Webデザイナーとして働くあなた。副業でWebデザインの仕事をしてみたいと思ったことはありますか?Webデザインのスキルを持っていて、案件選びの方法さえ知れば、副業はすぐにでも始められます!Webデザイナーとして、会社以外でも活躍したい.......将来独立するために、Webデザインのスキルをもっと高めたい!副業でWebデザインの仕事を探している。そんなWebデザイナーの方々が、初めての副業案件をゲットするまでに必要なスキルから案件選びのやり方まで順を追って紹介していきます!フリーランスのWebデザイナーを目指している方は、こちらの記事も参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランスデザイナーになるには?独立後の年収や仕事探しの方法もご紹介Webデザイナーの副業を始める前提条件まず、Webデザイナーが副業を始めるにはいくつかクリアしておかなくてはいけない条件があります。これが揃っていれば、実際に副業を始めようと思った時に、スムーズに始めることができるのでしょう。Webデザイナーとしてのスキル・実績があること前提として、Webデザインの経験が全くない状態からWebデザイナーの副業を始めるのは難しいでしょう。Webデザインの副業を始める場合、Webデザイナーとしてのスキルや実績が一定数必要です。実務経験がない場合は、Webデザインのスクールに通ったり、オンライン教材を活用して独学で学ぶなど、まずは基本的なWebデザインスキルを磨く必要があります。副業の目的・目標が明確であること次に、副業の目的を明確にしましょう。Webデザインのスキルを磨きたいのか将来的にフリーランスになるための準備としたいのかお小遣い程度の収入を増やしたいのかなど目的を定めておくと、仕事を選ぶ際の基準になります。月にいくら稼ぎたいのか時給何円の案件を取りたいのかなど、稼ぎたい金額の目標を立てるのもよいです。目標が明確であるほど、逆算して計画やスケジュールも立てやすく、副業成功にも近づくでしょう。副業に割ける時間があることそして最後に、副業に費やす時間を確保できるかどうかも重要です。本業でもWebデザインの仕事をしている場合、本業に支障が出ないことを前提です。平日の夜や週末などで副業に取り組む時間がとれるかを、今一度考えてみましょう。休みなく働き続けていては、健康や私生活にも影響が出てきてしまうので、うまくバランスをとりながら副業に取り組めるルーティンを作れるとよいですね。Webデザイナーの副業に必要なスキルWebデザイナーが副業をするにあたって、いくつか必要なスキルがあります。デザインをする上で必須のハードスキルから、マインドセットまでさまざまな要素があります。WebデザインのスキルWebデザイナーとして副業するためには、Webデザインのスキルがなくては始まりません。例えば、「ホームページ制作スキル」「バナー・ロゴデザインの制作スキル」などです。基本的なWebデザインのスキルを身につけた後は、ユーザーや消費者に伝わりやすいデザインを学んだり、UI・UXのスキルを身につけていくのもよいでしょう。デザインツールを使いこなすスキルまずは基本的なスキルとして、デザインツールの習得が必要です。例えば、AdobeやSketch、Figmaなどの主要なデザインツールがあります。多くのデザイナーが使用するPhotoshopやIllustratorの習得には、基本的な操作であれば2~3ヶ月程度あれば十分でしょう。より専門的な操作を覚えたい場合には、デザインスクールに通うなどの方法もあります。コーディングやプログラミングなどのスキルWebデザイナーの場合、Webデザインだけでなく、UX/UIデザイン、HTML、CSS、JavaScriptなどの基本的なWebの知識や技術を持っていると、より仕事の幅が広がるでしょう。それ以外にも、自分の専門とする領域によっては、ゲームや3D、建築、イラスト、DTPデザインなどの専門的なスキルが必要になってきます。WordPressの構築スキルなどもあれば、サイト制作からデザインまで一貫して担当することも可能になります。Webマーケティングについての知識ユーザー目線のWebサイトやWebデザインにするには、Webマーケティングの知識もあるとよいです。Webサイトの運営者は、ユーザーの行動や満足度に応じて都度、改善を加えていきます。その際に、WebデザイナーがABテストの実施やヒートマップの活用、サイト分析といったマーケティングの知見を持っていれば、重宝されます。制作した納品物に対して、理想通りにユーザーが行動していなかったり、アクセス数が得られていなかったりする場合には、足りないものを分析してデザインに反映し、改良を重ねる必要があります。