フリーランスには向き・不向きがあるというけれど、具体的にどんな人がフリーランスに向いているのだろう......フリーランスという働き方が自分に向いていたら、人生が変わるのかな.......この記事では、会社員とフリーランスを経験している筆者が、フリーランスに向いている人の特徴を具体的に解説します。これからフリーランスになろうとしている会社員の人フリーランスとして活動を始めたけれど、うまくやっていけるか自信がない人フリーランスになってから後悔したくない人に向けた内容になっているので、この記事を読んで自分のフリーランスへの適性を確かめるきっかけにしてみてください。▼関連記事:フリーランスになるには?必要な手続きや仕事獲得の方法まで解説▼SOKUDANのフリーランス・副業向け案件一覧フリーランスに向いている人の特徴とは?「フリーランスは最高!自由な働き方ができる理想的な生き方!」というイメージがあるかもしれませんが、果たしてそれは万人に当てはまるのでしょうか?フリーランスとして働くメリットはもちろんありますが、人によっては「フリーランスになんかならなきゃよかった・・・」と後悔することもあります。自分がフリーランスに向いているかを知るために、以下の特徴に当てはまっているか確認していきましょう。自分で考えて行動できる人フリーランスに向いている人は第一に「自分で考えて行動できる人」です。大学や専門学校などを卒業した後は、就職活動をして、企業に就職し、週5日×8時間働くという、一般的に「普通」の道を選ぶ人が多い中で、人とは違う選択を取るのがフリーランスです。上司から指示された業務を淡々とこなしていただけの人は、フリーランスになってから仕事を続けていくことはできません。主体的に考えて行動できるタイプの人は、フリーランスの適性があるでしょう。自己管理ができる人フリーランスは、自己管理能力が必要不可欠です。仕事を始める時間、働くスケジュール、業務量など、あらゆることを自由に決められる一方で、誰かに決められた規則の中で働くわけではないので、自己管理とともに「自己を律する能力」も必要です。業務においても、案件の管理やタスク管理、進捗把握、スケジュール調整を全て自分で行います。業務以外でも、税金や人脈、健康など会社員では意識しなかったような観点で世界が広がっています。フリーランスは、会社員よりも福利厚生や年金などの社会保障が手薄なため、計画的な人生設計も必要になってきます。変化やチャレンジを楽しめる人フリーランスになると、会社員と比べて経済的にも社会的にも安定がなくなります。自分の稼働次第で毎月の収入も変わってくるでしょう。決められたスケジュールで会社に出社したり、定期的な昇格や昇給が保証されているわけでもありません。フリーランスは、自ら案件を取りに行ったり、スキルアップを図る必要があるので、そういったチャレンジ精神がある人が向いています。雇用が保証されている会社員と比べると、環境や経済面での変化も多いため、変化に強いというのもフリーランスに向いている人の特徴です。向上心や目的意識がある人向上心や目的意識がある人がフリーランスに向いています。自身のスキルを伸ばして活躍したい!お金を稼ぎたい!叶えたい夢がある!こんな人生にしたい!など、目標や野心がある人はフリーランスとしてやっていく上でのモチベーションを維持しやすいでしょう。フリーランスになるにあたって、誰しもがきっかけや理由があると思うので、フリーランスになりたいと思ったときの気持ちを深掘りしてみるとよいかもしれません。リスクヘッジができる人何が起きるか分からないのがフリーランス。人生におけるあらゆるリスクヘッジができる人がフリーランスに向いています。リスクを予測して先回りした対策ができない人はフリーランスとして独立したとしても、困難が待ち受けているかもしれません。フリーランスは傷病手当がなかったり、退職金がなかったりと、会社員と比べると経済的な保証が少ないです。体調を崩したときや業務におけるトラブルなどに備えてフリーランス向けの保険に入っておくなどの先回りができる人がフリーランスに向いているでしょう。▼関連記事:フリーランスこそ健康診断を受けるべき3つの理由!受診時のポイントも解説フリーランスに向いていない人の特徴とは?フリーランスに向いている人の特徴を紹介してきましたが、反対に「フリーランスに向いていない人の特徴」とはどのようなものがあるでしょうか?自分の性格や考え方が以下に当てはまっている場合、フリーランスになることを考え直した方がよいかもしれません。人の意見に流されやすい人自分の意見がなく、人に流されて生きてきたタイプの人はフリーランスに向いていないかもしれません。もちろん、やりたいことや理想とする生き方が見つかって、一念発起してフリーランスになる、という人もいるでしょう。