フリーランスになってから全然休めない、休日を作れなくなった......気がついたら2週間以上ずっと働き通しだった......など、なかなか休めていないフリーランスの方も多いのではないでしょうか。フリーランスには明確な休日がない分、意識的に休みを作らないと働き通しになりやすいです。また休まないと心身ともに悪影響を及ぼすからこそ、上手に休日を作っていく必要があります。この記事では、フリーランスが休みを作る5つの方法を解説します!フリーランスが休めない原因や、クライアントと休日の折り合いをつける方法もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランスになるには?必要な手続きや仕事獲得の方法まで解説フリーランスがなかなか休めない5つの理由フリーランスがなかなか休めない理由を知ることで、どうすれば休みを作ることができるか考えやすくなります。自分がどうして働き詰めになってしまっているのか、紐解いていきましょう!仕事を請け負い過ぎている「いつ仕事が途切れるか分からない」「次の案件が見つからないかもしれない」など収入面の不安から、フリーランスは無意識のうちに仕事を請け負い過ぎているケースがあります。また、仕事を依頼されると期待に応えようと無理しているケースも多いです。結果的にスケジュールに余裕がなくなり、休むタイミングを失ってしまうことが、休めなくなっている原因としてあげられるでしょう。有給休暇や長期休暇がないフリーランスは、会社員のように有給休暇や長期休暇がありません。休暇を取ると、その分収入が減ってしまうため、気づかないうちに長期間休まずに働き続けていた……ということもあるでしょう。また長期休暇を取る際は、クライアントとスケジュールを調整し、代替要員の手配や引き継ぎ作業が必要になることがあります。複数のクライアントとの調整が複雑になり、仕事をしながら長期休暇を過ごし、リフレッシュできない方も多いです。業務委託契約に基づいて稼働するフリーランスは、会社員が企業と結ぶ雇用契約と異なり、業務の遂行や成果物の納品を持って報酬が支払われます。稼働日や稼働時間が指定される案件もありますが、特に指定がない場合は自分で業務スケジュールを組むため、休まず働き通しだったというフリーランスもいるでしょう。また成果物の納品を持って報酬が支払われる場合、成果物が検収されない限り収入はゼロです。収入が不安定であることによるプレッシャーや、クライアントとの信頼関係を維持するために、仕事が終わらなければ休み返上で働く必要があります。▼関連記事:フリーランスが結ぶ業務委託契約とは?契約時のチェックポイントを解説つい仕事が気になってしまう休日であっても、クライアントからのメールをついチェックしていませんか?フリーランスは会社員と異なり明確な休日が設定されていない分、いつも仕事のことを考えているという場合も多いです。作業しない場合でも、クライアントからのメールをチェックしたり、進捗を確認したりして、結果的に気が休まっていないことが多々あります。仕事以外にやることがない仕事以外に、趣味や友人と会う予定などがないと、自然と仕事に時間を費やしてしまいます。また「仕事がなくなるかも」という不安もかけ合わさって、結果的に仕事ばかりの生活に偏ってしまいがちになるため、注意が必要です。仕事が生きがい!という方もいるかもしれませんが、外出や友人との交流の時間などがないと、リフレッシュするタイミングがなくなってしまいます。フリーランスこそしっかり休みを取るべき理由フリーランスは会社員と異なり、有給休暇がありません。また自分自身が商材であるからこそ、しっかり休みを取ってパフォーマンスを発揮できるようにしておく必要があります。ここからは、フリーランスこそしっかり休みを取るべき5つの理由を詳しくみていきましょう。身体を壊すと収入源がなくなるためフリーランスには、有給休暇や失業時の補償がありません。身体を壊すと収入がなくなってしまうので、日頃からしっかり休みをとって体調を崩さないように気をつけてください。万が一に備えて、病気やケガで働けなくなったときに一定期間の収入を補償してくれるフリーランス向けの所得補償保険に加入したり、生活防衛費を貯金したりするなどの対策も行っておきましょう。働きすぎると精神的に参ってしまうため休みを取らずに働きすぎると、精神的に参ってしまいやすいです。