フリーランスとしてのキャリアを考えているSpringエンジニアのみなさんフリーランスエンジニアは、会社員より稼げる!フリーランスは、収入が不安定でリスクが大きい!いろいろな情報がある中、Springエンジニアとしてフリーランスで活躍できるのか悩むこともあるでしょう。この記事では、フリーランスのSpringエンジニアの仕事内容や具体的な案件単価、年収、案件獲得のノウハウを深掘りします。フリーランスとして成功するためには、技術だけでなく、市場の需要や仕事の流れを理解することが不可欠です。この記事を読むことで、Springエンジニアとしてフリーランスの一歩を踏み出す知識を得ることができるでしょう。▼SOKUDANのフリーランス・副業向けSpring案件一覧▼関連記事:フリーランスエンジニアになるには?必要なスキルやメリット・デメリットSpringエンジニアはフリーランスに向いているのか?高い需要とスキルの汎用性から、Springエンジニアはフリーランスに最適な職種の1つです。Springは幅広い業界で採用されているJavaフレームワークで、バックエンド開発に欠かせない存在となっています。案件も豊富にあり、フリーランスとして高単価を狙える可能性が高いです。技術トレンドにも左右されにくく、長期的に安定した仕事が見込めるのもポイントです。Springエンジニアなら、フリーランスで自由に働きながら高収入を得られるチャンスが十分にあるでしょう。Springの市場での位置づけと需要Springは、JavaベースのWebアプリケーション開発フレームワークとして、エンタープライズ向けシステム構築で広く採用されています。DI(依存性の注入)やAOP(アスペクト指向プログラミング)といった機能を提供し、生産性の高い開発を可能にします。モバイルアプリのバックエンドやWebAPIの構築にも適しており、マイクロサービスアーキテクチャにも対応できる柔軟性の高さが特徴です。国内では多くの大手SIerやメガベンチャーがSpringを採用しており、金融や流通、公共など幅広い業界で利用されています。また、システムのモダナイゼーションや大規模基幹システムの再構築など、大型案件でSpringが選ばれるケースも目立ちます。Springの案件は単価が比較的高めで、フリーのSpringエンジニアの平均単価は70万円前後となっています。需要の高さもあり、Springスキルを持つエンジニアは引く手あまたの状況が続いています。Springの特徴Springの特徴は以下の4点です。疎結合Springは、DIコンテナによってコンポーネント間の依存関係を疎結合にできます。インターフェースに基づいてオブジェクトを注入するため、各コンポーネントを独立して開発でき、モジュール性や保守性を高められます。AOPAOPにより、ログ出力やトランザクション管理、認証といった横断的な処理をアスペクトとして分離して実装できます。コードがすっきりとして、重複排除にも役立ちます。豊富なサブプロジェクトSpring Bootによるアプリケーションの簡易構築、Spring Securityによるセキュリティ対策、Spring Batchによるバッチ処理、Spring Integrationによる連携など、多様なプロジェクトが用意されており、Springを中心としたエコシステムが形成されています。テスタビリティSpringは、単体テストを書きやすい設計になっています。DIによってモックオブジェクトを注入しやすく、アプリケーションの品質を担保しやすいのがメリットです。Springで開発できるものSpringで開発できる代表的なものは以下のとおりです。WebアプリケーションSpringはもともとWebアプリケーションフレームワークとして生まれた経緯もあり、Webアプリの開発が得意分野。Spring MVCを使ってリクエストの受け付けからビュー表示までを一貫して実装できます。REST APISpringを使えば、RESTfulなWebAPIを容易に構築可能。JSON形式でのレスポンス返却やステータスコード制御などがしやすく、マイクロサービスの実装にも適しています。APIドキュメントの自動生成機能もあります。バッチ処理Spring Batchの機能を使えば、ファイルの一括取り込みや定期実行が必要な処理をSpringで実装できます。再起動可能なジョブ管理、並列処理、エラーリカバリなどをサポートしています。認証認可Spring Securityは、安全なアプリケーション開発に欠かせない認証と認可の仕組みを提供。ロールベースのアクセス制御をはじめ、OAuth2.0やOpenID Connectなどの各種プロトコルにも対応しています。