デザインだけがよいサイトではなく、売上に繋がるサイトを制作することができるでしょう。ビジネススキルWebデザイナーに限らずですが、副業をする上でコミュニケーション能力は重要です。会社員としてではなく、個人のデザイナーとして仕事をするので、円滑に業務が進むように自分が責任を持って、クライアントとやりとりをする必要があります。人としての基本的な礼儀や、ビジネスにおいての常識なども備えておく必要があるでしょう。Webデザイナーの副業の案件例では、Webデザイナーの副業にはどのような案件があるのでしょうか。実際に仕事マッチングサービスの「SOKUDAN」や、クラウドソーシングサイトに掲載されている求人を例に、必要なスキルや報酬などをみていきましょう。バナー制作▼案件例:サイドウィジェットに利用するバナーの作成広告やWebサイトに使用するバナーのデザインや制作をします。使用ツールは、Canvaです。基本的なデザインスキルがあれば応募可能な案件です。1枚あたり:1,000〜2,500円円ロゴ制作▼案件例:新規会社設立に伴うロゴ作成の募集運送・物流系の新規会社設立にあたって、会社のロゴをデザインします。会社の名刺、チラシ、看板、Webサイトなどで仕様される重要なものです。ターゲット層やデザインの雰囲気などクライアントの要望を汲み取るスキルが重要です。1案件あたり:2,000円~数万円SNSのクリエイティブ制作▼案件例:旅×ミレニアル世代女性に特化したメディア/SNSのデザイナー募集メディア上に掲載するバナーやInstagram上のコンテンツ制作を担当します。PhotoshopやIllustratorで作業が出来る方が対象の案件です。継続案件で時給で契約することができます。時給:1,500円 〜 2,000円LP(ランディングページ)制作▼案件例:【急募】大手企業有り、LP制作できる人募集ベンチャー企業に特化した広告運用コンサルの会社で、顧客のLP制作を行います。Photoshop、Illustrator、AdobeXDが使用可能でデザインからコーディングまで一気通貫できる方が対象の案件です。LPのデザイン案件は報酬の幅が広く、簡単なもので数千円〜、有名なサービスの重要なLPでは、十万円を超えることも少なくありません。報酬:内容により変動Webサイトやアプリのデザイン▼案件例:【在宅可】あの人気キャラクター企業でWebデザイナー!日本を代表する人気キャラクターの企業で、各種Webサイトや、視聴者参加型コンテンツアプリのLP・バナー等のWebデザインができます。Webデザインの実務経験3年以上の方が対象で、Photoshop、Illustratorの基本スキルが必要な案件です。時給:1,600 ~ 2,000円WebサイトやWebシステムのUI/UX改善▼案件例:リサーチ、アンケートシステムなどのUI/UXデザイン案件WebシステムやアプリのUI/UXデザイン実務経験があり、ビジネス要件をヒアリング後、実装まで落とし込める方が対象の案件です。月給:~ 70万円副業や時短、フルリモート、ハイブリットなど希望に応じた働き方が可能です。デザイナー養成スクールの講師▼案件例:【週1・3時間〜】フリーランスWebデザイナー育成のインストラクター募集!デザイナーを目指す受講者へのプログラミング指導(インストラクター業)を行う副業案件です。デザインの経験も求められますが、フロントエンドのスキルも活かせる案件です。時給:2,000円〜3,000円その他にも、副業を経てフリーランスのデザイナーを目指している人におすすめなのがこちらの記事です。フリーランスデザイナーの平均年収や時給の参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランスデザイナーの平均年収・時給レポートWebデザイナーの副業の始め方Webデザインの副業を始めようと思った時、効率よくスタートする順番があります。初めての副業案件を獲得するところから、実際に仕事を始めるところまでを順番に解説していきます。開業届を出すまずは、開業届を出しましょう。売り上げが立つまでは出しても出さなくてもよい、という意見もありますが、これから副業で案件をたくさん受けたい!稼ぎたい!という意気込みの方はスタートダッシュとして、開業届を出すのがよいでしょう。同時に「青色申告承認申請書」を提出することで、青色申告での節税メリットも受けることができます。ポートフォリオを作成する次に、ポートフォリオを作成しましょう。過去に制作したバナー画像やWebサイトなどのクリエイティブをまとめて、デザイナーとしての自分のブランドを確立することができます。実際にクライアントは、デザイナーのポートフォリオを確認してから仕事を依頼します。