーム型案件サイトは、スキマ時間を活用して自分のペースでじっくり案件を探せます。クライアントと直接やりとりできるので、仕事の業務範囲や報酬なども自分で交渉できるのは、プラットフォーム型の大きなメリットです。ただし、複数のフリーランスが同じ案件に応募することが多いので、競争率が高くなりやすいです。面談や直接交渉することに慣れていないフリーランスは、案件失注の可能性もあります。また、次に紹介するエージェント型と比べると、ニッチでレアな案件は少ない傾向にあります。プラットフォーム型案件サイトは、エージェントのようなサポートや福利厚生のサービスがないところが多いです。エージェント型案件サイトエージェント型案件サイトは、サイトの見た目はプラットフォーム型と似ていますが、エージェントの担当者が応募〜面談〜契約を全て仲介します。まずサービスに登録した段階で、エージェントの担当者と面談があり、スキルや希望条件をヒアリングしてくれます。そして、フリーランスに最適な案件を紹介してくれます。応募した場合は、エージェントの担当者とフリーランスと企業と3者で面談が設定されます。案件の契約は、エージェントが企業と契約し、エージェントからフリーランスに再委託する契約となります。エージェント型案件サイトのメリット・デメリットは、次のとおりです。メリット・自分のスキルや希望に合った案件を紹介してくれる・エージェントが案件紹介〜契約〜稼働まで一連のサポートしてくれる・非公開案件を多数扱っている場合があるデメリット・経験が浅い人、未経験者は案件が見つかりにくい・仲介手数料(マージン)分の単価が下がっているエージェントがフリーランスの希望条件をヒアリングした上で、条件に合致する案件を紹介してくれるので、スムーズにマッチングにいたりやすいです。契約の手続きや稼働後のサポートもエージェントが行ってくれるので、安心して業務に専念することができます。また、プラットフォーム型サイトには掲載されていない非公開案件を扱っているケースも多いので、ニッチでレアな案件にも巡りあえるでしょう。フリーランスは即戦力を求められる場面が多いため、経験が浅い方や未経験の方はエージェントサービスに登録できない、登録できても案件が紹介してもらえないケースもあります。また、エージェントサービスは契約が成立した時に、企業がエージェントに仲介手数料を支払うビジネスモデルになっています。エージェントの案件は、高単価なものが多いものの、直接契約だったら全額受け取れるはずの報酬額から、仲介手数料が引かれた単価となります。▼関連記事:フリーランスエージェンITの手数料(マージン)の裏事情!相場はいくら?フリーランスエンジニアにおすすめの案件サイト(プラットフォーム型)この記事では、プラットフォーム型の案件サイトを紹介します。フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスについては、以下の記事で紹介しています。▼関連記事:エンジニア特化!フリーランスエージェント11選を徹底比較SOKUDAN(ソクダン)運営会社CAMELORS株式会社案件数非公開非公開案件数非公開仲介手数料案件によって異なる支払サイクルクライアントとの取り決めによって異なる特徴・スキルのあるフリーランス向け・エンジニア以外の職種もあり・案件の平均時給4,500円・案件の平均単価32.1万円・リモート案件比率92%(エンジニアは95%がリモート案件)SOKUDANは、プロ人材と企業を結ぶことをコンセプトにしたマッチングサービスです。確かなスキルと経験を兼ね備えた人材をターゲットにしているSOKUDANで扱う案件の平均単価は32.1万円、平均時給は4,500円と高単価です。さらにSOKUDAN扱うエンジニア案件のうち、95%がリモート勤務可能。週1日から勤務できる案件をはじめ、中長期の勤務を前提とした案件もあるので、自分のライフスタイルに合った案件を見つけやすいです。案件によってはエージェントサービスとなるものもあり、サポートも受けられるマッチングサイトとしておすすめです。▼関連記事:【利用者が調査】SOKUDANの評判・口コミを徹底分析!Workship(ワークシップ)運営会社株式会社GIG案件数2,700件(2025年1月時点)非公開案件数非公開仲介手数料基本無料支払サイクル稼働月の翌月末日に支払特徴・登録企業数1,100社の実績あり・Web制作やデジタル案件は豊富・エンジニア以外の職種もあり・エージェントサービスも提供Workshipは、デジタル業界で働く方をターゲットにしたフリーランス・副業の方向けのマッチングサービスです。