フリーランスエンジニアとして安定して案件を獲得することができれば、自分の理想とするキャリアや報酬が手に入るかもしれません。効率よく高単価の案件を獲得するには、フリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。この記事では、エンジニア向けのフリーランスエージェントを11選厳選しました。エージェントのビジネスモデルを理解すると、うまく活用できるようになります。エージェントを利用する際の注意点も解説しているので、参考にしてみてください。エンジニアにおすすめのフリーランスエージェント11選実際に、エンジニアにおすすめのフリーランスエージェント11選を紹介していきます!エージェントごとに特徴や強みとする領域があるので、自分に合ったエージェントが見つかるはずです。エージェントサービス名取り扱い案件数公開案件数レバテックフリーランス非公開2,014件Midworks(ミッドワークス)50,000件以上10,000件以上PE-BANK(ピーイーバンク)常時50,000件以上5,000件以上geechsjob(ギークスジョブ)非公開7,063件テクフリ20,108件20,108件IT PRO PARTNERS(ITプロパートナーズ)非公開6,120件TECHBIZフリーランス非公開14,036件TECH STOCK(テックストック)非公開442件エンジニアファクトリー非公開7,787件Lancers Agent全案件の80%以上13,917件フォスターフリーランス非公開2,169件レバテックフリーランス:フリーランスエンジニア登録者数No.1「レバテックフリーランス」は、IT/Web系のフリーランスエンジニアに特化したエージェントサービスです。運営会社のレバテック株式会社は、レバテックキャリア、レバテッククリエイターなどレバテックシリーズとして数多くの人材サービスを展開しています。サービスの知名度も高く、公式サイトでは登録者数No.1を掲げています。運営会社レバテック株式会社取り扱い職種エンジニア取り扱い案件数非公開公開案件数2,014件(2025年1月時点)仲介手数料(紹介料・マージン)非公開案件の特徴・高単価案件が豊富・新着案件の増加率160%・リモートでの参画率91%以上支払いサイト/期間月末締め・翌月15日支払いサポート体制現場の雰囲気や実態が分かるように、案件の企業にフリーランス参画した方の評価が見られるサービスがある。レバテックフリーランスは、案件のエンドクライアントとレバテックの直接取引なのでマージンが圧縮されており、案件の単価が比較的高いです。約2人に1人が参画後も単価アップしており、平均年収881万円と実績もあります。161のスキルや言語の取り扱いがあるため、ニッチなスキルや競合が少ない分野、貴重な経験にもチャレンジできるでしょう。▼関連記事:【利用者が調査】レバテックフリーランスの評判・口コミを徹底分析!Midworks(ミッドワークス):非公開案件が80%以上で豊富な案件数「Midworks」はIT系のフリーランスエンジニア専門のエージェントサービスです。ミッドワークスは案件のレベルが高く単価も高いため、経験豊富なフリーランスエンジニア向きです。また、担当者からの連絡や対応が早く、最短1日で参画先が決まることもあります。運営会社株式会社Branding Engineer取り扱い職種エンジニア取り扱い案件数50,000件以上公開案件数の割合20%(10,000件以上)仲介手数料(紹介料・マージン)非公開案件の特徴・エンド直 or SIerからの2次請が70%・取り扱い言語が豊富支払いサイト/期間月末締め・翌月20日または、翌々月5日支払いサポート体制・報酬保障サービス・上限3万円まで通勤交通費を支給・書籍、勉強会費用支給・福利厚生サービス・生命保険半額負担他のエージェントと比較すると圧倒的な手厚い保障を提供しています。特に、万が一仕事が途切れてしまった際に、契約単価の60%を保障してくれる報酬補償サービスはエンジニアの強い味方です。