しかし、自分で考えて決断する癖を日頃から持っていない人がフリーランスになるのは危険です。フリーランスは基本的に1人で働くことが多く、同僚や上司などに気軽に相談できる環境ではありません。これからフリーランスを目指す人がいれば、自分で考える癖をつけるようにしましょう。自己管理が苦手な人自己管理が苦手な人もフリーランスには向いていないでしょう。特に納期やお金に関わる部分で抜け漏れのない管理が重要です。納品期日が守れない約束したクオリティでの納品ができない打ち合わせの時間が守れないなどクライアントからの信頼を失うようなことがあると、フリーランスとしてはやっていけません。また、フリーランスになると発生する確定申告などの事務作業が苦手な人も要注意です。会社員のときは、経理部などがやってくれていた事務作業や給与計算、税金の支払いを自分で行わなくてはいけません。安定志向でリスクを取りたくない人そもそも安定志向の人は、フリーランスという働き方が怖いと感じるかもしれません。フリーランスは、怪我や病気などで働けなくなって収入が途絶えるリスクや、案件失注などで突然仕事がなくなるリスクがあるからです。会社員と比べると、社会的信用も低く、住宅ローンやクレジットカードの審査が通らないこともあるくらいです。リスクを取りたくなかったり、安定した環境が好きな人はフリーランスには向いていません。▼関連記事:フリーランスの3大リスクと実際にフリーランスが感じている不安プレッシャーに弱い人プレッシャーに弱い人にもフリーランスは向いていないかもしれません。クライアントから求められるスキルや納品物のクオリティを担保したり、納品スケジュールに追われたりする日々もあります。体を壊してしまったときなども自分の代わりに仕事をしてくれる人がいるわけではないので、不安やプレッシャーに押しつぶされてしまう人もいるでしょう。失敗してもサポートしてくれる人がいたり、常に雇用や仕事が保障されていないと不安な人は、フリーランスには向いていないでしょう。計画性のない人中には、突然思い立ってフリーランスになる人もいるかもしれませんが、それで継続して稼いでいける程フリーランスは甘くないでしょう。基本的には、会社員などを辞める前に、まずは計画を立てて、経済的リスクに備えて貯金をすることをおすすめします。収入がゼロの状態からのスタートではなく、クライアントや収入源の目処を立てておくなどの対策をしておく必要があります。無計画に物事を進めてしまうタイプの人は、フリーランスになった後も、案件を受け過ぎてしまって納品期日に間に合わなかったり、逆に案件を獲得できないまま窮地に陥ったりなどと、トラブルになりかねません。落とし穴!フリーランスになる上での注意点ここまでフリーランスに向いている人・向いていない人の特徴について説明してきました。いざ、フリーランスになったとして、以下のような注意点があるので、これからフリーランスを目指す人はよく読んでおくとよいでしょう。社会的信用が少ないフリーランスは、会社員と比べると収入が安定しておらず、社会的な信用が少ないです。そのため、住宅ローンやクレジットカードの審査が通りにくくなります。住宅の購入やクレジットカードの追加を考えている方は、会社員など社会的信用があるうちに行っておくとよいでしょう。収入や将来設計が不安定会社員とは違い、毎月決まった収入があるわけではないので、経済的に不安定です。出産や子育て、介護などのライフイベントによって働けなくなる可能性もあるので、将来設計が立てにくいのはフリーランスです。そのため、会社員よりも一層保険や貯金が重要になってくるでしょう。社会保障や福利厚生が少ないフリーランスの多くが国民年金や国民健康保険に加入しています。これらは支払いの負担が会社員よりも多く、かつ将来的にもらえる年金額も会社員より低くなっています。フリーランスには、会社員が受けられる福利厚生などもないので、健康診断などは自分で手配する必要があります。こういった場面でも自己管理能力が問われるのがフリーランスです。▼関連記事:フリーランスのデメリット11選!会社員との違いやメリットも理解しようフリーランスのメリットここまで、「フリーランスになると悪いことばかりなのでは・・・?」と不安を煽るような内容が続いていましたが、フリーランスになるメリットももちろんたくさんあります!それぞれの働き方と比較したフリーランスのメリットを紹介します。会社員と比較したメリット会社員と比較したフリーランスのメリットとしては、1番に「働き方の自由度」があげられるでしょう。フリーランスの場合、出社の有無や勤務時間の決まりなどがないので、好きな場所から好きな時間に働くことが可能になります。次に、「一緒に働く人を選べる」という点も大きなメリットです。会社員が感じるストレスの多くは「人間関係」ではないでしょうか?