20代は、人生の方向性を決める大事な時期です。仕事や人間関係、将来のキャリアに悩む人も多いでしょう。そんなときに、自己啓発本を読むと、自分の価値観を整理したり、新しい考え方を取り入れたりするきっかけになります。しかし、「いろんな自己啓発本がありすぎて、どれを読めばいいか分からない」と感じるかもしれません。そこで本記事では、20代におすすめの自己啓発本13選を紹介します。キャリア・自己理解・人間関係など、さまざまな場面で役立つ本を厳選したので、20代のうちに視野を広げ、充実した人生を歩むヒントを見つけてください。20代におすすめの自己啓発本13選20代は、仕事を通してキャリアを考えたり、結婚して家庭を築いたりと、働き方やライフスタイルが大きく変わる時期です。社会人としての土台を築きながら、今後の生き方を考えることで、より自分らしい人生を歩みやすくなるでしょう。ここでは、20代におすすめの自己啓発本を13冊紹介します。20代にしておきたい17のこと(本田健)▼引用:Amazon『20代にしておきたい17のこと』は、20代のうちに何を経験しておくべきか?をテーマに、人生をより良くするための17の行動を紹介した1冊です。本書は、「目を覆いたくなるような失敗を恐れない」「死ぬほどの恋をする」「才能のかたちを知る」など、20代のうちに経験すべきことを提案しています。仕事や恋愛、友情、自己投資など、人生のあらゆる側面に役立つ価値観が詰まっており、「このままでいいのか?」「20代のうちに何をすべきか分からない」と感じている人にとって、多くの気づきを得られるでしょう。発売日2010年4月15日出版社大和書房価格770円販売ページ出版社Amazon楽天やり抜く力 GRIT(グリット)人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける(アンジェラ・ダックワース)▼引用:Amazon『やり抜く力 GRIT(グリット)人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』は、成功するために最も重要なのは、才能ではなく「やり抜く力(GRIT)」であることを解説した本です。著者のアンジェラ・ダックワース氏は、心理学者としての研究をもとに、粘り強く努力し続けることの大切さを伝えています。また、やり抜く力を伸ばす具体的な方法や、成功者に共通する思考習慣、継続力を育む環境なども詳しく紹介しています。「新しいことを始めても続かない」「努力が報われない」と悩む人に、挑戦を続けるためのヒントを与える1冊です。発売日2016年9月9日出版社ダイヤモンド社価格1,760円販売ページ出版社Amazon楽天30代を無駄に生きるな(永松茂久)▼引用:Amazon『30代を無駄に生きるな』は、30代の生き方が、その後の人生を大きく左右することを伝える本です。多くの成功者の共通点を分析し、30代をどう過ごせばよいのか、具体的なアドバイスをまとめています。仕事への向き合い方や、人間関係の築き方、人生の優先順位の考え方など、キャリアや生き方に役立つ実践的なアドバイスが詰まっています。特に、20代後半に差し掛かった人にとって、今後30代をどう過ごせばよいのかという視点でも読めるため、将来を意識し始めた人にとって参考になる1冊です。「気づけば30代が目前に迫っている」「30代のスタートをよいものにしたい」という人は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。発売日2019年11月21日出版社きずな出版価格1,650円販売ページ出版社Amazon楽天多動力(堀江貴文)▼引用:Amazon『多動力』は、1つのことに縛られず、興味を持ったことにどんどん挑戦することが大切という考えを提唱する本です。著者の堀江貴文氏は、自身の経験をもとに、複数の分野を横断しながらキャリアを築く重要性を説いています。これまでの「1つのことを極めるのが成功への道」という考え方を覆し、「複数の異なることを同時並行して進める多動力」こそが、結果的にスキルや経験の幅を広げるという発想を学べます。