40代はキャリアやライフスタイルが大きく変化する時期です。これまでの経験を活かしながら、より充実した人生を送るために、新たな学びが求められるタイミングでもあります。そんなときに役立つのが自己啓発本です。自己啓発本には、40代の人向けにより人生を豊かにするコツをまとめたものや、偉人や経営者の経験や教えをまとめたものがあり、さまざまな知識や考え方に触れられます。しかし、自己啓発本は種類が多く、どの本を選べばいいのか迷うこともあるでしょう。そこで本記事では、40代の人生を豊かにするヒントが得られる自己啓発本を厳選して13冊紹介します。「新しい一歩を踏み出したい」「これからの人生をもっと充実させたい」と考えている人は、ぜひ自分に合う1冊を見つけるヒントにしてみてください。【まずはこの1冊】40代になったら読んでおきたいおすすめの本40代に入り、キャリアや生き方を改めて考えたいと思っても、どこから手をつければいいのか迷うこともあるかもしれません。まずは、40代の働き方や人間関係、これからの人生戦略を考えるヒントになる自己啓発本を紹介します。人生の9割は40代で決まる(和田秀樹)▼引用:Amazon『人生の9割は40代で決まる』は、40代を迎え、仕事や人間関係、お金、健康など、人生の重要な決断をする機会が増えるなかで、後悔しない選択をするための指針をまとめた1冊です。精神科医である著者が、40代のうちに考えておくべきことを解説しています。本書は、仕事やキャリアの見直し、資産形成、人間関係の整理、健康管理など、多様なテーマを取り上げています。特に、40代のうちにどのような準備をしておくべきかを知り、人生後半をより豊かに過ごすための考え方が学べるのが特徴です。「40代をどう過ごせばいいか分からない」「将来に向けて何を準備すべきかを知りたい」と考えている人に、役立つヒントを与えてくれるでしょう。発売日2011年11月9日出版社中経出版価格1,430円販売ページ出版社Amazon楽天老いる勇気 これからの人生をどう生きるか(岸見一郎)▼引用:Amazon『老いる勇気 これからの人生をどう生きるか』は、『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』の著者であり、アドラー心理学を広めた岸見一郎氏が、「老い」と向き合いながら充実した人生を送るための考え方をまとめた1冊です。本書では、ギリシア哲学やアドラー心理学の視点を取り入れながら、年齢を重ねることをどう受け入れるかが語られています。「生産性で人の価値は決まらない」「毎日を機嫌よく生きる」「大切な人の心の中で生き続ける」など、人生の後半をより豊かにするためのヒントが詰まっています。著者自身の経験を交えながら、老いにまつわる悩みや不安を和らげる視点を提供しており、年齢を重ねることに対する見方が変わるきっかけになるでしょう。発売日2018年3月16日出版社PHP研究所価格1,540円販売ページ出版社Amazon楽天LIFE SHIFT2 100年時代の行動戦略(リンダ・グラットン)▼引用:Amazon『LIFE SHIFT2 100年時代の行動戦略』は、LIFE SHIFTシリーズの最新作であり、人生100年時代におけるこれからの生き方を、より実践的な視点から掘り下げた1冊です。「50代以降のキャリア形成」「AI時代に求められるスキル」「世代を超えた人間関係の築き方」「変化する社会に適応するためのマインドセット」などをテーマに、個人・企業・社会それぞれの立場から未来の生き方を考えます。これからのキャリアや働き方に不安を感じている人や、今後の人生設計をより柔軟に考えたい人に、ぜひ手に取ってほしい1冊です。発売日2021年10月29日出版社東洋経済新報社価格1,980円販売ページ出版社Amazon楽天人生後半の戦略書(アーサー・C・ブルックス)▼引用:Amazon『人生後半の戦略書』は、人生の後半をより充実させるための戦略を提示する1冊です。多くの成功者は、若い頃はキャリアを第一に考え、ひたすら努力を積み重ねます。しかし、年齢を重ねるにつれて、今までのやり方が通用しなくなる瞬間が訪れるものです。