モバイルアプリのバックエンドiOSやAndroidアプリのサーバーサイド開発も、Springを使えばプロダクション品質で効率的に行なえます。モバイル固有のセキュリティリスクにも対応が可能です。Springのフリーランスエンジニアの案件数2024年1月時点で、フリーランスマッチングサービスSOKUDANが調査した案件数ランキングでSpringは9位です。フリーランスエンジニア向けの案件サイトフリーランススタートに掲載されているSpringの案件数は26,592件で、Reactの案件数は53,066件、Ruby on Railsの案件数は28,798件、Node.jsの案件数は6,129件です。▼関連記事:2024年|求人数が多い「プログラミング言語」ランキング▼関連記事:2024年|案件が多い「フレームワーク」ランキング(プログラミング)Springのフリーランスの案件内容としては、以下のような内容です。業務システムの新規開発・機能追加基幹システムの再構築・リプレイスモバイルアプリのバックエンド開発レガシーシステムのリファクタリングマイクロサービス化や API開発Springのフリーランスエンジニア案件の実例実際のSpringのフリーランスの案件には、さまざまな業界や職種のものがあります。Spring以外にも求められるスキルや経験があり、案件の単価や稼働時間にも幅があります。Springフリーランスの案件①【Java/フルリモ】API連携の開発案件(SpringBoot)<職種>バックエンドエンジニア<稼働時間>週5日※平日のみ 9:00-18:00<報酬>月額:50万円~60万円※ご経験次第で応相談<エリア>全国 / フルリモート(在宅OK)<業務内容>弊社は高い開発力と保守力、信頼できるコミュニケーションを強みにシステム開発、SES事業を展開している企業です。現在は顧客のニーズに応えるべく、ITコンサルティング事業も拡大しており今後さらに案件が増加していく見込みです。今回はその中で、通信事業者向けJava開発案件をご担当いただけるエンジニアを募集いたします!主体的に取り組んで頂ける方からのご応募をお待ちしております!▼業務内容某通信事業者向けにスクラムにてJava(SpringBoot)でのシステム開発、API連携開発をおこなっていただきます。▼必須条件・Javaにて詳細設計以降のご経験・Spring系FWによる開発のご経験・WEBシステム開発のご経験▼歓迎条件・基本設計以降のご経験・OpenIDConnect、OAuth、スクラム開発のご経験▼求める人物像・課題解決が得意な方・コミュニケーションが良好な方・技術への好奇心が旺盛な方▼案件詳細:【Java/フルリモ】API連携の開発案件!(SpringBoot)Springフリーランスの案件②【エンド直/リモート可/Java】バックエンドエンジニア(Spring)法務ソフト大手!<職種>バックエンドエンジニア<稼働時間>・週4~5日・勤務時間:原則10:00~19:00 ※応相談<報酬>月額:~80万(税別・週5日稼働時)<エリア>全国 / フルリモート(在宅OK)<業務内容>▼概要法務系のソフトウェア開発を手掛ける企業様にて、複数展開中のプロダクトにおける、バックエンド開発に従事していただきます。▼業務内容【想定業務一例】- 自社プロダクトのバックエンド領域における設計や機能開発・実装・レビュー・テスト・保守運用- 社内運用アプリケーションとのデータ連携部分のアダプタ設計と実装- チームの生産性やプロダクト品質向上のため各種自動化やプロセスの整備- チームに知見を共有するためのドキュメント執筆【開発環境/使用ツール】- 言語: Java▼スキル要件【必須】- JavaでのWebシステム開発経験(5年以上)- Spring Framework or Spark Frameworkを用いた開発経験- クラウド環境での開発経験- Linux環境での運用オペレーション経験- RDBのスキーマ設計経験- Gitを利用したチーム開発経験- プルリクエストによるコードレビュー経験- 単体テストコードの記述経験- 機能要件をもとに設計から実装まで独力で完遂した経験- チームをまたいだステークホルダーと議論し開発の意思決定を行った経験【あれば尚可】- React、Vue.js、Angularのいずれかを用いた開発経験- Docker等のコンテナ関連の技術を利用した経験- DDDまたはクリーンアーキテクチャの実務経験- 意思決定の際の判断材料として必要なデータを収集・可視化した経験- 責務や凝集性を意識した保守性の高いコードが記述できること- エラー処理を意識した堅牢性の高いコードが記述できること▼案件詳細:【エンド直/リモート可/Java】バックエンドエンジニア(Spring)法務ソフト大手!Springエンジニアのフリーランスの年収Springエンジニアのフリーランス想定年収:約1,213万円2024年4月現在、フリーランスマッチングサービスSOKUDANのデータによると、Springエンジニアのフリーランス平均年収は、約1,213万円です。