登録企業数1,400社以上、登録フリーランス数54,300人以上と、企業とフリーランス双方から確かな信頼を得ています。さらにWorkshipでは、フリーランスが安心して働ける手厚いサービスを完備。Workship経由で案件を獲得すると、早急に事業資金が必要な際に便利な前払い制度や、最大500万円まで保障してくれる賠償責任保険を利用できます。またクライアントとトラブルがあった際には、トラブル相談窓口に対応を相談できるので安心です。Workshipもエージェントサービスを提供しており、希望すれば担当者と面談が実施され、案件紹介〜応募〜稼動をサポートしえもらえます。▼関連記事:【利用者が調査】Workshipの評判・口コミを徹底分析!TechDirect(テックダイレクト)運営会社株式会社クラウドワークス案件数8,000件以上非公開案件数非公開仲介手数料無料支払サイクルクライアントと取り決め特徴・フルリモート比率68.9%・手数料の中抜きなし・企業からのスカウトを受け取る機能ありテックダイレクトは、クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」が運営する株式会社クラウドワークスが運営しています。テックダイレクトは、企業と直接交渉できる「ダイレクトマッチングサービス」なので、報酬や稼働条件を相談して、自分の納得のいく条件で働くチャンスを得やすいです。また直接企業と交渉できるので、手数料の中抜きがありません。登録者の半分以上がエンジニアで、案件もIT分野が充実しているのが特徴です。自分で案件に応募するだけでなく、企業からのスカウトも受け取れるため、案件を探していないときでも登録しておくと素晴らしいご縁があるかもしれません。▼関連記事:【利用者が調査】テックダイレクト(Tech Direct/コデアル)の評判・口コミを徹底分析!Findy Freelance(ファインディフリーランス)運営会社ファインディ株式会社案件数非公開非公開案件数非公開仲介手数料無料支払サイクルクライアントとの取り決めによって異なる特徴・エージェント並みのサポートの手厚さ・契約は企業とフリーランスの直接契約・リモート案件比率91.8%・週1〜3日稼働可能な案件が50.2%ファインディフリーランスは、フリーランス向けの案件情報サイトです。このサービスの魅力は、エージェント同様の手厚いサポートを受けれるにも関わらず、契約は企業とフリーランスの直接契約となる点です。案件の紹介や企業との面談の設定、契約締結や請求書作成代行などのサポートもあります。しかし、企業とフリーランスの直接契約なのでエンジニアの稼働費用100%がエンジニアに支払われます。さらに、振込遅延がないようファインディフリーランスが回収のサポートまでを行ってくれます。案件はリモート案件や稼動日数の少ない案件も充実しており、さまざまな働き方が可能になるでしょう。Wantedly(ウォンテッドリー)運営会社ウォンテッドリー株式会社案件数(副業・フリーランスのみ)20,222件(2025年1月時点)非公開案件数なし仲介手数料無料支払サイクルクライアントとの取り決めによって異なる特徴・応募前に企業の魅力がわかりやすい・正社員案件も探せる・スカウトも受け取れるウォンテッドリーは、転職サイトとして知名度がありますが、フリーランスや副業の人向けに業務委託契約ができる求人もあります。また、パートタイムやインターンの募集などもあり、幅広いユーザーに利用されています。2025年1月現在、フリーランス・副業を対象としたエンジニア案件は、4,314件です。ウォンテッドリーの特徴は、企業ごとのページで企業理念やメンバーの情報、求職者へのメッセージなどが記載されていることです。報酬や稼動条件ではなく、どんな人とどんな仕事がしたいか、どんな企業にジョインしたいかを重視する方にはぴったりです。いきなり「応募」ではなく「話を聞きにいきたい」というアプローチ方法もあります。さらに、プロフィールを丁寧に記載しておけば、企業からスカウトが届くこともあります。Lancers(ランサーズ)運営会社ランサーズ株式会社 案件数2,100,000件(2025年1月時点)非公開案件数非公開仲介手数料16.5%支払サイクル毎月15日締め当月末支払い特徴・クラウドソーシングサービス・圧倒的な案件数・未経験でも応募できる案件ありランサーズは60万社以上の企業が利用している、日本最大級のプラットフォーム型マッチングサービスのひとつで、クラウドソーシングというサービスに分類されます。