YouTubeやTikTok、Web広告動画などの動画コンテンツが一般的になり、フリーランスの動画編集者が増えています。フリーランスの動画編集者を目指して動画編集スクールに通おうと考えている人も多いのではないでしょうか?動画編集スクールによって学ぶ内容が異なるため、フリーランスを目指せるスクールやコースを選ぶことが重要です。この記事では、フリーランスを目指せる動画編集スクールと選び方を紹介します。フリーランスの動画編集者の収入の相場と稼ぐポイントも解説するので、参考にしてください。フリーランスの動画編集者の仕事内容は?フリーランスの動画編集者は、撮影された映像を目的に合わせて編集・加工します。具体的には、以下の作業が含まれます。トリミングカラーコレクションサウンドミキシングテキスト挿入特殊効果の追加最近の広告宣伝の手段では、Web上の動画広告が主流となっているため、動画編集の案件が増えています。編集する動画の種類は、主にYouTubeやX(旧Twitter)、TikTokなどWebサイトやSNSにアップするための動画が多いです。また、結婚式などイベントで流す動画の作成も、一定の需要があります。▼関連記事:動画編集でフリーランス成功の道!案件獲得方法や単価・年収を解説フリーランスを目指せる動画編集スクール10選動画コンテンツが身近になったことから、動画編集者を目指す人は多く、競争率の激しい世界です。フリーランスを目指す場合は、動画編集スクールに通って専門性を身につけることで、案件獲得につながると期待できます。ここでは、フリーランスを目指す上で役立つ動画編集スクール10選を紹介します。デジタルハリウッドSTUDIO by LIGコース名ネット動画ディレクター専攻料金352,000円期間3ヶ月受講形態オンライン・通学(併用可)使用ソフト・After Effects・Premiere Pro・Photoshop・Illustratorサポート・ポートフォリオ作成講座・営業支援セミナー・案件紹介サポート・任意で卒業制作(追加料金)あり・卒業生コミュニティ・卒業後勉強会・卒業後の特別授業給付金あり(リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業)デジタルハリウッドSTUIO by LIG(デジタルハリウッドスタジオ・バイ・リグ)には、3ヶ月でプロの動画編集者を目指す「ネット動画ディレクター専攻」のコースがあります。オンラインと通学どちらでも受講でき、企画から編集まで動画制作に必要な基礎が学べます。卒業後にも卒業生による勉強会や講師による特別授業、案件紹介などのサポートがあるのが特徴です。デジハリオンラインコース名動画クリエイター講座料金281,600円期間6ヶ月受講形態オンライン使用ソフト・After Effects・Premiere Pro・DaVinci Resolve・Photoshop・Illustratorサポート・ポートフォリオ作成ゼミ・案件マッチングサービス・商用可能な音源の利用可能・生徒コミュニティ給付金あり(リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業)デジハリオンラインは、デジタルメディアを学ぶ大学や専門スクールを運営する、デジタルハリウッド株式会社のオンラインスクールです。創業以来培った教育ノウハウが詰め込まれたカリキュラムで、動画編集・撮影に必要な知識を効率よく学べます。動画の色味を調整するカラーコレクション(カラコレ)をするツールであるDaVinci Resolveの使い方など、専門的な知識が習得できるのが魅力です。MOOCRES(ムークリ)コース名・クラスプラン(最大6人)・マンツーマンプラン料金・クラスプラン:374,000円・マンツーマンプラン:594,000円期間4ヶ月受講形態オンライン・通学使用ソフト・After Effects・Premiere Pro・Photoshopサポート・Adobeツール3ヶ月分無償・案件補償・無期限の授業の録画閲覧が可能・ポートフォリオ制作サポート給付金なしMOOCRES(ムークリ)は、副業・フリーランスに特化したカリキュラムが特徴の動画制作スクールです。副業・フリーランス向けには、クラスプランとマンツーマンプランの2種類があります。クラスプランでは固定の時間に少人数制のクラスで講義を受け、マンツーマンプランでは講師と都合を合わせ、毎週固定の時間に1対1でみっちり学習します。デジハクコース名PROコース料金298,000円期間無期限※マンツーマンサポート期間は180日受講形態オンライン使用ソフト・After Effects・Premiere Pro・Photoshopサポート・専属講師とのオンライン面談・講師によるイベント配信・ポートフォリオ制作サポート・生徒コミュニティ給付金なしデジハクでは、完全未経験から副業・フリーランスとして稼ぐための動画編集のスキルを獲得できます。