あなたは今、フリーランスエンジニアになるか悩んでいますか?ネット上では「フリーランスエンジニアの末路が悲惨。」という説がささやかれていますが、実際のところはどうなのでしょうか。フリーランスエンジニアにならない方がいい人の特徴や、悲惨な末路を回避する方法を解説していきます!まずは、フリーランスエンジニアの末路が悲惨と言われる理由をみていきましょう。フリーランスのエンジニアになりたいという方はこちらの記事もおすすめです。▼関連記事:フリーランスエンジニアになるには?必要なスキルやメリット・デメリットフリーランスのエンジニアで案件を探してる方は、エンジニア案件の豊富なマッチングサービスSOKUDANに登録してみてみてください。フリーランスエンジニアの「末路が悲惨」と言われる理由は?フリーランスエンジニアに興味がある人がネットで検索をすると、目に入ってくるのが「フリーランスエンジニアの末路が悲惨。」という内容。その理由とはいったい何でしょうか?フリーランスエンジニアのリアルな実態を説明していきます。案件が獲得できずに収入減!貯金を切り崩す日々案件が獲得できなくて、悲惨な末路を辿るフリーランスエンジニアは少なくありません。いざ、フリーランスエンジニアとして仕事を探そうと思っても、自分のエンジニアスキルや経験だと応募要件を満たせないということもあります。やっとの思いで面接まで進んでも、その後のオファーに繋がらず、なかなか案件を獲得できないフリーランスエンジニアもいます。仕事がなく、収入もなく、貯金は減っていくばかり、、、という悲惨な状況が発生する可能性があるでしょう。単価が全く上がらず、モチベーションも急降下高単価のエンジニア案件を獲得できず、会社員の時よりも年収が下がるフリーランスエンジニアもいます。月100万円越えの高単価案件で稼ぐぞ!と意気込んでいたものの、思い描いていたような生活が送れていない人も多いです。単価があがらなければ、仕事内容にも満足できず、自分のエンジニアスキルも上がらないため、モチベーションも下がる一方でしょう。目の前のタスクに追われてスキルアップができない「フリーランスエンジニアの末路が悲惨。」と同様によく聞く話が「フリーランスのエンジニアは激務。」というもの。実際にフリーランスエンジニアとして独立した方が、会社員としてエンジニア業務をしていた時よりも、業務量も仕事時間も増えて「セルフブラック企業状態」のフリーランスエンジニアがいます。日々の業務に追われていると、新しいエンジニアスキルのキャッチアップに割ける時間がなく、結局同じような案件ばかり受けていてスキルアップできない、ということもあるでしょう。孤独に耐えられず、精神的な不調に陥る「エンジニアあるある」として話題に上がる、エンジニア職特有の「孤独感」。営業職やコンサルタント業などと違い、頻繁に客先に出向いたり、長時間会話をする職種ではないため、孤独に耐えられないエンジニアもいるようです。特にフリーランスエンジニアは、自宅などで1人で仕事をする時間が長く、メンタル不調になってしまう人もいます。▼関連記事:フリーランスの孤独感を解消する方法7選!体験談・解決方法も紹介ハードワークで体調不良。クライアントからの信頼も失うフリーランス全般にいえることとして、仕事を受けすぎて体調不良になってしまう、というパターンの悲惨な末路。納期の調整やプロジェクトの進行、書類仕事などを全て自分で行う必要があるため、睡眠時間を削ったり、食事に気を使わなくなったりする方もいます。健康状態が悪くなると、あらゆる業務がストップしてしまいます。最悪の場合、納品スケジュールなどが遅れ、クライアントからの信頼も失う事態となってしまうでしょう。社会保障や退職金がなく悲惨な老後生活フリーランスは自由な働き方が実現できる、近年人気の働き方ですが、老後に備えておかないと大変なことになるかもしれません。会社員とは違い、退職金もなければ、年金も少なく、自分でしっかり老後の資金を確保しておく必要があります。フリーランスエンジニアとして、現役時代はしっかり働いてきたものの、老後に向けて備えていなかった...