Webデザイナーになりたいと思ってみたものの、未経験でも挑戦できるのだろうかと不安に思っている人もいるかもしれません。実際のところ、Webデザイナーには、どのようなスキルが必要とされるのでしょうか?また、必要なスキルを学ぶにはどんな方法があるのでしょうか?この記事では、スキルの習得から仕事探しまで、Webデザイナーになりたい人が知っておきたい情報を紹介します。▼関連記事:Webデザイナーに向いている人の特徴とは?後悔しないために知っておきたいよくある悩みも紹介Webデザイナーに最低限必要な5つのスキルWebデザインを含むWeb業界は変化が早く、仕事をする上で必要な知識や技術は日々アップデートが必要です。まずは、Webデザイナーのスキルの中でも最低限必要な5つのスキルを紹介します。デザインの基礎知識Webデザイナーの仕事は、Webサイトのデザインを通して、魅力をアピールしたり、企業の抱える課題を解決したりすることです。多くの人にとって見やすいデザインやフォントに加え、使わない方がいいオブジェクトの形や写真の構図など、タブーも含めたデザインの基礎知識が必要とされます。他にも、画像やデザインの著作権に関する知識も学んでおいた方がよいでしょう。コーディングスキルWebデザイナーの業務には、デザインをWebサイトに反映させる過程があるため、コーディングの知識が必要とされます。コーディングに必要な言語として、HTMLとCSSは最低限身につけておきたいところです。この2つを習得したら、JavaScriptやPHPといった言語も習得していくと、仕事の幅が広がります。デザインツールの操作PhotoshopやIllustratorといったデザインツールの操作も、必須のスキルと言えるでしょう。Photoshopは画像の加工など、Illustratorはロゴの作成やイラストを描く際などに使います。また、FigmaやCanvaなど、近年はさまざまなデザインツールが登場しています。これらのデザインツールも使いこなせると、活躍の場も広がるでしょう。コミュニケーション能力Webデザイナーは、クライアントの意図を汲み取る能力や調整力を含めたコミュニケーション能力が求められます。また、SlackやChatworkなどのコミュニケーションツールは、多くの企業で導入されているので、慣れておいた方がよいでしょう。デザインやクリエイティブなことへの興味関心Webデザイナーになりたい理由が人それぞれある中で、「デザインやクリエイティブなことが好きだからWebデザイナーを目指す」という人も多いのではないでしょうか?デザインに興味関心があると、身の回りにあるデザインに目が止まり、いつもどこかでインスピレーションを受けるので、それが感性やデザインのセンスにつながります。Webデザインの勉強や仕事にくじけそうになっても、デザインへの興味関心が薄れなければ、何度でも前を向けるようになるでしょう。Webデザイナーとしてより活躍するために必要な5つのスキルWebデザイナーとして最低限必要なスキルを習得したら、より活躍するために必要なスキルの習得に励みましょう。特に以下の5つのスキルを身につけておくと、より重宝されるWebデザイナーになれるでしょう。デザインに関するオリジナリティや強みWebデザイナーは、クライアントの意向に沿ったデザインを作成することが求められます。しかし、活躍するWebデザイナーは、クライアントの要望を実現しながらも、オリジナリティや得意分野の引き出しを持っています。自分の強みを知って磨いていくことで、クライアントの要望以上の提案ができるようになるでしょう。レスポンシブデザインやWordPressのカスタマイズスキルレスポンシブデザインは、デバイスの画面サイズに応じてレイアウトやデザインを最適化する技術です。多くの人がスマートフォンを使用している昨今では、必須になりつつあります。WordPressはホームページ作成ソフトで、世界中で広く使用されています。どちらも多くのWebサイトで取り入れられているため、レスポンシブデザインとWordPressのカスタマイズスキルを持っていると、Webデザイナーとして必要とされる人材になれるでしょう。Webマーケティングの知見Webマーケティングの知見があると、ユーザーのニーズを理解したデザインを作成・提案できるようになります。Webマーケティングの領域は広いため役立つシーンはさまざまですが、Webサイトに訪れるユーザー層に刺さるデザインや、売上やアクセスに結びつくデザインを作成できるようになります。過去のデータをもとに提案すれば、クライアントの納得感も増し、より信頼されるWebデザイナーになれるでしょう。ユーザビリティに関する知識Webサイトが使いにくくて、読み進めるのをやめてしまったという経験はありませんか?