デスクトップ上で簡易的な作業やルーティン業務などをサポートしてくれる、かわいらしい犬型アイコンのロボット『BizteX robop(ロボップ)』。 Web API連携の iPaaS 『BizteX Connect』をはじめとし、クラウドRPA、デスクトップ型RPAなどを開発・運用しているのは、BizteX株式会社。IT技術を駆使して人間をルーティンワークから解放し、生産的・創造的な仕事に取り組む時間を生み出すことを目指して、日々革新的なサービスの開発に取り組んでいます。そんなBizteXは、RPA事業の運用・保守を担うエンジニアを求めてSOKUDANを導入し、3週間で理想の副業人材との出会いを叶えました。他媒体と比較しても満足度が高かったというSOKUDANでの採用体験について、共同創業者であり取締役/VPoEとして同社を支える袖山剛さんにお話を聞きました。── 最初に、貴社の事業概要を教えてください。(袖山さん)BizteXは、2015年に創業したIT会社です。国内初のクラウドRPA『BizteX cobit』やデスクトップRPA『BizteX robop』、またさまざまなサービスをプログラミング知識不要で連携できるiPaaS『BizteX Connect』など、業務効率化を実現するITプロダクトを開発・サービス運用しています。「オートメーションテクノロジーで新しいワークスタイルを実現する」これが私たちのミッションです。現場で働いているすべての方に、ITツールを手軽に使いこなして業務の簡略化・自動化を叶えてほしい。そしてその結果、より多くのリソースを投入すべき場所で、お客様本来の働く価値を存分に発揮していただくのが、私たちのビジョンなんです。── 袖山さんご自身のご経歴についても、教えてください。(袖山さん)共同創業者として代表の嶋田と弊社事業の立ち上げを行い、初期の頃は私自身がCTOとしてプロダクト開発を行っていました。過去の職歴を含めると、かれこれ25年ほどIT業界に身を置いています。取締役 VPoEが私の現在のポジションです。主に開発部門をマネジメントしながら、テクニカルサポート部、コーポレートITなど、複数部門の組織管理・採用責任を担っています。組織の活性化や、メンバーの業務モチベーション向上などのミッションを通して、会社全体の改善を図っています。主軸サービスの運用・保守を担う副業人材を求めて── SOKUDANを利用された当時、どのような採用課題を抱えていたのでしょうか?(袖山さん)『BizteX cobit』のサービス保守・運用を行ってくださる、副業人材を求めていました。既存メンバーは、バックエンドからインフラまでフルスタックで携われるところまで精通していたので、同等の即戦力人材の採用は現実的ではないと考えていました。そのため、全領域を網羅的にカバーできる人材より、特定の分野で強みを発揮していただける副業メンバーを迎え、組織力を高めようと思いました。── 採用の際、最も重視したポイントを教えてください。(袖山さん)その方のスキルや実績以上に、組織全体にいい影響をもたらしてくれる人柄かどうかを注視していました。特に重要視しているのが、『H・R・T(Humility:謙虚・Respect:尊敬・Trust:信頼)』。『Team Geek――Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか(オライリージャパン)』という、元Googleのエンジニアによって書かれた本によると、チームメンバーがHRTを持っている状態であれば、組織が高いパフォーマンスを発揮できるんだそうです。例えチーム内で意見の相違がある場合でも、相手に敬意を示して傾聴することができれば、単なるぶつかり合いに留まらずに生産性の高いコミュニケーションを取ることができる。正社員でも副業人材でも、そういった人柄面を必ず見定めておくようにしていました。応募数、マッチ度合い、求人作成工数削減など、SOKUDANのメリットを十分に実感!── 採用活動において、SOKUDANを導入した決め手を教えてください。(袖山さん)元々はエージェント型の他媒体も利用していたのですが、採用経路を増やして早期に理想の人材を見つけられたらと思っていました。そんな折に、社内のエンジニアから副業人材の早期採用に役立つサービスがあると、SOKUDANのことを教えてもらったんです。早めにいい人材に巡り会えるならと思い、他媒体と並行してSOKUDANを導入してみることにしました。SOKUDANに求人を掲載してから3週間ほどで採用が決まったので、利用してみて本当によかったと思っています。── 改めて、採用成功おめでとうございます!SOKUDANの使用感について、率直な感想もお伺いできますか?(袖山さん)他媒体との比較で話すと、SOKUDANはまず人材の紹介数や応募数が圧倒的に違いました。エージェント型媒体でご紹介いただいたのは3名ほどでしたが、それに対しSOKUDANは20名ほど。さらに、事前に弊社の希望をヒアリングしてくれたCS担当者が提案してくれた20名だったので、スキルや経歴に関するミスマッチも少なかったですね。応募者の情報を要約して提案してくれるので、こちらのキャッチアップがしやすくなったのも嬉しいポイントでした。