特にフリーランスは、仕事の不安定さからくる精神的プレッシャーが大きいからこそ、適切に休みを取る必要があります。精神的な負担が重なると、燃え尽き症候群やうつ病などの精神疾患を発症するリスクがあるので注意しましょう。メリハリを持って働くため常によいパフォーマンスを発揮するためには、メリハリを意識して働くことが大切です。仕事の時間は仕事に集中し、休むときは仕事のことを忘れてリラックスすることで、心身ともに安定しやすくなります。またしっかりと休息を取ってエネルギーを回復することが、仕事の時間に集中力を高めることに直結します。スキルアップの時間を確保するためスキルアップのための勉強時間やセミナー参加の時間を確保するためにも、意識的に休みを取るようにしましょう。特にフリーランスにとってスキルアップは、収入向上につながるからこそ、自己投資の時間は大切です。定期的な休息を取ることで、新しいスキルを学ぶための時間とエネルギーを確保できるようになります。プライベートを充実させるため仕事の時間も大切ですが、家族や友人との時間、趣味の時間を楽しむことでプライベートが充実するため、休日を作ることが重要です。プライベートを充実させることは、仕事のモチベーションを高めて、生活の質を向上させることにつながります。またずっと休まずに仕事ばかりしてしまうと、家族や友人との関係が疎遠になってしまう恐れがあります。フリーランスが休みを作る5つの方法フリーランスは自分で意識的に休みを作らないと、休みを取れなくなってしまいます。ここで、フリーランスが休みを作る方法を5つ紹介します。定休日を決める自分自身で定休日を設けることで、仕事とプライベートの境界線を明確にして、しっかりと休みを取りやすくなります。クライアントの休業日に合わせて土日を定休日にしたり、あえて平日に定休日を設けて快適にお買い物できたりするのは、フリーランスの特権です。また定休日を決めたら、クライアントに定休日を報告しましょう。クライアントと定休日を共有することで、定休日を加味した上でスケジュールを組みやすくなります。スケジュールを見直すスケジュールが仕事でいっぱい、常に納期ギリギリの対応になってしまうという人は、案件ごとの納期と1日のスケジュールそれぞれを見直すことで休みをつくることができます。1ヶ月を通して常にスケジュールがいっぱいの場合は、案件を請け負いすぎている可能性が高いです。また常に納期に余裕がない人は、タスクの優先順位をつけて仕事を進めることをおすすめします。業務効率化を図る休日を作る方法として、業務効率化を図ることで、クオリティを担保しながら業務時間を短くすることができます。成果物の納品を持って報酬をもらう案件の場合、質が担保されていれば業務時間は短くても問題ありません。業務時間を短くできれば、時間単価を上げつつ、休みを確保できるようになります。業務効率化には、タスク管理ツールやChatGPTなどのAIの導入、簡単な作業を外注化するなどさまざまな方法があります。いま自分がどの作業に時間がかかっているかを確かめて、自分にあった業務効率化を進めてみてください。▼関連記事:超便利!ChatGPTで業務効率化できるスゴワザ11選を大公開休日はメールやチャットを一切見ない休日に仕事の連絡に対応をしてしまうと、休息の質を下げてしまいます。休みなのに休んだ感覚を得られず、ストレスが溜まる原因になるので、休日はメールやチャットを見ないようにしましょう。仕事とプライベートを分けるためには、次の2つの対策がおすすめです。休日は仕事用のメールアカウントはログアウトスマートフォンにチャットツールを入れない物理的に仕事のメールやチャットを見ない状態を作ることで、休日を休日として過ごしやすくなるので、ぜひ試してみてください。趣味や旅行の予定を入れる趣味や旅行の予定を入れて、意識的に自分のための時間も確保していきましょう。好きなことを楽しんでリフレッシュしたり、普段頑張っている自分へのご褒美として旅行にいったりすることで、モチベーションを保ちやすくなります。また趣味や旅行の予定を入れるときは、仕事のことを忘れて全力で楽しみたいはずです。そのため、フリーランスは仕事から完全に解放されて、休みを堪能しやすくなります。フリーランスの休みの取り方フリーランスが休みをとるためには、「休みの日」を作って、クライアントや案件のスケジュールを調整する必要があります。