フリーランスとしてのキャリアを考えているGoエンジニアのみなさんフリーランスエンジニアは、会社員より稼げる!フリーランスは、収入が不安定でリスクが大きい!いろいろな情報がある中、Goエンジニアとしてフリーランスで活躍できるのか、悩むこともあるでしょう。この記事では、フリーランスのGoエンジニアの仕事内容や具体的な案件単価、年収、案件獲得のノウハウを深掘りします。フリーランスとして成功するためには、技術だけでなく、市場の需要や仕事の流れを理解することが不可欠です。▼関連記事:フリーランスエンジニアになるには?必要なスキルやメリット・デメリット▼SOKUDANのフリーランス・副業向けGo案件一覧Goエンジニアはフリーランスに向いているのか?GoはWeb開発やクラウドインフラストラクチャ、DevOpsツールなど、多岐にわたる領域で活用されており、これらのスキルを持つフリーランスエンジニアは高い需要があります。Goエンジニアがフリーランスとして活躍できるのかについて、IT業界や人材市場におけるGoの位置付けや需要、Go言語の特徴から解説していきます。Goの市場での位置づけと需要Go言語(通称Go)は、シンプルな記述や高速な実行速度、および効率的な並行処理能力で注目されるプログラミング言語です。Googleによって開発されたGoは、現代のコンピューティング要求に応えるために設計されました。クラウドベースのアプリケーションやマイクロサービスアーキテクチャ、および分散システムの開発において、Goはシンプルなコードで高いパフォーマンスとスケーラビリティを実現できる点で選ばれています。特に、高度な技術を活用したプロジェクトや高いパフォーマンスを要求される開発案件でGoエンジニアの活躍が期待されているでしょう。スタートアップから大手企業までの多くの組織が、パフォーマンスと保守性を重視するGoを採用しており、Goエンジニアはフリーランス市場でも需要があります。フリーランスのエンジニアにとって、Goの知識やスキルは案件獲得のチャンスにつながるでしょう。Goの特徴Goの特徴は「シンプルさ」「読みやすさ」「高い性能」にあります。並行処理のサポートはGoの大きな特徴の一つで、goroutineとchannelを用いることで簡単に並行処理が実装可能です。これにより、開発者は複雑なマルチスレッドプログラムを簡潔に表現でき、効率的に開発ができるでしょう。また、Goは静的型付け言語でありながら、柔軟性があり、シンプルな文法が特徴です。これにより、コードの安全性と保守性が向上し、大規模なアプリケーションの開発でも管理が容易になります。シンプルで読みやすい文法は、他人が読んでもわかりやすいコードを実装しやすく、チームでのプロジェクトを促進するでしょう。Goはさまざまな標準ライブラリを備えており、ネットワーキングや文字列処理、暗号化などの幅広い機能に活用できます。そのため、追加のライブラリやフレームワークに頼らずとも、効率的に開発を進めることができるでしょう。さらに、Goのコンパイル速度は非常に高速で、大規模なアプリケーションでも迅速なビルドが可能です。Goで開発できるものGoは、幅広いアプリケーションの開発に利用されていますが、その中でも以下のような分野で積極的に活用されています。クラウドベースのサービスGoは、クラウドインフラストラクチャの開発に適しています。その高速な実行速度と効率的な並行処理能力により、大規模なクラウドアプリケーションやマイクロサービスのバックエンドを構築する際に使用されます。Google CloudやAWS、Azureなど、主要なクラウドプロバイダーもGoをサポートしており、クラウドネイティブアプリケーションの開発に最適です。WebアプリケーションGoはHTTPサーバーの機能を標準ライブラリ内に備えており、RESTful APIやWebアプリケーションの構築にそのまま使用できます。高性能なWebサーバーを簡単に実装できるため、迅速にWebアプリケーションの開発を始めることができます。DevOpsツールGoはDockerやKubernetesなど、現代のDevOpsツールの開発言語としても広く採用されています。これらのツールは、コンテナ化されたアプリケーションの開発、デプロイメント、スケーリング、管理を簡単に行うことができ、Goの高いパフォーマンスと低いオーバーヘッドが高く評価されています。データベースとストレージシステムGoは、高性能なデータベースシステムやストレージエンジンの開発にも利用されています。CockroachDBのようなGoで書かれた分散データベースは、高いスケーラビリティと信頼性を提供します。ネットワークプログラミングと分散システムGoのネットワーキング機能は、分散システムの構築において強力なサポートを提供します。