ひと昔前に比べ、フリーランスという働き方が広く浸透してきました。今後の働き方を考えたとき、フリーランスを視野に入れている人もいるのではないでしょうか。ただ、年齢を考えると一歩が踏み出せない人もいます。この記事では、50代でフリーランスになるときに考えておきたいことや、仕事が途切れないフリーランスが持ち合わせている特徴などを解説していきます。50代でもフリーランスで活躍できる!近年フリーランスという働き方が注目されるようになり、フリーランスになることを検討している人もいるでしょう。なんとなく若い人が多いように思っている人もいるかもしれませんが、50代以上のフリーランスも少なくありません。▼出典:令和4年就業構造基本調査 結果の要約及び概要|総務省総務省が発表した「令和4年就業構造基本調査 結果の要約及び概要」によると、副業フリーランスを含めたフリーランスは257万人で、50代は55万人にのぼります。年代別に見ると、40代が最も多く、50代はその次に多いです。フリーランスは定年がないので、60代、70代の人口も一定数存在します。50代でも、フリーランスで十分活躍できる可能性があると言えるでしょう。▼関連記事:フリーランスはどんな働き方をする?リアルなスケジュールや働く時間・場所などを徹底解説50代でフリーランスになるときに考えておきたいこと50代でフリーランスになるのと、20代でフリーランスになるのとでは、フリーランスになることに変わりはありませんが、取り巻く環境が少々異なります。年齢を重ねたからこそできることが増える一方で、対処すべきことも多いです。ここからは、50代でフリーランスになるときに考えておきたいことと、その対処方法を紹介します。収入が不安定になるこれまで会社員として働いてきた人は、50代になるとそれなりの収入を得ている人が多いでしょう。フリーランスになるときに不安に思うのは、収入が不安定になる可能性があることです。子どもがいて、まだお金がかかる場合は、収入面の予測を立てておく必要があるでしょう。一方で、収入が不安定になるということは、収入が上がる可能性もあるということです。これまでのスキルと経験が活かせる分野で案件を探し、ある程度仕事が獲得できる目星をつけてからフリーランスになることで、収入の不安定さも対策ができるでしょう。気力や体力が若い頃と比べると落ちる年齢を重ねても健康で若々しい人はいますが、50代になると病気のリスクが高くなり、体力や記憶力が低下する人も増えます。20代のころは徹夜や暴飲暴食をしても影響が出なかった人も、50代になるとそんな働き方や生活習慣では体がもちません。フリーランスは、病気になると収入が途絶えてしまう可能性があるため、健康管理が必須です。若い人のようには働けないけれど、その分仕事の質を重視してきちんと休みを取るなど、年齢に合わせた働き方でカバーすることが大切です。年齢制限を設けられた案件を受注できない50代でもフリーランスとして案件を獲得することは十分可能ですが、中には経験は浅くてもよいので若い人にお願いしたいという案件もあります。自分の希望条件が叶う案件でも、年齢を理由に応募できない場合も考えられます。しかし、見方を変えれば、これまでの経験とスキルを求めている案件もあるはずです。自分の持っている手札で勝負できる案件は必ずあるので、年齢制限で受注できない案件があったとしても、めげずに自分を必要としている案件を探しましょう。仕事が途切れない50代フリーランスになるために必要なことフリーランスは取引先がいないと仕事ができないので、いかに仕事を途切れないようにするかが重要です。ここからは、50代フリーランスが仕事を途切れさせないためのポイントを紹介していきます。健康管理を徹底する前述した通り、年を重ねると病気のリスクが上がり、気力体力が落ちてくる傾向があります。特に50代以降のフリーランスは、若い人よりも健康管理に意識を向けたいところです。厳しく律した生活をする必要はありませんが、無理をせず、体力的にも精神的にも健康でいられるよう健康管理を心がけましょう。▼関連記事:フリーランスこそ健康診断を受けるべき3つの理由!受診時のポイントも解説謙虚に学ぶ姿勢を忘れない常に学ぶ姿勢を持つことも、50代のフリーランスにとって重要です。特にIT業界などは、スキルや必要な知識のアップデートが必要なため、自分の業界のトレンドキャッチアップを心がけましょう。また、50代ともなると、仕事でもプライベートにおいても頼られることが増え、若い人から学ぶことは少なくなってきます。しかし、フリーランスだと、自分よりも年下のクライアントから仕事を受注する機会もあるため、どんな人からも学ぶ謙虚さも必要です。▼関連記事:フリーランスのスキルアップの方法!稼げるフリーランスになるコツとは自分の強みを活かすどんな年齢のフリーランスでも、自分の強みをうまく活かしている人は需要があります。強みを活かせていないと感じている人は、一度スキルとこれまでの経験を棚卸する作業をしてみるといいかもしれません。50代になると、マネジメントスキルを身につけている人も増えてきます。フリーランスは個人単位で仕事をするイメージが強いですが、案件によっては、チームのマネジメントを求めている場合もあります。