ランサーズでは、クライアントが募集している案件に応募する「選んで働く」スタイルと、自分のスキルをパッケージとして販売してクライアントに「選ばれて働く」2つのスタイルで案件獲得を目指せます。気になる案件に応募しつつ、自分の得意なスキルを販売できるので、案件獲得の確率を高めやすいのがランサーズの魅力です。またランサーズでは、フリーランスが安心して仕事に集中できるように、契約時点でクライアントは報酬を事前に入金しておく「仮払い機能」を導入。万が一トラブルがあった際も、24時間365日のサポート体制が整っているので安心して利用できます。▼関連記事:【利用者が調査】ランサーズの評判・口コミを徹底分析!CrowdWorks(クラウドワークス)運営会社株式会社クラウドワークス案件数12,758件件(2025年1月時点)非公開案件数非公開仲介手数料5%〜20%支払いサイクル15日締め・月末振込 または 月末締め・翌月15日振込特徴・クラウドソーシングサービス・さまざまなジャンルの案件あり・業界No1の登録者数クラウドワークスは、ランサーズと同様に日本最大級のクラウドソーシングサービスです。応募〜仕事実施〜納品〜支払いまで同じサイト上で完結するため、リモートでスムーズにフリーランスの活動ができます。案件に応募する形式のものもあれば、企業から依頼がくる場合もあります。仲介手数料にあたる、システム利用料が受注金額によってかかりますが、最短1分で仕事が見つかるという点は魅力でしょう。ランサーズと同様に未経験向けの案件も多く、案件によっては倍率が高くなりますが、レベルの高い案件やニッチな案件を狙うと、効率よく稼げます。▼関連記事:【利用者が調査】クラウドワークスの評判・口コミを徹底分析! LinkedIn(リンクトイン)運営会社LinkedIn案件数不明非公開案件数なし仲介手数料無料支払いサイクルクライアントとの取り決めによって異なる特徴・ビジネスSNS・グローバルに繋がれるリンクトインは、ビジネスSNSの一つでFacebookのように個人アカウントを作成して、他の企業やビジネスマンと繋がることができます。リンクトインはビジネス特化型SNSでは世界最大級で、10億人以上の登録者がいます。個人アカウントだけでなく、企業アカウントがあり、求人や案件をみることができます。また自分のスキルややりたいことをベースに情報を発信していると、関連のある人と繋がることができます。グローバルに仕事がしたい方や人との繋がりを増やしたい人におすすめです。Indeed(インディード)運営会社Indeed Japan 株式会社案件数(業務委託,エンジニア)57,000件以上(2025年1月時点)非公開案件数なし仲介手数料無料支払いサイクルクライアントとの取り決めによって異なる特徴・世界No.1の求人サイト・口コミが充実・職種はフリーワード検索Indeedは世界No.1の求人サイトで、世界60ヶ国以上28言語でサービスで展開されています。Indeedは、転職求人だけでなく、業務委託でも求人も豊富です。また企業の口コミや給与の情報が充実している点が魅力の一つです。特に「給与調査」では、職種や業種、勤務地を入れると平均年収と報酬の高い案件を表示してくれます。給与や雇用形態、働き方の条件検索はありますが、職種やスキルなどの絞り込みはなく、フリーワードで検索します。そのため、検索キーワードを工夫しながら、自分の希望の案件を探す必要があります。Green(グリーン)運営会社株式会社アトラエ案件数30,401件(2025年1月時点)非公開案件数なし仲介手数料無料支払いサイクルクライアントとの取り決めによって異なる特徴・IT/Web業界特化サイト・求人情報が充実・エンジニア以外の職種もありGreenは、IT/Web業界に特化した転職サイトです。メイン求人は、転職者向けですが業務委託可の案件も掲載されており、業務委託のエンジニアの案件は262件ありました。(2025年1月時点)ほぼ全ての企業が写真を多数掲載しているので、社内の雰囲気や一緒に働く人の様子を知ることができます。また「気になる」というボタンからのアプローチで企業の担当者とメッセージのやりとりをしたり、面談前にカジュアルに会うこともできます。フリーランスエンジニア向け案件サイトの選び方ここからは、フリーランスエンジニア向け案件サイトの選び方を紹介します。5つのポイントを把握して、自分に合った案件サイトを選んでいきましょう。