求人原稿についても、SOKUDANはCS担当者が事前ヒアリングを経てある程度の叩き台を作ってくれました。新たな採用媒体を始める際は、フォーマットに合わせて会社説明や詳細なジョブディスクリプションを書いて……と工数のかかるイメージがあったので、非常に助かりました。他の業務と並行しながら採用活動を進めているので、応募者からのメッセージ確認が少し遅れてしまうこともありました。そんなとき、ちょうどいいタイミングでSOKUDAN側からリマインドをもらえたりして。かゆいところに手が届くというか、細やかなサポートをしてもらえて、とてもありがたかったですね。経験豊富な人材で、働きぶりも好評。正社員化も視野に入れ、SOKUDANを継続利用したい── 採用された人材の働きぶりはいかがでしょうか?(袖山さん)何よりも、仕事が非常にていねいだという点でチームからも嬉しい声が上がっています。開発プラットフォーム上でのやり取りを見ていても、アサインしている仕事に対するタスク分解がきちんとできていて、細かな部分まで対応してくださってありがたいです。あとは、ご自身の知見やバックグラウンドも、弊社との親和性が非常に高いと感じています。採用の段階から、開発フレームワークへの経験値が豊富な印象を抱いていたので、働きぶりでそれを再確認できているなと。穏やかな人柄でコミュニケーションも取りやすいですし、理想的な方に巡り会えて嬉しく思っています。── 採用前から高い期待を寄せてくださっていたのですね。(袖山さん)そうですね。履歴書などの書面上だけではどうしても実際のスキルを確認しきれないので、面談の際も問いかけを工夫しています。今回はRails上でのサービス運用・保守業務での採用だったので、Railsを使ったプロダクトのアップグレード経験や、具体的にどのような作業をしたのか、主体メンバーとして携わったのか、アシスタントとしてなのかなど、深掘りしてお聞きするようにしました。主体として動いていたのであれば当然業務への解像度も高いはずですし、弊社においても即戦力として活躍してくださるはず。短期決戦で採用したいという思いもあって、1回の面談でかなり具体的なところまでお聞きしていました。── 理想の人材との出会いにつながり、嬉しいです!今回はフルリモートでの稼働と伺いましたが、コミュニケーションで大変なことなどはありませんか?(袖山さん)特段困っていることはないですね。弊社自体、コロナ前からフルリモート環境で非同期コミュニケーションによる業務スタイルが確立していますし、今回ジョインいただいた方もうまく環境に適応してくださっています。過去のご経歴的にも、リモート環境での稼働スタイルに慣れていらっしゃったようなので、自発的にコミュニケーションを取ってくださっていてとても助かっています。── 今後の採用活動においても、SOKUDANを活用していただけそうでしょうか?(袖山さん)ぜひ活用していきたいですね。今回はRPA事業での人材補強となりましたが、ゆくゆくはiPaasプロダクト『BizteX Connect』のほうもサービス拡大にともなう人材採用を行えればと考えております。職種でいうと、エンジニアだけでなくデザイナーの採用も検討中なので、そのときはSOKUDANを利用したく思っています。将来的にはフルコミットで活躍してもらえる正社員メンバーも増やしたいと思っていますが、いくら採用段階で工夫をしても、やはり実際の働きぶりを事前に確認するのには限界がある。そのため、業務委託や副業という形で働きぶりを確認し、そこから正社員採用を進めていく仕組みが構築できれば、かなり理想的だなと思っています。応募者側も、正社員雇用の前に事前に働く環境が見えていれば安心だと思うし、Win-winなのかなと。業務効率化で働く幸せを実現。世界を牽引するIT企業として、今後も成長していきたい── 最後に、貴社の今後の展望を教えてください。より多くのお客様に業務効率化を叶えていただくためにも、弊社自身が成長し、サービスを拡大していきたいです。そのための1つのステップとして、まずは上場を1つのステップに掲げています。お客様が抱える業務上の課題をエンジニアリングの力で解決し、生産性の高い仕事にコミットできる環境を作る。それが私たちの夢であり、使命です。会社として掲げる数値目標はありますが、何よりもお客様の働く満足度を高めていくことに、価値を感じられる組織でありたいと、そう考えています。さらに言えば、業務効率化は目先の業務負荷を軽くするだけでなく、社会課題の解決にも寄与できると考えています。年々少子高齢化の進む日本は、労働人口の減少が深刻化していく一方です。でもそんな課題を抱えている日本だからこそ、生産性を高める技術の開発が進みやすいはず。人手で補えない部分を、SaaSなどのシステムが担える可能性は十分にある。課題を多く抱えているからこそ、それを強みに展開できるのではと考えるわけです。日本で生まれたサービスを海外に輸出すれば、世界規模での労働生産性の向上につながっていく。その先駆けとして弊社が貢献していけるように、今後も事業規模やサービス拡大に力を入れていきたく思っています。【会社概要】会社名:BizteX株式会社設立 :2015年7月URL :https://www.biztex.co.jp/事業 :RPA事業、iPaas事業