審査がありますが、ミッドワークス経由で活躍実績のある方や優秀なエンジニアの方は受けられる可能性が高いでしょう。▼関連記事:【利用者が調査】Midworks(ミッドワークス)の評判・口コミを徹底分析!PE-BANK(ピーイーバンク):マージンを公開しているから安心!「PE-BANK」は、フリーランスエンジニアの地位向上を掲げているエージェントです。ふりーランスエンジニアが開発業務に集中できるように営業、総務、経理などの業務をサポートしてくれます。20%以上の仲介手数料を課すエージェントが多い中、PE-BANKは8〜15%と低い仲介手数料なのも特徴です。運営会社株式会社PE-BANK取り扱い職種エンジニア取り扱い案件数常時50,000件以上公開案件数の割合1割仲介手数料(紹介料・マージン)8〜15%案件の特徴・全国の案件を網羅している・高単価案件豊富支払いサイト/期間月末締め・翌々月末支払いサポート体制・確定申告等の税務サポート・福利厚生サービス・スキルアップの教育サポート関東近郊在住エンジニア向けの案件を扱うエージェントが多い中、PE-BANKは全国の案件を取り扱っています。各拠点で地域性を考慮した営業を行っているため、地方在住や、独立を機にUターン・Iターンを考えているエンジニアに紹介できる案件が豊富に揃っています。PE-BANKの利用者の平均年齢は約41歳、5年以上利用している人が約45%と、長く活躍するベテランエンジニアに利用されていることが分かります。geechsjob(ギークスジョブ):さまざまな技術の案件がある「geechs job」は、フリーランスエンジニア向け案件を紹介するエージェントです。利用者の平均年収は「867万円」というデータも出ており、高単価で質の高い案件が多いことでも評判です。運営会社のギークス株式会社は、20以上の支援実績と東京証券取引所のスタンダード市場に上場していることからも安心感があります。運営会社ギークス株式会社取り扱い職種エンジニア取り扱い案件数非公開公開案件数7,063件(2025年1月時点)仲介手数料(紹介料・マージン)非公開案件の特徴・平均年収892万円以上・全案件の88%がリモート案件・案件継続意向率94%以上支払いサイト/期間月末締め・翌月25日支払いサポート体制・ITフリーランス向けの無料セミナーを開催している。・福利厚生サービス「フリノベ」2023年4月から2024年3月末の契約件数は、17,877件と多くのフリーランスが案件を獲得しています。1人当たりの平均案件紹介数は、8.6件と多くの選択肢を検討することができるでしょう。他のエージェントでは全然案件を紹介してもらえなかった......という方は登録してみるとよいでしょう。テクフリ:エンジニアファーストのエージェント「テクフリ」は、「エンジニアファースト」のポリシーに基づき、充実したサポートと高い還元率でフリーランスエンジニアのキャリア・年収アップを支援しているエージェントです。運営会社株式会社アイデンティティー取り扱い職種エンジニア取り扱い案件数20,108件公開案件数の割合20,108件仲介手数料(紹介料・マージン)35%の案件が10%(それ以外はさまざま)案件の特徴・想定年収980万円・全案件の80%がリモート案件・案件更新率約70%支払いサイト/期間月末締め・翌月末支払いサポート体制ITフリーランスコンソーシアム(報酬付休暇、業務満了金、休業補償保険など)テクフリは、エンドクライアントと直接契約を結んでいる案件が豊富なことに加え、マージン率10%という低い仲介手数料の案件もあります。案件の参画までは平均14日、その後の平均参画期間は15.4ヶ月と、長く安定して働ける案件がすぐみつかるでしょう。スキルは高いけれどフリーランス経験は浅いため、手暑いサポートが欲しいという方にはピッタリのサービスです。IT PRO PARTNERS(ITプロパートナーズ):週2日の小回りの効く案件が豊富「ITプロパートナーズ」は、エンジニアのフリーランス・起業家を主なターゲットとしているエージェントサービスです。