2024年最新のフリーランス・副業の「Pythonエンジニアの調査レポート」を発表します。約5,000件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成しました。■調査サマリー・Pythonエンジニアの平均年収1,249万円・平均年収ランキング3位・案件数ランキング3位・週3日以下の案件が73%超・フルリモート案件が84%超■目次・Pythonの平均年収・Pythonの案件数、リモート可否、稼働日数・Python案件の多い業界、職種・Pythonの特徴、できること、作れるもの、フレームワーク、将来性調査対象SOKUDAN( https://sokudan.work/ )に掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。・対象期間2019年7月1月ー2024年1月2日・対象案件数 2,289件 ※一部抜粋※本データ引用の際のお願いメディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。出典:SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )Pythonの平均年収平均年収1,249万円(言語年収ランキング3位)平均中央値年収1,249万円(3位)1,071万円月収104万円89万円時給6,197円5,313円Pythonは言語年収ランキングの3位を誇り、平均年収は1,249万円に上ります。中央値年収はそれより少し低い1,071万円となっています。月収では平均で104万円、中央値は89万円と、高水準にあります。時給でみても、平均6,197円、中央値5,313円と高給となっており、Pythonが開発者にとって魅力的な言語であることがうかがえます。Pythonの案件数案件数(案件比率)12.9% (案件数ランキング3位)Pythonの案件数は全体の12.9%を占めており、案件数ランキングでは3位に位置しています。多様な分野でPythonが利用されるなど、需要が非常に高い言語といえます。開発者にとってPythonは就業機会に恵まれた選択肢の1つと言えるでしょう。Pythonの稼働日数週2~3日: 68.91%週4~5日: 26.89%週1日: 4.2%この結果から、Pythonの開発者の大半は週2〜3日稼働が7割近くを占めていることがわかります。週4〜5日の稼働も27%程度存在する一方、週1日の稼働は少数派です。Pythonは他の言語と比べて、パートタイムからフルタイムまで幅広い稼働の需要があり、柔軟な働き方が可能な言語といえるでしょう。Pythonの開発者は案件の規模や状況に合わせて稼働日数を選択できる環境にあると言えます。Pythonリモート可否フルリモート(在宅OK): 84.21%リモート(一部)可: 15.79%Pythonはリモートワークとの親和性が非常に高い言語です。なんと全体の84%以上の案件がフルリモート(在宅OK)となっており、場所に縛られない働き方が可能です。また、一部リモート可の案件も16%程度あるため、ほぼすべてのPython案件でリモートワークが選択できる状況にあります。この結果から、Pythonの開発者はオフィス勤務に縛られることなく、自由度の高い働き方ができる環境にあるといえるでしょう。Pythonのリモートワーク対応の高さは、開発者にとって大きな魅力の1つと言えます。Python案件の多い業界SaaS: 21.85%その他IT関連: 17.65%AI(人工知能): 12.61%エドテック(教育): 10.08%コンサルティング: 6.72%Python案件は多岐にわたる業界で需要があります。最も多いのはSaaS分野で、全体の約22%を占めています。次いで、その他IT関連が18%、AI(人工知能)が13%と続きます。また、エドテック(教育)分野でも10%の案件があり、Pythonが教育分野でも活用されていることがわかります。コンサルティング業界でも7%程度の案件が存在し、幅広い業界でPythonが求められていることが見て取れます。Pythonは特定の業界に限定されることなく、様々な分野で活躍の場があると言えるでしょう。Python案件の職種バックエンドエンジニア: 57.14%データサイエンティスト: 13.45%フロントエンドエンジニア: 6.72%機械学習エンジニア: 4.2%Python案件の職種を見ると、バックエンドエンジニアが全体の57%以上を占めており、Pythonがサーバーサイドの開発で広く使われていることがわかります。次いで、データサイエンティストが13%と高い割合を示しており、Pythonがデータ分析の分野でも重要な役割を果たしていることが見て取れます。フロントエンドエンジニアの案件も7%程度あり、Pythonがフルスタックな開発にも適していることがうかがえます。さらに、機械学習エンジニアの案件も4%存在し、Pythonが人工知能の分野でも不可欠な言語となっていることが分かります。Pythonは多様な職種で求められる言語であり、キャリアの選択肢が広いことが特徴です。Pythonの特徴Pythonは読みやすく、シンプルで簡潔なシンタックスを持つプログラミング言語です。初心者にも習得しやすく、同時に専門家も満足できる表現力を備えています。豊富な標準ライブラリやサードパーティ製のパッケージが利用可能で、少ないコード量で効率的な開発が可能です。また、インタプリタ型言語であるため、コードの実行が容易で開発スピードが速いのも魅力です。オブジェクト指向プログラミングとの親和性が高く、大規模な開発にも適しています。Pythonは汎用性が高く、Web開発からデータ解析、機械学習まで幅広い分野で活用されています。さらに、コミュニティが活発で、豊富なドキュメントやチュートリアルが提供されているため、学習リソースに困ることもありません。Pythonを習得することで、高い年収を得られる可能性が広がります。PythonでできることPythonは汎用性の高いプログラミング言語であり、様々なタスクを効率的に処理できます。