日本最大級のITオンライン展示会などのオンラインイベント企画、そのイベントプラットフォームの運営をてがける株式会社ストラーツ。2020年6月の事業開始からわずか8ヶ月で様々な業界から注目されるほど、同社の成長は目を見張るものがあります。今回、今後の成長を大きく期待されている株式会社ストラーツの代表取締役 堀江和敬(ほりえ かずたか)さんに、SOKUDANを取り入れた背景や課題、サービス導入後の効果についてお話を伺いました。コロナ禍が追い風に。オンライン化の拡大で注目されるオンラインイベントサービス── まず、貴社の事業内容を教えてください。弊社は、オンラインイベントプラットフォームの提供と主催、この2つのイベントDX/ハイブリッドSaaS事業を展開しています。どちらの事業もかなり前から構想は練っていたんですが、コロナを機に2020年6月頃から企画を始めました。それから3ヵ月後の9月にはプラットフォームの構築、第1回目のイベントを開催。出展社数は200社を超え、来場者も4,000名を超える方にお申し込みいただき、おかげさまで日本最大級のIT系オンラインイベントを開催できました。第2回目の主催イベントは2021年の1月に開催したのですが、こちらも出展社数は250社、6,000名を超える方にお申し込みいただいています。その際に、自社主催で使用したオンラインイベントプラットフォームを使用したいというご要望を多数いただいたので、2021年2月からオンラインイベントプラットフォーム『EventBASE』のβ版をスタートさせました。こちらは、これまで300件を超える問合せをいただいており、大型の展示会での導入も決まりました。そして、7月1日に正式リリースをいたしました。── 以前から事業の構想を練られていたとのことですが、どういうきっかけで事業を始められたんですか?前職で、展示会などのイベントに出展する機会がいくつかありました。展示会って、ワクワク感や偶発的な出会い、見込み顧客になる可能性のある方と直接お話できる素晴らしい点がある一方、準備から当日の対応、名刺交換、あとイベントが終わってからの名刺整理や挨拶の連絡……と、やらなければいけないことが本当に多くて。想定以上に時間とコストがかかることに、課題感を感じていいました。もっとオンラインで気軽に参加する方法はないのかな?と思った経験から、アイディアが生まれました。事業として成長させるためにはどうしたら良いかと構想していたタイミングで、コロナ禍が訪れました。世の中のオンライン化が一気に進んだことが奇しくも追い風となり、事業をスタートさせることになりました。社員の育成に時間が割けないスタートアップの悩みにマッチした副業・フリーランス採用堀江さん「人の育成に時間を割くことが難しいため、自社採用を進めながらも、すでにスキルを持った業務委託やフリーランスの採用に。この形だと、カルチャーフィットのミスマッチも防げます。」── SOKUDANサービスの導入を検討した背景を教えてください。SOKUDANは、副業・フリーランスを探せるサイトはないのかと調べた時に初めて知りました。スタートアップなので、人を育てることに時間を割くことは現状では難しく、すでにスキルを持った副業やフリーランスでの即戦力採用を考えたんです。また、どうしても実際に働いてみないと社風やスキルマッチしているかが分からないことも、この形で採用を行なっている理由の1つです。導入にあたり他社も3社ほど比較したのですが、一番SOKUDANが良かったですね。トライアルの時点で応募がたくさんあったことと、他社だと半年からの導入になるのですが、SOKUDANだと3ヵ月から利用できたことも大きかったです。── SOKUDANで選考を進める際に、何か気をつけていたことはありますか?今回、エンジニア職・営業職・マーケター職は20名ほど、デザイナーは10名ほど応募がありました。結構たくさんの応募をいただいた印象です。選考する上で工夫したことは、面談時間を15分と短くしました。短い時間だと相手に失礼になるのでは?という意見もあると思いますが、業務委託というある意味対等な立場において、事前に15分での面談時間ですと伝えることで、短い時間でたくさんの面接をこなすことが可能になったんですよ。やはり15〜20人面談するだけでも結構な時間を取られてしまうので、短時間で意思決定し、マッチした方へ即日には契約書を送っていました。中途採用だと入社時期をいつにするのか前職との兼ね合いがあるかと思うのですが、業務委託やフリーランスだとその心配がないので、早くて翌日から業務を始めてもらうこともありました。また、エンジニア職などの専門職の候補者は書類選考時にポートフォリオを必ず確認させてもらうのですが、他社では応募時にポートフォリオが用意されていないことが多く、一つひとつ確認して取り寄せての作業が大変でした。ですが、SOKUDANからの応募者は実に8割以上の方がポートフォリオを用意されていたのでとても助かりました。問い合わせの時間を省けるので、すぐ検討に入れることが素晴らしいと感じています。その部門の担当者がスキルチェックをして私が条件面で意思決定をする、という流れでスムーズに採用を行うことができました。業務委託のエンジニアが正社員化。新たな採用方法の可能性を確信堀江さん「ハイレベルな人材の応募が多数あり、返答率も9割以上。「採用に困っているのであれば、SOKUDANがオススメです」とバンバン経営者仲間に勧めています(笑)」── SOKUDANの利用で副業・フリーランス人材を採用したことで得られた成果があれば、お聞かせください。今まで何名もの業務委託の方の採用で利用させてもらっているのですが、前回採用させてもらったエンジニアの方が、業務委託から正社員になってくれたことが大きいですね。