「フリーランスやIT起業家の自立を支える」というコンセプトのもと運営されていて、ハイエンドなスキルを持つユーザーが多く登録しています。今はフリーランスとして仕事を受けてスキルを高めたいが、ゆくゆくは自分の事業を起こしたいという方におすすめです。運営会社株式会社Hajimari取り扱い職種エンジニア 取り扱い案件数非公開公開案件数6,120件(2025年1月時点)仲介手数料(紹介料・マージン)非公開案件の特徴・週2、3日の案件数が豊富・エンド直案件支払いサイト/期間月末締め・翌々月の5日支払いサポート体制契約交渉や債権管理などを代行してくれる。これまで紹介したエージェントでは、週5日がっつり働く案件の取り扱いが多かったですが、ITプロパートナーズは2~3日/週の案件が豊富です。複数の案件を掛け持ちしたり、自分の起業の準備の時間を作ったりしやすいでしょう。また、会計事務所の紹介、保険関係トラブルの無料相談、小規模企業共済への加入の案内などを行っています。ここでも専門的な部分のサポートが手厚いので、将来自分で起業したい方は契約の知識やトラブル対応のノウハウを学ぶことができるかもしれません。TECHBIZフリーランス:案件継続率97%超え!「TECHBIZフリーランス」は、高水準の稼働継続率で安定した収入を実現させることを目標に掲げた、フリーランスエンジニア向けのエージェントです。案件での稼働継続率は97%を超えており、仕事が途切れることなく働けているフリーランスエンジニアが多いことが伺えます。運営会社株式会社テックビズ取り扱い職種エンジニア取り扱い案件数非公開公開案件数14,036件(2025年1月時点)仲介手数料(紹介料・マージン)非公開案件の特徴・稼動継続率97%・地方案件も豊富支払いサイト/期間月末締め・翌月20日支払いサポート体制平日夜間や土日でもコンサルタントに相談可能。TECHBIZフリーランスでは、インボイス制度を含む税金周りのサポートが充実しています。フリーランスエンジニアがエンジニア業務以外の事務作業に割かなくてはいけない時間を大幅に削減することが可能です。TECHBIZフリーランスには、緊急で報酬を受け取りたいフリーランスエンジニアにも嬉しい制度があります。通常より早めに報酬を受け取れるため、フリーランスになったばかりで資金繰りに困っているエンジニアにおすすめです。TECH STOCK(テックストック):登録者数3万人超え!「TECHSTOCK」は、日本のエンジニア人材の地位向上を目指していているエンジニア案件紹介サービスです。原則、2次請けより商流の深い案件は紹介しておらず、多重下請けからの脱却や正当な報酬の提供を実現しています。運営会社INTLOOP株式会社取り扱い職種エンジニア取り扱い案件数非公開公開案件数442件(2025年1月時点)仲介手数料(紹介料・マージン)非公開案件の特徴・30代、40代の若手のフリーランス・ITエンジニア向け・月額報酬80万円以上の高額案件多数支払いサイト/期間月末締め・翌月15日支払いサポート体制・福利厚生サービス・税理士紹介サービス高単価案件が豊富で高年収が狙える!テックストックの案件の報酬実績をベースに算出した平均年収は「935万円」です。エンドクライアントからの直請け頼案件が多く、フリーランスエンジニアのスキルに応じた適切な報酬を約束しています。リモート案件が全案件の72%を占めており、常駐案件を卒業したい方に向いているでしょう。エンジニアファクトリー:若手からベテランまで手厚くサポート「エンジニアファクトリー」は、高年収と再受注率が業界トップクラスのエンジニア向けフリーランスエージェントです。20代から50代と幅広い年齢層に対応している点が特徴です。運営会社アイムファクトリー株式会社取り扱い職種エンジニア取り扱い案件数非公開公開案件数7,787件(2025年1月時点)仲介手数料(紹介料・マージン)非公開案件の特徴・再受注率95.6%・地方の高単価案件が豊富支払いサイト/期間月末締め・翌月末支払いサポート体制・福利厚生サービス・報酬の即日払い・所得補償保険エンジニアファクトリーは、フリーランスエンジニア1人につき、平均8.4社の案件を紹介しているというデータがあります。