フロントエンドエンジニアって、どんな仕事をしているの?コーダーやバックエンドエンジニアとの違いは?フリーランスだとどんな案件があって、いくら稼げるの?今回は、フロントエンドエンジニアの仕事内容から必要なスキル、年収やキャリアパスまで徹底解説します。最新の技術情報も記載しているので、興味のある方は知見を増やしていきましょう!フロントエンドエンジニアの案件を探している方は、フリーランスのマッチングサービスSOKUDANで、案件を探してみてください▼関連記事:フリーランスエンジニアになるには?必要なスキルやメリット・デメリットフロントエンドエンジニアとは?あなたがインターネットのウェブページを開いたときに見る画面、例えばこの文章が書かれているページや、FacebookやTwitterのようなアプリのデザインや動き、システムのインターフェース、これらすべてが「フロントエンド」と呼ばれる部分です。そして、このフロントエンドを作成・管理するのが「フロントエンドエンジニア」です。フロントエンドエンジニアの仕事内容フロントエンドエンジニアは、デザインの実装を行います。デザイナーが作ったデザインを、HTML/CSS/JavaScriptなどの言語を用いて、実際のウェブページとして形にします。またレスポンシブデザインといって、スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスでウェブページがきれいに見えるように調整する役割も担います。さらに、ユーザーインタラクションといって、ボタンをクリックしたときの動きや、画面のスクロールに合わせてアニメーションが動くなど、ページとユーザーとのやり取りを実現します。フロントエンドエンジニアは、インターネットのウェブページがユーザーにとって魅力的で使いやすくなるように、技術とデザインの知識を活かして作業をしています。コーダーとの違いフロントエンドエンジニアは、ウェブページの動きや機能の実装、全体の構造や最適化などの技術的な深さを持つ一方、コーダーは主にデザインを正確にウェブページとして再現する役割に特化しています。両者は共にウェブページを再現する職種ですが、フロントエンドエンジニアは、単にデザインをコードに変換するだけでなく、複雑なロジックやアルゴリズム、最適化技術なども含めた幅広い技術知識が求められます。バックエンドエンジニアとの違いフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアは、大きな違いが多くありますが、両者の役割なくしてウェブページやアプリ、システムは成立しません。フロントエンドエンジニアは、ユーザーが直接触れるウェブサイトやアプリケーションのインターフェース部分を作成します。バックエンドエンジニアは、ウェブサイトやアプリケーションが裏側で行う処理を担当します。フロントエンドエンジニアが使用する技術は、主にHTML, CSS, JavaScriptを用いて、デザインをコードに変換し、動的な動作を実現します。近年ではReact, Vue, Angularなどのフレームワークやライブラリの知識が重要になっています。バックエンドエンジニアは、 Python, Ruby, Java, Node.js, PHPなどのプログラミング言語や、MySQL, PostgreSQL, MongoDBなどのデータベース技術を用います。フレームワークとしてはDjango, Ruby on Rails, Laravel, Express.jsなどがあります。全く異なる役割やスキルセットを持ちますが、一部のエンジニアはフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの両方のスキルを持ち、「フルスタックエンジニア」として活動することもあります。フロントエンドエンジニアに必要なスキルセットフロントエンドエンジニアに必要な基本的な技術は、HTML,CSS,プロプラミング言語というプロプラミング言語です。ウェブページの構造やデザイン、レイアウトを記述し、動的な動作やインタラクションを追加することができます。フロントエンドのフレームワーク・ライブラリは、React,Vue.js,Angularなどを用います。タスクランナー・モジュールバンドラーというモジュールをバンドルするツールとして、Webpack, Rollupを用いることも多いです。開発作業の自動化ツールには、Gulp, Gruntなどを使用します。その他、レスポンシブデザインやユーザーエクスペリエンス (UX) & ユーザーインターフェイス (UI) の理解も重要でしょう。コードの変更履歴を追跡し、複数人での開発を円滑に進めるためのツールであるGit、RESTfulサービスやGraphQLなどのAPIとの連携の経験も必要です。【独自調査あり】フロントエンドエンジニアの年収求人ボックスのデータによると、フロントエンドエンジニアの平均年収は約599万円です。月給で換算すると50万円、初任給は24万円程度が相場のようで、派遣社員やアルバイト・パートでは平均時給がそれぞれ2,248円、1,201円となっています。また、フリーランスのマッチングサービスSOKUDANが独自に行った調査では、フリーランスのフロントエンドエンジニアの平均年収は約867万円でした。平均時給は4,063円です。 ▼関連記事:フロントエンドエンジニアフリーランスの平均年収867万円!98%がリモート可!エンジニア職は他の職種と比較して年収が高い傾向にありますが、フリーランスになると専門性の高さや技術力の高さの点で需要が高まるので、一層報酬が高くなります。フリーランスのエンジニアの平均年収のデータは、こちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランスエンジニア職種別の平均年収・時給レポートフロントエンドエンジニアの実際の案件フロントエンドエンジニアの仕事を理解するには、実際の案件をみることが一番手取り早い方法です。