という悲惨な末路を辿らないように気をつけましょう。フリーランスエンジニアの実態フリーランスエンジニアの悲惨な末路について説明してきましたが、実際のところの年収はどのくらいなのでしょうか?平均年収や時給をみていきましょう。フリーランスエンジニアの職種別平均年収・時給・年収は?フリーランスエンジニアと一口にいっても、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、インフラエンジニア、iOS / Androidエンジニア、機械学習エンジニア、データサイエンティストなどさまざまな専門分野があります。こちらの6職種を例にとって、フリーランスエンジニアの平均年収と時給をみていきましょう。SOKUDANが紹介しているフリーランスエンジニア案件の平均では、このようになっています。エンジニア6職種全体の平均年収1,052万円、時給5,220円エンジニア6職種平均年収は、900万円以上の割合が58%と半数以上年収1,500万円以上が16%と、600万以下の12%よりも多い一般的なエンジニアの平均年収よも、SOKUDANに掲載されているフリーランス案件の平均年収の方が高いです。エンジニアの種類別では、データサイエンティスト(データエンジニア)や機械学習エンジニアの年収が高く、次にAndroidエンジニアの年収が高い結果となっています。より詳細なデータは、こちらの記事をみてみてください。▼関連記事:フリーランスエンジニア職種別の平均年収・時給レポートフリーランスエンジニアが稼ぐには実務経験はどれくらい必要?一般的な目安としては、最低2年程度の実務経験を積んだ後に、フリーランスエンジニアとして独立することが多いようです。ただし、個人の能力やスキル次第で、もっと短い実務経験期間でもフリーランスエンジニアとして成功することもありえるでしょう。案件獲得の際に持っているとよい資格などは、こちらの記事から確認してみてください。▼関連記事:フリーランスエンジニアになるには?必要なスキルやメリット・デメリットフリーランスエンジニアに向いていない人の特徴ここまで、フリーランスエンジニアの悲惨な末路や、フリーランスエンジニアが実際に稼げるのか、平均年収などをみてきました。まだ、自分がフリーランスエンジニアに向いているのか、不安な方も多いかと思います。いま一度、「フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴」と自分の適性と、照らし合わせてみるのもよいでしょう。独立して仕事をするスキルがない人フリーランスエンジニアとして活躍するには、なんといってもエンジニアとしてのスキルが必要です。エンジニアスキルに自信がない人は、会社員として経験を積みながら、副業としてフリーランスの働き方を試してみるのもよいでしょう。責任感をもって仕事を全うできない人会社員としてエンジニア業務を行う場合には、同僚や上司と協力し合って業務を行うことも多いです。しかし、フリーランスエンジニアになると、全ての責任を自分で負う必要があります。納期や納品物のクオリティチェックも最終的には自分で確認します。自分の仕事に責任を持てない人は、クライアントや関係者に迷惑をかけてしまうため、フリーランスエンジニアは向いていないといえます。向上心がない人フリーランスエンジニアには、向上心が必須です。技術の進歩はめざましく、常に勉強が必要な職種がエンジニアです。向上心がない人にはそもそも辛い職業ですが、フリーランスエンジニアになると、組織から離れて個人で働く機会が多いため、情報を得る機会が減ります。そのため、エンジニアのコミュニティに所属するなど、新しい情報や技術を取り入れていくために自ら学ぶ機会を積極的につくりましょう。コミュニケーションが極度に苦手な人エンジニアはスキルが重要!Web系の仕事だから、コミュニケーションは苦手でも大丈夫!なんて思っていたら大間違いです。あらゆる仕事において、コミュニケーション能力はある一定程度必要です。