エンジニアスキルや今までの経験に合った案件だけでなく、紹介案件数も多いので、案件獲得のチャンスが広がるでしょう。エンジニアファクトリーは、業務中の事故や納品物の欠陥などを最大5,000万円保証してくれたり、稼働後の報酬金額の即日払いも可能となっています。フリーランスエンジニアが病気やケガで就労困難となった場合の生活費用をサポートしてくれる保険も完備しているので、もしもの時があっても安心して働くことができます。Lancers Agent(ランサーズエージェント):大手企業で安定稼働「Lancers Agent」は、ランサーズ株式会社が運営するフリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスです。 エンジニア・デザイナー・PM・マーケターの案件を中心に、クラウドソーシングサービスのランサーズと取引のある60万社と連携しています。幅広いエンジニア言語やスキルの案件を保有しているので、エンジニアの仕事を探しているフリーランスの人は登録しておいて損はないでしょう。運営会社ランサーズ株式会社取り扱い職種エンジニア取り扱い案件数非公開案件が80%以上公開案件数13,917件(2025年1月時点)仲介手数料(紹介料・マージン)16.5%案件の特徴・全案件の85%がリモート案件・報酬アップの実績多数支払いサイト/期間稼働月の当月25日、報酬確定後の即日支払い、翌月末支払いのいずれかを選択可能。サポート体制契約満了の45日前にエージェントが案件の継続希望や次の案件の提案をしてくれる。ランサーズエージェントでは、週3日の案件から週5日のフルコミットの案件まで幅広く取り扱っています。自分のライフスタイルに合った働き方が可能な案件を見つけられるでしょう。また、契約満了の45日前にエージェントが契約更新の希望を聞いてくれます。このタイミングで、案件終了の意向を伝えれば、早めに今後の働き方や案件の希望を見直すこともできます。フォスターフリーランス:即日開始のスピード感!「フォスターフリーランス」は、フリーランスエンジニアを中心として、25年以上サービスを提供している老舗のエージェントといえるでしょう。案件に入るまでの期間が短いのが特徴で、すぐに稼働を開始したいフリーランスエンジニアに特におすすめです。Webでの会員登録から就業開始まで最短3日と、非常にスピーディーに案件が決まる仕組みになっています。運営会社株式会社フォスターネット取り扱い職種エンジニア取り扱い案件数5,000件以上公開案件数2,169件(2025年1月時点)仲介手数料(紹介料・マージン)非公開案件の特徴・直請け案件が豊富・最高報酬230万円支払いサイト/期間月末締め翌月末日支払いサポート体制・報酬の早期受取サービス「EarlySite」・福利厚生倶楽部(リロクラブ)入会費負担サービスフォスターフリーランスでは、案件参画前の職務経歴書のレクチャーからクライアントとの打ち合わせ準備まで、フリーランスエンジニアを手厚くサポートします。自己PRが苦手な方や案件獲得前の打ち合わせに慣れていない方は、安心でしょう。また、エンジニア向けの技術解説動画も掲載されており、エンジニアのスキルアップへのサポートが充実しています。フリーランスのエージェントとは?仕組みを理解しよう!そもそもフリーランス向けのエージェントとは、フリーランスのスキルや希望にマッチした仕事を紹介してくれる「仲介事業者」のことを指します。エージェントに登録すると担当者がフリーランスの経歴や希望条件をヒアリングし、それに基づいて案件を紹介してくれます。案件先の企業とフリーランス双方の希望がマッチした場合に、案件への参画が決まり、契約となります。基本的には、エージェントと企業の業務委託契約となり、エージェントからフリーランスへ再委託される仕組みになります。そのため企業は、仲介手数料を含んだ金額をエージェントに支払います。