フリーランスとしてのキャリアを考えているRubyエンジニアのみなさんフリーランスエンジニアは会社員より稼げる!フリーランスは収入が不安定でリスクが大きい?いろいろな情報がある中、Rubyエンジニアとしてフリーランスで活躍できるのか悩むこともあるでしょう。この記事では、フリーランスのRubyエンジニアの仕事内容や具体的な案件単価、年収、案件獲得のノウハウを深掘りします。フリーランスとして成功するためには、技術だけでなく、市場の需要や仕事の流れを理解することが不可欠です。この記事を読むことで、Rubyエンジニアとしてのフリーランスへの一歩を踏み出すための知識を得ることができるでしょう。▼関連記事:フリーランスエンジニアになるには?必要なスキルやメリット・デメリット▼SOKUDANのフリーランス・副業向けRuby案件一覧Rubyエンジニアはフリーランスに向いているのか?Rubyは、1993年(1995年の説もあり)に日本人のまつもとゆきひろ氏によって開発された、オブジェクト指向のプログラミング言語です。シンプルでわかりやすい文法と、高い生産性、保守性に優れた言語として、国内外で多くのエンジニアに愛用されています。この見出しでは、Rubyの市場での位置づけと需要、Rubyの特徴、Rubyで開発できるものについて解説し、Rubyエンジニアがフリーランスに向いているかどうかについて解説します。Rubyの市場での位置づけと需要Rubyは、長年にわたり国内で高いシェアを占めている言語です。特にスタートアップ企業や中小企業の間で人気があり、近年では海外でのRubyの利用も拡大しています。Rubyのフレームワークの中で圧倒的利用率No.1のRuby on Railsのおかげで、Rubyは迅速な開発が可能であり、さまざまなWebシステムやアプリがこの言語を採用しています。特に、ECサイトやソーシャルゲーム、業務システムなどの開発によく用いられています。フリーランスエンジニアの求人サイトを見ると、Rubyの案件は、Webアプリケーション開発のほか、スマートフォンアプリ開発、データ分析、機械学習など、さまざまな分野で募集されています。また、単価も高めに設定されている傾向があり、フリーランスとして活躍するチャンスは十分にあるでしょう。Rubyの特徴Rubyは、以下のような特徴を持つ言語です。シンプルでわかりやすい文法高い生産性保守性に優れているコミュニティが活発シンプルでわかりやすい文法であるRubyは、学習コストを抑え、短期間でスキルを身につけることができます。高い生産性も特徴的で、短い時間で効率的に仕事を進めることができるでしょう。またRubyは保守性に優れている言語であるため、長期的な案件でも安心して取り組むことができます。活発なフリーランスやIT関連のコミュニティには、多くの情報やサポートが得られるため、スキルアップや案件獲得に役立ちます。Rubyで開発できるものRubyで開発できるものは、以下のようなものです。Webアプリケーションコマンドラインツールデスクトップアプリケーションデータ解析ツールゲームRubyは多目的に使用できる言語で、シンプルなスクリプト作成から複雑なWebアプリケーション開発まで、さまざまな用途に対応しています。特にRuby on Railsを使用することで、フリーランスエンジニアは迅速に高品質なWebアプリケーションを構築できるでしょう。Rubyのフリーランスエンジニアの案件数2024年1月時点で、フリーランスマッチングサービスSOKUDANで掲載されているRubyの案件数は、JavaやPHPのような知名度の高い言語と比較すると少ない傾向にあります。フリーランスエンジニア向けのエージェントレバテックフリーランスに掲載されているRubyの案件数は72件で、Javaの案件数は380件、PHPの案件数は220件です。Rubyの細かい職種としては、フロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニア、スマホアプリエンジニアなどがあります。案件の規模も大規模プロジェクトもあれば単発の案件、副業の案件もあるので、自分に合った働き方も可能でしょう。Rubyのフリーランスエンジニアの年収Rubyエンジニアの正社員の平均年収:約654万円Rubyエンジニアのフリーランス平均年収:約960万円Rubyフリーランスの平均年収は、約960万円と高水準にあります。これは、一般的な給与所得者の平均年収の約461万円と比較しても高い水準です。Rubyエンジニアの年収は、勤務先や経験・求められるスキルによって大きく異なりますが、上流工程や大規模プロジェクトへ参加できると年収アップに大きく貢献するでしょう。年収の決定要因であるスキルと経験においては、その他の言語の開発実務経験や特定のフレームワークの使用経験があると、より高単価の案件を獲得しやすくなります。その他のフリーランス職種の年収のデータは以下の記事を参考にしてみてください。▼関連記事:【2024最新】フリーランス・副業の平均年収ランキング(職種別)▼参考:求人ボックス給料ナビ:Rubyエンジニアの仕事の年収・時給・給料▼参考:レバテックフリーランス:Rubyエンジニアの年収|Rails案件や未経験から転職時の年収目安は?