ポートフォリオは、デザイナーとしての自分の名刺のつもりで、丁寧に制作してみてください。クラウドソーシングや副業マッチングサイトに登録する副業案件を探すなら、クラウドソーシングや副業マッチングサイトがおすすめです。複数の案件の中から、自分のデザインスキルや報酬、稼働時間などで検索して応募したい案件を探すことが可能です。案件に応募・面談するクラウドソーシングや副業マッチングサイトで気になる案件が見つかったら、実際に応募してみましょう。クライアントがあなたの応募に対して興味を持ってくれたら、次は面談が行われます。自分の持ち合わせているデザインスキルや、クライアントのサービスや商品への関心度をアピールしましょう。業務内容や契約内容のすり合わせ面談で双方がマッチングしたら、次は業務内容や契約内容の最終確認です。ここでしっかりと報酬額や納品形式、納期などの細かい部分を確認し、書面にて契約を結ぶようにしましょう。後になってトラブルにならないように、事前にお互いの認識にズレがないように確認しておくことが重要です。契約完了・稼動スタート契約書にサインをしたら、ついに副業スタートです!クライアントの要望を汲み取って、満足度の高いパフォーマンスができれば、継続案件になったり、報酬が上がる可能性もあります。Webデザイナーの副業案件のおすすめサイトWebデザイナーの副業案件探しにぴったりなマッチングサービスやサイトをいくつか紹介します。それぞれのサイトで特徴や強みとする部分があるので、比較しながら気になるサイトに登録してみるのがよいでしょう。SOKUDAN(ソクダン)SOKUDAN(ソクダン)は、フリーランス・副業など業務委託のプロ人材と企業を結びつけるマッチングサービスです。Webデザイナーをはじめ、Webエンジニア、WebマーケターなどWeb系の職種の案件が豊富です。その他、営業、事業企画、人事、経理などの案件もあり、リモート勤務や高単価など副業やフリーランスの方に魅力的な案件が特徴です。「即戦力のプロ人材」を求めている企業が多いので、レベルの高い案件や特定のスキルを発揮できるような、お宝案件にも巡りあえるでしょう。▼SOKUDANのデザイナー案件の一覧ViViViT(ビビビット)ViViViT(ビビビット)は、“ポートフォリオでしごとに出会う”をコンセプトにした、クリエイターのためのマッチングサービスです。プロのクリエイターから学生まで、デザインに関わる仕事を探す人がポートフォリオを登録すると、作品を見た企業からオファーが届きます。レバテッククリエイターレバテッククリエイターは、Web・ゲーム業界に特化した、クリエイター専門フリーランスエージェントです。カウンセラーや案件参画中の担当者のサポートが手厚く、高単価案件を継続的に受けられる可能性が高いのが、レバテッククリエイターです。CrowdWorks(クラウドワークス)CrowdWorks(クラウドワークス)は、企業と個人がオンラインで直接繋がり、仕事を受発注できる国内最大級のクラウドソーシングタイプのフリーランスマッチングサービスです。約530万人のフリーランスと、約85万社の企業が利用しており、とりあえず多くの案件を見たい!という方におすすめです。Lancers(ランサーズ)Lancers(ランサーズ)は、CrowdWorksに次いで案件数が多く、知名度の高いクラウドソーシングタイプのフリーランスマッチングサービスです。CrowdWorksとLancersは、どちらもフリーランスのためのマッチングサービスで、手数料や扱っている案件の内容や幅広さなども似ています。デザイン案件を探したい時はどちらも登録しておくのがよいでしょう。foriio(フォリオ)foriio(フォリオ)は、ViViViTと類似のサービスで、登録クリエイターと作品の数は国内最大級です。foriioに作品を掲載すると、掲載した作品をもとにクライアントから案件オファーが届いたり、募集中の案件に応募することができます。また、副業に特化した同系列のサービス「foriio副業」も存在します。Webデザイナーの副業案件の選び方Webデザイナーが副業を始めようと思った時、数ある案件の中からどのように案件を選ぶのがよいでしょうか。Webデザイナーの副業案件を選ぶ際のポイントをいくつか説明します。①案件の内容・必須スキルから選ぶ1つ目は、案件の内容や必要なスキルから選ぶ方法です。自分のWebデザインスキルを棚卸しして、応募可能な案件を見つけてみてください。案件の業務内容や使用可能なデザインツール、得意なデザイン領域、経験のある業界などの案件を選ぶのがよいでしょう。検索条件に細かいスキルの選択がない場合は、フリーワード検索の部分からキーワードを入れて探しましょう。 ②稼動時間・納品期限から選ぶ2つ目は、案件の稼働時間や納品期限から選ぶ方法です。副業でデザイン案件を受ける際は、本業の妨げにならないように、スケジュール管理が重要です。稼働時間を確保できるか、納品期限に間に合うように副業に取り組めそうか、という点を考慮して案件を選びましょう。検索条件の部分で、週1日という稼動条件や、平日の夜・土日可能などの選択肢も副業向きです。納品期限は、納品完了までの修正対応の回数など確認しておくことをおすすめします。 ③報酬・単価から選ぶ3つ目は、報酬や案件の単価から選ぶ方法です。副業で稼ぎたい金額から逆算して、月に何件の仕事を受けるか、いくらの報酬の仕事を受けるかを計算してみましょう。目標とする金額が決まったらその条件にあう案件を探してみるのがよいでしょう。④契約内容・契約形態から選ぶ4つ目は、契約内容や契約形態から選ぶ方法です。Webデザインの副業では「業務委託契約」を結ぶ場合が多いですが、その中でも「請負契約」「準委任契約」の2つに分かれることが多いです。「請負契約」とは、成果物を納品することで報酬を受け取ることができる契約形態で、「準委任契約」とは、業務に対して報酬が支払われる契約形態です。自分の働き方に合わせて、契約内容や契約形態も確認するようにしましょう。Webデザイナーの副業の注意点Webデザインの副業をする際はいくつか気をつける点があります。副業を始める前に注意点も見ていきましょう。本業の業務に支障が出ないか副業に時間を割きすぎて、本業に集中できなかったり、体調不良になってしまったりしないように、本業第一でスケジュール管理をしましょう。副業は、本業という安定した環境があってこそ挑戦できるものなので、本業を疎かにしないことが重要です。就業規則に違反していないか本業の職場で副業が禁止されていないか、副業の内容が就業規則に違反していないか、確認してから副業を始めるようにしましょう。会社に隠れて副業をしていてもバレることもあるので、副業が禁止されている場合にはリスクをよく考えるようにしましょう。プロ意識を持って仕事を受けられるか副業とはいえ、報酬を受け取ってWebデザインの仕事に取り組むことになるので、責任を持って仕事を全うする必要があります。納品までのスケジュールに問題がないか、スキル面で足りない部分がないか、など不安な点がある場合には契約前に確認するようにしましょう。20万円以上の収入は確定申告をする副業収入が20万円を超える場合には、確定申告をする必要があります。ここでいう収入とは、売上から経費を差し引いた所得金額を指します。「青色申告」を行えば、本業収入と合わせて翌年の所得税の節税になる場合もあるので、確定申告を忘れないようにしましょう。悪質なクライアントも存在するWebデザイン案件の副業では、稀に悪質なクライアントも存在します。こんな時は要注意!成果物を納品したのに報酬が支払われない。何度も理不尽な修正依頼をされる。相場よりも明らかに低い金額を提示される。契約時に納品物の著作権の所在を曖昧にする。......等このような対応は発注者として不適切ですので、よく見極めるようにしましょう。Webデザインの未経験からの副業は難しいWebデザインの副業に挑戦したい!と思っても、実際問題、全くの未経験だと副業案件を得るのは難易度が高いです。まずは、Webデザインの業務経験を得るために会社に所属してみるのもよいですし、Webデザインの養成スクールに通って案件実績を作るなどの方法もあります。Webデザイナーのフリーランスでもっと稼ぐ方法もある!Webデザインの副業で一定金額以上が稼げるようになったら、フリーランスのWebデザイナーとして独立する道もあります。フリーランスWebデザイナーになると、年収が上がったり、会社の規則に縛られず好きな場所で働くことが可能になります。フリーランスのWebデザイナーとして、仕事を見つける方法や独立後のリアルな年収などが知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。▼参考記事:フリーランスデザイナーになるには?独立後の年収や仕事探しの方法もご紹介まとめWebデザイナーとして副業に挑戦する際は、スキルがあることが前提です。副業の目的や目標を明確にして、本業に支障が出ないようにしましょう。案件を探す際は、Webデザインの案件の豊富なマッチングサービスの利用がおすすめです。自分の条件に合わせて案件を選んでいきましょう。全くの未経験からWebデザインの副業を始めるのは少々ハードルが高いですが、段階を踏んでスキルを着実に身につけていくことも可能です。いずれは副業からフリーランスWebデザイナーへの道も拓けるかもしれません。