エージェントは、仲介手数料引いた金額をフリーランスに報酬として支払います。例えば、フリーランスがエージェント経由で70万円の報酬を受け取っていても、企業は仲介手数料を含んだ100万円をエージェントに支払っています。(マージン30%の場合)仲介手数料(マージン)の「%(割合)」はエージェントによって異なりますが、平均すると案件報酬の「10〜30%」がエージェントの取り分となることが多いでしょう。中には、フリーランスと企業が直接契約する場合もありますが、その場合は、成約のタイミングで一括で仲介手数料が発生しています。この金額もエージェントによって異なります。長期で稼働する案件だと毎月の報酬からマージンが引かれるより、直接契約した方がトータルの仲介手数料が少なくなる可能性があります。いずれにせよ、エージェントに仲介してもらうことでフリーランスの取り分が(見えないところで)減っていることになります。エンジニアがフリーランスエージェントを活用すべき理由エンジニアはフリーランスになると、今までのように会社が仕事を与えてくれるわけではないので、自分で案件を探す必要があります。フリーランスの案件獲得方法はさまざまですが、エージェントの活用は特におすすめです。①スキルや経験に合った案件を紹介してくれるフリーランスエンジニアがエージェントを使った方がよい理由の1つとして、効率よく自分のスキルや経験にあった案件を紹介してもらえる点があります。エンジニア業界の知見が豊富な担当者が、自分の経験やスキルをヒアリングした後、希望に合わせて案件を紹介してくれます。逆に、求人情報も企業から直接ヒアリングしているため、双方のマッチングの精度が高まり、応募段階でのミスマッチや認識の齟齬が少なくなります。②高単価の案件や報酬アップが見込める高単価の案件は、エージェントに集まりやすい傾向にあります。求人サイトよりもエージェント経由の方が、採用が難しい(ハイスキル・高単価)案件もスムーズに決まる可能性があるからです。採用企業は、エージェント経由で採用すると仲介手数料がかかりますが、それだけ予算が潤沢な企業が案件を依頼しているともいえます。また、自分ではなかなか難しい報酬の交渉。エージェントを利用すると相場を教えてくれたり、企業との関係性を保ちながら交渉してくれる場合があります。フリーランスの報酬が高くなれば、それが仲介手数料も高くなり、エージェントの利益につながるので、交渉を快く引き受けてくれる可能性が高いでしょう。▼関連記事:フリーランスの単価交渉のコツ!印象良く高単価な契約を結ぶ方法③契約手続きや稼動後のトラブルもサポートしてくれるエージェントは、契約書や請求書の発行なども代行してくれるため、事務作業が減ることも大きな利点です。また、万が一のトラブルのリスクに備えたサービスが付帯しているエージェントもあります。▼関連記事:フリーランスの3大リスクと実際にフリーランスが感じている不安④案件と収入が途切れにくいエージェントを利用するメリットの4つ目として、案件稼働中も収入が途切れることがないように、次の案件の紹介をしてくれる点があります。例えば、フリーランスエンジニア向けのエージェント「レバテック」では、契約期間満了の1ヶ月前から、フリーランスエンジニアの希望に合わせて次の案件を提案してくれます。また「Midworks」では、フリーランスエンジニアの仕事が途切れてしまった場合には収入の60%を保証してくれるサポートもあります。⑤確定申告やスキルアップなどの福利厚生サポートが利用できるフリーランスがエージェントを使うのがおすすめの理由5つ目は、エージェントが提供する福利厚生サポートが利用できる点です。例えば、確定申告に関する税理士相談、エンジニアスキルアップのための研修やセミナー参加などの福利厚生が存在します。そのほかにもフリーランス向けの保険やコワーキングスペースの料金の割引など、フリーランスにはありがたい優待があるものもあります。エンジニアがフリーランスエージェントを選ぶ際のポイントフリーランスエンジニアがエージェントを利用する際に、数あるエージェントからどのように選ぶのがよいでしょうか。