月額の平均単価は、約101万円です。SOKUDANが調査したエンジニアフレームワークの年収ランキングでは4位です。これは、一般的な給与所得者の平均年収461万円と比較しても高い水準です。Springエンジニアのフリーランスの単価は、その技術力、経験年数、専門性、そして市場の需要によって決まります。▼関連記事:2024年エンジニア言語の年収ランキング▼関連記事:2024年|年収が高いフレームワークランキング(プログラミング)▼参考:国税庁:1 平均給与Springエンジニアのフリーランスの将来性Springエンジニアは、今後もフリーランスとして高い需要が見込まれる職種だと言えます。DXの加速により、Javaを使ったシステム開発の案件は今後も増えていく見通しです。レガシーシステムの刷新や、クラウドネイティブを意識したアプリケーション開発など、Springの活躍の場はますます広がっていくでしょう。また、Springの周辺技術も進化を続けており、Spring Cloudを使ったマイクロサービスの開発や、Spring Nativeを使ったネイティブアプリケーションの開発など、新しい分野への挑戦もできます。幅広い業種や業態でSpringが使われている現状を見ると、特定の業界の動向に左右されにくいのもフリーランスには心強い状況です。一方で生成系AIの台頭により、AIがプログラミングをしたり、ChatGPTが人間の仕事を奪うというケースも発生しています。以下の記事も参考に、人間だからこそできる価値ある仕事について再考するきっかけにしてみてください。▼関連記事:AIがプログラミングをやる時代!奪われるエンジニアの仕事や必要なスキル▼関連記事:ChatGPTによってなくなる仕事6選!AIの影響を受けにくい仕事も解説Springエンジニアがフリーランスとして成功するためのスキルフリーランスのSpringエンジニアとして成功するには、Springの深い理解に加え、関連技術の習得や、相性の良い技術を組み合わせるスキルが欠かせません。マイクロサービスやクラウドといった技術トレンドへの対応力も重要です。さらに、コミュニケーション能力やプロジェクトマネジメントスキルなど、技術以外の力も必要です。これらのスキルを身につけ、自らの価値を高めることが、フリーランスとして長く活躍するための鍵となるでしょう。Springと関連性の高いフレームワーク・ライブラリの習得Springエンジニアがフリーランスとして活躍するには、Spring Framework本体だけでなく、関連するフレームワークやライブラリの知識も重要です。例えば、永続化処理を行うORMフレームワークのHibernateや、O/RマッパーのMyBatisの習得は欠かせません。また、DIコンテナのGuiceやAOPの実装を簡単にしてくれるAspectJといったライブラリにも触れておくと、Springをより効果的に使いこなせるでしょう。Springと親和性の高いテンプレートエンジンのThymeleafや、JSONライブラリのJacksonなども押さえておきたいポイントです。Spring Bootを使った開発が主流の昨今では、Spring Cloud関連の技術も習得しておくことが望ましいと言えます。Spring Cloud Netflixのコンポーネントを理解しておけば、マイクロサービスアーキテクチャによる開発をスムーズに進められるはずです。これらのフレームワークやライブラリを押さえておくと、多様な案件に対応できる機動力の高いSpringエンジニアになれるでしょう。Springと相性の良い技術を学ぶSpringと相性の良い以下の技術を身につけると、より活躍の幅を広げることができます。周辺技術のスキルを身につけることで、システムのアーキテクチャ設計からインフラ構築、フロントエンド連携までを視野に入れた、総合的な提案力を持ったSpringエンジニアになれるでしょう。クラウドサービスAWSやGCPなどのクラウドサービスとSpringを組み合わせることで、スケーラブルでメンテナンス性の高いシステムを構築できます。Spring CloudはAWSとの連携に特化したプロジェクトも提供しており、クラウド環境での開発をサポートしてくれます。▼関連記事:AWSでフリーランスエンジニアへ!単価や案件獲得方法▼関連記事:GCPでフリーランスエンジニアへ!単価や案件獲得方法コンテナ技術DockerやKubernetesを使ったコンテナ環境は、Springアプリの実行環境として最適です。