フリーランスのコミュニティに入ることで人脈が広がったり、案件獲得に繋がったり、さまざまなメリットがあります。しかし、入ってみないことには、どんなフリーランスがいるか分からないし、費用がかかるものもあります。この記事では、フリーランスにおすすめのコミュニティ10選を紹介します。おすすめのポイントや注意点も解説しているので、参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランス向けマッチングサービスのおすすめ8選〜利用者の声も紹介〜フリーランスがコミュニティに所属するメリットフリーランスは、会社員のように組織に属したり、毎日顔を合わせるチームがなかったりするため、人間関係が希薄化しやすいでしょう。コミュニティに所属することで、フリーランスにはさまざまなメリットがあります。フリーランスの悩み相談や情報交換ができるフリーランスの悩みの1つとして、身近にフリーランスならではの悩みを相談できる人がいなかったり、情報交換する相手がいなかったりすることがあります。会社員のころは悩みを共有し、愚痴を言い合っていた友人とも話しが合わなくなった......という方も少なくないのではないでしょうか。コミュニティに所属することで、同じ悩みや経験を持つ人と話す機会ができて、悩みの解決にもつながります。フリーランス仲間やビジネスパートナーができるフリーランス同士で新しい事業が生まれたり、ビジネスパートナーに出会えたりする可能性があります。同じフリーランスとして切磋琢磨し合える仲間に出会えれば、モチベーションが上がったり、新たなビジネスアイデアにつながったりします。案件獲得や仕事のチャンスがあるコミュニティに所属することで、自分のスキルを必要としているクライアントに出会える可能性もあります。コミュニティのなかには、定期的に案件情報を流してくれるものや、協業したいフリーランスのマッチングを行っているものもあります。クラウドソーシングサービスや案件マッチングサービスに登録するのに加えて、コミュニティも活用すれば、仕事のチャンスがさらに広がるでしょう。イベントや交流会に参加できる1人で働く時間が多いフリーランスの人にとっては、コミュニティが開催するイベントや交流会に参加することで、働くモチベーションが上がったり、刺激を受けて仕事によい影響が出たりすることもあります。ZoomやSlackなどのコミュニケーションツールを使用したオンラインでのイベントや交流の場もあるので、自宅からでも参加できるでしょう。フリーランスにおすすめのコミュニティ実際にコミュニティに参加して、フリーランスとしての仕事の機会を広げたり、フリーランス生活を充実させたりしたい人に向けて、おすすめのコミュニティをいくつか紹介します。フリーランス協会「フリーランス協会」は「自分の名前で仕事をしたい人のためのインフラ&コミュニティ」というコンセプトを掲げている、国内最大規模のフリーランスネットワークです。「無料会員」と、年会費1万円で加入できる「一般会員」があります。有料の一般会員になると、賠償責任補償や収入・ケガ・介護の保険、税務・法務相談などが利用できます。無料会員でも、IBMが提供するプログラミング、マーケティング、データサイエンスといった多種多様なコースを受講できたり、オンラインコミュニティに参加できたりと、さまざまな特典があります。FreelanceNow「FreekanceNow」は、5,000名以上が所属する日本最大級の実名制フリーランスコミュニティです。登録しているフリーランスの構成としては、20%エンジニア・20%デザイナー・20%コンサルタント・10%ライター・10%マーケター・10%ディレクター・10%その他となっているため、幅広い職種の人に出会えます。企業もフリーランスも完全無償で利用できて、企業はフリーランスに仕事を依頼することも可能です。案件やフリーランスを紹介する紹介料や仲介手数料などは一切かからないため、気軽に案件獲得やパートナー開拓ができるでしょう。新しい働き方Lab「新しい働き方Lab」は、クラウドソーシングサービス大手のLancers(ランサーズ)が運営するフリーランス向けのコミュニティです。個人同士が成長しあえて、全国のフリーランスが繋がれる場所を提供しています。会員登録すると、イベントに参加できたり、新しい働き方LABが提携しているコワーキングスペースを利用できたりと特典が満載です。無料のスキルアップ講座も開講しているので、技術を高め合っていく場として最適です。DMMオンラインサロン「DMMオンラインサロン」は「学べる・楽しめる」がテーマの会員制コミュニティサービスです。