▼参考:国税庁:1 平均給与Rubyのフリーランスエンジニアの案件実例実際のRubyフリーランスの案件には、さまざまな業界や職種のものがあります。Ruby以外にも求められるスキルや経験があり、案件の単価や稼働時間にも幅があります。Rubyフリーランスの案件①【週12h〜フルリモ】SNS向けCRMツールを開発するRailsエンジニア<職種>バックエンドエンジニア<稼働時間>・週12時間〜(平日夜・土日祝OK、最初の1ヶ月のみキャッチアップのため稼働時間が多くなる可能性があります)<報酬>時給:2,500円 ~ 6,000円<エリア>全国 / フルリモート(在宅OK)<業務内容>企業向けに各種SNS上でのCRMを効率化するソリューションの開発を行います。具体的にはDMの一斉送信やユーザの返答内容に合わせたシナリオ送信、自然言語処理や生成AI技術を組み合わせた自動応対などの機能開発業務を担当いただきます。サービスの立ち上げ期のため、ご自身の興味によってサーバサイドだけでなくインフラやフロントエンドの開発も経験でき、0からサービスを組み上げる楽しさを感じることができます。責任が伴うことはもちろんですが、チャレンジできる環境が整っていますので、他エンジニアと協議しあいながら推進および開発してくれる方を探しています。[エンジニアカルチャー]・年齢や経験関係なく技術的なスケーリングを第一に考えコミュニケーションを実施・技術的負債を適度にケアし、プロダクトグロース偏重の開発体制にはしない・常に好奇心を持って取り組み、技術を磨き続ける環境の提供▼現状の開発体制PMO: 1名フロンエンド(API部分) 1名サーバーサイド:3名インフラ:1名データサイエンティスト:1名デザイナー:1名0→1フェーズのアプリケーション開発を担当頂きます。使用言語はRuby on RailsでAPIモードを使用しています。機能単位での担当分けとなっており、設計から開発、テストまでを主にご担当頂きます。Infrastructure:AWSDevOps: Docker, terraformサーバサイド:Ruby on Rails (APIモード)フロントUI領域:Next.js, TypeScript開発環境:GitHub CodeSpacesその他:GitHub, Jira ,Confluence, Slack, Discord、Azure、Open AI<必須条件>・Webアプリケーションのソフトウェア開発の実務経験3年以上・Ruby on Railsでの開発経験が2年以上・技術的な知識・スキルを身につけることに対して積極的であること・協力して開発が行えること<歓迎条件>・TypeScript, Next.jsを用いた開発経験・RailsのAPIモードを用いたAPI開発経験・InstagramやLINEなどのSNSのSDKやAPIを用いた開発経験・機械学習やAI技術の活用経験(特に自然言語処理)・サービスをゼロからエンジニアとして作成した経験・大規模なWebアプリケーションの開発および運用経験▼案件詳細:【週12h〜フルリモ】SNS向けCRMツールを開発するRailsエンジニアJavaフリーランスの案件②【複数@フルリモ】大手とスタートアップの連携管理SaaSでRubyエンジニア募集<職種>フロントエンドエンジニアバックエンドエンジニアインフラエンジニア<稼働時間>平日週3日~<報酬>時給:3,000~4,000円<エリア>全国 / フルリモート(在宅OK)<業務内容>弊社は、組織から「できない」をなくすをミッションに、大企業とスタートアップ企業の連携をサポートするSaaS「InnoScouter」を提供しています。昨今のオープンイノベーションブーム*を受けて、大企業によるスタートアップ企業への投資・事業連携等が増加しておりますが、大企業の中では複雑なワークフローや、多くの関係者との調整業務に時間が取られており、中々成功率が上がりません。この状況を変革すべく、弊社は日本初のスタートアップ連携管理クラウド「InnoScouter」を提供しております。既に時価総額1兆円以上の企業にも導入済みで、大企業を中心にユーザーフィードバックを収集しながら、リーンな開発を進めております。今回「InnoScouter」の更なる事業拡大に伴い、SaaSの0→1経験豊富なチームメンバーと共に開発を推進いただける方を募集しています。フロントエンドから、バックエンド、インフラまで全ての面倒を見なければいけないので、大変ではありますがWebサービス構築・運用の経験が積めます。※オープンイノベーションとは、組織の壁を超えて技術、サービスなどを連携する活動で、近年、大企業とスタートアップ企業の間での取り組みが増加しています。政府としても力を入れている取り組みで、オープンイノベーション促進税制などの取り組みも行われております。