Webサイトの構築に欠かせないHTML/CSS。HTMLはWebページの構造を定義し、CSSはスタイルを指定するための言語です。企業やサービスの看板としてWebサイト制作の需要は絶えず、HTML/CSSのスキルを持つフリーランス人材の需要も高いです。この記事では、フリーランスのHTMLエンジニア(Webコーダー)の仕事内容や具体的な案件単価、年収、案件獲得のノウハウを深掘りします。フリーランスとして成功するためには、技術だけでなく、市場の需要や仕事の流れを理解することが不可欠です。この記事を読むことで、HTMLエンジニア(Webコーダー)としてのフリーランスへの一歩を踏み出すための知識を得ることができるでしょう。▼関連記事:フリーランスエンジニアになるには?必要なスキルやメリット・デメリット▼SOKUDANのフリーランス・副業向けHTML案件一覧HTMLエンジニア(Webコーダー)はフリーランスに向いているのか?HTMLエンジニア(Webコーダー)は、HTMLの知識とスキルを活かして、Webサイトの設計や構築、運用を行う職種です。HTMLエンジニア(Webコーダー)は、フリーランスとして活躍できるのかについて解説します。HTMLの市場での位置づけと需要HTMLは、Webサイトを構築するための基本的な言語です。そのため、HTMLエンジニア(Webコーダー)は、Webサイトを制作するすべての企業や個人にとって重要な存在です。特に、レスポンシブデザインやアクセシビリティを考慮したサイト構築が求められる現代において、HTMLの知識は不可欠です。また、HTMLは比較的習得しやすい言語であるため、初心者でも比較的短期間でフリーランスとして独立することができます。一方、ノーコード開発が普及したり、AIがプログラミングをしたり、HTMLのスキルだけではフリーランスとして活躍することは難しい一面もあります。ノーコード開発とは、プログラミングの知識やスキルがなくても、Webサイトやアプリを作成できるツールやサービスです。ChatGPTが人間の仕事を奪うということも懸念されているので、人間だからこそできる価値ある仕事について、以下の記事も参考にしてみてください。▼関連記事:AIがプログラミングをやる時代!奪われるエンジニアの仕事や必要なスキル ▼関連記事:ChatGPTによってなくなる仕事6選!AIの影響を受けにくい仕事も解説HTMLの特徴HTMLは、Webサイトの構造を記述するための言語で、基本的に以下のような要素・属性・タグによって構成されています。要素:Webページの構成要素を表す。属性:要素の属性を表す。タグ:要素と属性を組み合わせたもの。HTMLは、記述がシンプルで学習のしやすさと応用の幅広さが特徴的です。初心者にも理解しやすいため、学習コストが比較的低く、また経験を積むことで高度なWebサイトも構築できるようになります。また、HTMLは他のプログラミング言語やフレームワークとの組み合わせによって、その機能を大きく拡張できる点も魅力的です。HTMLで開発できるものHTMLだけで開発できるのは、以下のようなWebサイトに限られます。静的なWebサイト:ユーザーの操作によって表示内容が変化しないWebサイト。簡易的なWebサイト:情報提供やサービスの提供を目的としたWebサイト。HTMLを用いてテキストコンテンツや画像、リンク、フォームなどを構成することができますが、CSSやJavaScriptと組み合わせることで、動的で魅力的なWebサイトやアプリケーションの開発も可能になります。フリーランスのHTMLエンジニア(Webコーダー)は、これらの技術を駆使して、クライアントのニーズに合わせた多様なWebソリューションを提供することができるでしょう。HTMLエンジニア(Webコーダー)のフリーランスエンジニアの案件数2024年1月時点で、フリーランスマッチングサービス「SOKUDAN」で掲載されているHTMLの案件数は、CSSと同等でJava、JavaScriptのような知名度の高い言語と比較するとやや少ないです。フリーランスエンジニア向けのエージェント「レバテックフリーランス」に掲載されているHTMLの案件数は126件で、CSSの案件数は117件、Javaの案件数は380件、JavaScriptの案件数は283件です。HTMLの案件内容としては、Webサイト制作の案件が多く、フロントエンドエンジニアやWebデザイナー、Webコーダーの職種で募集があります。▼関連記事:フロントエンドエンジニアとは?技術の基礎から最前線の動向まで徹底解説HTMLエンジニア(Webコーダー)のフリーランス案件の実例実際のHTMLのフリーランスの案件には、さまざまな業界や職種のものがあります。HTML以外にも求められるスキルや経験があり、案件の単価や稼働時間にも幅があるため、参考にしてみてください。HTMLフリーランスの案件①【千駄ヶ谷@週16h~】医療特化の広告クリエイティブ企業がコーダーのプロを募集!