Web開発の分野では、DjangoやFlaskなどのフレームワークを使って、スケーラブルで保守性の高いWebアプリケーションを構築できます。データ解析の領域では、NumPyやPandasなどのライブラリを活用し、大規模なデータの処理や可視化が可能です。機械学習やディープラーニングにおいては、TensorFlowやPyTorchなどの強力なフレームワークを利用して、高度な予測モデルを構築できます。また、システム管理やネットワークプログラミング、GUIアプリケーション開発など、Pythonは幅広い用途に適しています。スクリプティングや自動化タスクにも力を発揮し、作業の効率化に貢献します。Pythonを習得することで、多様な分野で活躍し、高い年収を得るチャンスが広がります。Pythonで作れるものPythonを使って、様々なアプリケーションやシステムを開発できます。Web開発の分野では、Eコマースサイト、ソーシャルネットワークサービス、ブログプラットフォームなどを構築できます。データ解析の領域では、データの可視化ツール、ダッシュボード、レポート生成システムなどを作成できます。機械学習やディープラーニングを活用して、画像認識システム、自然言語処理アプリケーション、推薦エンジンなどを開発することも可能です。また、デスクトップアプリケーション、ゲーム開発、IoTシステム、ネットワーク管理ツールなども、Pythonを使って実現できます。さらに、Pythonは科学計算やデータ分析のための環境を提供するJupyter Notebookとの親和性が高く、データサイエンティストにとって欠かせないツールとなっています。Pythonを使って高品質なアプリケーションを開発することで、企業からの需要が高まり、高い年収を得られる可能性が高まります。PythonのフレームワークPythonには様々なフレームワークが存在し、用途に応じて選択できます。主要なWebアプリケーション開発フレームワークは以下の通りです。【Django】フルスタックのWebアプリケーションフレームワークで、バッテリー同梱の思想を持ちます。管理画面、ORM、テンプレートエンジン、認証機能など、Webアプリケーションに必要な機能が揃っています。大規模で複雑なアプリケーション開発に適しています。【Flask】軽量で拡張性の高いマイクロフレームワーク。最小限のコア機能を提供し、必要な機能を拡張できる柔軟性が特徴です。シンプルなアプリケーションやAPIの開発に適しています。【FastAPI】高速で高性能なWebフレームワーク。Python 3.6以降の型ヒントを活用し、自動でドキュメントを生成します。OpenAPIやJSONスキーマとの統合が容易で、モダンなAPIを素早く開発できます。【Tornado】非同期ネットワークライブラリを使用した、スケーラビリティに優れたWebフレームワーク。大量の同時接続を処理でき、リアルタイムWebアプリケーションの開発に適しています。その他、データ解析や機械学習向けのフレームワークとして、Pandasやcikit-learn、TensorFlow、PyTorchなども広く利用されています。Pythonのエコシステムは豊富で、目的に応じた適切なフレームワークを選択できます。Pythonの将来性Pythonは近年、急速に人気が高まっているプログラミング言語の1つであり、その将来性は非常に明るいと言えます。データサイエンスや機械学習の分野での需要の高まりにより、Pythonを使った開発案件が増加しています。これに伴い、Python開発者の年収も上昇傾向にあります。さらに、Web開発やIoT、クラウドコンピューティングなどの分野でもPythonの活用が進んでおり、さらなる需要の拡大が見込まれます。Pythonのシンプルで読みやすいシンタックスは、初心者にも習得しやすく、教育機関でのプログラミング教育にも採用されています。このため、今後もPythonを学ぶ人口は増加し続けると予想されます。また、Pythonは大規模なコミュニティに支えられており、継続的な言語の進化と新しいライブラリの開発が行われています。これにより、Pythonは常に最新の技術トレンドに対応し、多様な問題解決に適用できる言語であり続けるでしょう。Pythonスキルを磨くことで、高年収を得られる機会が増え、キャリアの選択肢が広がります。■SOKUDANのフリーランス調査記事(ランキング・レポート)SOKUDANでは、毎月フリーランスに関する調査記事をランキング・レポート記事として投稿しています。【2024最新】エンジニア言語の年収ランキング|フリーランス副業編2024年|求人数が多い「プログラミング言語」ランキング2024年|年収が高い「フレームワーク」ランキング(プログラミング)2024年|案件が多い「フレームワーク」ランキング(プログラミング)【2024最新】フリーランスエンジニア6職種の平均年収ランキング【2024最新】平均年収905万|バックエンドエンジニア フリーランス調査【2024最新】フリーランス・副業の平均年収ランキング(職種別)最新ランキングやレポートを見逃したくない方は、PRTIMESやTwitterのフォローがおすすめです。X(旧Twitter)https://twitter.com/sokudan_work『SOKUDAN(ソクダン)』とは https://sokudan.work/business/転職マーケットにいない即戦力人材を最短1日で見つけることができる、最速の複業マッチングプラットフォームです。20代後半〜40代前半のIT領域に強いエンジニア、マーケター、セールス、BizDev、UI・UXデザイナーの5職種を中心に、最近ではコーポレート人材なども増えております。また、スタートアップや上場企業との取引も増え、正社員で即戦力人材を採用したくても「採用するまで何か月も時間を要する」「スカウトメールの反応率が下がってきている」といったお悩みを持つ採用担当者様の課題解決のためのサービスを提供しております。▶最新の導入事例はこちら:https://magazine.sokudan.work/category/case