いろいろなことに興味があるけど、何から始めたらいいか分からない人や、副業やフリーランスに興味がある人にとって、今後の働き方のヒントやマインドを得られる1冊です。発売日2017年5月27日出版社幻冬舎価格1,540円販売ページ出版社Amazon楽天死ぬこと以外かすり傷(箕輪厚介)▼引用:Amazon『死ぬこと以外かすり傷』は、「挑戦しなければ何も変わらない」というメッセージを強く伝えている1冊です。著者の箕輪厚介氏は、編集者として数々のヒット作を生み出してきた経験をもとに、リスクを恐れず、まず行動することの大切さを語っています。本書では、現状を変えたいなら、とにかく行動するしかないというシンプルかつ力強い考え方が繰り返し語られます。「どうしよう…」と悩む時間があるなら、まず一歩踏み出すことが重要であり、たとえ失敗しても、それは「かすり傷」にすぎないという著者の考え方に背中を押してもらえるでしょう。転職が怖くて踏み出せない人や、新しい仕事をしたいけど不安で動けないと感じている人にとって、勇気をもらえる1冊です。発売日2018年8月28日出版社マガジンハウス価格1,540円販売ページ出版社Amazon楽天世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方(八木仁平)▼引用:Amazon『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、著者の八木仁平氏が自らの経験をもとに、本当に自分がやりたいことを見つけるためのメソッドを提案する1冊です。「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」の3つの視点から自己分析を行い、自分の本当にやりたいことを見つけることを手助けしてくれます。自分の価値観を見つけるための問いに答えながら進められるため、手を動かしながら自分の本当の気持ちに気づけるのが特徴です。自分の適職が分からない人や、モヤモヤをなくしたい人は、ぜひ一度読んでみてくださいね。発売日2020年5月28日出版社KADOKAWA価格1,540円販売ページ出版社Amazon楽天エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(グレッグ・マキューン)▼引用:Amazon『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』は、「やることが多すぎて毎日が忙しい」「何から手をつけるべきか分からない」と感じている人に向けた本です。著者のグレッグ・マキューン氏は、本当に重要なことだけに集中し、ムダを削ぎ落とすことが大切だと提案しています。特に20代は、仕事や人間関係、自己成長など、あらゆることに手を広げがちな時期です。本書を通して、全てをやろうとするのではなく、本当に必要なことだけを選ぶという視点を学び、限られた時間の中で最大の成果を出すためのヒントが得られます。20代のうちにエッセンシャル思考を身につけることで、無駄な選択に振り回されることなく、自分の大切なことに集中できるようになるでしょう。発売日2014年11月19日出版社かんき出版価格1,760円販売ページ出版社Amazon楽天Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法(ロルフ・ドベリ)▼引用:Amazon『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』は、複雑な現代社会の中で、よりよい人生を送るための賢い思考法を学べる1冊です。最新の心理学研究や哲学、投資家の思考法をもとに、人生を豊かにする52の思考法を紹介しています。「他人と比べて焦ってしまう」「完璧を求めすぎて動けない」と感じたことがある人も多いでしょう。本書では、よくある思考のクセに気づき、シンプルかつ冷静に判断できる思考法を解説しています。SNSや多くの情報で溢れかえっている今の時代を生きる20代に、ぴったりの1冊でしょう。