フリーランスエージェントは、さまざまな理由から年々数が増えています。▼関連記事:2025年最新!フリーランス・副業向けサービスカオスマップ ここからは、エージェントを選ぶ際のポイントを解説します。エンジニア職種・経験業界の案件が豊富かエージェントが保有している「案件数」も重要ですが、エンジニア職種数やスキルの幅、さまざまな業界の案件を紹介してくれるか、など「エンジニア案件の種類が豊富か」も確認しましょう。案件を探す際は、自分のエンジニアスキルや今まで経験してきた業界にマッチしているものが見つかるかが大切です。エージェントによっては、案件例が記載してあったり、自分でもサイトで案件を探すことができたりするので、見てみるとよいでしょう。エンドクライアントからの直請け案件が豊富か直請け案件が多いということは、クライアントから信頼・支持されているエージェントだといえます。また、案件の業務において、エンドクライアントと直接やりとりできるので裁量権も大きく、コミュニケーションもスムーズでしょう。直請け案件ではない場合、エンドクライアントが別にいて、下請けの企業との契約になります。下請け企業を挟むことで、エージェントの仲介手数料とは別に、さらにマージンが発生しています。直請け案件の方が、フリーランスが受け取る報酬も多くなります。仲介手数料(紹介料・中間マージン)が公開されているか上述したフリーランスエージェントの仕組みの通り、エージェントは企業から仲介手数料を受け取っています。仲介手数料(マージン)が公開されているエージェントは少ないものの、担当者に問い合わせたり、エージェントの仕組みを丁寧に解説してくれたりと、信頼感やビジネスの透明性が高いエージェントは信頼できます。事前にホームページや契約書などを読み込んで、フリーランス側に不利な条件になっていないかも確認するとよいでしょう。エージェントの運営会社がしっかりしているかエージェントを運営する会社が信頼のおける経営をしているか、事前に確認するとよいでしょう。上場企業であったり、人材業界での知名度があったり、取引先の企業が公開してあれば、ある程度安心です。フリーランス向けの人材サービスが増えている中、フリーランス側が不利になるような報酬形態の案件を斡旋していたり、法律に抵触する可能性のあるグレーな案件を取り扱っている場合もあります。エージェントの担当者のサポートが手厚いかエージェント登録すると「キャリアコンサルタント・コンシェルジュ」などと呼ばれるフリーランスのサポートを行う担当者がつきます。エージェントの担当者は、フリーランスの経験やスキル、希望にあった案件を紹介してくれたり、契約時のサポート、トラブルが発生した際にはクライアントとの仲介などを行ってくれます。こういったサポートの手厚さもエージェント選びの際の重要なポイントとなります。また、担当者を人として信頼できるか、気が合うかも含めて自分との相性を探ることも重要です。未経験エンジニア向けのフリーランスエージェントエンジニアスクールや独学で学び、一定の知識やスキルがある場合には、実務経験がなくても案件を紹介してもらえる可能性があります。未経験エンジニア向けのフリーランスエージェントを紹介しているので、参考にしてみてください。未経験でもエージェントから案件を紹介してもらえる?未経験のフリーランスエンジニア向けの案件は数が少ないため、特にエージェント経由では紹介してもらえない可能性が高いでしょう。エンジニアの実務経験のないフリーランスは、単価が低いため、エージェントとしては仲介手数料が大きな利益にならず、そのフリーランスをサポートしてもコストパフォーマンスが悪いと考えられてしまいます。しかし、エージェントによっては未経験者向けにも紹介できる案件があります。少しでも個人で業務委託案件を受注したり、エンジニア業務を行った経験があれば、案件の提案やキャリアの相談に乗ってくれることもあるかもしれません。