自分の経験やスキルに合った案件が豊富か自分の経験やスキルに合った案件を豊富に扱うサイトを選ぶことで、スピーディーに契約を結べる可能性が高くなります。案件サイトでは、初心者から上級者向けまで幅広いレベル感の案件を扱うサイトもあれば、特定の業界や職種に特化したもの、ハイクラス求人を扱うものなど、それぞれ特徴や強みがあります。まずは、各案件サイトの求人をいくつか検索して、自分の経験・スキルに合致した案件がありそうか確認してみましょう。希望条件に合った案件が豊富か自分の希望条件に合った案件が豊富かどうかは、案件サイトを選ぶ上で重要なポイントです。希望条件に合った案件を選ぶことで、自身のスキルや経験を最大限に活かしつつ、理想的な働き方が実現できます。そのためには、事前に自分が優先する希望条件を整理することが重要です。希望条件の例は、下記のとおりです。稼働日数勤務エリアリモートの可否案件の単価特にエンジニアの案件では、フルリモートで勤務できるのか、常駐になるのか、夜間対応が必要なのかなどがポイントになることが多いです。案件サイトで希望条件を絞って、取り扱い件数が多ければ、登録してみる価値はあるでしょう。案件数や取引先が多いか案件数や取引先数が多いほど、自分の希望条件にぴったり合う案件が見つかる可能性が大幅に向上します。また案件数や案件数や取引先数の多さは、その案件サイトの基盤の強さと直結しています。案件サイトの信頼性が高いほど、クライアントとなる企業からも安定して豊富に案件が集まっています。案件サイトを選ぶ際は、トップ画面などに記載されている案件数・取引先数を確認してみましょう。案件サイトで検索をかけた際に表示される掲載案件数は、過去の案件を含んでいることが多いので「募集終了の案件を除く」という項目があれば、絞り込みをしてみてください。【参考】フリーランスマッチングサイトSOKUDANの案件検索ページ運営元の企業は信頼できるか案件サイトの運営元企業が信頼できるかどうかも重要です。運営元の基盤がしっかりしていないと、トラブルが発生した際にサポートしてくれない、未払いリスク、さらに急に案件サイトが閉鎖されてしまうなどのおそれがあります。また信頼されているサービスにこそ、企業も案件の依頼をするため、怪しいサイトは詐欺案件が紛れているかもしれません。運営元や案件サイトの知名度、サービスの提供実績を確認することで、運営元が信頼できるかどうかを見極めてから利用しましょう。サービス内容が充実しているか各案件サイトでは、案件の掲載以外にもさまざまなサービスを提供している場合が多いです。案件サイト利用者限定のサービスの一例は次のとおりです。スカウト機能福利厚生サービス(健康診断や保険を特別価格で利用できるなど)スキルアッププログラムフリーランス向けコミュニティイベントサービスの内容が充実しているほど、より自分に合った案件が見つけやすくなり、契約後も仕事に安心感を持って仕事に励むことができます。フリーランスエンジニアが案件獲得するためのコツここからは、案件サイトを適切に活用して、自分に合った案件を獲得・継続していくためのコツを5つ紹介します。自分に合った案件サイトを利用する1つめのコツは、自分に合った案件サイトを利用することです。これまでご紹介したように、各案件サイトでは、取り扱っている案件やターゲットにしているフリーランスの層が異なります。この記事のフリーランス向け案件サイトの選び方を参考に、自分に合った案件サイトを選んで、効率よく案件を探していきましょう。プロフィール・ポートフォリオを充実させる案件獲得の確率を上げるために、プロフィール・ポートフォリオを充実させることが不可欠です。見やすくて読みやすいプロフィール・ポートフォリオを作成することで、これまでに培った経験やスキルを効果的に伝え、クライアントの興味を引きやすくなります。プロフィールは、経験やスキルをはじめ、自分の強みや仕事への姿勢もアピールして、クライアントが一緒に働くイメージを持ちやすくしましょう。ポートフォリオも、これまで参加したプロジェクトや実績を充実させましょう。具体的な成果物やプロジェクトの概要を追加することで、クライアントに対して自身の実力を証明できます。最後に、プロフィールとポートフォリオは常に最新の情報を更新しましょう。新しいスキルの習得や参加したプロジェクトの追加を随時反映させて、クライアントに向けてアピールするチャンスを逃さないようにしてください。案件サイトをこまめにチェックする案件獲得を狙う時は、早めの行動が鉄則です。