効率的な並行処理と簡潔なエラーハンドリングにより、複雑なネットワークアプリケーションや分散サービスの開発が容易になります。コマンドラインツールGoのシンプルな構文とコンパイル済みの実行ファイルは、さまざまなプラットフォームで動作するコマンドラインツールの作成に適しています。これにより、特定のタスクを自動化するためのカスタムツールを簡単に開発し、配布することができます。Goエンジニアのフリーランスの年収・単価平均中央値年収1,362万円(1位)1,386万円月収113万円116万円時給6,755円6,875円2025年2月現在、フリーランス向けマッチングサービスと提供するSOKUDANの独自調査によると、Goを使用するフリーランスの平均年収は1,362万円で、プログラミング言語の年収ランキングで1位となっています。中央値年収も1,386万円と高く、Go開発者の年収が高水準であることがわかります。月収に換算すると、平均で113万円、中央値で116万円となり、時給ベースでも平均6,755円、中央値6,875円と高く、Go開発者の高い市場価値を示しています。これは、一般的な給与所得者の平均年収の約461万円と比較しても高い水準です。Goエンジニアのフリーランスの単価は、その技術力、経験年数、専門性、そして市場の需要によって決まります。初心者でも年収360万円から600万円の間でスタートすることができ、経験年数が5年以上になると年収1000万円を目指せる可能性もあがります。正社員でも年収1,000万円を超える求人があり、フリーランスでも月収100万円を超える案件も少なくないでしょう。▼関連記事:【2024年】Goエンジニア平均年収、案件数|フリーランス副業調査▼参考:国税庁:1 平均給与Goのフリーランスエンジニアの案件数2025年2月時点で、フリーランスマッチングサービスSOKUDANで掲載されているGoの案件数は、JavaやPHPのような知名度の高い言語より少ないです。フリーランスエンジニア向けのエージェントレバテックフリーランスに掲載されているGoの案件数は48件で、Javaの案件数は269件、PHPの案件数は141件です。Goのフリーランスの案件内容としては、Webシステムやアプリの開発などが主なところです。フルリモート勤務が可能であったり、高単価案件だったりと、希望の働き方に合わせて案件を選べるでしょう。Goのフリーランスエンジニア案件の実例実際のGoのフリーランスの案件には、さまざまな業界や職種のものがあります。Go以外にも求められるスキルや経験があり、案件の単価や稼働時間にも幅があります。Goフリーランスの案件①【フルリモ/フレックス】Go言語を使った海外向けMaaSアプリの開発 406<職種>バックエンドエンジニアフロントエンドエンジニア<稼働時間>週2日以上<報酬>時給:4,000円 ~ 5,000円<エリア>全国 / フルリモート(在宅OK)<業務内容>CTO直下のスタートアッププロダクトで、海外向けのMaaSアプリ開発を実施していただきます。モダンな開発環境での開発に加えて、事業開発・事業企画の経験も積める案件となります。要件定義~設計~実装プロダクト構想をCTOや現場エンジニアと企画するところから参画していただきます。仕様に沿った開発ではなく、積極的な提案を求めています。ディスカッションの結果を実装まで落とし込める実装力のある方を求めています。<必須条件>Go言語の開発経験3年以上※他の静的型付け言語の対応経験があればGo経験が少なくても考慮可能<歓迎条件>GCP環境での開発経験(アプリケーションを意識したインフラ管理)▼案件詳細:【フルリモ/フレックス】Go言語を使った海外向けMaaSアプリの開発 406Goフリーランスの案件②【複数名@フルリモ】急成長中の業務自動化クラウドサービスでリードエンジニアを募集<職種>バックエンドエンジニア<稼働時間>最低週3日〜(平日メイン)<報酬>時給:3,500〜5,000円<エリア>全国 / フルリモート(在宅OK)<業務内容>弊社は、「次の自動化の世界を作る」というミッションを掲げ、これから加速していく人手不足解消のためにあらゆるチャレンジをしています。現在、システムを運用する業務はまだまだ人手に頼っている中、日々のオペレーション業務から人々を解放するための自動化プロダクト「Kompira」を提供しています。今回は事業拡大に向け、自社プロダクト「Kompira 」を支えるリードエンジニアを募集しています!自社サービス「Kompira」の開発業務をお願いします。