<職種>フロントエンドエンジニアバックエンドエンジニア<稼働時間>・週16h~(平日メイン)※週5日歓迎<報酬>時給:3,000円~4,000円<エリア>原則出社(渋谷区千駄ヶ谷)<業務内容>弊社は、医療に特化した広告クリエイティブのエキスパートとして、世の中の時流を捉えた新しいテクノロジーを最高峰のクリエイティブでご提供しております。医療広告開発・作用機序動画・ブランドロゴ開発・イベント企画・設営と対応領域は幅広く、広告制作のコンシェルジュとして隣のデスクにいるように気軽に声をかけられる関係性をお客様と構築しマニュアルに縛られない最高のサービスを提供します。・BtoB向け企業サイト、広告キャンペーンサイト、啓発サイトのコーディング業務- デザイナーがいる為デザイン対応は不要・クライアント様との打ち合わせ・社内利用ツール:VS Code、Adobe、・コーディング:HTML、CSS、PHP、JavaScript<必須条件>・コーディングの実務経験(3年以上)・責任感を持って取り組んでいただける方・社内外と円滑にコミュニケーションできる方<歓迎条件>- JavaScript / jQueryの知識・実装経験- Reactの知識・実装経験- WebGLの知見- PHPの知識・実装経験- Webサイトのアクセス解析の知識・経験- Webディレクションの知識・経験▼案件詳細:【千駄ヶ谷@週16h~】医療特化の広告クリエイティブ企業がコーダーのプロを募集!HTMLフリーランスの案件②【フルリモ】ShopifyのECサイト構築事業でHTML/CSSエンジニア募集!<職種>フロントエンドエンジニア<稼働時間>・週3日以上(平日日中をメイン稼働できる方 ※一部土日も稼働可)<報酬>・時給2,500~6,000円(応相談)・プロジェクト単位での契約も可能<エリア>・フルリモート(必要に応じて出社いただけると尚可)<業務内容>弊社は、事業のIT化・効率化を図り、お客様のECビジネスの可能性を最大化することをミッションに、国内外で事業展開している企業です。主にShopifyを使ったECサイトの構築、運営代行に加え、スマレジとShopifyの在庫連携を可能にする自社プロダクト開発などを展開しております。今回、多くの企業様からの引き合い数が増加しており、ShopifyでのECサイト新規構築をフロントエンドエンジニアとして参画いただける方を募集いたします!- Shopifyの有料テンプレートのカスタマイズ/レイアウト調整- Shopifyの無料テンプレートを使ったほぼスクラッチでのサイト構築- ShopifyアプリをはじめとするShopifyのカスタマイズ/機能拡張・運用- フロントエンド、バックエンド、インフラと横断的な設計 開発- 企画、マーケティング、Web制作チームの技術サポート- プロジェクトのタスクマネージメント- ERP、POS、WMS等各種サービスとShopify連携のフロントの制作・運用- Shopify開発関連のメソドロジー/フレームワーク 設計/構築▼開発環境フロントエンドReact , TypeScript , ES , SCSS , HTML5バックエンドRuby on RailsデータベースMySQL , RedisインフラHeroku , AWSその他GraphQL , WebAPI , Sentry使用ツールGit、Docker、Chatwork、Notion、SentryHeroku、ngrok、Shopify App CLI、Shopify Theme Kit<必須条件>・HTML , CSSの実務経験2年以上・Shopify の構築経験(クライアントワーク)2件以上・ECサイトのコーディング経験・LPページの構築経験・ユーザー目線での高いデザイン再現能力とコーディングスピードに自信がある方<歓迎条件>・Liquidによる構築経験・Reactの実務経験・Ruby , Ruby on Rails , SCSSの実務経験・GitHubによるバージョン管理・ディレクション経験・構築における提案能力・フルスクラッチでのページ制作・ゼロからのJS構築能力・Web APIの知識・エンジニアチームのマネージメント経験・コードのレビュー業務経験・ネイティブアプリ、バックエンド関連の開発経験▼案件詳細:【フルリモ】ShopifyのECサイト構築事業でHTML/CSSエンジニア募集!HTMLエンジニア(Webコーダー)フリーランスの年収フリーランスのHTMLのみの平均年収のデータはありませんが、フリーランス向けマッチングサービスSOKUDANの調査データによると、HTMLを必要とするような職種の平均年収は以下の通りです。フロントエンドエンジニアのフリーランスの平均年収:約870万円Webデザイナーのフリーランスの平均年収:約700万円案件単価は、案件の規模や難易度によっても異なり、大規模案件や難易度の高い案件は年収アップも期待できます。HTMLだけでなくCSSやJavaScriptなどのフロントエンドの技術を身につけていれば、より高単価の案件を獲得しやすくなるでしょう。