ファクタリングサービスで早く報酬を受け取れるって本当?思わぬトラブルで現金がすぐに必要になった!プロジェクトの進行が遅れて支払いが先送りになってしまった……そんなときにおすすめのサービスが、「ファクタリング」です。ファクタリングを利用すると、報酬の支払日より前に報酬を受け取ることができます。この記事では、フリーランスにおすすめのファクタリング7選を紹介します!ファクタリングを選ぶポイントやメリット・デメリットも解説するので、資金繰りに困っているフリーランスの方は、ぜひ参考にしてみてください。【基礎知識】ファクタリングとは?目的や種類ファクタリングとは、フリーランスが持つ請求書を元に、未回収の売掛金をファクタリング会社が買い取り、すぐに現金化するサービスです。ファクタリングは、報酬の支払日を待たずに、現金を入手できるので、急に現金が必要になった場合や資金繰りの改善に役立ちます。ただし、ファクタリングを利用するとサービス手数料が発生するため、利用する際は手数料や今後の資金繰りを考慮した上で利用することが大切です。またファクタリングには、「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類があります。それぞれの違いを見ていきましょう。2社間ファクタリング2社間ファクタリングは、フリーランスが売掛金をファクタリング会社に直接売却して、資金調達する形式です。2社間ファクタリングは、ファクタリング利用者であるフリーランスと、ファクタリング会社の間でのやりとりになります。ここで、2社間ファクタリングのメリット・デメリットをみてみましょう。メリット:取引先にファクタリングの利用がバレない、最短即日で資金調達できるデメリット:3社間ファクタリングと比較すると手数料が高め2社間ファクタリングは、取引先企業への通知が行われない分、最短「即日入金」でスピーディーな資金調達が可能です。また取引先にファクタリング利用の連絡がされないので、安心して利用しやすい点がメリットといえます。ただし、もう1種類の「3社間ファクタリング」と比較すると、手数料がやや高めです。そのため手数料の負担を考慮した上で、慎重に利用する必要があります。3社間ファクタリング3社間ファクタリングは、フリーランスから依頼された請求書をファクタリング会社が買い取り、報酬の支払日に取引先企業がファクタリング会社に直接支払う形式です。フリーランス・ファクタリング会社・取引先企業の3社が携わることになります。3社間ファクタリングのメリット・デメリットは、次の通りです。メリット:手数料が安め、2社間ファクタリングより審査が通りやすいデメリット:取引先に通知がいく、入金まで10~30日かかる3社間ファクタリングは取引先企業に確認の連絡を入れるため、ファクタリング会社側からすると未払い防止のリスクヘッジとなります。そのため2社間ファクタリングより手数料が安く、審査が通りやすい点がメリットです。ただし、取引先企業への確認が入る分、支払いまで10~30日と日数がかかるので、急ぎで資金調達をしたい場合にはやや不向きといえます。フリーランスがファクタリングを選ぶときのチェックポイント5選ファクタリングサービスによって契約形態や手数料、必要な書類が異なるので、フリーランスがファクタリングを利用するときに、チェックすべきポイントがあります。各ポイントを確認して、自分に最適なファクタリングサービスを選びましょう。ファクタリングの契約形態現在の資金繰りの状況に応じて、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングどちらの契約形態を利用するか考えましょう。今すぐ資金が必要な場合は、最短即日で資金調達できる2者間ファクタリング、少しでも手数料の負担を減らしたい場合や審査の通過率を上げたい場合は、3社間ファクタリングが適しています。どちらのファクタリング形態を利用するかによって、手数料や入金までのスピード、クライアントへの連絡有無が変わるので、資金繰りの緊急性に応じて選ぶことをおすすめします。手数料ファクタリングサービスを利用するときは、必ず手数料を確認しましょう。手数料が高すぎると、受け取れる資金が減ってしまい、結果的に資金繰りを悪化させる恐れがあるので注意が必要です。一般的にファクタリングの手数料は、2者間ファクタリング:手数料10~20%程度3社間ファクタリング:手数料1~9%程度となっています。