仕事に支障をきたさないようにしつつ「休みの日」を取るための具体的な方法を4つ確認していきましょう。契約案件を見直す・減らすまず、いま契約している案件を見直して、仕事を減らすことで休みの日を取ることができます。契約案件の見直しポイントは、次の3つです。案件の単価と業務量が見合っているかスケジュールは適切かクライアントとの相性案件の業務量に対して適切な報酬をもらえているか、業務量に対して無理なスケジュールが組まれていないかなどを確認してみてください。また精神的なストレスを減らすためにも、クライアントとの相性も重要です。業務量と報酬が見合っていない場合は、報酬に合わせて業務量を減らしてもらえるようにクライアントに交渉したり、場合によっては契約を解除したりすることも選択肢の一つです。案件単価や業務効率を上げる案件単価と業務効率の2つを上げることで、少ない時間で収入確保しながら、確実に休日を取れるようになります。案件単価は自分のスキルや一般的な単価とすり合わせて、交渉の余地があればクライアントに単価アップを打診しましょう。もしくは、これまでの経験を活かして高単価案件に応募して受け持っている案件を整理するのもおすすめです。また現状の自分の仕事の進め方を見直して、業務効率を上げることも意識しましょう。AIを使って業務効率を上げたり、実績を上げているフリーランスから仕事術を学んだりする姿勢が大切です。▼関連記事:フリーランスの単価交渉のコツ!印象良く高単価な契約を結ぶ方法クライアントへ休暇を報告する「毎週日曜日は定休日」「来週1週間は長期休暇を取得する」など、事前に休みを報告してしまうのも安心して休む手段です。休暇予定を事前にクライアントに伝えることで、安心して休むための環境を整えることができます。また日頃から納期を守る、なるべく早めにレスポンスするなどの小さな積み重ねを通して、クライアントと信頼関係を構築しておくことも休みを取得するうえで大切です。やるべきことをやった上で休みを取得して、クライアントに負担をかけないように心掛けましょう。自分自身に休む許可を与える休みを取るためには、自分自身に休む許可を与えることも忘れないようにしましょう。この記事を読んでいる方は、フリーランスとして真面目に仕事を頑張っている人だと思います。つい頑張りすぎてしまったり、自分にムチばかり与えてしまったりして、上手く休めていないのではないでしょうか。仕事を頑張って、プライベートも大切にするためにも休みを取ることは必要不可欠です。だからこそ「普段頑張っている自分へのご褒美」として、休日を設けるようにしましょう。休みをしっかり取って、趣味や1人の時間を楽しむことで、また仕事を頑張る気力が湧いてくるようになります。自由に働くフリーランスにおすすめのマッチングサービス自分でスケジュール管理して、休みをしっかり取得できるフリーランスを目指す方におすすめのマッチングサービスを5つ紹介します!SOKUDANSOKUDANは、プロ人材と企業をつなぐことをコンセプトとしたマッチングサービスです。エンジニアやマーケター、デザイナーやディレクターなど、幅広い職種の案件を募集しています。SOKUDANには、休みを取りつつ、収入も確保したいフリーランスに嬉しい特徴が揃っています。週1日~中長期の案件まで幅広く募集リモート率92%平均時給4,500円週1日~中長期の案件を扱っているので、他の案件と調整しながら、ワークスタイルにあった案件を見つけやすくなっています。またSOKUDANで扱う案件のうち92%がリモート可能案件、さらに平均時給も4,500円と高単価です。休みを確保しつつ、案件単価を上げたいフリーランスの方はぜひ利用してみてください。▼関連記事:【利用者が調査】SOKUDANの評判・口コミを徹底分析!WorkshipWorkshipは、デジタル業界・Web職種の案件を豊富に扱うマッチングサイトです。登録企業数1,200社、案件数2,800件、さらに登録者数50,300人以上の実績から、クライアントとフリーランス双方から評価を得ていることがわかります。Workshipでは、土日・週1日~OKの案件やリモート可能な案件を多数掲載しています。また時給1,500円〜10,000円の高単価案件を厳選しているため、安心して休みを取れる環境を作りやすいです。