2024年最新のフリーランス・副業の「TypeScriptエンジニアの調査レポート」を発表します。約5,000件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成しました。■調査サマリー・TypeScriptエンジニアの平均年収1,235万円・平均年収ランキング4位・週3日以下の案件が53%超・フルリモート案件が87%超■目次・TypeScriptの平均年収・TypeScriptの案件数、リモート可否、稼働日数・TypeScript案件の多い業界、職種・TypeScriptの特徴、できること、作れるもの、フレームワーク、将来性調査対象SOKUDAN( https://sokudan.work/ )に掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。・対象期間2019年7月1月ー2024年1月2日・対象案件数 2,289件 ※一部抜粋※本データ引用の際のお願いメディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。出典:SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )TypeScriptの平均年収平均年収1,235万円(言語年収ランキング4位)平均中央値年収1,235万円(4位)1,190万円月収103万円99万円時給6,124円5,903円TypeScriptは言語年収ランキングの4位に位置し、平均年収は1,235万円となっています。中央値年収もそれに近い1,190万円です。月収では平均で103万円、中央値は99万円と、高水準にあります。時給でみても、平均6,124円、中央値5,903円と良好な水準となっており、TypeScriptが開発者にとって魅力的な言語の1つであることがうかがえます。TypeScriptの案件数案件数(案件比率)11.0% (案件数ランキング4位)TypeScriptの案件数は全体の11.0%を占めており、案件数ランキングでは4位に位置しています。多様な分野でTypeScriptが利用されるなど、需要が非常に高い言語といえます。開発者にとってTypeScriptは就業機会に恵まれた選択肢の1つと言えるでしょう。TypeScriptの稼働日数週2~3日: 51.49%週4~5日: 47.52%週1日: 0.99%TypeScriptの開発者の稼働日数を見ると、週2〜3日が51.49%と最も多く、次いで週4〜5日が47.52%となっています。この2つを合わせると99%以上を占めており、TypeScriptの開発案件では週2日以上の稼働が求められることが多いようです。週3日以下の稼働に着目すると、週2〜3日と週1日を合わせて52.48%と、過半数を占めています。これは、TypeScriptの案件の中には、パートタイムや副業として携わるケースも少なくないことを示唆しています。ただし、週1日の稼働は0.99%とごくわずかであり、TypeScriptの開発は、ある程度まとまった時間を確保することが求められる傾向にあると言えます。全体として、TypeScriptの開発者は、週2日以上の安定的な稼働が期待できる環境で働ける可能性が高いでしょう。TypeScriptリモート可否フルリモート(在宅OK): 78.22%リモート(一部)可: 18.81%リモート不可: 2.97%TypeScriptの開発案件におけるリモートワークの可否に関するデータを見ると、フルリモート(在宅OK)が78.22%と最も高い割合を占めています。これに、リモート(一部)可の18.81%を加えると、実に97%以上の案件がリモートワークに対応していることがわかります。このデータは、TypeScriptの開発がリモートワークと非常に親和性が高いことを示しています。TypeScriptの開発者は、自宅やその他の場所から働くことができる環境を期待できるでしょう。一方で、リモートワークに対応していない案件は2.97%とごくわずかです。TypeScriptの開発者にとって、リモートワークは標準的な選択肢の1つと言えるでしょう。TypeScript案件の多い業界その他IT関連: 25.74%SaaS: 16.83%AI(人工知能): 8.91%その他人材サービス: 8.91%Web制作: 7.92%福祉・介護: 5.94%システムインテグレータ: 4.95%不動産テック: 3.96%IoT: 2.97%ヘルスケアテック: 1.98%TypeScriptの案件が多い業界を見ると、その他IT関連が25.74%と最も高い割合を占めています。次いでSaaSが16.83%、AI(人工知能)とその他人材サービスがそれぞれ8.91%と続いています。Web制作も7.92%と比較的高い割合を示しています。これらのデータから、TypeScriptはIT関連業界全般で広く使われていることがわかります。特にSaaSやAI、Web制作などの分野で需要が高いようです。