専門講師が受講目的に合わせて学習計画を立ててくれるため、動画編集の知識ゼロから始めても挫折しにくいのが特徴です。案件獲得のためのクライアントへの提案方法など、フリーランス向けの内容がカリキュラムに組み込まれています。DMM WEBCAMPコース名動画クリエイターコース料金・4週間:169,80円・8週間:224,800円・12週間:279,800円・16週間:334,800円※延長は4週間88,000円期間4〜16週間受講形態オンライン使用ソフト・After Effects・Premiere Proサポート・マンツーマン面談・レビュー無制限・ポートフォリオ制作サポート・流行ツールの無料講義・卒業後6ヶ月の相談会実施給付金あり(リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業)DMM WEBCAMPの動画クリエイターコースは、未経験から副業案件の獲得を目指したカリキュラムとサポート内容が特徴です。案件が豊富なインタビュー動画や、YouTube動画、企業VPと、オリジナル動画の作成を学びます。受講中には週2回のマンツーマンのメンタリングが受けられ、卒業後も必要なときに利用可能です。卒業後6ヶ月間は、隔週で行われる相談会でプロ講師に質問ができるため、不安なく独り立ちできるでしょう。ヒューマンアカデミーコース名動画クリエイター総合コース料金・受講料:465,692円・入学金:11,000円期間6ヶ月受講形態オンライン・通学(併用可)使用ソフト・After Effects・Premiere Pro・Photoshop・Illustratorサポート・専任カウンセラーのサポート・Adobe製品の特別価格購入・ポートフォリオ作成・サポートキャリアサポート給付金なしヒューマンアカデミーの動画クリエイター総合コースでは、フリーランスの動画編集者に必要なスキルをひと通り学べます。単純な動画編集はもちろん、動画に入れるテロップなどデザインパーツの作成や、動画の企画もカリキュラムに含まれます。基本は講義動画を閲覧し、分からない部分はオンラインに常駐している講師にチャットで質問をします。また、専任カウンセラーがつき、学習プランやキャリアプランを立てるサポートをしてくれます。Chapter Two(チャプターツー)コース名動画クリエイターコース料金398,000円期間12週間(リアルタイム講座12回)※サポートは初回講座から90日間受講形態オンライン使用ソフト・After Effects・Premiere Proサポート・商談への同席サポート・案件紹介サポート・講師との個別面談・講座終了後の有料サロン給付金なしChapter Two(チャプターツー)の動画クリエイターコースでは、動画制作スキルに加えて、高単価の案件を獲得するための営業スキルも学べるため、フリーランスを目指す人におすすめです。高度なアニメーションやナレーションの作成まで、ハイレベルな動画編集を身につけられます。サポート期間内であれば3回まで、自分で獲得した案件の商談に講師を同伴させられるので、初めから難易度の高い案件に果敢にチャレンジできるでしょうサポート期間には期限が設けられていますが、講義動画は無期限で見返せます。studio US(スタジオ アス)コース名動画クリエイターコース料金受講料:99,000円継続会費:13,200円/月※買い切りオプション55,000円で継続会員の月額が発生せず、期間無制限で受講可能期間無期限(月額)受講形態オンライン使用ソフト・After Effects・Premiere Pro・Cinema 4Dサポート・ポートフォリオ制作サポート・案件紹介サポート・studio USが受注した案件への参加・毎月動画教材を追加給付金なしStudio US(スタジオ アス)の動画クリエイターコースでは、未経験からオンラインでフリーランスの動画編集者になるスキルが学べます。月額で自由な時間に好きなだけ学習を進められるため、集中して取り組みたい人にも、仕事の合間に学びたい人にもおすすめです。Cinema 4Dという3Dアニメーションを作るツールを学べるのも特徴です。カリキュラム内では15〜50本と多くの動画を実際に作成するため、さまざまな動画編集に対応できるようになるでしょう。むびるスクールコース名むびるスクール料金330,000円期間3ヶ月受講形態オンライン使用ソフト・After Effects・Premiere Pro・Photoshopサポート・案件紹介サポート・商談への同席サポート・案件の制作サポート・オンライン面談あり・専属講師と専属メンターによるサポートあり・卒業後の添削・質問が無制限・サポート期間が無期限・卒業生コミュニティ給付金なしむびるスクールは、動画制作サービスを提供しているむびるが運営する動画編集スクールです。