他のコミュニティと異なる点としては、芸能人や著名人が多く参入していて、ファンクラブのような用途でも使われている点です。それぞれのコミュニティは「オンラインサロン」と呼ばれていて、月額料金がかかります。有料のオンラインサロンが多いので、クローズドの空間で安心感があるでしょう。フリーランス向けのコミュニティも多くあり、入会時にはそれぞれのオンラインサロンが定める独自の審査を受ける必要があります。.ippo(ドットいっぽ)「.ippo」は、フリーランスが仕事とつながる『つながり』を作るためのコミュニティです。完全無料のサービスで、1人で働くことに孤独感を抱えるフリーランスの方にぴったりです。メンバー数は150名と小規模ながら、"大人のサークル"のような雰囲気でアットホームなコミュニティといえるでしょう。コミュニティ内では、「オンライン交流会」や「無料セミナー」等のイベントを開催しています。HOMEWORKERS'COMMUNITY(ホームワーカーズコミュニティ)「HOMEWORKERS'COMMUNITY」は、フリーランスをはじめとした個人のクリエイター・エンジニアの活動をあらゆる側面からサポートし、 活躍の舞台を広げる手伝いをしているコミュニティです。フリーランスは登録時に登録するスキルでの「3年以上の職務経験」と「ポートフォリオの登録」が必要になります。案件の紹介や営業代行を行ってくれるので、フリーランスとして仕事のチャンスが広がるはずです。一般社団法人フリーランス連盟「一般社団法人フリーランス連盟」は、経営経験のある創業メンバーがプロフェッショナルで在り続けるフリーランスの為に立ち上げた非営利性の慈恵団体です。フリーランス同士で交流を深められるようなコミュニティを運営しています。オフラインでの交流会を定期開催しており、フリーランス同士が集える仕組みになっています。また、地方創生を意図したワーケーション活動として、軽井沢や日光でのワーケーションイベントを実施しています。StockSunサロン「StockSunサロン」は、月額4,400円の有料会員制コミュニティです。フリーランスのみならず、経営者や学生も参加することができます。月に4〜10個の動画コンテンツを配信していて、自宅でもスキルアップができたり、毎日更新される求人グループで、案件獲得が可能になっていたりする、実用的なコミュニティです。Youtubeチャンネル「令和の虎」で話題の株本氏が運営するサービスとして注目を集めています。connpass(コンパス)「connpass」は、エンジニアをつなぐIT勉強会支援のコミュニティです。エンジニアが集中して作業を行う「モクモク会」と呼ばれるイベントや、プログラミング言語の勉強会などが開催されています。GithubやiPhoneアプリと連携することができるので、おすすめのイベントの通知を受け取ることができます。有料イベントに参加する際の参加費はPaypalを利用した事前決済となっており、決済時の手数料が業界最安値となっています。commew(コミュー)「commew」は、可愛らしいホームページが目を惹く、フリーランスの孤独感解消やネットワーキングを目的としたコミュニティです。Slackの分報チャンネルでお互いの"今"を共有し合ったり、毎月行われるオンライン交流会で会話ができたりと、1人で働くフリーランスが仲間と切磋琢磨しあえるような仕組みになっています。月額料金が1,000円かかります。フリーランスがコミュニティに参加する注意点フリーランスがコミュニティに参加することで、モチベーションを高め合える仲間に出会えたり、案件獲得に繋がったりとメリットがたくさんあります。一方で、不特定多数の人が参加できるコミュニティでは、気をつけておかないとトラブルに巻き込まれたり、仕事に支障がでたりする 可能性も0ではありません。マルチ商法や情報商材の勧誘は断る多くの人が集うコミュニティでは、本来の用途とは違った目的でコミュニティに参加している人も中にはいます。マルチ商法や情報商材を売りつける相手を探すために、イベントに参加する人も少なくありません。違法な商材や自分が興味のない勧誘などには乗らないようにし、見つけた場合は運営者に連絡しましょう。コミュニティのルールや運営方針を守る営業活動が禁止されていたり、連絡方法が決められていたりする場合には、コミュニティのルールに従うようにしましょう。月額費の支払いはもちろんのこと、イベントの参加申し込みの締め切りや提出物の期限なども守ることが当たり前です。コミュニティは社会の縮図です。コミュニティに参加したら、コミュニティを形成する1メンバーとして、協力することが重要です。