-Kompira cloudのバックエンドシステムの開発・運用-ミドルウェア、フレームワーク等の技術選定・検証-バックエンドシステム全体のアーキテクチャ設計・見直し-アーキテクチャ案や UI案の提案-各種定性・定量リサーチ(ユーザー調査・ログ分析・問い合わせ分析など)に基づくシステムの改善<必須条件>・Go、Pythonの実務経験 (いずれも2年以上)・Linuxの実務経験・Azure、他のクラウドサービスの経験・Docker等のコンテナ技術の経験・システム・DB設計経験・クラウド PaaS を用いるシステムの設計・REST API 設計<歓迎条件>・エディタやプログラミング言語の話で盛り上がれる方・OSSに対してPLするほどのマインドをお持ちの方▼案件詳細:【複数名@フルリモ】急成長中の業務自動化クラウドサービスでリードエンジニアを募集Goエンジニアのフリーランスの将来性Go言語は、その性能の高さと開発のしやすさから、近年特に需要が高まっています。クラウドインフラストラクチャ、マイクロサービス、DevOpsツールなどの分野での採用が増えており、Go言語を使ったプロジェクトは増加傾向にあります。月単価100万円以上の案件も存在し、複数の言語を経験することでさらに年収を上げやすくなると言われています。このように、Go言語のスキルは将来的にも高い需要が見込まれ、フリーランスエンジニアとしての活躍の場は広がり続けるでしょう。一方で生成系AIの台頭により、AIがプログラミングをしたり、ChatGPTが人間の仕事を奪うということも起こっています。以下の記事も参考に、人間だからこそできる価値ある仕事について再考するきっかけにしてみてください。▼関連記事:AIがプログラミングをやる時代!奪われるエンジニアの仕事や必要なスキル ▼関連記事:ChatGPTによってなくなる仕事6選!AIの影響を受けにくい仕事も解説Goエンジニアがフリーランスとして成功するためのスキルGoエンジニアがフリーランスとして成功するためには、クライアントとのコミュニケーション能力やプロジェクト管理能力も必要ですが、一番重要なのはGoの応用分野に関する深い知識でしょう。ここでは、Goのフレームワークの習得と互換性の高い言語を学ぶ重要性について触れます。Goのフレームワークの習得フレームワークの習得は、Go言語を使用するフリーランスエンジニアにとって、効率的に高品質なアプリケーションを開発するために重要となります。Go言語で人気のあるフレームワークには、Gin、Echo、Beegoなどがあります。これらのフレームワークを習得することで、フリーランスエンジニアは様々なプロジェクトに柔軟に対応できるようになります。GinGinは、Go言語で最も人気のあるWebフレームワークの一つです。メモリ使用量が少なく、高いパフォーマンスを実現できることが特徴で、RESTful APIの開発に適しています。Ginを習得することで、エンジニアは軽量かつ効率的なWebサービスやアプリケーションを素早く構築できます。GinはそのパフォーマンスとシンプルなAPI設計で知られており、学習曲線も比較的緩やかです。具体的には、ルーティング、ミドルウェアの実装、JSONの処理など、Web開発に必要な基本機能を提供しています。EchoEchoもまた、高性能なWebアプリケーションの開発に適したフレームワークです。EchoはGinと同様に、シンプルでありながら柔軟性が高い設計が特徴です。Echoを使うことで、エンジニアはカスタムミドルウェアの作成や、セキュリティ強化機能(例えばJWT認証)を簡単に組み込むことができます。Echoは特にエラーハンドリングが優れており、開発者がより堅牢なアプリケーションを簡単に開発できるように設計されています。BeegoBeegoは、MVC(Model-View-Controller)アーキテクチャを採用したフレームワークで、Go言語でのフルスタックWebアプリケーション開発に適しています。ORM(Object-Relational Mapping)、セッション管理、ログ管理など、Web開発に必要な豊富な機能を内蔵しており、大規模なアプリケーションの開発に適しています。Beegoを学ぶことで、エンジニアはデータベース操作からフロントエンドの統合まで、一連のWeb開発プロセスを一貫して扱うことができます。これらのフレームワークを習得するためには、公式ドキュメントやオンラインチュートリアル、GitHubでのサンプルプロジェクトを活用するのが効果的です。また、小規模なプロジェクトを自分で立ち上げてみることで、実践的な経験を積むことができます。Goと相性の良い言語を学ぶフリーランスとしてより多くの案件を獲得し、市場での競争力を高めるためには、Goだけでなく、Goと相性の良い言語や関連技術を学ぶことが重要です。C言語GoはC言語から多くの影響を受けており、シンタックスの面で類似点が多く見られます。C言語は、システムプログラミングや組み込みシステム開発に広く使用されているため、これらの分野でGoを使用する際に、C言語の知識が役立つことがあります。また、C言語のライブラリをGoから呼び出すことが可能なので、既存のC言語のコードベースやライブラリをGoプロジェクト内で活用できるメリットがあります。