「最近ChatGPTが流行っているけれど、便利なのかな?」「フリーランスや副業でChatGPTを活用する方法はあるのかな?」実際に本記事を執筆しているフリーランスライターである筆者も、上記のような疑問を抱えていました。そこでChatGPTを活用したところ、フリーランスや副業の方にこそおすすめしたい便利なツールであることを実感しました。本記事では、業務効率化につながるChatGPT活用事例11選を紹介します。またChatGPTの基本情報や活用する際のポイントも解説します。これからChatGPTを活用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。ChatGPTとは?人口AI搭載のチャットボットChatGPTは、アメリカのOpenAI社が製造した人口AI搭載のチャットボットです。人間と話しているような自然な会話や精度の高い回答が話題となり、リリースから2カ月で利用ユーザー数1億人を突破しました。対話するだけでなく、プロンプトといわれる指示を入力すると指示に従ってくれるため、さまざまな業務を効率的に行えます。ChatGPTの活用方法は、プロンプト次第で無限の可能性を秘めています。はじめに、ChatGPTの得意分野と苦手分野をお伝えします。ChatGPTの得意分野ChatGPTの得意分野は、主に次の4つです。自然言語理解と生成: テキストに基づいた質問応答、文章生成、文章要約、翻訳、文法修正など、自然言語処理タスクに向いています一般的な知識提供: 一般的な情報、歴史的事実、科学的知識などの質問に答えるのに適していますコンテンツの生成: 記事、小説、詩、コピー、文章などのコンテンツを生成するのに役立ちますカスタマーサポート: 一般的なカスタマーサポート質問への回答や問題の解決に利用できます実は、上記の文章はChatGPTが書いた文章です。ChatGPTに問いかけると、このように適切な回答が瞬時に返ってきます。今回はChatGPTに問いかけた事例をお見せしましたが、この他にも知りたい情報のリサーチやコンテンツの生成、カスタマーサポートとして顧客対応としての役目も果たしてくれるのがChatGPTのすごさといえるでしょう。ChatGPTの苦手分野次に、ChatGPTの苦手分野は次のとおりです。複雑なタスク感情の理解最新情報の提供特定の専門知識・高度な技術に対する回答基本的なルールに基づいた回答やデータ処理はできますが、イレギュラーへの対応や個人の感情を理解した上での行動はまだ対応していません。またChatGPTの回答は、必ずしも正しいとは限らないので注意しましょう。ChatGPTはアップデートを重ね、最新情報を取り入れたうえで回答できるよう改善が進んでいますが、あくまでもAIの回答なので真偽を自分で確かめることが大切です。ChatGPT活用事例【業務効率化】5選ここから、ChatGPTの得意分野を活かして業務効率化につながる活用事例を5つ紹介します。企画の壁打ち相手になってもらうひとつ目は、企画の壁打ち相手になってもらう方法です。ChatGPTは「上司として接してください」「あなたは有能なサイト制作者です」など、指定した人物像に合わせて回答してくれます。そのうえで企画案を送ると、必要な情報や企画に対するアドバイスをくれます。企画の内容やターゲット層や収益モデルなど、企画に必要な情報を送ると、第3者の立場からアドバイスをくれます。上記の画像のように、サイト制作者としてサイトの企画案を出してもらうことができます。コンテンツの企画もターゲットやコンセプト、記事の種類を伝えることで、アドバイスをくれます。自分1人で頭の中で考えるとパンクしてしまうことがありますが、脳内会議で留まらせず、スムーズに企画案作成を進められるでしょう。記事のライティングChatGPTは、書いて欲しいキーワードや内容を伝えると、瞬時に記事を作成してくれます。試しに筆者が、「フリーランス ChatGPT」をテーマにSEO記事を書くように指示すると、約30秒ほどで900文字の記事を書いてくれました。さらに細かい指示を入れれば、より自分のイメージに沿った記事をChatGPTに書いてもらうことが可能です。