目的と費用に合ったコミュニティを選ぶコミュニティに参加する費用は無料のものから、月額1万円などさまざまです。特典やイベントの充実度なども異なるので、自分にとってメリットがあるか、費用は割りにあっているか、などを見極めるようにしましょう。コミュニティによっては、スキルアップに特化していたり、フリーランス同士の交流イベントが充実していたりと、特色があるため、自分の目的に合わせて選ぶのもよいでしょう。信頼できる相手か見極めるコミュニティに参加すると、イベントやオンラインでの交流を通してさまざまな人に出会うようになります。コミュニティに入る目的は人それぞれなので、仕事につながる相手かどうかをよく見極めるようにしましょう。相手の素性がわからない場合や少しでも怪しいと思った場合には、不用意に個人情報を開示したり、金銭のやりとりなどをしないように注意しましょう。イベントや情報をとりこぼさない有料のコミュニティの場合は、せっかく会費を払って参加しているので、積極的に活用するようにしましょう。コミュニティに登録だけして満足してしまい、イベントに全く参加していなかったり、スキルアップにつなげられていなかったりすると、幽霊会員になってしまいます。コミュニティのなかでも存在感のあるポジションにつくことで、よりコミュニティライフを楽しむことができます。フリーランスがコミュニティを選ぶポイント数あるフリーランス向けのコミュニティから、自分に合ったコミュニティを選ぶことが重要です。コミュニティごとに違うポイントを確認して、効果的にコミュニティを活用していきましょう。コミュニティの会員数や属性コミュニティに登録している会員数がどれくらいか、年代や業界、職種などを確認しましょう。自分のフリーランスとしてのスキルと親和性がある職種の人が多く登録しているコミュニティがおすすめです。単純に登録者数が多いコミュニティの方が、さまざまフリーランスと出会えます。一方で規模が大きすぎると、イベントに参加するハードルが上がってしまう......という方もいるかもしれません。また、自分の年代や性別を考慮して、「若手フリーランスコミュニティ」や「ママさんコミュニティ」など仲良くなれそうな人が多く所属しているコミュニティを選ぶのもポイントです。コミュニティの目的や機能コミュニティに参加する目的が達成できるか、フリーランスとして自分が抱えている悩みを解消できそうか、なども確認しましょう。コミュニティごとに目的や機能、サービスが異なります。フリーランス同士の交流を目的にしているコミュニティもあれば、スキルアップに注力したコミュニティもあります。コミュニティに参加する前にホームページやSNSをチェックして、それぞれのコミュニティの特徴を知るようにしましょう。コミュニティの費用対効果コミュニティに参加することで得られるメリットと、月額料金などのコストが合っているかを考慮しましょう。コミュニティに入ったあと、イベントへの参加や学習ツール、福利厚生などのサービスを有効活用できなければ、月額料金などの費用が無駄になってしまいます。少し会費が高くても、案件獲得につながれば、収入が増えることでペイできることもあります。逆に、あまりメリットを享受できない場合にはコミュニティを退会することも視野に入れておくとよいでしょう。フリーランスのコミュニティ活用事例実際にコミュニティに参加しているフリーランスで、コミュニティを有効活用している人の事例を紹介します。コミュニティでビジネスパートナーを見つけました!私は、フリーランスのコミュニティでビジネスパートナーを見つけました。ディレクターとして参画している案件でライターが不足していたため、コミュニティで呼びかけたところ、協力してくれるライターさんが見つかりました。その後も、コミュニティのイベントで交流したり、案件の紹介をし合ったりと、よい関係が築けています。イベントに参加することがリフレッシュになっています!私はコミュニティで開催されるイベントに積極的に参加し、フリーランスの方との交流を楽しんでいます。普段家に引きこもって仕事をしているので、夏のBBQでは、季節や自然を感じられリフレッシュにもなりました。初対面の方と話をすることは得意ではないですが、これも1つの経験だと思って、一歩踏み出すようにしています。まとめフリーランスが働く上で抱える孤独感や人間関係の固定化、案件獲得の難しさなどを、コミュニティに入ることで解消できるのは素晴らしいことです。数多あるコミュニティの中で、自分に合ったコミュニティを選ぶことが大切です。フリーランスとしての活躍の幅が広げられるように、コミュニティを有効活用していきましょう。