2025年最新のフリーランス・副業の「インフラエンジニア案件の調査レポート」を発表します。約5,500件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成しました。■調査サマリー・平均年収825万円・週5日稼働の案件が79%超・リモート案件が85%超調査対象SOKUDANに掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。・対象期間2019年7月1月ー2024年12月31日・対象案件数 5,524件 ※一部抜粋※本データ引用の際のお願いメディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。出典:SOKUDAN Magazineインフラエンジニア案件の平均年収平均年収825万円(エンジニア職種ランキング5位)インフラエンジニアの平均年収は825万円で、エンジニア職種中5位に位置しています。これは、ランキング上位を占めるアプリ系やAI関連職種に次ぐ水準です。フロントエンドエンジニア(784万円で6位)を上回る年収は、システムの安定稼働を支える専門性の高さが評価されていることを示しています。クラウド化やセキュリティ対策の重要性が増す現代において、インフラの設計・構築スキルを持つエンジニアは、今後も高い需要が見込まれる職種と言えるでしょう。インフラエンジニア案件の稼働日数週4~5日: 79.5%週2~3日: 16.7%週1日: 3.8%インフラエンジニアは、週4~5日勤務が79.5%と大半を占め、フルタイムでの稼働が一般的です。フロントエンドエンジニアと比較すると、週2~3日の部分稼働は16.7%に留まります。これは、システムの安定稼働に責任を持つインフラエンジニアの業務特性によるものです。サーバー監視や障害対応など、継続的な運用管理が求められるため、まとまった稼働時間が必要となる傾向にあります。その結果、安定した収入を得やすい一方で、働き方の柔軟性はやや限定的と言えるでしょう。インフラエンジニア案件のリモート可否フルリモート(在宅OK): 39.1%リモート(一部)可: 46.2%リモート不可: 14.7%インフラエンジニアは、フルリモートが39.1%、一部リモート可が46.2%で、合計85.3%がリモートワークに対応しています。フロントエンドエンジニアのリモートワーク対応率94.1%と比較するとやや低く、14.7%はリモート不可である点が特徴です。これは、物理サーバーでの直接作業や厳格なセキュリティ要件が求められる環境下での業務など、インフラエンジニア特有の現場対応が必要となる場合があるためです。場所の制約は比較的少ないものの、基本的にフルタイム勤務が中心となる職種であるという点は変わりません。インフラエンジニア案件の多い業界その他人材サービス 22.06%コンサルティング 8.40%その他IT関連 8.19%システムインテグレータ 5.25%ベンダ 4.83%インフラエンジニアのニーズは、人材サービス業界で特に顕著です。その他人材サービスが22.06%と圧倒的な割合を占めており、これは人材マッチングプラットフォームや求人サイトといった、大量のデータ処理と安定稼働が求められるサービスが多いことに起因しています。コンサルティングやIT関連が8%台で続くものの、人材サービス業界の突出ぶりが際立っています。システム基盤の信頼性がビジネスに直結する業界特性が、インフラエンジニアへの高いニーズとして現れていると言えるでしょう。インフラエンジニアの特徴インフラエンジニアは、企業のシステム基盤を支え、その安定稼働に責任を負う専門職です。この職種は週4~5日勤務が79.5%を占め、システム監視や障害対応といった継続的な運用管理が求められる業務特性を反映しています。リモートワークは85.3%の案件で可能ですが、物理サーバーへの直接作業やセキュリティ上の理由から、14.7%の案件では現場での対応が必須となります。業界別に見ると、人材サービス業界が22.06%と圧倒的な割合を占めています。これは、大量のデータ処理と高い可用性が求められるマッチングプラットフォームや求人サイトでの需要が集中しているためです。コンサルティングやIT関連企業でも需要はありますが、人材サービス業界の突出ぶりが際立っています。システム障害が直接的なビジネス損失に繋がるため、信頼性の高いインフラの構築・運用スキルが極めて重要視される職種と言えるでしょう。インフラエンジニア職種の市場価値インフラエンジニアは、平均年収825万円とエンジニア職種で5位に位置しており、市場価値の高さを示しています。アプリケーション開発やAI関連職種が上位を占める一方で、システム基盤を支える専門性は安定した評価を得ています。企業のデジタル化が進む現代において、サーバー設計・構築、クラウド移行、セキュリティ対策などの知識を持つインフラエンジニアは不可欠な存在であり、この需要が年収水準に反映されています。システム障害による事業停止リスクを回避するインフラエンジニアのスキルは、企業にとって保険のような価値があります。24時間365日の安定稼働を支える高い技術力と責任感が、継続的な高収入につながっています。人材サービス業界での高い需要は、基幹システムの重要性が特に高い業界において、インフラエンジニアの価値が広く認識されていることを示しています。インフラエンジニアの将来性インフラエンジニアは将来性が高く、現在の平均年収825万円は今後も維持・向上する見込みです。企業のクラウド化が加速する中、オンプレミスからクラウドへの移行やマルチクラウド環境の構築・運用など、新たな専門領域での需要が拡大しています。特にAWS、Azure、GCPといったクラウドプラットフォームの知識を持つエンジニアは、さらに高い年収が期待できます。サイバーセキュリティ対策の重要性も増しており、インフラレベルでのセキュリティ設計・運用スキルは一層価値を高めています。DX推進に伴い、コンテナ技術、マイクロサービス、IaC(Infrastructure as Code)など、新しい技術領域への対応も求められており、継続的な学習によって年収1000万円を超えることも十分に可能です。人材サービス業界における安定した需要に加え、技術革新による新領域の創出が、インフラエンジニアの長期的なキャリア形成を支えています。■SOKUDANのフリーランス調査記事(ランキング・レポート)SOKUDANでは、毎月フリーランスに関する調査記事をランキング・レポート記事として投稿しています。<「データでみる」フリーランス・副業の記事一覧>【2025年】C#案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】PHPエンジニア案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】JavaScript案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】Flutter案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】Unity案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】Javaエンジニア案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】Goエンジニア案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 最新ランキングやレポートを見逃したくない方は、PRTIMESやTwitterのフォローがおすすめです。SOKUDAN 公式X(旧Twitter)『SOKUDAN(ソクダン)』とは転職マーケットにいない即戦力人材を最短1日で見つけることができる、最速の複業マッチングプラットフォームです。20代後半〜40代前半のIT領域に強いエンジニア、マーケター、セールス、BizDev、UI・UXデザイナーの5職種を中心に、最近ではコーポレート人材なども増えております。また、スタートアップや上場企業との取引も増え、正社員で即戦力人材を採用したくても「採用するまで何か月も時間を要する」「スカウトメールの反応率が下がってきている」といったお悩みを持つ採用担当者様の課題解決のためのサービスを提供しております。▶最新の導入事例はこちら