未経験エンジニアにおすすめのエージェント3選エンジニアとしての実務経験がなかったとしても、エンジニアとしてのスキルが一定以上あったり、今後フリーランスとして活躍していきたいと考えているエンジニアの方は以下の3つのエージェントに登録してみるのがいいでしょう。ポテパンフリーランス「ポテパンフリーランス」は、フリーランスエンジニアに特化した案件紹介サービスです。「ポテパンキャンプ」というプログラミングスクールも運営しており、未経験エンジニアの教育やキャリア形成のノウハウがあります。未経験エンジニア向けの案件としては、経験年数が1、2年のエンジニアでも応募可能な案件があります。案件検索の特徴の項目から「経験1.2年でもOK」を選択すると、未経験の方でも応募しやすい案件が見つかります。geechs job「geechs job」は、フリーランスエンジニア向け案件を紹介するエージェントです。geechs jobは「未経験OK」の案件があるので、未経験エンジニアの方は利用しやすいでしょう。案件検索の詳細検索から、こだわりで選ぶ「未経験OK」を選択します。フリエン「フリエン」は、「すべてのエンジニアを自由にする」がコンセプトのフリーランスエンジニア向けエージェントです。検索時に「未経験可」の選択肢があり、実際に検索してみると、未経験者でも応募可能な案件が100件以上表示されます。使用言語などによっても案件の幅が広がるので、実際に自分の持っているエンジニアスキルで案件を検索してみるとよいでしょう。未経験は他の案件マッチングサービスも活用しようフリーランスエンジニアになりたてで、案件探しが未経験の方は「Lancers(ランサーズ)」や「CrowdWorks(クラウドワークス)」を代表とするクラウドソーシングを利用するのもよいでしょう。クラウドソーシングとは、インターネット上で企業が不特定多数の人を対象に仕事を発注する仕組みのことを指します。実際に対面しての面接や打ち合わせが行われることは稀で、案件を獲得するハードルも低いでしょう。なんといっても案件数が多く、スキルのレベルもさまざまなので、経験の浅い人でもチャレンジできる案件が豊富です。▼関連記事:【利用者が調査】ランサーズの評判・口コミを徹底分析!▼関連記事:【利用者が調査】クラウドワークスの評判・口コミを徹底分析! フリーランスエージェントの登録方法・利用開始までの流れフリーランス向けのエージェントを初めて利用するエンジニアのために、エージェントへの登録方法や登録してからの流れなどを解説します。フリーランス側は無料で利用できるエージェントばかりなので、まずは登録してみるのがよいでしょう。1)フリーランスエージェントに登録するこの記事で紹介したエージェントの中から、気になるエージェントや自分に合っていると思うエージェントを選んだら、まずは登録ページに飛んでみましょう。登録後は、自分の職務経歴や持っているスキル、強み、希望条件、稼働可能な時間などの入力項目を記入していきます。ここでできるだけ詳細に記入することで、エージェントの担当者との面談がスムーズになります。2)エージェントの担当者と面談する登録後はコンサルタントやコンシェルジュと呼ばれる担当者との面談が設定されることが多いです。これまでのエンジニアとしての経験やスキル、希望条件などを伝えます。現在の稼動状況や他のエージェントへの応募状況なども伝えておくと、スケジュールも踏まえてサポートしてもらえるでしょう。3)紹介された案件をみて、実際に応募してみる担当者との面談後は、エージェントからおすすめの案件や自分の希望に沿った案件を紹介されます。その中から、気になったものがあれば実際に応募してみましょう。クライアントとの面談後に双方の希望で契約が確定します。応募したいものが紹介されない場合は、どのような点で応募までいたらなかったか伝えると、代わりの案件を紹介してくれます。案件紹介の段階でより具体的な希望を伝えて行くようにするとよいでしょう。4)企業と面談をして、条件交渉や契約手続きを行う案件に応募した後は、クライアントとなる企業の担当者との面談が設定されます。実際にクライアントから案件の詳細を聞けるチャンスなので、気になる点があればここで解消しておくことが大切です。