むびるに依頼される実際の案件の傾向からカリキュラムを作っているため、フリーランスで動画編集をしていくスキルが身につきます。むびるの案件紹介や、商談への講師の同席、案件の制作サポートなど実際に仕事をする上でのサポートが手厚いのも特徴です。卒業後も無期限でサポートを利用できるので、安心して活動できます。She likes(シーライクス)【女性向け】コース名動画編集コース料金レギュラープラン・サービス利用料:275,000円・入会金:74,000円スタンダードプラン・月額:16,280円・入会金:148,000円ライトプラン・月額:10,780円・入会金:162,800円期間レギュラープラン:1年スタンダード・ライトプラン:無制限(月額)※動画編集コースの受講目安は1〜2ヶ月受講形態オンライン使用ソフトPremiere Proサポート・案件紹介サポート・キャリアサポート・レッスン受け放題・毎月のコーチング・全45以上の職種スキルが学び放題給付金レビュラープランのみあり(リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業)She likes(シーライクス)は、女性向けのキャリアスクールです。動画編集コースでは、編集ツールのPremiere Proが学べます。She likesは、動画編集コースだけではなく、月額を支払うと全45以上の職種スキルをどれでも学べるのが特徴です。動画編集に加えて、デザインやマーケティング、起業のコースも受講できるので、動画編集以外にも興味がある人におすすめです。フリーランスを目指す場合の動画編集スクールの選び方は?ここからは、フリーランスを目指せる動画編集スクールはどのような基準で選べばいいのかを紹介します。受講料は決して安くはないため、失敗しないように選びましょう。Premiere ProとAfter Effectsが学べる一般的な動画編集ツールのPremiere Proと、動画にアニメーションや効果をつけるツールのAfter Effectsを学べるスクールを選ぶことが重要です。動画を切り貼りする編集作業はPremiere Proだけでもできますが、After Effectsを使ってテロップや特殊効果がつけられると、より高単価の案件を獲得できるでしょう。料金が適切であるフリーランスを目指せる動画編集スクールの料金は30〜40万円がボリュームゾーンです。同じ価格帯でも、学べるカリキュラムやサポート体制の充実度が異なる場合もあります。よりコストパフォーマンスがよいスクールを選びましょう。案件獲得のサポートがあるフリーランスの動画編集者を目指すなら、案件獲得のサポートがあるスクールがおすすめです。動画編集のスキルを身につけたとしても、実績が乏しいうちは案件が獲得できない可能性があります。そのため、スクールによる案件の紹介や商談への講師の同伴サポートがあると実績作りに役立ちます。口コミがいい挫折せずに受講できそうか、卒業後に仕事をしていけるスキルが本当に身につくのかなどを口コミから判断しましょう。また、公式サイトで紹介されているサポートが本当に役立つかなどもわかるでしょう。口コミがない場合は、生徒数が少なくあまり実績がないスクールである可能性があるので、口コミの量も確認してみてください。学習形態が自分に合っているスクールには以下のようにさまざまな学習形態があります。教材視聴オンライン授業通学による授業期限がなく自分のペースで学べる方がよいのか、学習ペースが細かく決められている方がよいのかも、人によって異なるでしょう。自分の生活スタイルや性格には、どの形態が最も合っているのかを検討してみてください。講師のレベルが高い現役のプロ講師が教えてくれる動画編集スクールがおすすめです。現役で活躍しているプロは、業界のトレンドにも精通しています。そのため、カリキュラム以外にも最新の知識を教えてもらえる可能性が高いです。また、フリーランス経験がある講師が在籍していると、動画編集スキルだけではなくフリーランスの働き方へのアドバイスももらえます。目的に合ったカリキュラムである自分の目的に合ったカリキュラムのスクールを選びましょう。基本的な動画編集のみのカリキュラムなら、10万円前後で受講できるものもあります。しかし、フリーランスを目指すなら、動画のコンセプトの決め方や、テロップ入れや音・色の調整など、高度な編集技術を学べるカリキュラムのスクールがおすすめです。さらに、営業方法などのフリーランスに必要な動画編集以外のスキルも学べると、キャリアを形成しやすくなるでしょう。動画編集スクールの無料説明会・体験があれば利用してみよう動画編集スクールには、無料説明会や無料体験があるところもあります。積極的に利用して、どのようなスクールなのかを確認するのがおすすめです。