中でもフリーランスエンジニアは、コミュニケーションが極度に苦手だと苦労するかもしれません。なぜなら、個人として仕事を受けたり、所属外の組織(クライアント企業)に飛び込んで仕事をするため、一緒に働く人との信頼関係や距離感が重要になるためです。また、独立して案件を獲得する際は、面接や単価交渉など相手に与える印象を考えて会話する機会も多いです。自分の要望を上手に伝えられたり、クライアントの気持ちに寄り添えるタイプのフリーランスエンジニアは活躍できるでしょう。スケジュールや業務の管理が苦手な人スケジュール管理が苦手だったり、マルチタスクだと混乱してしまうような人もフリーランスエンジニアには向いていないでしょう。本業のエンジニア業務以外にも複数の案件のスケジュールを管理したり、書類仕事も発生するのがフリーランスです。逆に、マルチタスクが得意だったり、自分でしっかりスケジュールの管理ができる人はフリーランスエンジニアとしても活躍できるでしょう。生活の安定を重視している人フリーランス職全般にいえることとして、生活の安定を最優先にしている人は向いていないでしょう。フリーランスエンジニアは、案件を獲得して継続的に稼ぐことができればよいですが、最初からうまくいくとは限りません。経験とスキルのあるフリーランスエンジニアでも、途中から案件獲得に苦労するようになるパターンもあります。逆に変化をポジティブに受け入れられたり、柔軟に対応できるタイプの人にフリーランスエンジニアは向いているでしょう。フリーランスエンジニアが悲惨な末路を回避するための方法8つでは、フリーランスエンジニアが悲惨な末路を辿らないようにするには、どうしたらいいでしょうか?段階を踏んでしっかりと準備をして、案件獲得のコツを掴めれば、安定して仕事をすることができます!フリーランスエンジニアとして、理想の生き方ができる可能性を高めましょう。自分の強みを活かす仕事から始めるまずは、自身のスキルや経験を整理して、強みを活かせる仕事から始めてみましょう。1つの案件に取り組んでみて、クライアントに満足してもらえるアウトプットが出せれば、それが自信となり、次の案件獲得の際の実績にも繋がります。エンジニア職であれば自身の専門とするスキルがあるはずなので、案件をこなす中で自分に向いているエンジニア業務を見定めていくのもよいでしょう。くれぐれも高単価案件ばかりに目が眩んで、応募しても落ちまくる......なんてことにならないよう気をつけましょう。クライアントと良好な関係を維持するフリーランスエンジニアは、クライアントから発注される仕事があってこそ成り立つ働き方です。クライアントからの信頼を勝ち取ることができれば、継続して依頼があったり、紹介などで次の案件に繋がったりと、よい循環が生まれていきます。クライアントと良好な関係を維持するには、言われたことだけをただこなすのではなく、プラスαでクライアントに貢献できるように、工夫しながら仕事をするのがよいでしょう。最新のエンジニアスキルを学び続けるフリーランスエンジニアとして活躍していくためには、常に最新のエンジニアスキルを学び続ける必要があります。技術力のあるフリーランスエンジニアであれば、案件獲得も比較的容易で、仕事がなくて困った......という状態には陥りづらいでしょう。スキルアップのために意識的に学ぶ機会を作ったり、成長が見込める案件に挑戦してみるなど、技術向上のための積極的な姿勢が必要です。自己管理を徹底するフリーランスエンジニアは、体が資本です。エンジニア、ライター、デザイナーなどの座りっぱなしのフリーランス職種の人によくあるのは、腰痛などの職業病。そのほかにも会社員の時とは違い、健康診断なども自分で手配する必要があるので、健康管理を怠らないように気をつけましょう。規則正しい生活を心がけ、適度に人とのコミュニケーションを取ることで、孤独感の解消を図るのもよいでしょう。リスク分散をしておくフリーランスエンジニアにとって最悪なシチュエーションとは、案件が獲得できず、仕事がなく収入がない状態です。その状態が続くと実績を積めないので、フリーランスエンジニアとしての市場価値もどんどん落ちていってしまいます。