本書では、年を重ねたからこその変化をどのように受け入れ、新たな充実感を得られるかを解説しています。「成功依存からの脱却」「執着を手放してよりよい人間関係を築く」など、仕事・人間関係・人生全般において転換期を迎えた人に向けたアドバイスが詰まっています。「キャリアのピークを迎えた後にどのように生きるべきか?」「これからの人生をより豊かにするにはどうすればいいか?」と考えている人におすすめの1冊です。発売日2023年2月28日出版社SBクリエイティブ価格1,870円販売ページ出版社Amazon楽天【キャリア・人生戦略編】40代が働き方や生き方を見直すための自己啓発本40代は、キャリアや人生において大きな分岐点となる時期です。昇進や転職、独立といったキャリアの選択肢が広がる一方で、これまでの働き方や生き方を見直すタイミングでもあります。また、仕事だけでなく、家庭や健康、老後の準備など、人生全体を見据えた選択が必要になる年代でもあります。ここでは、「40代をどう生きるか?」を考えるヒントを得られる自己啓発本を紹介します。40代を後悔しない50のリスト(大塚寿)▼引用:Amazon『40代を後悔しない50のリスト』は、40代で後悔しないために、今からできることを50のリストとしてまとめた1冊です。40代は、仕事・家庭・健康・人間関係など、あらゆる面で大きな変化が訪れ、日々の忙しさに追われて気づかないうちに守りに入ってしまう人も少なくありません。その結果、ただ過ぎてしまった10年になってしまうこともあります。本書では、著者自身が40代で年収を大幅にアップさせた実体験をもとにしたアドバイスが詰まっています。このままでいいのか?とモヤモヤを感じている人や、40代を充実させるための秘訣を知りたい人におすすめの1冊です。発売日2011年2月18日出版社ダイヤモンド社価格1,572円販売ページ出版社Amazon楽天限りある時間の使い方(オリバー・バークマン)▼引用:Amazon『限りある時間の使い方』は、「人生はたった4,000週間」という視点から、時間との向き合い方を根本から見直す1冊です。本書では、全てを終わらせようとする完璧主義や、生産性を追求するあまり本当に大切なことを見失ってしまうことの問題点を指摘し、限られた時間の中で何を優先すべきかを問い直してくれます。「本当にやるべきことは何か?」「時間に支配されるのではなく、時間とどう向き合うべきか?」という問いを通じて、シンプルで満足度の高い人生を送るための考え方を学べるでしょう。忙しさに追われがちな40代こそ、一度立ち止まり、時間の使い方を見つめ直してみてはいかがでしょうか。発売日2022年6月22日出版社かんき出版価格1,870円販売ページ出版社Amazon楽天グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない(ロバート・ウォールディンガー)▼引用:Amazon『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』は、幸せな人生を送るために本当に大切なことは何かを、科学的に解き明かした1冊です。ハーバード大学が84年にわたり続けている研究をもとに、幸福と人間関係の関係性を探ります。本書の中では、成功や富よりも「よい人間関係」が健康や幸福度に大きな影響を与えることが、研究で明らかになったと紹介されています。年齢を重ねるにつれて人間関係が希薄になると感じる人や、仕事や家庭以外のつながりを見直したい人にとって、多くのヒントを得られるでしょう。科学的な視点から、自分らしく充実した人生を築くための指針を学べる1冊です。発売日2023年6月20日出版社辰巳出版価格1,870円販売ページ出版社Amazon楽天insight いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力(ターシャ・ユーリック)▼引用:Amazon『insight いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力』は、自己認識を高めるための実践的な方法を解説する1冊です。