さらに成約獲得で10,000円のお祝い金贈呈もおこなっています。▼関連記事:【利用者が調査】Workshipの評判・口コミを徹底分析!複業クラウド複業クラウドは、「複業したい人」をターゲットにしたマッチングサイトです。現在1,500社以上の企業が利用しており、累計求人数35,000件を誇ります。大手企業やスタートアップをはじめ、スポーツチームや自治体なども利用しているのが特徴です。複業クラウドでは、“複業”することを前提とした案件が掲載されているので、他の案件とのスケジュール調整も行いやすいでしょう。ランサーズランサーズは、2008年にリリースされた歴史ある日本最大級のプラットフォーム型マッチングサービスです。ランサーズでは、一般的なマッチングサイトと同様に、クライアントが募集している案件に応募するだけでなく、自分のスキルを「パッケージ」として販売することができます。そのため、「求人に応募する」と「自分のスキルを販売する」2つの軸から案件探しが可能です。特にパッケージ販売は自分で価格設定や納期を設定できるので、スケジュール管理がしやすくなっています。自分の得意スキルを活かしながら、単価アップと休日の取得両方を実現させたい方は、ぜひ利用してみてください。▼関連記事:【利用者が調査】ランサーズの評判・口コミを徹底分析!ココナラココナラは、自分の得意スキルを販売するサービスです。自分でサービス内容や報酬を決めて出品できるので、スケジュール調整して確実に休みを取りながら、仕事を進めやすくなっています。一般的にフリーランスとしてクライアントワークを進める場合、クライアントの希望スケジュールに沿います。けれども、ココナラなら自分主導で進められるので、自分に負担がかからないスケジュールと納得のいく単価を設定できます。またフリーランスに必要な「自分のスキルを売る」「自分をアピールする」という経験も積めるので、フリーランスの営業力向上にもぴったりのサービスとなっています。【体験談】休日をしっかり取得しているフリーランスの話最後に、休日をしっかり取得しながらフリーランスとして活躍している方の体験談を紹介します!週末に習い事の予定を入れて休日を確保私は駆け出しフリーランスの頃に、収入の不安やクライアントの期待に応えないと仕事がなくなるという焦りから、22連勤した経験があります。22連勤をしたときは、一時的に収入は上がりましたが、結局過労で体調を崩してしまいました。この出来事を機に「オンオフのメリハリをつけて、リフレッシュする日も確保しよう」と決意。仕事のことを忘れて、リフレッシュするためにダンスサークルに入って、週末は身体を動かすようになりました。今では平日にタスクをこなして、週末はダンスを楽しむというサイクルができました!趣味を予定に組み込むことで、休みを取得する意識が芽生えやすくなると思います。なかなか休みを取れていないフリーランスの方は、ぜひ趣味を予定に組み込んでみてはいかがでしょうか。平日も休めるフリーランスの特権を活かす会社員であれば、休日=土日を想像する方が多いかもしれません。しかしフリーランスは、委託された業務をこなしていれば、必ずしも平日に仕事をしなくてはいけないという決まりはありません。私は、業務時間やMTGスケジュールを調整して、平日に休む時間を作っています。おかげで、病院や美容院の予約が取りやすかったり、空いているお店で食事や買い物を楽しんだりでき、フリーランスの特権を満喫しています。代わりに集中できる日曜の朝に少し作業をしたり、寝る前に次の日のタスクを整理したり、時間を有効に活用することも心がけています。フリーランスになったからには、枠にとらわれず、自分の理想の生活を謳歌できるスタイルを確立するのがおすすめです!まとめフリーランスは会社員と異なり、明確な休日がないからこそ、自分で意識的に休みを作っていくことが大切です。「仕事がなくなるかも知れない」「クライアントの期待に応えたい」という気持ちも大切ですが、フリーランスは自分自身が商品でもあります。だからこそ、体調を崩して働けなくなると収入が途切れてしまうので、しっかり休みを取るようにしましょう。休みを作るためには、定休日を決めたり、いま請け負っている案件を見直したりすることが大切です。また休みを取るときは、クライアントに休暇の報告をしたり、案件の進行に支障をきたしたりしないように配慮するようにしましょう。