2024年最新のフリーランス・副業の「Goエンジニアの調査レポート」を発表します。約5,000件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成しました。■調査サマリー・Goエンジニアの平均年収1,362万円・平均年収ランキング1位・週3日以下の案件が56%超・フルリモート案件が84%超調査対象SOKUDAN( https://sokudan.work/ )に掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。・対象期間 2019年7月1月ー2024年1月2日(直近1年)・対象案件数 2,289件 ※一部抜粋※本データ引用の際のお願いメディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。出典:SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )Goエンジニアの平均年収平均年収1,362万円(言語年収ランキング1位)Goエンジニアの年収・月収・時給(平均と中央値)平均中央値年収1,362万円(1位)1,386万円月収113万円116万円時給6,755円6,875円Goを使用する開発者の平均年収は1,362万円で、プログラミング言語の年収ランキングで1位となっています。中央値年収も1,386万円と高く、Go開発者の年収が高水準であることがわかります。月収に換算すると、平均で113万円、中央値で116万円となり、これは多くの他の職種と比較しても高い水準です。さらに、時給ベースでも平均6,755円、中央値6,875円と高く、Go開発者の高い市場価値を示しています。Goが比較的新しい言語であるにもかかわらず、これほど高い年収・月収・時給を実現できる理由は、Goの優れた特性と市場でのニーズの高さにあります。Goは並行処理やシステムプログラミングに適しており、大規模なシステム開発で重要な役割を果たしています。また、Goの習得難易度が比較的低いことから、多くの開発者がGoを選択し、市場での需要が高まっています。これらの要因が相まって、Go開発者の年収・月収・時給が高水準で推移していると考えられます。今後もGoの人気と市場価値は高まり続けると予想され、Go開発者の収入は更に上昇する可能性があります。Goエンジニアの案件数案件数(案件比率)6.2% (案件数ランキング7位)プログラミング言語の案件比率ランキングを見ると、Goは7位にランクインしており、全体の6.2%を占めています。これは、JavaScriptやPHPなどの主要な言語と比較すると低い割合ですが、比較的新しい言語であることを考慮すると、健闘していると言えます。開発者にとってGoは就業機会に恵まれた選択肢の1つと言えるでしょう。Goエンジニアの稼働日数Goの開発者の大半は週2〜3日または週4〜5日で稼働しており、合わせると96%以上を占めていることがわかります。週1日の稼働は少数派で、Goは他の言語と比べて比較的フルタイムでの需要が高い言語といえるでしょう。Goの開発者は安定した稼働が期待できる言語と言えます。Go案件のリモート可否フルリモート(在宅OK): 84.2%リモート(一部)可: 15.8%リモート不可: 0%Goを用いた案件では、84.2%がフルリモートワークに対応しており、残りの15.8%も一部リモートワークが可能です。つまり、全ての案件でリモートワークが実現可能であり、開発者は場所に縛られずに柔軟な働き方ができます。このことから、Goを使用した開発はリモートワークに非常に適しており、多くの企業がリモートワークを取り入れていることがわかります。Go案件の多い業界Web制作: 12.28%その他IT関連: 10.53%その他人材サービス: 8.77%SaaS: 8.77%ヘルスケアテック: 7.02%ブロックチェーン: 5.26%AI(人工知能): 5.26%システムインテグレータ: 3.51%人材サービス: 3.51%Goを用いた案件が多い業界を見ると、Web制作が12.28%と最も高い割合を占めています。これは、Goの高速性とスケーラビリティがWebアプリケーション開発に適しているためと考えられます。次いで、その他IT関連とその他人材サービスがそれぞれ10.53%と8.77%で続いています。これは、Goが幅広いIT分野で活用されていることを示唆しています。SaaSとヘルスケアテックがともに8.77%と7.02%の割合を占めており、これらの分野でもGoが重要な役割を果たしていることがわかります。ブロックチェーンとAI(人工知能)がそれぞれ5.26%の割合であることから、Goがこれらの先端技術分野でも活用されていることがうかがえます。Go案件の職種バックエンドエンジニア: 82.46%フロントエンドエンジニア: 7.02%プロジェクトマネージャー: 7.02%iOS/Androidエンジニア: 1.75%インフラエンジニア: 1.75%Goを用いた案件の職種割合を見ると、バックエンドエンジニアが82.46%と圧倒的に高い割合を占めています。これは、Goがサーバーサイドプログラミングに適した言語であり、高速性、並行処理、および優れたメモリ管理機能を備えているためと考えられます。一方、フロントエンドエンジニアとプロジェクトマネージャーがそれぞれ7.02%と同じ割合で続いています。これは、Goを使用したWebアプリケーション開発におけるフロントエンドとプロジェクト管理の重要性を示唆しています。Goの特徴Goは、2009年にGoogleによって公開されたオープンソースのプログラミング言語です。Goの設計コンセプトは、シンプル、モダン、高並列性、高パフォーマンスです。Goは静的型付け言語ですが、型推論の機能があり、冗長なコーディングを避けられます。