自己認識によって、キャリアや人間関係の質は大きく変わります。しかし、自分を理解していると思っていても、実際には誤った認識をしていることが多いとされています。本書では、内的自己認識と外的自己認識の違いを理解し、誤った思い込みを減らす方法を紹介しています。周囲からのフィードバックを適切に受け入れ、成長につなげるアプローチが学べます。キャリアの方向性に迷いがある人や、人間関係をよりよくしたい人におすすめです。自分を深く知ることで、より充実した人生を築くためのヒントが得られるでしょう。発売日2019年6月24日出版社英治出版価格2,750円販売ページ出版社Amazon楽天生き方(稲盛和夫)▼引用:Amazon『生き方』は、40代という人生の折り返し地点に立ち、これからの生き方を見直したい人に向けた1冊です。京セラやKDDIを創業し、日本航空(JAL)の再建にも携わった稲盛和夫氏が、仕事や人生において大切にしてきた考え方をまとめています。本書では、成功とは何か、努力や誠実さの重要性、人生の目的を見つめ直すことの大切さが、著者の経験を交えて語られています。仕事だけでなく、人としての在り方や心の持ちようにも触れられており、どんな立場の人にも役立つ内容です。「これからの人生をどう生きるかを考えたい」「自分の軸を持ち、後悔のない選択をしたい」と思っている人にぴったりです。価値観を見直し、より納得のいく生き方を選ぶためのヒントが得られるでしょう。発売日2004年7月22日出版社サンマーク出版価格1,870円販売ページ出版社Amazon楽天【人間関係・メンタル編】40代が心健やかに過ごすための自己啓発本40代になると、仕事や家庭、人間関係において、より多くの責任を抱えることが増えてきます。これまでの経験を活かしながらも、新たな環境の変化や対人関係の難しさに直面することも多いでしょう。心の余裕を持ち、自分らしく生きるためには、メンタルを整えることや人間関係を円滑にするスキルが欠かせません。ここでは、40代がより健やかに生きるために役立つ自己啓発本を紹介します。自分自身と向き合いながら、これからの人生をより充実させるヒントを得られる1冊を見つけてみてください。人を動かす 改訂新装版(デール・カーネギー)▼引用:Amazon『人を動かす』は、デール・カーネギーが1936年に発表した、人間関係における普遍的な原則をまとめた本です。発売以来、多くのビジネスパーソンやリーダーに影響を与え続けており、現代においてもその内容は色あせることがありません。『人を動かす 改訂新装版』は、1936年の初版、1981年の改訂版を経て、約40年ぶりに大改訂された1冊です。人を動かす三原則」や「人を説得する十二原則」などを通じて、相手に敬意を払いながら信頼関係を築く方法を、具体的な事例とともに紹介しています。40代になると、職場や家庭での人間関係がより重要になります。感情的にならずに相手と向き合うことができれば、より良好な関係を築けるでしょう。「人ともっと円滑な関係を築きたい」「職場や家庭でのコミュニケーションを改善したい」と考えている人におすすめです。発売日2023年9月4日出版社創元社価格2,200円販売ページ出版社Amazon楽天自分の中に毒を持て 新装版(岡本太郎)▼引用:Amazon芸術家・岡本太郎氏の『自分の中に毒を持て』は、常識や固定観念にとらわれず、自分自身の道を切り開く勇気を持つことの大切さを説いた1冊です。40代になると、これまでの経験を活かしつつも、新たな挑戦に踏み出すべきかどうか悩むことが増えてきます。しかし、本書を読むことで、他人の期待や社会のルールに縛られず、自分の本当にやりたいことに向き合う勇気を得られるでしょう。「このままの人生でいいのか?」「新しいことに挑戦したいけど踏み出せない」と感じている人にぴったりの1冊です。発売日2017年12月20日出版社青春出版社価格814円販売ページ出版社Amazon楽天40代の人が自己啓発本を読むべき理由40代は、キャリアや家庭、健康、人生設計の面で大きな決断を迫られる時期です。