そういった状況を回避するために、1つの案件で満足するのではなく、複数の案件を抱えておくことをおすすめします。短期のエンジニア案件だけでなく、長期間継続して依頼してもらえる案件も並行して応募していくのがよいでしょう。老後の生活費を確保するフリーランスエンジニアの代表的な悲惨な末路「老後の資金がない。」という状態を回避するために、現役時代からコツコツ貯金をしておきましょう。貯金以外にも、各種私的年金やフリーランス向けの共済制度などに加入して、老後の生活費の心配がないようにするのがよいです。将来のお金の心配が減ると、いま目の前にある仕事により一層集中することができるでしょう。人脈づくりをおろそかにしないフリーランスになると、意識的に人脈を広げない限り、特定のクライアントなどの人間関係の中で仕事が完結してしまいます。キャリアアップや技術のアップデートのためにも、エンジニア向けのコミュニティに参加したり、SNSで情報を集めるなどの工夫をすることで、思った以上にフリーランス同士の輪が広がっていきます。そこで得た人脈が次の仕事につながることもあるので、人脈づくりは怠らないようにするのがよいでしょう。エンジニア案件が豊富な案件マッチングサービスを活用する案件マッチングサービスとは、仕事を探すフリーランスとスキルをもつ人材を探している企業をつなぐサービスです。例えばフリーランス向けの仕事マッチングサービス「SOKUDAN」は、フリーランス・副業など業務委託のプロ人材と企業を結びつけるマッチングサービスです。エンジニア、マーケター、営業、事業企画の職種がボリュームゾーンですが、人事、経理などバックオフィス系の求人や案件も増えています。「即戦力のプロ人材」を求めている企業が多いので、レベルの高い案件や特定のスキルを発揮できるような、お宝案件にも巡りあえるでしょう。その他のおすすめマッチングサービスは下記の記事で紹介しています。▼関連記事:フリーランス向けマッチングサービスのおすすめ8選〜利用者の声もご紹介〜【実体験!】フリーランスエンジニアの成功パターンと失敗パターンフリーランスエンジニアになった後の、実際の失敗パターンと成功パターンをみてみましょう。これからフリーランスエンジニアになる方が悲惨な末路を辿らないように参考にしてみてください。【失敗事例】低単価で仕事を請けすぎた結果、激務で体を壊してしまった・・・●フリーランスエンジニア5年目のAさんフリーランスとして独立したばかりの頃、最初のうちはエンジニアとしての実績を増やすために、単価にこだわらずに仕事を請けていました。自分のスキルと時間を安売りしてしまったので、年収を維持するために、かなりの業務量をこなさなければなりませんでした。その結果、独立後半年ほどすると体調を崩し、一時的に仕事ができなくなってしまいました......。フリーランスエンジニアになったばかりだからといって、低単価の仕事を大量に受けるのはおすすめしません。一定の経験を積んだら、単価を上げていく工夫をしましょう。【成功事例】前職の繋がりで安定した案件をゲット!●フリーランスエンジニア1年目のBさん独立前の職場の取引先から案件を紹介してもらい、フリーランスエンジニアになった直後から安定してフリーランスエンジニアとしての仕事を行うことができました。前職からのつながりで、最初から信頼関係があるため仕事もやりやすくて助かっています。会社員時代の取引先から仕事を紹介してもらえる状態で独立すれば、フリーランスとして成功しやすいのではないでしょうか。まとめ「フリーランスエンジニアの末路が悲惨。」というフリーランスエンジニアになりたい人が不安になるような言説について検証してきました。実際に、フリーランスエンジニアとして仕事を獲得できずに大変な状況に陥る人も存在しますが、案件マッチングサービスを上手に活用するなどで、実績を積みながら理想のフリーランスエンジニアの生活を手に入れている人もいます。自分の適性を振り返りながら、フリーランスエンジニアになる将来も検討してみるとよいのではないでしょうか。