またファクタリングサービスの中には、繰り返し利用すると徐々に手数料が割り引かれるものもあります。サービスごとに手数料の優待サービスも異なるので、必ず2~3社ほど比較して選びましょう。申請に必要な資料申請に必要な書類は、ファクタリングサービスによって異なります。なるべく必要書類が少ない方が、申請の手順が簡潔でスピーディーに申請しやすいです。ファクタリングで提出を依頼される資料の一例は、こちらです。身分証明書請求書通帳のコピー確定申告書クライアントとの契約書印鑑証明書申請に必要な書類が多くなるほど、申請の準備に時間がかかる原因となります。また資料によっては、市区町村役場に足を運ぶ必要も出てくるので、忘れずに確認しましょう。審査・入金までのスピード「最短即日」と書いているサービスの中でも、午前までの申請は当日払い、午後以降の申請は翌日以降の支払いなど、審査にかかる時間や入金までのスピード感が異なります。そのため公式サイトの情報はもちろん、SNSで利用者の口コミを併せて確認すると、実際の審査・入金スピードを確認できます。入金のスピードは資金計画に直接影響するため、緊急性を考慮して選びましょう。運営会社の実績・口コミ運営会社の実績と口コミをチェックして、信頼のできるファクタリングサービスを選びましょう。レビューサイトやSNSでの口コミ・評価を参考にしながら、利用するサービスを選ぶのがおすすめです。特に運営会社の実績があり、利用者の口コミがよいサービスの方が、審査の通過率が高く、トラブルがあったときの対応も期待できます。フリーランスにおすすめのファクタリングサービス7選ここからは、フリーランスにおすすめのファクタリングサービスを7社紹介します!手数料や入金までのスピードについても紹介するので、サービスを選ぶときの参考にしてください。labol(ラボル)ファクタリング形態2社間ファクタリング買取金額1万円~手数料一律10%申請に必要な書類・通帳のコピー・取引先担当者が請求内容を了承していることが分かるメール・Slackメッセージ・取引先担当者との連絡履歴・取引先からの過去の入金履歴・押印済み発注書や契約書入金までのスピード最短60分運営会社株式会社ラボルlabol(ラボル)は、最低1万円から請求書を買い取ってくれるファクタリングサービスです。駆け出しフリーランスや他社での利用を断られた方も利用対象としており、幅広い人が利用しやすくなっています。また手数料も一律10%と明瞭なので利用しやすい点も魅力です。審査開始から最短60分で入金、さらに土日も審査・入金に対応しています。フリーランス向けのマッチングサービスSOKUDANに登録すると、SOKUDAN PLUSという福利厚生サービスからlabolを手数料5%で利用することができます!ペイトナーファクタリングファクタリング形態2社間ファクタリング買取金額最低1万円~最大100万円手数料一律10%申請に必要な書類・請求書・本人確認書類・入出金明細入金までのスピード最短10分運営会社ペイトナー株式会社ペイトトナーファクタリングは、累計申請件数15万件の実績を誇るファクタリングサービスです。利用手数料は一律10%固定、最低申請金額は1万円〜と、フリーランス・小規模事業者に優しいサービスとなっています。ペイトナーファクタリングの最大の特徴は、入金まで最短10分という圧倒的なスピード感です。特に急ぎで資金が必要な方に、ペイトナーファクタリングはおすすめです。フリーランス向けのマッチングサービスSOKUDANに登録すると、SOKUDAN PLUSという福利厚生サービスからペイトナーを初月無料で利用することができます!FREENANCE(フリーナンス)ファクタリング形態2社間ファクタリング買取金額1万円~手数料3~10%申請に必要な書類・請求書の送付を示すエビデンス・請求書受領済みを確認できるもの・契約書・発注書入金までのスピード当日16:30までに承認された請求書は即日入金16:30以降承認分は翌日振込運営会社GMOクリエイターズネットワーク株式会社FREENANCE(フリーナンス)では、最低手数料3%・買い取り金額1万円から利用できます。FacebookやGoogleアカウントと連携したり、決算書や前年度の課税証明書を登録したりすることで、与信スコアが伸びて手数料が最低3%まで下がる点が魅力です。