報酬単価や稼働日数などの条件面は、エージェントがフリーランスに代わって交渉してくれる場合が多いです。相談したい箇所がある場合には、遠慮なくエージェントの担当者に伝えるのがよいでしょう。5)案件への稼動がスタート!と同時に、エージェントとも連絡を取るクライアントとの面談後、双方が納得した場合には案件への参画が決定します。エージェントが契約の手続きなどを進めてくれるでしょう。案件が始まった後は、稼動状況をエージェントにも把握してもらいつつ、引き続きキャリアの相談などにエージェントを活用しましょう。もしも案件に関するトラブルなどがあった時はエージェントが仲介してくれるので、困ったことがあった際には、相談するのがおすすめです。エンジニアがフリーランスエージェントを利用する際の注意点フリーランスが案件を探す際に、エージェントを利用する際には注意点も存在します。事前に知っておくと、トラブルを回避できるのでチェックしておきましょう。未経験者やエンジニアスキルの少ない人はサポートが受けにくいエージェント経由でフリーランスを採用する企業は、採用にコストがかかるため、できるだけ即戦力となる優秀なフリーランス人材を採用したいと思っています。そのため、エンジニア未経験で応募できる案件は、エージェントが保有している案件の中では少ないです。さらに、未経験者は案件の報酬単価も低いため、エージェント側からすると利益にならず、サポートしてもコストパフォーマンスが悪いと考えられてしまうこともあります。未経験の場合はエージェントからのサポートを受けづらい可能性があります。仲介手数料(マージン)によって手取り額が下がるエージェントサービスは、案件先の企業から仲介手数料を受け取る形のビジネスモデルなので、フリーランスエンジニアがクライアントから直接案件を獲得するのに比べると、その分報酬単価が低くなることが多いでしょう。エージェントを利用するフリーランスは、仲介手数料分が引かれていることを念頭に置きましょう。その分、エージェントが提供してくれるサポートをフル活用して、自分の業務に集中できるようにするのがよいでしょう。担当者との親密な関係づくりでサポートが変わるエージェントの担当者とは、密に連絡を取るようにしましょう。登録者であるフリーランスが積極的に案件を探していたり、エージェントを頼りにしてくれていると、エージェントとしても、優先して案件情報などを紹介してくれるでしょう。担当者とよい関係性を築くことができれば、その分受けられるサポートも手厚くなるはずです。SOKUDAN(ソクダン)高単価案件・リモート案件が豊富「SOKUDAN」はエージェントサービスも提供していますが、自分で案件を探して応募するマッチングサイトでもあります。そのため、案件によっては企業と直接契約できたり、自分のペースで交渉を進めることもできます。エンジニア、マーケター、営業、事業企画の職種がボリュームゾーンですが、特にエンジニアの求人や案件が豊富です。SOKUDANの案件は、92%がリモート案件で在宅勤務も可能で、働く場所にしばられない自由な働き方に近づけます。フリーランスでもクライアント企業に常駐して週5日で稼働するような案件もありますが、SOKUDANの案件の平均稼働日数は週2.4日、週1〜週3日の案件が多いです。また、案件の平均単価は、32.1万円、平均時給4,500円です。経験値の高い方を求めているため、フリーランスエンジニアのキャリアアップ・スキルアップに繋がります。▼関連記事:【利用者が調査】SOKUDANの評判・口コミを徹底分析!まとめフリーランスエンジニアにおすすめのエージェント11選を紹介しました。エージェントを利用する際のコツを掴みながら、自分の希望にあった案件を獲得できるように色々なサービスを試してみてください。一度エージェントを利用して案件を獲得できれば、担当者との関係ができてきたり、自分の希望を把握してもらいやすくなったりと、徐々に案件獲得のハードルも下がっていきます。まずは気になるエージェントから登録して使ってみるとよいでしょう。