またガベージコレクションを搭載しており、メモリ管理を自動化できます。構文は省略記号が少なく、読みやすいのが特徴です。並列処理を簡単に書けるゴルーチン(Goroutine)とチャネル機能を持ち、マルチコアCPUを最大限活用できます。さらにコンパイル言語ですので、バイナリコードが生成され、高速な実行が可能です。クロスプラットフォームに対応しており、一度コンパイルすれば、Window、Mac、Linuxなど様々な環境で実行できます。導入が容易で、パッケージ管理ツールもあり、プロジェクト管理が簡単です。GoでできることGoは高い柔軟性とパフォーマンスを兼ね備えた汎用的なプログラミング言語で、様々な用途に活用できます。特にサーバーサイドアプリケーションの開発に適しています。Goで作られた代表的なWebサーバーフレームワークにGinがあり、高速で軽量なRESTfulAPIの開発が可能です。また、分散システムやクラウドネイティブアプリケーションの構築にも優れています。システムプログラミングの分野でも、Goのパフォーマンスの高さから活躍しています。Docker、Kubernetes、Bitcoin、Ethereumなど有名なプロジェクトがGoで書かれています。機械学習分野でも、TensorFlowなどの主要ライブラリにGoバインディングが提供されており、ディープラーニングの実装も可能です。ゲーム業界でのゲームサーバー開発でも採用事例があります。Goで作れるものGoは様々な種類のアプリケーション開発に使用できる汎用的な言語です。Webアプリケーションの開発が代表的な用途で、GinやEchoなどのフレームワークを使えばRESTfulなWebAPIを高速かつ簡単に構築できます。マイクロサービスアーキテクチャのバックエンドサービス開発にも適しています。クラウドネイティブアプリケーションが得意で、コンテナ化されたアプリの開発にも向いています。代表例がDockerで、Goで書かれています。また、Kubernetesなどのコンテナオーケストレーションツールの開発でも活用されています。システムプログラミングの分野でも幅広く使われ、OSの基盤ツールやネットワークツール、データベースなどの開発が可能です。ビッグデータ処理のミドルウェアや分散システムの構築にも活用されています。ゲームサーバーのバックエンドなどの用途でも採用事例があり、Goの高速実行性能が評価されています。機械学習分野ではTensorFlowなどのライブラリでGoサポートが提供されています。GoのフレームワークGoには様々なフレームワークが存在し、用途に応じて選択できます。主要なWebアプリケーション開発フレームワークは以下の通りです。【Gin】パフォーマンスに優れたHTTPWebフレームワーク。シンプルな構文で軽量かつ高速です。ミドルウェアをはじめ、機能が豊富に揃っています。RESTfulAPIの開発に最適です。【Echo】GinとならぶWebフレームワーク。Ginよりも機能が多めで、セキュリティ、レンダリング、データバインディングなどがビルトインされています。カスタマイズ性に優れています。【Revel】モデル・ビュー・コントローラー(MVC)パターンを適用したフルスタックのWebフレームワーク。コード自動リロードやテストツール、クラウドデプロイサポートなど開発者にとって便利な機能が多数あります。【Buffalo】Ruby on Railsのコンセプトを参考にしたフルスタックWebフレームワーク。プロトタイピングやAPIモックに適しています。開発体験がよく、生産性の高さが売りです。その他、gRPCサポートに優れたgRPC-Goなど、様々な用途のフレームワークが提供されています。Goの将来性Goは2009年にリリースされた比較的新しい言語ですが、今後の成長が期待されています。まず、Googleがメインで開発を行っており、ロードマップや計画的な機能拡張が行われることから、言語の持続的な発展が見込めます。さらに、クラウドプロバイダー企業での採用が進んでいます。Google Cloud、AWS、Azureなどの主要クラウドサービスで公式のGoサポートが提供されています。システムソフトウェアやインフラ系の開発で人気が高く、Docker、Kubernetes、HashiCorpの製品群など有名プロジェクトでGoが使われています。クラウドネイティブ分野が成長すればGo需要も高まるでしょう。エッジコンピューティングの分野でもGoが注目されています。リソース制約のあるIoTデバイスでも動作するため、さまざまなユースケースが考えられます。機械学習分野でもGoサポートが進んでいます。Goコミュニティの活発さと、大企業による公式サポートの充実から、Goの重要性は今後さらに高まると予想されます。■SOKUDANのフリーランス調査記事(ランキング・レポート)SOKUDANでは、毎月フリーランスに関する調査記事をランキング・レポート記事として投稿しています。2024年|求人数が多い「プログラミング言語」ランキング2024年|年収が高い「フレームワーク」ランキング(プログラミング)【2024最新】エンジニア言語の年収ランキング|フリーランス副業編【2024最新】フリーランスエンジニア6職種の平均年収ランキング【2024最新】平均年収905万|バックエンドエンジニア フリーランス調査【2024最新】フリーランス・副業の平均年収ランキング(職種別)最新ランキングやレポートを見逃したくない方は、PRTIMESやTwitterのフォローがおすすめです。X(旧Twitter)https://twitter.com/sokudan_work『SOKUDAN(ソクダン)』とは 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