Pythonとの相性Pythonはその汎用性と使いやすさで知られており、データ分析や機械学習、Web開発など、幅広い領域で使用されています。GoとPythonは直接的な互換性はありませんが、両言語を組み合わせることで、GoのパフォーマンスとPythonの柔軟性を活かした開発が可能になります。例えば、システムのバックエンドをGoで構築しつつ、データ分析や機械学習のモジュールにPythonを使用することで、効率的かつ強力なアプリケーションを開発できます。JavaScriptとの組み合わせWeb開発においては、フロントエンドでJavaScriptが広く使われています。Goをバックエンドで、JavaScript(またはそのサプセットであるTypeScript)をフロントエンドで使用することは、現代のWebアプリケーション開発において一般的なアプローチです。このように、GoとJavaScriptの組み合わせは、フルスタック開発の能力をフリーランスエンジニアに与え、より多くの案件機会を提供します。▼関連記事:JavaScriptでフリーランスエンジニアへ!単価や案件獲得方法 その他の技術との連携Goは、マイクロサービスアーキテクチャやクラウドネイティブアプリケーションの開発に適しているため、DockerやKubernetesなどのコンテナ技術、さらにはクラウドサービス(AWS、Google Cloud、Azure)の知識も、フリーランスエンジニアとして重要です。これらの技術はGoでの開発に直接関連があるわけではありませんが、Goで開発されたアプリケーションのデプロイメントや管理に広く利用されています。Goエンジニアがフリーランスとして案件を獲得する方法Goエンジニアがフリーランスとして案件を獲得して成功するためには、フリーランス向けのマッチングサービスやエージェントの活用が重要です。また、スキルシートやポートフォリオの更新をしたり、人脈を増やすためにイベントやコミュニティに参加しながら、技術も磨いていきましょう。フリーランス向けマッチングサービスの活用フリーランス向けのマッチングサービスを利用することで、自分の希望に合った案件を効率よく探すことができます。Goをはじめ言語やスキルで案件を絞ったり、高単価やリモート勤務など自分の希望の条件に合う案件を探したりすることもできます。定期的にスカウトメールが届くサービスや稼働後のサポートが手厚いエージェントもあります。以下の記事も参考にして、自分に合ったマッチングサービスを活用してみてください。▼関連記事:フリーランスエンジニア向け案件サイト10選!案件獲得のコツも紹介▼関連記事:エンジニア特化!フリーランスエージェント11選を徹底比較ポートフォリオやスキルシートの作成・更新過去のプロジェクトや自己開発したアプリケーションについてまとめたポートフォリオは、案件獲得の際のアピール材料になります。案件に応募し、企業と面談をする際にはスキルシートも必要です。Goエンジニアといっても、フリーランス人材の中でクライアントに重宝される人材になるためには、経験やスキルが重要です。スキルの向上や経験した案件が増えて記載できる内容が増えた場合には、ポートフォリオやスキルシートの更新も行いましょう。自分のキャリアの棚卸しや仕事に対するモチベーションのアップにもつながるため、定期的に見直してみてください。人脈やフリーランスコミュニティの活用フリーランスエンジニアは、IT業界のイベントやフリーランスのオンラインコミュニティに参加し、人脈を広げることも重要です。「イベントで名刺を交換した人から案件の相談を受けた」というエンジニアも少なくありません。Goのスキルを求めていた他のエンジニアから協業の誘いがくることもあるでしょう。まとめGoフリーランスエンジニアとして活躍するためには、Goのスキルや経験を磨き、最新の技術やトレンドをキャッチアップすることが重要です。Web開発やクラウドベースのサービス、DevOpsツールなど、多岐にわたる領域で活躍できるGoは、正社員はもちろんのことフリーランスとしても需要があります。フリーランスのGoエンジニアの想定年収は、約963.6万円でスキルや経験次第で単価を上げていくことも可能です。フリーランスの案件獲得は、マッチングサイトやエージェントを活用がおすすめです。他、ポートフォリオやスキルシートの更新をすることで、クライアントにエンジニアスキルをアピールしやすくなります。Goエンジニアとしてのスキル向上や最新情報のキャッチアップもフリーランス成功のために意識していきましょう。フリーランス・副業向けマッチングサービス「SOKUSAN」では、Go関連のフリーランス案件を掲載しており、あなたに合った案件を見つけることができます。▼SOKUDANのフリーランス・副業向けGo案件一覧