フロントエンド案件を豊富に扱うSOKUDANの、フロントエンドエンジニアの案件をいくつかご紹介します。▼案件例:【フルリモ・新規事業】SaaSサービスでVue.jsのフロントエンジニアを募集!フロントエンドエンジニアの経験3年〜応募できる、SaaSサービスの開発案件です。TypeScript、Nuxt.js、Vue.js、Tailwindを用いてフロント開発を行い、新サービスをリードする役割も担える、魅力的なポジションです。週2~3日で最高80万円の高単価案件かつ、フルリモートのため人気の案件です。▼案件例:【フルリモ/フレックス】Reactを使った電子カルテシステムの改修対応エンジニア案件は継続のものが多いですが、フリーランスでは人手が足りない時期だけスポットで採用したいというニーズもあります。Reactの経験2年以上で応募できる上記の案件では、8月にスポットで入り、双方問題なければその他案件にもアサインしてもらえるもの。稼動時間が余っているときや、よい案件があれば仕事を増やしたいというフリーランスのフロントエンドエンジニアには、ぴったりでしょう。その他、SOKUDANで紹介しているフロントエンドエンジニアの案件を、以下からみることができます。▼SOKUDANのフロントエンドエンジニアの案件一覧フロントエンドエンジニアのキャリアパスフロントエンドエンジニアのキャリアパスには、スペシャリストを目指したり、マネジメントを極めたり、さまざまなものがあります。専門性や技術力、それに伴う高い報酬を求めてフリーランスになる道もあります。専門家としてのスペシャリスト路線:深い知識と技術を追求フロントエンド技術のスペシャリストを目指す場合は、まずは基本的な技術スキルの向上に励みます。Progressive Web Apps (PWA)、WebAssembly、Server Side Rendering (SSR) など、新しい技術やトレンドを学び続けましょう。そうすることで、「技術オタク」といわれるほどの専門領域に精通することができるでしょう。オープンソースプロジェクトへの貢献、ブログの執筆、カンファレンスやミートアップでの発表などを通じて、専門知識を共有し、業界内での認知を高めることも必要です。パフォーマンスエンジニアリング、セキュリティの専門家、UX/UIの専門家など、さらに狭い領域でのスペシャリストとしてのキャリアを追求することも考えられます。マネージメントへのステップアップ:チームリーダーとしての役割フロントエンドエンジニアとして、マネジメントスキルを磨くキャリアパスもあります。リーダーシップを取るためには、信頼と尊敬を得るための基盤として、しっかりとした技術力が必要です。フロントエンド技術の深い理解と実践的な経験が必要です。小さなチームやプロジェクトのリーダー経験を積んだのち、ミドルマネジメントとして部下を持ち、複数のプロジェクトやチームの監督を行います。最終的には、ディレクターやCTO(Chief Technology Officer)、VP of Engineeringなどの役職に就き、会社全体の技術的な方向性や戦略を決定できるようになるでしょう。フリーランスとしての独立フリーランスのフロントエンドエンジニアとして、自由な働き方や高い技術力を手にしている人も多くいます。会社員では会社の方針に従わなければならないことも多く、キャリアパスがある程度決まっている可能性もあります。フリーランスのフロントエンドエンジニアになれば、自分の磨きたいスキルの案件を獲得することもできますし、複数の案件で経験を加速することも可能です。働く時間、働く場所、自分の市場価値としての報酬も自分でコントロールすることもできます。フリーランスのエンジニアになる方法に関しては、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランスエンジニアになるには?必要なスキルやメリット・デメリット2023年の最新トレンド:フロントエンドの未来はAIと共に進化する目まぐるしく進化するIT技術を追いかけることは容易ではありませんが、フロントエンドエンジニアとして活躍するために、最新のトレンドを知っておきましょう。AI技術の進化に伴い、開発のアプローチに変革が生じています。GitHub CEOによれば、未来のコーディングは大部分がAIによって生成される可能性があり、既にGitHub CopilotやAmazon CodeWhispererのようなAIベースのツールが市場に登場しています。これらはエラーチェックやテストサポートも提供しており、要件を指示するだけでWebアプリを生成するサービスも存在します。また、Tsunagu.AI社の「FRONT-END.AI」は、デザインカンプをAIが解析しHTML,CSSなどのコーディング候補を自動出力することで、初期コーディング時間を約50%削減できます。一方で、開発者としてはAIの助けを借りながらも品質を担保していくことは重要です。フロントエンドエンジニアは、AIとの融合を進める中で、品質と効率のバランスを模索しながら進化していく必要があるでしょう。まとめフロントエンドエンジニアは、ウェブページの画面やシステムのインターフェースを作成します。単にデザインをコードに変換するだけでなく、複雑なロジックやアルゴリズム、最適化技術なども含めた幅広い技術知識が求められます。スペシャリストやマネジメントなどのキャリアパスがあり、フリーランスとして独立することで高い報酬を叶えることも可能です。いずれにせよ、進化するIT技術のなかでキャッチアップは重要でしょう。フリーランスのマッチングサイトで案件を探したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランス向け案件マッチングサービスのおすすめ8選〜利用者の声もご紹介〜