30代までの経験を活かしながら、より充実した人生を送るために、自己啓発本を読むことは大きな助けになります。ここでは、40代の人が自己啓発本を読むべき3つの理由を紹介します。次のキャリアステージを考えるため40代は、管理職やリーダーとしての役割が増える一方で、キャリアの転換期を迎えやすい時期です。昇進や独立、転職などの選択肢を考える中で、リーダーシップやマネジメントの知識が求められる場面も増えてきます。自己啓発本を通して、今の仕事の延長線上でキャリアを築くのか、新しい道を模索するのかを考えるヒントを得ることができます。また、今後の働き方や、収入の安定性をどう確保するかも大切になってくるため、成功者の考え方やキャリア戦略を学ぶことが大きな助けになるでしょう。家族や周囲との関係を見直すため40代は、子育てがひと段落する、親の介護が始まる、パートナーとの関係性が変わるなど、ライフステージの変化によって人間関係のあり方が大きく変わっていきます。自己啓発本を通して、家族や友人、職場で人との関係を見直すヒントを学ぶことで、人間関係のストレスを減らし、より円滑なコミュニケーションを取れるようになるでしょう。家族や職場での関係性を「なんとなく続ける」のではなく、自分にとって本当に大切なつながりを意識し、よりよい関係を築くことが今後の人生を豊かにするポイントです。今後も成長していくため40代は、これまでの経験を活かして、どう成長していくかを考える重要な時期です。キャリアや人間関係がある程度固まりつつある一方で、新しい挑戦を始めたり、自分の価値観を見直したりすることが求められます。自己啓発本を通じて、新たな視点を得ながら、これまでの経験をさらに深めたり、次のステージに向けた成長のヒントを得たりできます。これまでの生き方を振り返りながら、今後の人生をより充実させるために、学びを継続する姿勢を大切にしましょう。【Q&A】40代が自己啓発本を読む際のよくある質問最後に、40代が自己啓発本を読む際のよくある3つの質問に回答します。自分に合った自己啓発本を選ぶコツや、忙しい生活の中で読み進める方法など、多くの人が悩むポイントを解消していくので、ぜひ参考にしてください。40代におすすめの自己啓発本の選び方は?40代におすすめの自己啓発本の選び方は次の3つです。これからの生き方を考えられる本を選ぶ経験を活かしてどう成長するか?を考えられる本を選ぶ忙しい40代でも無理なく取り入れられる本を選ぶ40代はキャリアやライフスタイルの転換期だからこそ、これからの生き方を考えられる本を選ぶと、今後の方向性を見直すヒントになります。また、これまでの経験を活かしてどう成長するかを考えることも大切です。自己理解を深めたり、新たな視点を得られる本を読むことで、今後のキャリアや生き方に役立つでしょう。自己啓発本を読む時間がない場合はどうすればいい?仕事や子育てが忙しく、自己啓発本をじっくり読む時間がない人は、次の方法がおすすめです。オーディオブックを活用する漫画版を読む気になる見出しだけ読む例えば、オーディオブックを活用すれば、通勤時間や家事の合間に「ながら読書」が可能です。また、漫画版は絵柄があるので、短時間でも内容が入りやすいでしょう。気になる見出しや、自分に必要な部分だけをピックアップして読むのもおすすめです。40代から自己啓発本を読み始めても遅くない?「自己啓発本を読もう」と思ったタイミングこそが、読むべきタイミングです。40代は、人生の折り返し地点ともいえる大切な時期です。これまでの経験を振り返りながら、よりよい人生を歩むためのヒントを得るには最適なタイミングでしょう。また、自己啓発本は、読むことよりも「実践すること」が重要です。今からでも遅くはないので、少しずつ自分の考え方や行動を見直してみましょう。まとめ40代は、キャリア・家庭・健康など、人生のさまざまな分野で大きな変化が訪れる時期です。自己啓発本を活用することで、自分らしい生き方を見つけ、充実した人生を送るヒントを得られます。「これからの人生をどう歩むべきか?」に迷ったときは、ぜひ自己啓発本を手に取ってみてください。人生のヒントや気づきを得られるだけでなく、新しい挑戦のきっかけになるかもしれません。