案件が公開されてすぐの段階で応募できれば、ライバルがまだ少ない段階でプロフィール・ポートフォリオを見てもらい、選考に進める可能性が高くなります。案件公開から時間が経ってしまうと、仮に自分の方がスキルが高くても、先に条件に合ったライバルが選ばれてチャンスを逃してしまう場合もあります。案件サイトをこまめにチェックするために、検索条件を保存してワンクリックで案件をすぐ検索できる状態にしたり、条件に合う案件が公開されたらメールが届くように設定しておいたりしましょう。クライアントからの連絡は早めに返信する案件に応募し、クライアントから連絡がきたら、できるだけ早めの返信を心掛けましょう。早めの返信は、一緒に仕事をする際も円滑にコミュニケーションを取れるという印象付けができます。また早めに返信することで、選考プロセスも迅速に進むので、フリーランスエンジニアとクライアント双方にとってもメリットとなります。案件に応募したら、少なくても1日1回はメッセージが届いていないか確認してください。クライアントから連絡が来てから、遅くても24時間以内に返信しましょう。希望条件を高めすぎない案件を探すときは、希望条件を高めすぎないように気をつけましょう。条件を極端に設定してしまうと、条件に合う案件が見つかりにくくなってしまいます。そのため、絶対に譲れない必須条件とできたら当てはまればいい条件の2つをあらかじめ整理しておくことがポイントです。必須条件を決めた上で、できたら当てはまればいい部分の条件については、クライアントと相談したり、実績を積んでから交渉したりしましょう。柔軟性を持ちながら、必須な条件を確保するバランスを意識していくことが重要です。フリーランス向け案件サイトの注意点フリーランス向け案件サイトを利用する際に覚えておきたい注意点を5つ紹介します。契約後のトラブルを回避するために、ひとつずつチェックしていきましょう。詐欺案件や怪しいクライアントも紛れているフリーランス向け案件サイトの中には、詐欺案件や怪しいクライアントが紛れている場合もあります。プラットフォーム型案件サイト・エージェント型案件サイトともに、基本的には運営会社が詐欺案件やルール違反をしているクライアントがないよう確認しているので、問題ありません。しかし、次のような場面に遭遇したら注意しましょう。案件募集に書かれていた内容と実際の仕事の内容が異なる外部サイトに誘導して情報商材やセミナーに勧誘する料金はあとで払うと言って商品を購入させようとしてくる面接や契約の段階で、外部サイトに誘導して案件サイト外で勧誘したり、募集内容と異なる業務を依頼されたりしたら、詐欺や怪しいクライアントと疑ってください。特にクラウドソーシングサイトでは、詐欺案件が多くあるので、少しでも違和感を覚えたら案件を辞退したり、運営元に相談したりしましょう。業務内容や条件の交渉は慎重に業務内容や契約条件の交渉は、慎重に行いましょう。業務委託契約書を結ぶまでに、フリーランス側が提供できるスキル、クライアントが求める成果を確認し、お互いが納得のいく業務内容・契約条件をすり合わせる必要があります。「もう少し報酬を上げて欲しい」という場合、相場を踏まえて募集内容より高めの報酬を交渉すること自体はタブーではありません。ただし、クライアントの希望とかけ離れてしまうと、失注してしまうおそれがあるので注意してください。交渉する際は、その報酬を求める理由や自分が提供できるスキルをまとめて、クライアントに納得してもらえる内容を提示しましょう。▼関連記事:フリーランスの単価交渉のコツ!印象良く高単価な契約を結ぶ方法契約内容は念入りに確認するいざ、契約をするという段階になったら、契約内容は念入りに確認するようにしましょう。契約後のトラブルを回避するために、次の内容を確認してください。契約形態(請負契約や準委任契約など)業務範囲報酬・支払条件契約更新のタイミングフリーランスには、請負契約をはじめ、委任契約や準委任契約など、複数の契約形態があります。契約内容によって報酬の支払い条件や労働時間が変わるので、必ず確認しましょう。また業務内容や報酬の支払条件を明確にして、業務量に対して適切な報酬であるかも忘れずにチェックしてください。契約更新のタイミングはクライアントにとってもフリーランスにとっても重要な点です。数ヶ月先の収入が確保されている状態と、いつ契約が切れるか分からない状態では、精神的な負担も変わります。▼関連記事:フリーランスが結ぶ業務委託契約とは?契約時のチェックポイントを解説インボイス対応が必要か確認するクライアントと契約する際は、必ずインボイス制度の有無を確認しましょう。