◆新機能開発の対応・ビジネスサイドとともに要件定義(ドメインモデリング)・設計をもとに、技術検証・開発・運用◆システム改善の対応・ボトムアップであるべき設計をエンジニア間で議論・設計をもとに、技術検証・開発・運用▼参考:DDD(ドメイン駆動設計)について【開発環境】・バックエンド:Ruby(Hanami ※ほぼRailsと同じフレームワークです), RSpec・フロントエンド:React, TypeScript,webpack, styled-components・データベース:MySQL・インフラ:AWS, Docker・その他:Notion, GitHub, Slack<必須条件>・Rubyでのフレームワークを活用したWebサービスの開発経験<2年以上>・社内外メンバーと円滑にコミュニケーションできる方<歓迎条件>・GitHubを用いた複数人での開発経験・TypeScriptを使ったWebサービスの開発経験・React / Vue / Angularを用いたSPA開発経験(個人開発含む)・クリーンアーキテクチャやDDDに触れたことがある方・AWS / GCPによるインフラの運用・構築経験・OSSの公開やコントリビュート経験▼案件詳細:【複数@フルリモ】大手とスタートアップの連携管理SaaSでRubyエンジニア募集Rubyエンジニアのフリーランスの将来性Rubyエンジニアのフリーランスとしての将来性は、明るいでしょう。Ruby、特にRuby on Railsを利用した高い生産性と品質のWebアプリケーション開発が、市場で重要な存在となっています。特にスタートアップや中小企業では、迅速な開発と柔軟性が求められるため、Rubyの需要は継続的に高いと考えられます。Javaなど他の言語と比較すると、求人数や案件数は少ない可能性がありますが、単価が高いものも多いでしょう。一方で生成系AIの台頭により、AIがプログラミングをしたり、ChatGPTが人間の仕事を奪うということも起こっています。以下の記事も参考に、人間だからこそできる価値ある仕事について再考するきっかけにしてみてください。▼関連記事:AIがプログラミングをやる時代!奪われるエンジニアの仕事や必要なスキル ▼関連記事:ChatGPTによってなくなる仕事6選!AIの影響を受けにくい仕事も解説Rubyエンジニアがフリーランスとして案件を獲得する方法Rubyエンジニアがフリーランスとして案件を獲得するためには、フリーランス向けのマッチングサービスやエージェントの活用が重要です。他にもフリーランスとして活動する上で案件獲得につながるポイントを解説します。フリーランスマッチングサービスの活用フリーランスや副業人材の活用が広がっていることから、フリーランス向けのマッチングサービスも増えています。フリーランスの中でもITエンジニアの需要は高く、エンジニア領域に特化したマッチングサービスも少なくありません。Ruby案件に絞って検索をしたり、エージェントの担当者に自分の希望条件に合わせた案件を紹介してもらうことも可能です。以下の記事も参考にして、自分に合ったマッチングサービスを活用してみてください。▼SOKUDANのフリーランス・副業向け案件一覧▼関連記事:フリーランス向けマッチングサービスのおすすめ8選〜利用者の声も紹介〜▼関連記事:フリーランスエンジニア向け案件サイト10選!案件獲得のコツも紹介▼関連記事:フリーランスエージェントおすすめ11選!エンジニア案件に特化したサポートも紹介ポートフォリオやスキルシートの作成・更新エンジニアは、過去に参画したプロジェクトや制作に携わったアプリケーションをポートフォリオとしてまとめておきましょう。ポートフォリオやスキルシートの内容がクライアントの課題や求めている人材にマッチすれば、案件につながります。スキルの向上や経験した案件が増えて記載できる内容が増えた場合には、ポートフォリオやスキルシートの更新も重要です。自分のキャリアの棚卸しや仕事に対するモチベーションのアップにもなるため、定期的に見直してみてください。人脈やフリーランスコミュニティの活用IT業界のイベントやフリーランスのオンラインコミュニティに参加し、人脈を広げることも案件獲得に有効です。「イベントで名刺を交換した人から案件の相談を受けた」「コミュニティで知り合った人から協業の誘いを受けた」というエンジニアも少なくありません。同じフリーランスでも、デザイナーやディレクター職種が異なれば協業ができ、仕事の幅も広がるでしょう。長い関係の知人や友人となれば、互いの人柄や仕事ぶりも分かっていて、仕事におけるミスマッチも少ないというメリットもあります。まとめRubyは、日本人のまつもとゆきひろ氏によって開発された、オブジェクト指向のプログラミング言語です。Ruby on Railsというフレームワークのおかげで、迅速な開発が可能であり、さまざまなシステムやアプリがRubyを採用しています。正社員はもちろんのこと、フリーランスのRubyエンジニアとしても活躍ができるでしょう。フリーランスのRubyエンジニアの想定年収は、約960万円です。スキルや経験次第で単価を上げることも可能です。フリーランスのRubyエンジニアの案件獲得は、マッチングサイトやエージェントを活用しましょう。他、ポートフォリオやスキルシートの更新をすることで、クライアントにエンジニアスキルをアピールしやすくなります。Rubyエンジニアとしてのスキル向上や最新情報のキャッチアップもフリーランス成功のために意識していきましょう。フリーランス・副業向けマッチングサービス「SOKUSAN」では、Ruby関連のフリーランス案件を掲載しており、あなたに合った案件を見つけることができます。▼SOKUDANのフリーランス・副業向けRuby案件一覧