アプリケーションのデプロイや運用を自動化でき、マイクロサービス間の疎結合も実現しやすくなります。CI/CDJenkinsやCircleCIを使ったCI/CDパイプラインと、Springアプリの自動テストを組み合わせれば、高品質なシステムを継続的に素早くリリースできます。テストの自動化は、アジャイル開発にも欠かせません。フロントエンドSpringアプリのフロントエンドをSPAで構築する場合、VueやReactとの連携スキルがあると役立ちます。Spring MVCをフル活用しつつ、フロントとの疎結合も実現する設計が可能になります。▼関連記事:フロントエンドエンジニアとは?技術の基礎から最前線の動向まで徹底解説Springエンジニアがフリーランスとして案件を獲得する方法Springエンジニアがフリーランスとして案件を獲得して成功するためには、フリーランス向けのマッチングサービスやエージェントの活用が重要です。また、ポートフォリオやスキルシートを作成したり、人脈を増やすためにイベントやコミュニティに参加したりすることもおすすめです。フリーランス向けマッチングサービスの活用副業解禁やフリーランスという自由な働き方の広がりにより、フリーランスに向けた案件マッチングサービスが増えています。企業も優秀なエンジニアの採用に苦戦しており、業務委託で求人を出す際は、マッチングサイトやエージェントを活用しています。フリーランス向けマッチングサービスには、さまざまな案件が掲載されており、効率よく案件獲得できる可能性が高いです。Springをはじめ、言語やスキル、高単価、リモート勤務など自分の希望の条件に合う案件を探すことができるでしょう。定期的にスカウトメールが届いたり、設定した条件の新規案件が入ったら知らせてくれたりする機能もあります。以下の記事も参考にして、自分に合ったマッチングサービスを活用してみてください。▼SOKUDANのフリーランス・副業向け案件一覧▼関連記事:フリーランス向けマッチングサービスのおすすめ8選〜利用者の声も紹介〜▼関連記事:フリーランスエンジニア向け案件サイト10選!案件獲得のコツも紹介▼関連記事:フリーランスエージェントおすすめ11選!エンジニア案件に特化したサポートも紹介ポートフォリオやスキルシートの作成・更新過去のプロジェクトや自己開発したアプリケーションについてまとめたポートフォリオは、案件獲得の際のアピール材料になります。案件に応募し、企業と面談をする際にはスキルシートも必要です。Springエンジニアといっても、数多くいるフリーランスの中でクライアントに選ばれる人材になるためには、経験やスキルが重要です。スキルの向上や経験プロジェクトが増えた場合には、ポートフォリオやスキルシートの更新も行いましょう。自分のキャリアの棚卸しや仕事に対するモチベーションのアップにもつながるため、定期的に見直してみてください。人脈やフリーランスコミュニティの活用フリーランスエンジニアは、IT業界のイベントやフリーランスのオンラインコミュニティに参加し、人脈を広げることも重要です。「イベントで名刺を交換した人から案件の相談を受けた」というエンジニアも少なくありません。Springのスキルを求めていた他のエンジニアから協業の誘いがくることもあるでしょう。フリーランスは主体的に情報をキャッチしていかなくては、インプットが少なくなりがちです。案件獲得の目的以外にも、情報収集やスキルアップの勉強のためにも、人との交流を増やしていきましょう。▼関連記事:フリーランスこそ人脈が大切!人脈作りのコツ・案件獲得方法を解説▼関連記事:フリーランスのコミュニティのおすすめ!人脈作りや案件獲得ができる!まとめSpringは、企業の幅広いシステム開発で活用されているJavaフレームワークで、フリーランスエンジニアとしての需要も高い技術です。Springエンジニアのフリーランス平均年収は約1,213万円、平均月額単価は約101万円と高水準。案件も豊富にあり、2024年1月時点の案件数は26,592件に上ります。フリーランスとして成功するには、Springの習熟に加え、関連フレームワークやクラウド、コンテナ技術などの習得も重要。さらにコミュニケーション力やマネジメント力も求められます。案件獲得には、マッチングサービスやエージェントの活用、ポートフォリオ・スキルシートの作成、人脈づくりが有効です。SpringはDXの加速やクラウドシフトを追い風に、今後もフリーランスに最適な技術の1つと言えるでしょう。フリーランス・副業向けマッチングサービス「SOKUDAN」では、Spring関連のフリーランス案件を掲載しており、あなたに合った案件を見つけることができます。▼SOKUDANのフリーランス・副業向けSpring案件一覧