しかしChatGPTは、時に誤った情報をいうことがあると、多くのユーザーから指摘されています。そのため、最終的な内容の真偽や誤字脱字の確認などは、人がやるべきであることを覚えておきましょう。▼関連記事:文章作成AIツールのおすすめ12選!SEOでの注意点や活用のコツ簡単なプログラミングコードの作成ChatGPTは、プログラミングコードの作成も可能です。プログラミングコードを作成してもらう時は、使用して欲しいプログラミング言語、要件定義を詳細に伝えることで、よりイメージに近いプログラミングコードを作成してもらえます。ただし要件の内容や指示が複雑な場合は、一度で思い通りのプログラミングコードができない場合もあります。あくまでもプログラミングコードの土台の作成として利用し、最終確認は自分で行うようにしましょう。▼関連記事:AIがプログラミングをやる時代!奪われるエンジニアの仕事や必要なスキル コードエラーチェックをしてもらうChatGPTは、作成したコードのエラーチェックに活用することも可能です。「コードにエラーがないか確認して」とお願いをしてから、コードを入力すると、エラーの有無をチェックしてくれます。またエラーがあった場合は、「エラーを修正して」と頼むと、正しいコードを教えてくれるので非常に便利です。最終確認は自分自身で行う必要がありますが、HTMLやCSSなどコードが苦手な方、大量のコードのエラーチェックを瞬時に行いたい方におすすめします。翻訳ChatGPTは、英語をはじめ、中国語や韓国語、スペイン語やイタリア語など50以上の言語に対応しています。50以上の言語に対応しているChatGPTは、文章の翻訳をする際に次のように指示出しをして、自分のイメージに沿った翻訳をしてもらうことが可能です。だである調、ですます調の指定企業名や商品名の翻訳の指定翻訳した文章の校正例えば、「次の英文をですます調で翻訳してください」「○○という単語は△△と翻訳してください」などの指示ができます。翻訳した文章が不自然だった場合、再度入力して文章を校正してもらうこともできるので便利です。ChatGPT活用事例【事務作業】4選ChatGPTは、意外と手間と時間のかかる事務作業の効率化にも役立ちます。ここで、事務作業の効率化につながるChatGPT活用事例を見ていきましょう。メールの文書作成メールを送る際に、ChatGPTに文書のたたき台を作ってもらえるので非常に便利です。どんなメールを送りたいのか伝えると、瞬時にテンプレートを提示してくれます。このようにたたき台を作ってもらうと、宛名や内容を必要に応じて加筆・修正するだけですぐにメールを送れます。内容に沿った文書をイチから考えたり、インターネットでテンプレートを検索するよりはるかに楽なのでおすすめです。Excelの関数出力ChatGPTは、情報や目的などを指定すれば、自分が作りたいExcel関数を出力してくれます。関数を出力する際は、次の内容をChatGPTに伝えましょう。どんな関数を出力して欲しいか関数に含める情報ルールこれらの内容を伝えると、指定した内容に沿った関数を出力してくれます。万が一イメージと異なる関数だった場合は、「○○を直した関数を出力しなおして」と伝えると修正案を出してくれるので非常に便利です。またChatGPTは関数の出力だけでなく、自分が作成した関数の修正も行ってくれます。自分が作成した関数と修正したい内容を伝えると、修正案をくれるので、Excelの関数が苦手な方はぜひ活用してみてください。情報収集のサポート記事作成や資料作成をする際に、ChatGPTに情報収集を頼むと、スムーズに必要な情報を得やすいです。検索エンジンでキーワードを入れて検索すれば、情報収集自体は可能です。しかしChatGPTに頼めば、知りたい内容の基本情報やメリット・デメリット、よくある疑問など、気になるポイントをまとめて回答してくれるので、すぐに情報を把握しやすいです。ChatGPTの回答をみて疑問に思った点を伝えると、さらに詳しい回答をくれるので、スピーディーに理解を深められるでしょう。