HTMLエンジニア(Webコーダー)の正社員の平均年収:約546万円2024年1月時点で求人ボックスに掲載されているHTMLの正社員求人の平均月給は約45.5万円です。これを年収に換算すると、HTMLエンジニアの平均年収は約546万円です。これは、一般的な給与所得者の平均年収の約461万円と比較しても高い水準です。▼関連記事:【2024最新】フリーランス・副業の平均年収ランキング(職種別)▼参考:求人ボックス給料ナビ:HTMLエンジニアの仕事の年収・時給・給料▼参考:国税庁:1 平均給与HTMLエンジニア(Webコーダー)のフリーランスの将来性総合的に判断すると、HTMLフリーランスの将来性は明るいと考えられます。Webサイトは、企業や個人のビジネスや活動を広めるための重要なツールとして、今後も需要は絶えないと予想されます。そのため、Webサイトを構築できるHTMLフリーランスの需要もなくならないでしょう。 ノーコード開発の普及によって、Webサイトを作成できる人は増えると考えられますが、高度なWebサイトやアプリを作成するには、依然としてHTMLなどのプログラミングスキルが必要になります。またHTMLの知識は、CSSやJavaScriptなどのフロントエンド技術だけでなく、バックエンド技術やデータサイエンスなどのスキルの習得にも役立ちます。そのため、HTMLフリーランスとして活躍することで、他のプログラミング言語やスキルの習得にもつながり、将来的にキャリアアップの可能性が広がるでしょう。HTMLエンジニアがフリーランスとして案件を獲得する方法HTMLエンジニア(Webコーダー)がフリーランスとして案件を獲得して成功するためには、フリーランス向けのマッチングサービスやエージェントの活用が重要です。また、スキルシートやポートフォリオの更新をしたり、人脈を増やすためにイベントやコミュニティに参加することもおすすめです。フリーランスマッチングサービスの活用フリーランス向けのHTML案件が掲載されているサイトや、HTML案件を紹介してくれるエージェントサービスがあります。これらのマッチングサービスは、エンジニア職種に特化していたり、高単価・リモート・副業向けなど特徴の案件を取り扱っていたりします。HTMLの言語に絞って案件を検索することもできますし、フロントエンドエンジニアやWebコーダー、Webデザイナーなど自分の職種で選ぶのもよいでしょう。以下の記事も参考にして、自分に合ったマッチングサービスを活用してみてください。▼SOKUDANのフリーランス・副業向け案件一覧▼関連記事:フリーランス向けマッチングサービスのおすすめ8選〜利用者の声も紹介〜▼関連記事:フリーランスエンジニア向け案件サイト10選!案件獲得のコツも紹介▼関連記事:フリーランスエージェントおすすめ11選!エンジニア案件に特化したサポートも紹介ポートフォリオやスキルシートの作成・更新フリーランスのエンジニアは、過去のプロジェクトや自己開発したアプリケーションをポートフォリオとしてまとめ、スキルを証明することができるでしょう。案件に応募し、企業と面談をする際にはスキルシートも必要です。自分のポートフォリオサイトでノウハウを発信するブログを書いたり、SNSを活用したブランディングも案件獲得につながる可能性があるでしょう。人脈やフリーランスコミュニティの活用IT業界のイベントやフリーランスのオンラインコミュニティに参加し、人脈を広げることも重要です。「イベントで名刺を交換した人から案件の相談を受けた」「コミュニティで知り合った人から協業の誘いを受けた」というエンジニアも少なくありません。営業活動とまではいきませんが、営業スキルやコミュニケーション能力を磨いて、人とのつながりから案件を獲得できるかもしれません。仕事に直接つながらなくても、最新の情報に触れることもできるので、外部とのつながりを積極的に活用しましょう。まとめHTMLは、Webサイトを制作するすべての企業や個人にとって重要な存在です。正社員はもちろんのこと、フリーランスのHTMLエンジニア(Webコーダー)としても活躍ができます。HTMLを必要とするようなフリーランスの職種では、フロントエンドエンジニアの平均年収は約870万円、Webデザイナーの平均年収は約700万円です。HTMLだけでなくCSSやJavaScriptなどのフロントエンドの技術を磨き、経験を重ねていくことで単価を上げていくことも可能です。フリーランスのHTMLエンジニアの案件獲得は、マッチングサイトやエージェントを活用がおすすめです。他、ポートフォリオやスキルシートの更新をすることで、クライアントにエンジニアスキルをアピールしやすくなるでしょう。フリーランス・副業向けマッチングサービス「SOKUDAN」では、HTML関連のフリーランス案件を掲載しており、あなたに合った案件を見つけることができます。▼SOKUDANのフリーランス・副業向けHTML案件一覧