一方で、福祉・介護や不動産テック、IoT、ヘルスケアテックなどの業界でもTypeScriptの案件が見られますが、その割合は相対的に低くなっています。TypeScriptは主にIT関連業界で活躍が期待できる言語と言えるでしょう。TypeScript案件の職種フロントエンドエンジニア: 75.25%バックエンドエンジニア: 19.80%プロジェクトマネージャー: 3.96%インフラエンジニア: 0.99% TypeScript案件の職種別割合を見ると、フロントエンドエンジニアが75.25%と圧倒的に高い割合を占めています。これは、TypeScriptがフロントエンド開発で特に活躍する言語であることを示しています。次いで、バックエンドエンジニアが19.80%と2番目に高い割合を示しています。このことから、TypeScriptはフロントエンドだけでなく、バックエンド開発でも一定の需要があることがわかります。プロジェクトマネージャーの割合は3.96%、インフラエンジニアは0.99%とごく少数派です。TypeScriptは主にエンジニア職、特にフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアの職種で活躍が期待できる言語だと言えるでしょう。TypeScriptの特徴TypeScriptは、Microsoftが開発したオープンソースのプログラミング言語で、JavaScriptのスーパーセットとして位置付けられています。つまり、JavaScriptのコードはすべてTypeScriptのコードでもあります。TypeScriptの主な特徴は、静的型付けです。これにより、コンパイル時にエラーを検出でき、バグの早期発見とコードの品質向上に役立ちます。また、型推論機能により、型アノテーションを省略できる場合もあります。TypeScriptは、クラス、モジュール、インターフェイスなどのオブジェクト指向プログラミングの概念をサポートしており、大規模なアプリケーション開発に適しています。さらに、TypeScriptは、JavaScriptにトランスパイルされるため、任意のJavaScript実行環境で動作します。TypeScriptを使用することで、高い年収を得ているエンジニアが多いことが特徴です。TypeScriptでできることTypeScriptは、JavaScriptに静的型付けを導入した言語であり、大規模な開発プロジェクトに適しています。TypeScriptを使うことで、以下のようなメリットがあります。【コードの品質と保守性の向上】静的型付けにより、コンパイル時にエラーを検出できます。これにより、バグの早期発見とコードの品質向上に役立ちます。特に大規模なアプリケーション開発やチーム開発において効果を発揮します。【最新のJavaScript機能の活用】TypeScriptは、モダンなJavaScriptの機能(ES6以降)をサポートしています。アロー関数、クラス、モジュールなどの最新の言語機能を利用可能です。【JavaScriptライブラリとの連携】サードパーティのJavaScriptライブラリとシームレスに連携できます。型定義ファイル(.d.ts)を使用することで、ライブラリを型安全に利用可能です。DefinitelyTypedなどの型定義レポジトリにより、多くのライブラリの型定義が提供されています。【サーバーサイド開発】Node.jsとの親和性が高く、サーバーサイドでもTypeScriptを活用可能です。これにより、フロントエンドからバックエンドまでのフルスタック開発が可能になります。【幅広い開発スキルの習得】TypeScriptを習得することで、フロントエンドとバックエンドの両方で活躍できるエンジニアになれます。これは、高い年収を得るチャンスにつながります。TypeScriptで作れるものTypeScriptは、さまざまな種類のソフトウェア開発に適用可能です。主なものには以下のようなものがあります。【Webアプリケーション】Angular、React、Vueなどの人気フレームワークやライブラリと組み合わせて、大規模でインタラクティブなUIを構築可能です。シングルページアプリケーション(SPA)の開発に適しています。【モバイルアプリケーション】React NativeやIonicなどのフレームワークと連携して、クロスプラットフォームなモバイルアプリを開発可能です。iOSとAndroidの両方に対応するアプリを単一のコードベースで開発できます。【デスクトップアプリケーション】ElectronなどのフレームワークとTypeScriptを組み合わせることで、デスクトップアプリケーションを開発可能です。【サーバーサイドアプリケーション】Express、NestJS、TypeORMなどのフレームワークを使用して、スケーラブルで保守性の高いサーバーサイドアプリケーションを構築可能です。APIの開発、データベースとの連携、認証機能の実装などが行えます。【その他】CLIツール、ユーティリティライブラリ、VSCodeの拡張機能など、TypeScriptの活用領域は広く、さまざまな種類のソフトウェア開発に適用可能です。