2023年10月1日からインボイス制度が施行されたことにより、クライアントは適格請求書(インボイス)を発行できないフリーランスと契約すると、納税の負担額が増えるようになりました。そのためクライアントによっては、適格請求書を発行できる適格請求書発行事業者であるフリーランスとの契約を優先する場合もあります。契約手続きに進んでから失注にならないように、応募時に問い合わせたり、面談時に確認したりするなど、早めに確認しましょう。▼関連記事:世界一分かりやすく!フリーランス新法をフリーランス向けに解説手数料について確認するフリーランス向け案件サイトを利用するときは、事前に手数料を確認しましょう。プラットフォーム型でもクラウドソーシングでは、サービスを利用する際に手数料が発生することがあります。報酬に対して手数料の割合が高すぎると、手取りが少なくなります。自身の市場価値を理解し、手数料を考慮して納得のいく報酬を得るために、事前に手数料を確認し、必要であれば交渉を行いましょう。フリーランスエンジニアが案件サイト以外で仕事を獲得する方法最後に、フリーランスエンジニアが案件サイト以外で仕事を獲得する方法を3つ紹介します。仕事獲得の窓口を広げて、自分の条件に合う仕事に出会うチャンスを広げていってください。フリーランス向けエージェントを利用する前述の通り、この記事では案件を掲載しているサイトのなかでも、自分で応募して企業とやりとりを行い、企業と直接契約するサービス(プラットフォーム型)を紹介しています。案件サイトの種類で説明したように、プラットフォーム型にもデメリットはありますし、エージェントサービスの方が向いている人もいます。エンジニア向けのフリーランスエージェントには、レバテックフリーランスをはじめ、Midworks(ミッドワークス)、PE-BANK(ピーイーバンク)、geechs job(ギークスジョブ)、テクフリなど、多くのサービスがあります。▼関連記事:フリーランスにおすすめのエージェント21選!案件を獲得するための強い味方知人から紹介してもらう過去にお世話になったクライアントをはじめ、フリーランスの知人から紹介してもらうのも仕事を獲得する方法のひとつです。知人の場合、人柄や仕事のスタンス、兼ね備えているスキルを理解していることが多いので、ある程度条件の交渉がしやすく、仕事も円滑に進めやすいメリットがあります。またフリーランス協会が発表しているフリーランス白書2023では、直近1年間で仕事獲得に繋がったことのあるものという質問に対し、人脈(知人の紹介を含む)と答えたフリーランスは全体の70%以上にのぼりました。実際に知人からの紹介で案件獲得をしているフリーランスは多くいるので、人脈を大切にすることを忘れないようにしましょう。前職の会社と業務委託契約を結ぶ会社員エンジニアからフリーランスエンジニアに転身する場合、前職の会社と業務委託契約を結ぶのもおすすめです。前職の会社と契約を結ぶ場合、仕事の進め方や企業の雰囲気やルールを理解しているので、スムーズにプロジェクトに参加できます。既に人間関係を構築できている状態での参加になるので、安心感を得ながら業務に集中しやすいでしょう。SNSやブログなどで集客活動するX(旧Twitter)やInstagram、ブログなどを通して集客活動をする方法もあります。SNSやブログを通して、自分が培ってきたスキルや仕事のスタンス、またパーソナルな部分を伝えることで、自分と波長が合うクライアントから仕事を依頼してもらえる可能性が高くなります。またSNSやブログのフォロワー数を増やすことは、自分自身のブランディングにもつながります。1人のフリーランスとして活動してくにあたり、フォロワー数はひとつの武器になるので、各種SNSやブログでの情報発信はおすすめです。まとめフリーランスエンジニアが自分のスキルや希望条件に合った案件を見つけるには、案件サイトの特徴を理解することが大切です。まず、プラットフォーム型案件サイトとエージェント型案件サイトの違いを理解した上で、自分の経験やスキル、希望条件に合った案件が豊富なサイトを活用していきましょう。案件を獲得するためには、充実したプロフィールやポートフォリオの作成、新規案件のこまめなチェックもポイントです。自分で案件を選べるフリーランスエンジニアとして働くからこそ、希望条件に合う案件を見つけるために、各案件サイトを上手に活用していきましょう。▼関連記事:フリーランス向けマッチングサービスのおすすめ14選〜利用者の声も紹介〜