その方がいる・いないで、今の事業の進み方が大きく変わっていたと思うので本当に感謝しています。また、もう一名、別の方も業務委託から正社員になってくれそうなんです。スキルや社風をご理解いただいた上で、正社員になってくれるというのはとても大きいことなので、これは想像以上でした。業務委託から正社員採用につながるんだと、採用方法の新たな可能性を見出した感じです。実は現在、他社も利用しているのですが、なかなかマッチする方がいないのが実情です。弊社の希望している人材は、「業務委託・フリーランスで少なくとも週3以上働いてくれる人」なのですが、その条件で働ける方が少ないのか、返信率にも現れています。一方、SOKUDANは返答率が9割以上なので、選考の進むスピードが格段に早いんです。SOKUDANにはとても感謝しているので、「採用に困っているのであれば、SOKUDANがオススメです」とバンバン他の人に勧めています(笑)。また、今すぐに人材を増やして事業を進めたいという時に、採用まで2〜3ヵ月かかるとなると時間のロスになり、スタートアップは特に時間が貴重なので、最短明日からでも仕事をお願いできる人が見つかるところが良いですね。かつ、スキルが高い方が多いので、即戦力で活躍してもらえるというところが素晴らしいです。── 業務委託の方が正社員になられたんですね!?フリーランスの方は正社員という働き方に抵抗がある方も多いと思うのですが、どのような経緯で正社員になりましたか?業務委託という形で働いた上で社風を気に入ってもらえたことと、事業が飛躍的に成長していきワクワク感を体験してもらえたことが大きかったと思います。また、少人数で働いている分みんな仲良くやっているので、その部分も気に入ってもらえたんだと思います。スタートアップなので、フレキシブルな対応をお願いすることもあるのですが、また、タイトなスケジュールでの業務に対しても、逆に楽しんでくれる方だったので良かったです。また、嬉しいことにイベント当日に参加してくださった企業のうち、約半分が部長職以上だったり、ポジティブな反応も多くいただいたりと、今携わっている業務がたくさんの方に期待されていると実感してもらえたところも良かったと思います。こちらの方は業務委託開始から5ヶ月ほどで正社員としてエンジニアチームをリードしていただいています。── それは素晴らしい成果ですね!他にもSOKUDANを使ってよかったと感じたことがあったら教えて下さい。良いところを上げると本当きりがないのですが(笑)、他社のサービスを使って比較した上でSOKUDANが圧倒的に良いと感じています。具体的に挙げるとしたら、1番は条件に合う方からの応募が多いことです。2つ目は、求人制作まで手伝ってくれることですね。一度作ればあとは自分で修正していけるのですが、一番初めはどうしても作成に時間がかかってしまうので、とても助かりました。あともう一つ!こちらからスカウトメールを打たなくても、候補者の方から積極的に応募がたくさんくることですね。自分でスカウトの連絡をする作業を省けるので労力がかからず、最短で採用を行なうことができましたからね。副業ではなく週3以上勤務できて、日中連絡が取れるフリーランスの方を探していたのですが、他社は基本的にそれに当てはまらない副業人材が多い印象でした。その中でSOKUDANは、希望の条件に当てはまるプロ人材からの応募が多数あり、とても助かりました。── ありがとうございます!最後に副業人材を活かすために、御社で工夫していることがあれば教えてください。工夫していることは、コミュニケーションの面で、毎日夕方にGatherというバーチャルオフィスサービスを使い、短い定例をしています。Gatherでは、実際にオフィスのデスクに座っているような、仮想オフィスの形になっているんですが、誰かと話したい時は自分のキャラクターを動かして話しかけたりできます。これを導入するとオフィスが入らなくなりますね。副業人材の方は出社せず、在宅で業務に当たる方が多いと思うのですが、電話やオンライン会議を使い、日程調整してコミュニケーションをとるのは、スピード感に欠けます。前もって曜日や日時を設定して、その時間は必ずGatherにいてもらうことで、何か気になったことがあった場合もすぐ聞けますし、向こうも質問しやすい環境になっていると思います。副業の方は特に、疑問点があった場合にいつ誰に聞けば良いのか迷うこともあると思うので、まるでオフィスにいるかのような形でコミュニケーションが取れることが便利です。こちらも面談の時点にみなさんに伝えて、参加してもらっています。たとえば夕方の定例では「自分が今日何をやったのか、明日何をやるのか」を1人1分で話してもらっています。結局、目の前の業務をやっていると、タスクの優先順位がブレることもあるので、自身のタスク管理の意味も兼ねて、必ず報告してもらっています。報告内容で疑問に思った場合は「なぜその業務が必要なのか」をすぐ確認し、他に優先順位が高い業務があれば、そちらをお願いしています。基本リモートでの業務になりますが、この仕組みを取り入れているので、出社しなくても困ったことはないですね。今後は正社員採用を強化し、1年半後までに全体で40人ほどに増やしていきたいと思っています。正社員が中心にはなりますが、フリーランスも含めての人数になるので、その際にはまたSOKUDANに採用活動のお願いできればと思います。【会社概要】 会社名:株式会社ストラーツ 設立 :2019年 URL :https://web-eventbase.com/ 事業 :日本最大級のWeb展示会などのオンラインイベント企画、プラットフォーム業の開発・運営