TypeScriptのスキルを磨くことで、高い年収を得るチャンスにつながります。TypeScriptのフレームワークTypeScriptには様々なフレームワークが存在し、用途に応じて選択できます。主要なフロントエンド開発フレームワークは以下の通りです。【Angular】Google製のTypeScriptベースのフレームワーク。依存性の注入、コンポーネントベースのアーキテクチャ、リアクティブプログラミングなどの機能を提供。大規模なエンタープライズアプリケーションの開発に適しています。【React】FacebookのJavaScriptライブラリ。TypeScriptと併用することで型安全なコンポーネントを構築可能です。仮想DOMによる高速なレンダリングが特徴。大規模なアプリケーション開発に適しています。【Vue】軽量かつ高性能なJavaScriptフレームワーク。TypeScriptを使用可能。Vue 3ではTypeScriptのサポートが強化され、クラスベースのコンポーネントが導入されました。学習曲線がゆるやかで、小〜中規模のアプリケーション開発に適しています。バックエンド開発では以下のフレームワークが人気です。【NestJS】Angular風の設計思想を取り入れた、人気のTypeScriptフレームワーク。依存性の注入、デコレータ、モジュールなどの機能を提供。Express、TypeORMとも連携しやすく、開発の生産性を向上。スケーラブルで保守性の高いサーバーサイドアプリケーションの構築に適しています。その他、Ionic(モバイルアプリケーション開発)、React Native(モバイルアプリケーション開発)、Electron(デスクトップアプリケーション開発)など、様々な用途のフレームワークがTypeScriptをサポートしています。これらのフレームワークを習得することで、TypeScriptの需要が高まり、年収アップにつながる可能性があります。TypeScript将来性TypeScriptは、今後も成長し続ける言語であると予測されています。JavaScriptの人気は依然として高く、大規模なアプリケーション開発におけるTypeScriptの価値は高まっています。TypeScriptは、Microsoftによって積極的に開発およびサポートされており、定期的に新しいバージョンがリリースされています。また、TypeScriptのコミュニティは非常に活発で、数多くのライブラリやツールが開発されています。フロントエンド開発だけでなく、バックエンド開発でもTypeScriptの採用が増えており、フルスタック開発におけるTypeScriptの重要性は高まっています。さらに、TypeScriptは、IoT、ブロックチェーン、機械学習などの新しい分野でも活用され始めています。TypeScriptの習得は、将来のキャリアアップや年収アップにつながる可能性が高いと言えます。企業もTypeScriptのメリットを認識しており、TypeScriptスキルを持つエンジニアの需要は今後も増加すると予想されます。TypeScriptは、今後もWebおよびアプリケーション開発における主要な言語の1つとして、その地位を確立していくでしょう。■SOKUDANのフリーランス調査記事(ランキング・レポート)SOKUDANでは、毎月フリーランスに関する調査記事をランキング・レポート記事として投稿しています。【2024最新】エンジニア言語の年収ランキング|フリーランス副業編2024年|求人数が多い「プログラミング言語」ランキング2024年|年収が高い「フレームワーク」ランキング(プログラミング)2024年|案件が多い「フレームワーク」ランキング(プログラミング)【2024最新】フリーランスエンジニア6職種の平均年収ランキング【2024最新】平均年収905万|バックエンドエンジニア フリーランス調査【2024最新】フリーランス・副業の平均年収ランキング(職種別)最新ランキングやレポートを見逃したくない方は、PRTIMESやTwitterのフォローがおすすめです。X(旧Twitter)https://twitter.com/sokudan_work『SOKUDAN(ソクダン)』とは https://sokudan.work/business/転職マーケットにいない即戦力人材を最短1日で見つけることができる、最速の複業マッチングプラットフォームです。20代後半〜40代前半のIT領域に強いエンジニア、マーケター、セールス、BizDev、UI・UXデザイナーの5職種を中心に、最近ではコーポレート人材なども増えております。また、スタートアップや上場企業との取引も増え、正社員で即戦力人材を採用したくても「採用するまで何か月も時間を要する」「スカウトメールの反応率が下がってきている」といったお悩みを持つ採用担当者様の課題解決のためのサービスを提供しております。▶最新の導入事例はこちら:https://magazine.sokudan.work/category/case