特に未経験の場合は、カリキュラムだけを見てもスクールが自分に合っているか判断しづらいでしょう。無料説明会や無料体験に参加することで、講師の人柄やスクールの雰囲気、カリキュラムのレベル感がわかります。参加する際には、疑問点があれば直接質問し、丁寧に対応してくれるかを確かめてみてください。フリーランスの動画編集者はどれくらい稼げる?フリーランス・副業向けの案件マッチングサイト「SOKUDAN」の調査では、動画編集者を含むフリーランスのクリエイターの平均年収は615万円です。平均時給は3,052円、平均月収は約51万円となっています。クラウドソーシングで募集されている案件は、単価が低い単純な編集作業が多い傾向があります。より高度な編集や動画の企画、動画を使ったマーケティングなどができれば、より高単価の案件が獲得できるようになり、しっかりと稼いでいけるでしょう。▼関連記事:【2024最新】フリーランス・副業の平均年収ランキング(職種別)▼関連記事:【2024最新】フリーランス・副業の平均時給・月収ランキング(職種別)フリーランスの動画編集者として稼ぐためのポイントフリーランスの動画編集者になるには、継続的に案件を獲得して収入を得ていかなければなりません。ここでは、フリーランスの動画編集者として稼ぐためのポイントを紹介します。ポートフォリオを作成する実績をアピールできるよう、過去の制作物をまとめたポートフォリオを作成します。ポートフォリオは、フリーランスの動画編集者が案件を獲得するために欠かせません。公表できる実績がない場合は、動画編集スクールで作った動画をポートフォリオにまとめましょう。動画編集スクールにポートフォリオの添削サポートがある場合は、積極的に利用するのがおすすめです。クオリティの高いポートフォリオを用意すると、高単価の案件を獲得できる可能性が高まります。▼関連記事:フリーランスはポートフォリオが重要!作り方のポイントとおすすめサービス6選最新トレンドや技術を学び続ける継続的に稼いでいくには、最新のトレンドや技術を学び、常にスキルを磨いていかなければなりません。動画広告やYouTubeの人気動画などのトレンドは、日々変化しています。動画編集のスキルがあるだけではなく、トレンドを取り入れて、見る人の心を掴む動画を作ることで、クライアントの満足度を上げられるでしょう。フリーランスで稼ぐには、このようにマーケティングの視点を持つことも重要です。実績を作るどんどん案件を受注して実績を作りましょう。実績はポートフォリオに掲載でき、次の案件の獲得につながります。実績が増えるほど自分のスキルをアピールできる作品が増え、より単価の高い案件が獲得できる可能性が高くなります。企画から動画制作まで、すべての工程に関わるような案件は単価が高い傾向があるので、そのような案件の実績を増やすのもおすすめです。人脈を作るフリーランスの動画編集者にとって、人脈作りは大切です。クライアントの紹介で別のクライアントからの案件を受注できることは、珍しくありません。また、動画編集者同士のネットワークを築くメリットも大きいです。業界の情報を共有し合ったり、チームを組んで大量の動画編集案件を受注したりして、仲間と共に収入を伸ばすことができるでしょう。▼関連記事:フリーランスこそ人脈が大切!人脈作りのコツ・案件獲得方法を解説動画編集の案件を探すなら「SOKUDAN」がおすすめ動画編集の案件を探す際は、フリーランス・副業向けの案件マッチングサイト「SOKUDAN」がおすすめです。SOKUDANには、動画編集者を含めたクリエイター向け案件が豊富に掲載されています。【SOKUDANの特徴】案件の92%がリモート可週1日~OKやフルタイムの案件まで幅広い求人を保有平均時給4,500円高単価案件も多くあり、フリーランスで稼いでいける案件が探せます。また、週1日や平日夜・土日OKの案件などもあり、副業からフリーランスを目指す人まで、柔軟な働き方が可能です。SOKUDANの登録・利用は無料でできるので、ぜひチェックしてみてください。▼SOKUDANのフリーランス・副業向け案件一覧▼SOKUDANのリモート案件一覧▼SOKUDANの経験少なめOK案件一覧▼SOKUDANの高単価案件一覧まとめフリーランスの動画編集者を目指すなら、動画編集スクールに通うのがおすすめです。特に案件紹介サポートやポートフォリオの作成サポートなど、フリーランスでの案件獲得につながるサポートが手厚いスクールを選ぶと、キャリアを築きやすいでしょう。受講形態(通学・オンライン)や、口コミ、習得できるツール、講師のレベルなどを比較し、無料説明会・体験も利用して、どの動画編集スクールに通うかを決めましょう。受講料は30〜40万円がボリュームゾーンなので、内容に対して適切だと思う費用であることも大事です。この記事で紹介した動画編集スクールを参考に、ぜひフリーランスの動画編集者のキャリアを踏み出してみてください。