そういったストレスがなくなるのはフリーランスならではの良さです。また、自分でキャリアを作っていけるという点も魅力的です。会社の方針や上司の指示ではなく、自分で案件を選んでキャリアを追求していくことが可能なのがフリーランスです。▼関連記事:フリーランスと会社員の違いに驚愕!独立前に知っておくべき違いを解説副業と比較したメリット会社員と並行して副業を行う人も増えている昨今。経済的な安定を得ながら、休みの日は自分のしたい仕事を副業で行うというのは理想的な働き方でしょう。一方で、フリーランスであれば、自分のやりたい仕事に専念できるので、本業に時間をとられることはありません。例えば、週5日稼働できるフリーランスと、週末の2日のみ稼働できる副業の人を天秤にかけたときに、クライアントとしても、稼働しやすいフリーランスを起用する確率も高まるでしょう。起業と比較したメリット起業する場合、法人として定款を作る必要があり、新しいサービスや業種に挑戦しようと思った際には、その内容を書き換える必要があります。一方で、フリーランス(個人事業主)であれば、今までとは違う業種や案件に挑戦する場合でも、特に行政手続きの必要なく進めることが可能です。万が一廃業することになった場合でも、廃業の手続きの煩雑さがフリーランスと法人ではかなり異なるので、まずはフリーランスとして売り上げを伸ばしていくのがよいでしょう。▼関連記事:フリーランスが法人化する7つのメリット!インボイス制度後の注意点も解説フリーランスに向いている人はチャレンジしてみよう!ここまで記事を読んでみて、「やっぱり自分はフリーランスに向いているかも!?」「フリーランスにチャレンジしてみたい!」と思った方は、以下の手順でフリーランスになる準備をしていきましょう。フリーランスにはフリーランスなりの楽しさがあります。計画的に準備をして、素敵なフリーランス生活を実現させましょう。フリーランスになるためのステップ何はともあれ、案件を依頼してくれるクライアントがいないとフリーランスとしてのキャリアは始まりません。案件を受注するためには、お金を払って自分に依頼してもらえるように、何かしらのスキルを身につけましょう。スクールに通ったり、独学で学んだり、会社員として働く中でスキルを身につけたり、とさまざまな方法があります。案件を受注するために、ポートフォリオを作成するのもよいでしょう。こちらの記事で、フリーランスになるまでの具体的な手続きなどを解説しています。▼関連記事:フリーランスになるには?必要な手続きや仕事獲得の方法まで解説フリーランスで案件を獲得する方法フリーランスになって最初に悩むのは、「どうやって案件をゲットするか?」という点でしょう。フリーランスで案件を獲得するには、フリーランス向けの案件マッチングサービスを利用するのがおすすめです。エージェントサービス・マッチングサイト・クラウドソーシングサービスなどを総称して「案件マッチングサービス」としています。仲介手数料の有無担当者との面談の有無案件紹介サービスの有無など、サービスによって機能や特徴が異なります。以下の記事におすすめの案件マッチングサービスを厳選して載せているので参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランス向け案件マッチングサービスのおすすめ8選〜利用者の声もご紹介〜フリーランスの楽しさの実態上述してきたように、フリーランスには向き不向きがあります。もしもあなたがフリーランスに向いている人だった場合、会社員よりもフリーランスは確実に楽しいでしょう。好きな場所から好きなタイムスケジュールで働けることで、人生の快適度が大きく上がります。自分が今やっている仕事が好きであれば、好きなだけそれに取り組むことができて、自分の頑張り次第で収入も上限なく上がっていきます。「努力が適正に評価されて報われるシステム」がフリーランスです。会社での人間関係などに悩むこともなく、好きなメンバーで楽しく働くことができます。こちらの記事でもフリーランスの実態について解説しているので、フリーランスの楽しさについて知りたい方は参考にしてみてください。▼関連記事:フリーランスは楽しすぎる!リアルな実例やデメリットも徹底解説まとめこの記事を読んで、自分がフリーランスに向いていると思った人は、フリーランスのデメリットや注意しておくこともよく認識して、フリーランスへの道を選んでみてもよいかもしれません。逆に、「自分はフリーランスには向いていないかも......」と思った方は、現職でスキルを身につけながら、「将来の1つの選択肢」として頭に入れておくくらいに留めておく方がよいでしょう。自分の適正や志向にあった理想的なキャリアを見つけていきましょう。▼SOKUDANのフリーランス案件一覧