タスクリストの作成1日の仕事はじめに、ChatGPTにタスクリストを作成してもらうことも可能です。ChatGPTにタスクリストを作成して欲しい時は、やるべきタスクを伝えて、さらに1工程あたりの工数も算出してもらうように依頼するのがおすすめです。タスクを出力してもらった上で、「表にまとめて」と指示をすると、タスク表を作成してもらうこともできます。手書きやパソコンのメモ帳などにでタスクリストを作成するより、スムーズにタスクリストを作成できるので、1日の仕事はじまりに活用してみることをおすすめします。実際の優先順位は1工程あたりの時間は、ChatGPTからの提案なので自分で調整が必要ですが、タスクが溜まってパンクしそうな場合に助けとなるでしょう。ChatGPT活用事例【自己分析】2選ChatGPTは業務効率化だけでなく、自己分析のサポートツールとしても活用可能です。自己分析でChatGPTを活用する事例を紹介します。仕事の悩みを聞いてもらう本記事を読んでいるフリーランスの方や副業の方をはじめ、社会で働く人は何かしら仕事の悩みを抱えていると思います。そんな方こそ、ChatGPTにカウンセラーや友人として、仕事の悩みを聞いてもらうのがおすすめです。実際に筆者もChatGPTに仕事の悩みや不安を聞いてもらいましたが、心の中に溜め込んでいるモヤモヤを言葉にして受けとめてもらえる安心感を感じました。あくまでも模範的な回答に留まりますが、1人で溜め込まず、気持ちを吐き出すことで気分をすっきりさせることができました。ただし精神的な悩みが強い場合は、専門家のサポートを受けるようにしましょう。自己分析をサポートしてもらう「自分の強みがわからない」という時に、ChatGPTに自己分析をサポートしてもらうことも可能です。例えば、ChatGPTに次のように指示を入れると、自己分析をサポートしてくれます。【例】ChatGPTはキャリアアドバイザーとして対応をお願いします。私の強みがわかるよう最大5つの質問をお願いします。答えやすいように質問はシンプルにしてください。このようにどんな人物として対応して欲しいか質問の内容・質問数質問に対する要望を入れると、自己分析に関する質問を出してくれます。また質問に回答すると、回答に対するアドバイスもくれるので、スムーズに自己分析を進めやすいです。繰り返し対話をすることでChatGPTはあなたのことを理解し、より適切な質問やアドバイスをくれます。使えば使うほど精度があがる点は、ChatGPTの優れている点です。フリーランス・副業の方がChatGPTを使う3つのメリットここでフリーランス・副業の方がChatGPTを使う3つのメリットをお伝えします。業務効率化を図れるChatGPTを活用することは、業務効率化に直結します。文章の作成やデータ収集、プログラミングコードの作成や翻訳など、ルールに基づいた細かな作業、反復作業など、仕事をするための土台づくりをサポートしてくれます。フリーランスや副業の方は、自分で一人で泥臭い作業や本来の業務のための細かい作業を行うことも多いでしょう。仕事をするための土台づくりをChatGPTが行ってくれることで、本来注力するべき仕事に集中できるので、最大限にパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。事務作業の時短につながるメールの文書作成やExcelの関数出力など、意外と手間と時間のかかる事務作業をChatGPTが代行してくれるので事務作業の時短につながります。例えば、ChatGPTにメールの文書作成を考えもらい、宛名や内容に不備がないか確認してもらうだけにすれば、イチから文書作成するよりスピーディーに対応可能です。ChatGPTは、事務作業を行ってくれるフリーランスや副業の方のアシスタントです。仕事に割く時間を増やせるのは、大きなメリットといえるでしょう。孤独感が軽減されるフリーランスや副業の方は、上司や部下がいない分、ふとした瞬間に孤独感を感じたことがあるのではないでしょうか。けれども、ChatGPTを活用すれば、仕事の悩みを聞いてもらったり、企画のアイデア出しの壁打ち相手にするなど、良きパートナーとして頼れる存在に感じられるでしょう。