またFREENANCEでは、情報漏洩や著作権侵害など業務遂行中の事故に対して最大5,000万円までの補償や屋号でも開設フリーナンス口座サービスなど、フリーランス向けの補償・サービスも充実しています。GMOフリーランスファクタリングファクタリング形態2社間ファクタリング買取金額最低1万円~手数料一律9.5%申請に必要な書類請求書入金までのスピード最短30分運営会社GMOクリエイターズネットワーク株式会社GMOフリーランスファクタリングは、申請に必要な書類は請求書1点のみ、最短30分で入金してくれる点が魅力です。会員登録も不要のため、ファクタリングの継続利用予定がない方や、とにかく簡単に申請したい方におすすめです。また他の2社間ファクタリングサービスと比較して、手数料が9.5%と少し低めなのも嬉しいポイントです。運営会社もFREENANCEと同じ、創業20年以上の歴史を誇るGMOクリエイターズネットワークが運営しているため安心して利用できます。QuQuMo(ククモ)ファクタリング形態2社間ファクタリング買取金額上限なし手数料1%~申請に必要な書類・請求書・通帳入金までのスピード最短2時間運営会社株式会社アクティブサポートQuQuMo(ククモ)は、最低手数料1%と2社間ファクタリングトップクラスの低手数料を実現しています。利用者の信用度や売掛先の実績にもよりますが、手数料が最低1%のため、手数料の負担が少なく売掛金に近い金額を得られるのは大きなメリットでしょう。申請に必要な書類も、請求書と通帳の2点のみと少なく、申請の負担も最低限となっています。PayToday(ペイトゥデイ)ファクタリング形態2社間買取金額10万円~上限なし手数料1~9.5%申請に必要な書類・請求書・本人確認書類・事業用口座の入出金明細・直近の確定申告書類入金までのスピード最短30分運営会社Dual Life Partners株式会社PayToday(ペイトゥデイ)は、フリーランスをはじめ、中小企業やベンチャー企業、スタートアップから支持を受けているサービスです。累計申込額は、100億円を突破しています。また、AIによるスピーディーな審査で最短30分での振込を実現。手数料は1%から最大9.5%と、低めの設定も魅力です。PayTodayは個人だけでなく、法人も対象としているため、将来的に法人化したときも利用できるサービスとなっています。ビートレーディングファクタリング形態2社間ファクタリング・3社間ファクタリング買取金額買取可能金額無制限※3万円~7億円の実績あり手数料2者間ファクタリング:4%~12%程度3者間ファクタリング:2%~9%程度申請に必要な書類・請求書・通帳のコピー入金までのスピード最短2時間、原則即日※契約締結が17時以降の場合は翌日以降運営会社株式会社ビートレーディングビートレーディングは、2者間ファクタリングと3社間ファクタリング両方に対応しています。ファクタリングを利用する目的や利用金額に応じて、最適な契約形態を選択できます。またWebフォーム・電話・メール・LINEにて無料見積対応を行っているのもポイントです。「初めてのファクタリング利用で不安」「確認しながら進めたい」という方にとって、安心して利用しやすいサービスとなっています。フリーランスがファクタリングを利用する3つのメリットフリーランスがファクタリングを利用する3つのメリットを理解することで、より適切にサービスを利用することができるでしょう。最短即日で資金調達できるファクタリングを利用することで、最短即日で必要な資金を入手することが可能です。例えば、急にパソコンが壊れてしまったので修理代が必要、急ぎで税金を納付しなければならないといったときに活用できます。特にフリーランスは、プロジェクトの進行が遅れて収入が先送りになるということも起こりえる分、即日で資金調達できる選択肢があると安心感を得られるでしょう。保証人不要なので利用しやすいファクタリングは、保証人不要で利用できるので、必要なときに手軽に利用できる点がメリットです。保証人や担保の準備がいらないので、急ぎで資金が必要になったときに、すぐに申請しやすくなっています。また周囲の人にファクタリングの利用を知られにくいので、資金繰りにおける心配をかけたり、信用イメージを損ねにくかったりします。借金をしなくて済むファクタリングは借入ではなく、売掛金の売却制度のため、負債を増やさずに資金調達が可能です。