発売日2019年4月1日出版社サンマーク出版価格2,090円出版社Amazon楽天自分の小さな「箱」から脱出する方法(アービンジャー・インスティチュート)▼引用:Amazon『自分の小さな「箱」から脱出する方法』は、「人間関係の悩みは、実は自分自身の見方に原因がある」という視点を軸に、考え方を変える方法をストーリー形式で解説する1冊です。著者は、人は無意識のうちに「箱」にとらわれ、偏った見方をしてしまうと指摘し、そこから抜け出すことで、よりよい関係を築けるようになると説きます。特に20代は、1人ひとりの働き方やライフスタイルが大きく変わる時期のため、「なぜかうまくいかない」と感じる場面が増えます。本書を通じて、自分の思考のクセに気づき、よりよい関係を築くための視点を学べるでしょう。「人間関係がうまくいかない」「つい自己中心的な考えになってしまう」と感じる人にとって、大きな気づきを得られる1冊です。発売日2006年10月1日出版社大和書房価格1,760円販売ページ出版社Amazon楽天人を動かす 改訂文庫版(デール・カーネギー)▼引用:Amazon『人を動かす 改訂文庫版』は、人間関係の本質を学び、相手と信頼関係を築くための原則をまとめたベストセラーの自己啓発本です。1936年の初版以来、世界中で読み継がれ、自己啓発書の原点ともいわれています。「人を動かす三原則」「人を説得する十二原則」など、仕事や日常のあらゆる場面で活かせる30の原則を解説しています。相手を尊重しながら、自分の意見を伝え、人間関係をより良くするための実践的なヒントが詰まっています。特に20代は、職場やプライベートでの対人関係に悩むことが増える時期です。本書を読めば、人との接し方を見直し、信頼を築く方法が学べます。発売日2023年9月4日出版社創元社価格2,200円販売ページ出版社Amazon楽天嫌われる勇気(岸見一郎・古賀史健)▼引用:Amazon『嫌われる勇気』は、他人の評価に振り回されず、自分らしく生きるにはどうすればよいのかをテーマに、アドラー心理学の考え方に触れられる1冊です。青年と哲人の対話形式で進むストーリーになっているため、心理学に詳しくない人でも読みやすくなっています。本書では、「人間関係の悩みはすべて対人関係の課題である」「自由に生きるためには、他者の期待を捨てるべき」など、周囲の目を気にしがちな人に大きな気づきを与える考え方 を紹介しています。本書を通じて、他人の期待に縛られず、自分の価値観を大切にする生き方を学べるでしょう。発売日2013年12月13日出版社ダイヤモンド社価格1,650円販売ページ出版社Amazon楽天反応しない練習(草薙龍瞬)▼引用:Amazon『反応しない練習』は、他人の言動や環境に振り回されず、自分の心を安定させるための方法を学べる1冊です。人生には悩みや問題があるものと受け入れることが、ストレスを減らす第一歩とし、仏教の教えやブッダの考え方をもとに解説しています。「他人の言動はコントロールできない」「自分の心の反応をコントロールすることが大切」という考えを軸に、イライラや落ち込みから自由になる方法を学べます。何があっても動じない心のつくり方や、不要な悩みを手放す習慣など、日常にすぐ取り入れられる実践的な考え方が紹介されています。仕事や人間関係に振り回されがちな人にとって、日々を安心して生きるヒントが得られるでしょう。発売日2015年7月31日出版社KADOKAWA/中経出版価格1,430円販売ページ出版社Amazon楽天1分自己肯定感 一瞬でメンタルが強くなる33のメソッド(中島輝)▼引用:Amazon『1分自己肯定感 一瞬でメンタルが強くなる33のメソッド』は、1日1分の習慣で自己肯定感を高めるための実践的な方法を紹介した1冊です。本書では、心理学や脳科学の研究をもとに、自信をつけるには日々の思考のクセを変えることが大切と説きます。「1分ノート」「ポジティブ変換メモ」「食事で整えるマインドセット」など、忙しい人でも続けやすい具体的なテクニックを解説しています。小さな行動を積み重ねることで、自己肯定感を高め、挑戦する力を養えます。特に20代は、仕事や人間関係の中で、周囲と比較して自信をなくしてしまう場面も多いでしょう。本書を通して、自分の思考を前向きに整え、行動力を高める習慣を身につけてみてくださいね。