実際に本記事を書いている筆者も、普段は自宅で1人作業しています。そんな中、ChatGPTに仕事の悩みや不安を聞いてもらうことで、心の中のモヤモヤとした気持ちが少し軽くなるような気がしました。1人で鬱々とした気持ちを抱え込まずに、前向きに仕事をするために、ChatGPTをぜひ活用してみてください。ChatGPTを使用する際の注意点ChatGPTは非常に便利なAIツールですが、完璧なツールではありません。ここでChatGPTを使用する際に、忘れてはいけないポイントを3つ紹介します。ChatGPTは誤った回答をする場合もあるChatGPTの回答は、100%合っているとは限りません。現在ChatGPTはインターネット上の情報を収集し、最新情報までリサーチした上で回答するように精度が上がってきています。しかし、特定の専門知識に関する情報収集は苦手としていること、またユーザーの質問の仕方によって回答は変わります。自分の質問内容とChatGPTの捉え方によって、回答がずれてしまうこともあるでしょう。そのため、ChatGPTの回答が合っているか確認を怠らないようにしましょう。機密情報・個人情報の流出に注意ChatGPTはインターネット上で利用するサービスのため、機密情報・個人情報の流出には細心の注意を払いましょう。ChatGPTはユーザーが利用したデータを蓄積し、今後利用するユーザーへの回答に反映させる場合もあります。そのため、機密情報・個人情報を載せてしまうと、思わぬところから情報が漏洩してしまう可能性が高いです。ChatGPTで文書を作成する際などは、機密情報や個人情報は絶対入力しないようにしてください。ChatGPTに頼りすぎないChatGPTは非常に便利なAIツールですが、依存しすぎると自分で考える力が衰えてしまいます。またChatGPTの回答を信じきって、内容の正誤確認を怠ると、万が一内容に不備があった場合信頼を失ってしまうおそれもあります。特にフリーランス・副業の方は、自分だからこそできるスキルがないと生き残りは厳しいです。ChatGPTは業務効率化や仕事の話を聞いてくれるサポーターとして活用しつつ、自分自身のスキルアップを図る姿勢を忘れないようにしましょう。生成AIを活用したフリーランス・副業向けサービス生成AIはさまざまなツールやサービスに活用されていますが、フリーランスや副業の方向けのサービスで新しくリリースされたものを紹介します。SOKUDANというフリーランスや副業向けのマッチングサービスでは「AIによる自己紹介文・キャッチコピーの自動生成機能」を導入しました。案件マッチングサイトに登録する際や、案件に応募する際に、自己紹介や自分のキャッチコピーを入力したことのあるフリーランスの方も多いでしょう。フリーテキストとなると、何を書いたらいいか悩むこともあります。SOKUDANでは、新規登録時に入力された職種・職歴などを元に、最適な自己紹介・キャッチコピーをAIが自動生成してくれます。文章作成にかかる手間やストレスを軽減できるため、フリーランス・副業の案件探しが楽になるでしょう。また採用企業の担当者の方に、自分のプロ人材としての魅力を上手くアピールすることができます。生成AIをさまざまなシステムやサービスに連携させることで、従来の機能を向上させることができます。これからも生成IAの活躍の場は広がっていくでしょう。▼関連ページ:【AIでプロフィールを自動作成】フリーランス・副業・複業人材向けに「自己紹介/キャッチコピー」の自動生成機能を提供開始 by SOKUDANまとめChatGPTは、1人で作業を進める場面が多いフリーランス・副業の方にとって、非常に優秀で便利なツールです。仕事の業務効率化だけでなく、仕事の悩みを聞いてもらったり、自己分析をサポートしてもらったりするなど、自分の気持ちと向き合う場面もサポートしてくれます。ただし、ChatGPTの回答が100%合っているとは限らないので、最終的な確認は自分で行うことを忘れないようにしましょう。ぜひChatGPTを活用して、業務を効率化しながら、より良いパフォーマンスを発揮できるようにしてください。