一般的に急ぎで資金が必要になったときに検討されるのが、銀行ローンやカードローンです。これらのサービスも即日で資金調達はできますが、手数料が15~18%と高い点と、実質借金になる点がデメリットです。しかし、ファクタリングであれば負債を増やさずに、カードローンより低い手数料で資金調達が可能です。フリーランスがファクタリングを利用するデメリット・注意点ファクタリングの利用にあたって、知っておくべきデメリットと注意点があります。それぞれを理解した上で、利用するようにしましょう。手数料がかかるどのファクタリングサービスも、利用時には手数料が発生します。手数料によって、申請した金額よりも実際受け取れる金額が少なくなるので注意しましょう。例えば、10万円の請求書を現金化するにあたって、10%の手数料がかかる場合、実際に受け取れる金額は9万円です。手数料は%で設定されているため、現金化する金額や手数料が高ければ高いほど、手数料も高くなります。請求書の金額分しか現金化できないファクタリングは、請求書に記載された金額のみが現金化の対象です。そのため、請求書の金額以上の資金調達はできません。例えば、50万円の資金が必要な場合、50万円分の請求書が必要です。必要資金が50万円に対し、30万円分の請求書しかない場合は、差額の20万円は別の方法で資金調達する必要があります。使いすぎると資金繰りが悪化しやすいファクタリングを頻繁に利用しすぎると、将来的な収入を前借りする形となり、資金繰りを悪化させるリスクがあるので注意が必要です。ファクタリングは、短期的な資金調達にはとても便利です。けれども、長期的に見ると手数料のコストが積み重なり、収入に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、どうしても急ぎで資金が必要なときにファクタリングを利用するようにして、毎月ファクタリングの利用を前提に資金繰りを組むのはやめましょう。フリーランスが資金繰りを改善する方法最後に、フリーランスが資金繰りを改善する方法を3つ紹介します。ファクタリングに頼らずに、資金繰りや生活を整えていくために1つずつ取り入れていきましょう。収入アップを目指すフリーランスの資金繰りの根本改善の方法は、収入アップです。収入を増やすことで、ファクタリングを利用しなくても、資金繰りを安定させられるようになります。また何より、ファクタリングを使うことへのプレッシャーや罪悪感を軽減できるでしょう。収入アップのためには、新しいスキルを身につけて単価アップを目指したり、高単価のプロジェクト獲得を目指したりすることが、収入アップへの第一歩です。▼関連記事:フリーランスの高単価はいくら?職種別の相場や注意点を解説経費・支出を見直すフリーランスの事業用資金、プライベートの生活費それぞれの経費や支出を見直しましょう。不要な支出を減らすことで、手元に残る資金を増やして、資金繰り改善につなげていけます。そのために、定期的に利用しているサブスクを見直して不要なものを解約したり、Wi-Fiや光熱費を他社に乗り換えて安くしたりするなどの見直しを行いましょう。無駄遣いの削減や固定費の見直すことで、経費・支出を最適化できます。▼関連記事:フリーランスの気になる経費事情!経費計上する時の注意点やQ&Aも 貯金をするフリーランスは、予期せぬ出費や収入減少に備えて、貯金をしておきましょう。貯金があれば、不測の事態が起きてもファクタリングを利用せずして対処でき、精神的な安心感も得られます。できれば貯金は、6ヶ月〜1年分の生活費を貯金として確保しておくと安心です。また貯金をするときは、報酬が入った時点で貯金用口座に移す「先取り貯金」を行いましょう。先取り貯金を行えば、毎月事業経費や生活費を使用する前に、確実に貯金を確保できるようになります。まとめファクタリングは、請求書を最短即日で現金化できるサービスです。急な出費や収入減少によって資金繰りが苦しいときにファクタリングを活用することで、資金繰りを改善できます。またファクタリングは報酬の前借り制度なので、借金ではありません。そのため、負債を増やさずに資金繰りを改善できる点は大きなメリットでしょう。ただし、ファクタリングを利用しすぎると手数料が積み重なって、資金繰りを悪化させるリスクがあるので注意しましょう。根本的な資金繰り改善には、収入アップや経費・支出の見直しが大切です。