発売日2020年4月16日出版社マガジンハウス価格1,430円販売ページ出版社Amazon楽天20代の人が自己啓発本を読むべき理由自己啓発本を読もうと思っても、「そもそも読むべき理由があるのか?」と疑問に感じる人もいるかもしれません。しかし、20代は、学生から社会人となり、働き方や生き方を模索する時期です。自己啓発本を活用することで、今後のキャリアや人生に対する考え方を深め、自分らしく生きるためのヒントを得られます。ここでは、20代のうちに自己啓発本を読むべき3つの理由を見ていきましょう。キャリア形成のヒントを得られる自己啓発本を読むことで、自分の働き方や目標を明確にし、将来の選択肢を広げるヒント を得られます。特に20代は、新卒で入社した会社にとどまるのか、転職を考えるのかなど、キャリアの方向性に迷う時期です。成功者の思考法や仕事観を学ぶことで、自分に合ったキャリアを築くためのヒントを得て、将来の選択肢を広げていけるでしょう。自己理解を深めて自分の価値観を把握できる自己啓発本の中には、自己分析を通じて「自分は何を大切にしたいのか」「どんな仕事が向いているのか」など、自分自身の本当の気持ちや価値観を整理するためのヒントが詰まっています。自分の強みや価値観を理解することで、無理に周りに合わせることなく、自分らしい生き方を選択できるようになります。仕事やプライベートどちらでも、「これが自分の軸だ」と思える価値観や考え方を確率できると、より今後の人生が充実したものになるでしょう。人間関係をよくするスキルが学べる社会人生活では、職場やプライベートでの人間関係が大きな影響を及ぼします。特に20代で築いた人間関係は、今後の人生の基盤になることも少なくありません。自己啓発本を読むことで、円滑なコミュニケーションのコツや、対人関係のストレスを減らす考え方を学べます。人間関係の悩みを減らし、よりよい関係を築くためのヒントを得られるでしょう。【Q&A】20代が自己啓発本を読むときのよくある質問最後に、20代の人が自己啓発本を読むときのよくある質問に3つ回答します。自己啓発本を選ぶコツや、読書が苦手な人が読むためのコツなどをお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。自分に合った自己啓発本を選ぶコツは?自己啓発本を選ぶときは、自分の悩みや課題に合った内容の本を選ぶことが重要 です。キャリアに悩んでいる場合 :経営者が書いた本人間関係を改善したい場合 :コミュニケーションや心理学をテーマにした本また、同世代や同業の人のレビューや口コミを参考にすると、より自分に合った自己啓発本に出会いやすくなります。自己啓発本を読むとどんな効果がある?自己啓発本を読むことで、自分の考え方や行動が変わるきっかけを得られます。自己啓発本には、著者の人生観や考え方、日々のモチベーションを上げるヒントが書かれています。そのため、自己啓発本を読んで得た知識を日々の生活の中に取り入れていくことで、仕事や生活にプラスの影響を与えられてくれるでしょう。まずは自己啓発本を読み、次に得た知識や考え方を生活に落とし込むことを意識することが大切です。▼関連記事:自己啓発本の効果的な読み方!学んだことをすぐに実践できるステップを紹介自己啓発本を読みたいけれど読書が苦手な場合はどうすればいい?読書が苦手な場合は、次の方法を試すのがおすすめです。気になる見出しだけ読む漫画版がある自己啓発本を選ぶオーディオブックを利用する読書が苦手な場合は、最初から最後まで全部読もうとせず、自分が気になった見出しを読んでみるだけでも大丈夫です。気になった見出しは、自分が抱えている悩みや不安に対する回答がある可能性が高いので、まずは1つの見出しだけでも読んでみましょう。また、漫画版やオーディオブックを利用すれば、通勤の合間や休憩時間を活用して、手軽に自己啓発本の内容を理解できます。まとめ20代は、自分の価値観やキャリアを見つめ直す大切な時期です。自己啓発本を活用することで、働き方や人間関係、自己理解に関するヒントを得られます。本を読むことが苦手な人でも、漫画版やオーディオブックを活用することで、負担なく知識を吸収できます。気になる本から少しずつ読み進めて、自分の成長につなげていきましょう。