わかりやすい場所にボタンがあり、読み進めやすいフォントを使うことは、ユーザーにWebサイトを離脱せずに利用してもらうために必要です。ユーザーにとって使いやすいWebサイトを作成する知識を持ち合わせておくよう、日々意識しておきましょう。ディレクション・マネジメント力Webデザイナーとしてのスキルに加え、ディレクションやマネジメントができると、よりレイヤーの高い仕事や、報酬が高い仕事ができるでしょう。まずはしっかりとWebデザイナーのスキルを身につけ、デザイン業務を遂行できるようになることが大切です。その上で、いずれはWebディレクターや管理職を目指したい人は、日々の業務の中で全体を見通す能力をつけるように意識してみるとよいかもしれません。Webデザイナーに必要なスキルを身につける方法Webデザイナーに必要なスキルを身につけるためには、大きく分けると、独学・オンラインスクール・通学型スクールの3通りの方法があります。それぞれ向き不向きや、通う人の状況によって合う合わないがあるので、自分がどの方法が一番合っているのかを見極めましょう。独学独学は、Webデザインに関する本や動画などを購入して、1人で学習する方法です。自分の好きな時間に好きな方法で学べるため、忙しい人や費用をなるべく抑えたい人、マイペースにスキルを身につけたい人には向いているでしょう。一方で、わからないことをその都度質問することはできません。根気強く自分で学びを進めていかなくてはならないので、意志の強さが必要とされます。オンラインスクールオンラインスクールは、オンライン上で講師から指導を受けながら学習する方法です。インターネット環境さえあれば、どこからでも受講できるのが大きなメリットです。時間的にあまり余裕はないけれど先生に質問したい、課題なども積極的にこなしたいという人は、オンラインスクールが合っているかもしれません。通学型スクールある程度の時間とお金の余裕があり、しっかりと学びたい、講師や同じ志を持つ人との交流もしたい人は、通学型のスクールが向いているでしょう。通学型スクールでは、講師に対面でしっかりと質問できるのもメリットです。また、独学やオンラインだとどうしても怠けてしまう人も、通学型スクールなら挫折しにくいでしょう。未経験からWebデザイナーになるためにやっておきたいことWebデザイナーに必要なスキルを身につけ、制作物も溜まってきたら、ぜひ次の3つのステップを踏んでみてください。未経験からWebデザイナーの仕事を獲得するのは大変かもしれませんが、さまざまな角度から仕事獲得に向けて行動していれば、決して不可能ではありません。ポートフォリオを作成Webデザイナーの仕事探しには、ポートフォリオが欠かせません。Webデザイナーにおけるポートフォリオとは、これまで制作したWebサイトやバナーなどをまとめたWebサイトです。ポートフォリオがあれば、Webデザイナーとしてどんな作品を作ってきて、どんなことができるのかを説明しやすくなります。企業に就職する場合はもちろん、フリーランスとしてWebデザインの仕事を獲得する場合にもとても役立ちます。▼関連記事:Webデザイナーにポートフォリオは必須!制作のコツ・NG例を解説クラウドソーシングサービスやビジネス特化型SNSに登録SOKUDANをはじめとするクラウドソーシングサービスや、LinkedInなどのビジネス特化型SNSに登録しておくのもおすすめです。これらのサービスに登録しておくと、思わぬところから仕事のチャンスが舞い込んでくる可能性があります。いいなと思う案件があれば、自分から積極的に応募したり、コンタクトを取ってみたりしましょう。自分から動くことで、より多くの機会を得られるはずです。今の時代はインターネット上にも求人がたくさんあるので、ぜひさまざまな角度から仕事を探してみてください。▼関連記事:フリーランスデザイナーにおすすめの案件サイト11選!高単価案件獲得のコツも解説就業形態に合わせた紹介会社に登録正社員・フリーランス・派遣社員・アルバイト・副業と、Webデザイナーにもさまざまな働き方があります。自分が求める就業形態に合わせた紹介会社に登録しておくのも重要です。もし直接仕事に結びつかなかったとしても、担当者から仕事の話を聞いておくだけでも業界の知識が増えます。まずは間口を広めて仕事探しをすると、多くの人やチャンスに巡り会えるでしょう。▼関連記事:Webデザイナーにおすすめのフリーランスエージェントを比較調査!まとめWebデザイナーには、デザインの基礎知識などの最低限必要なスキルから、Webマーケティングの知見などのより活躍するために必要なスキルまで、さまざまなスキルが必要とされます。未経験からWebデザイナーになるには、まずは独学もしくはスクールで、これらのスキルを身につけます。制作物や実績ができたらポートフォリオにまとめ、さまざまな角度から仕事探しをしていきましょう。