50代だからこそ身についたスキルにも目を向けながら、強みをアピールしていきましょう。仕事の獲得方法を複数持つフリーランスになりたての頃は、特に仕事の獲得方法に悩むこともあるでしょう。しかし、探してみるとさまざまな仕事獲得方法があるのに気がつきます。これまで培ったネットワークをはじめ、昨今はエージェント、クラウドソーシング、そしてSOKUDANのようなマッチングサイトなども増えています。すぐに仕事につながらなくても、時間が経ってから仕事を依頼してくれる可能性もあるので、登録できるものはしておきましょう。また、近況報告としてフリーランスになったことをSNSに投稿するだけでも、反響があるはずです。LinkedInなど、ビジネスにおけるSNSも登場しているので、利用してみるといいかもしれません。▼関連記事:フリーランス向け案件マッチングサービスのおすすめ8選〜利用者の声もご紹介〜▼関連記事:フリーランスにおすすめのエージェント21選!案件を獲得するための強い味方50代でフリーランスを目指す人におすすめの仕事50代でフリーランスになるのは遅くはありませんが、まったくの未経験でいきなりフリーランスになるのは無謀かもしれません。この章では、50代でフリーランスを目指す人におすすめの仕事を紹介します。エンジニアエンジニアは、今後も高い需要があるとされる職種です。一般的に報酬も高く、スキルによっては、かなりの高収入が見込めます。経験のある50代のエンジニアなら、フリーランスになっても仕事に困ることはないでしょう。50代からまったくの未経験でエンジニアのスキルを身につけ、さらに仕事を探すのは20〜30代の同じ条件と比べて不利かもしれません。ただし、副業から始めて徐々に受注案件を増やしていき、スキルと経験を積めば50代でも不可能ではないでしょう。▼関連記事:年齢関係なし!フリーランスエンジニアに必要なスキルとリスクの変化とは?▼関連記事:2024年エンジニア言語の年収ランキング|フリーランス副業編▼SOKUDANのエンジニア案件一覧コンサルタントコンサルティング会社でコンサルタントとして働いてきた人はもちろん、今まで従事してきた仕事でコンサルタントとして独立する人も少なくありません。自分のこれまでの経験とスキルを活かして働きたい人は、コンサルタントを視野に入れてみてはいかがでしょうか。▼関連記事:フリーランスコンサルタントのメリットとは?年収や案件獲得方法を解説▼関連記事:フリーランスコンサルの平均年収・時給レポート▼SOKUDANのコンサルタント案件一覧Webデザイナー成果物を納品する形で仕事ができるWebデザイナーは、フリーランスと親和性の高い職種の1つです。これまでWebデザイナーとして働いてきた人はもちろん、未経験でもスキルを身につけられるオンラインスクールなどもあるので、フリーランスWebデザイナーになる敷居はそれほど高くないでしょう。もちろん、スキルを学んだからといってすぐに案件が獲得できるかはわかりません。しかし、副業からスタートして徐々に案件や実績を増やしていけば、50代でもフリーランスWebデザイナーになるのは不可能ではないでしょう。▼関連記事:フリーランスのWebデザイナーになるには?独立後の年収や案件獲得方法もご紹介▼関連記事:フリーランスデザイナーの平均年収・時給レポート▼SOKUDANのWebデザイナー案件一覧これまでの経験を活かした仕事例えば、営業やマーケティング、秘書、カスタマーサクセスなどの仕事もフリーランス案件があります。フリーランスで仕事ができるのか不安に思える職種でも、探してみると案件は見つかるものです。経験とスキルを身につけた仕事でフリーランスになるのは、ある意味自然な流れとも言えるでしょう。フリーランスになりたいけれど、どんな仕事で案件を探したらよいかわからないという人は、自分のスキルと経験を一度見直してるといいかもしれません。50代フリーランスの案件探しならSOKUDANがおすすめフリーランスの案件探しにおすすめなのが、フリーランス・副業向けの案件マッチングサービス「SOKUDAN」です。【SOKUDANの魅力】リモート案件率92%平均時給4,500円週1日〜OKの案件多数SOKUDANは、職種や稼働条件、報酬など、さまざまな検索条件から案件を探せます。週1〜3日の稼働条件の案件などもあり、すでに別の仕事を引き受けているけれど、週1日頻度で別の案件を受けたいという時にも便利です。案件探しの際には、ぜひチェックしてみてください。▼SOKUDANのフリーランス・副業案件一覧▼SOKUDANのリモート案件一覧▼SOKUDANの経験少なめOK案件一覧▼SOKUDANの高単価案件一覧まとめ50代でフリーランスとして働く人は40代に次いで多く、活躍するのは決して無理ではありません。ただし、健康管理や学ぶ姿勢などの心がけは大切で、20〜30代では出せない付加価値を考えながら仕事に取り組む必要があるでしょう。エンジニアやWebデザイナーなどITスキルを身につけている人はもちろん、コンサルタントやこれまでの経験を活かした職種でもコンサルタントとして活躍できます。まずは副業からスタートしてみるのも1つの方法です。