2025年最新のフリーランス・副業の「事業企画の調査レポート」を発表します。約5,500件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成しました。■調査サマリー・事業企画案件の平均年収877万円・週3日までの案件が65%超・フルリモート案件が55%超調査対象SOKUDANに掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。・対象期間2019年7月1月ー2024年12月31日・対象案件数 5,524件 ※一部抜粋※本データ引用の際のお願いメディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。出典:SOKUDAN Magazine https://magazine.sokudan.work事業企画案件の平均年収平均年収877万円(職種別年収ランキングトップ10中、4位)職種別案件数ランキングトップ10事業企画 8位 案件比率2.8%事業企画案件は職種別案件数ランキングで8位、全体の2.8%と比率は控えめです。高年収にもかかわらず案件数が少ないのは、経営に近い戦略的なポジションで、企業ごとに限られた人数しか配置されないためです。新規事業の立案や事業戦略の策定といった高度な専門性が求められる一方、そのポジション自体が希少価値を持っています。案件数は少ないものの、一度獲得できれば高収入と大きな裁量権を得られる、質の高い職種といえます。事業企画案件の稼働日数週4~5日: 34.4%週2~3日: 55.0%週1日: 10.6%週23日が55.0%と過半数を占め、週45日の34.4%を大きく上回っています。事業企画は戦略立案やプロジェクト推進が中心で、常駐する必要が少ないため、柔軟な稼働が可能です。経営層との定期ミーティングや重要な意思決定の場面で参画し、その間に戦略を練るというスタイルが主流となっています。週1日も10.6%あり、スポット的な戦略アドバイザーとしての需要もあります。高年収でありながら柔軟な働き方を実現できる、魅力的な職種です。事業企画案件のリモート可否フルリモート(在宅OK): 55.0%リモート(一部)可: 38.4%リモート不可: 6.6%フルリモートが55.0%と過半数を占め、リモート一部可を合わせると93.4%がリモート対応可能です。事業戦略の立案や市場分析、事業計画の作成など、オンラインツールで完結できる業務が中心となっているためです。ただし、経営層との重要な意思決定ミーティングや、事業部との綿密な調整が必要な場面では対面が求められることもあり、リモート一部可の割合も高めです。リモート不可は6.6%と非常に少なく、全国どこからでも高度な戦略業務に携われる環境が整っています。事業企画案件の多い業界その他人材サービス 23.58%コンサルティング 20.94%SaaS 13.96%Webマーケティング 5.85%その他IT関連 5.66%その他人材サービスが23.58%でトップ、コンサルティング20.94%と続き、この2業界で44%以上を占めています。人材業界は採用市場の変化や新サービス開発が活発で、コンサルティング業界は顧客企業の事業戦略を支援するため、事業企画の専門人材が重宝されています。SaaS13.96%と続き、急成長する業界では新規事業の立ち上げや市場開拓のため、事業企画スキルへの需要が高い状況です。Webマーケティングやその他IT関連も合わせると、デジタル化が進む業界での戦略人材ニーズが顕著に表れています。事業企画案件の多い業務内容新規事業 85.71%事業開発 12.24%プロジェクトマネジメント 2.04%事業戦略 1.97%新規事業が85.71%と圧倒的で、事業企画案件の中心的な業務となっています。企業の成長戦略として既存事業の延長ではなく、新たな収益の柱を創出する動きが活発化しているためです。事業開発12.24%と続き、ゼロから事業を立ち上げるスキルセットが特に求められています。プロジェクトマネジメント、事業戦略は数%と少ないものの、新規事業を推進する過程で必要となる関連スキルです。企業の未来を創る「新規事業のプロフェッショナル」として、高い市場価値を持つ職種といえます。事業企画の職種における特徴必要なスキルとキャリアパス事業企画職には優れたマーケティング力や論理的思考力、営業力、そしてリーダーシップが求められ、これにより事業目標の成功に向けたステップを進めることができます。基本スキルとしては、市場分析力、財務知識、プロジェクトマネジメント能力、そして何より「ゼロから価値を創り出す企画力」が必要です。キャリアパスとしては、事業企画担当から事業企画マネージャー、事業部長、最終的にはCOO(最高執行責任者)やCEO(最高経営責任者)へと昇進するのが王道です。戦略を立て、目標と達成のための計画を策定し、実行し、管理し…と業務内容は共通する部分が多いため、事業企画から経営企画へ、またはその逆のキャリアチェンジは比較的スムーズです。また、事業企画経験を活かしてコンサルティング会社への転職や、自ら起業して経営者になる道も人気です。新規事業の立ち上げ経験は、スタートアップの経営に直結するスキルであり、起業家を目指す人にとって事業企画は最適なキャリアステップといえます。企業の未来を創る役割事業企画は、経営層、財務部、人事部、マーケティング部、営業部、開発部など、あらゆる部門と関わりながらプロジェクトを推進します。組織横断的な調整力と、各部門の専門性を理解したコミュニケーション能力が求められます。自分たちの事業をいかに魅力付けさせ発信していくかは、市場や他社を巻き込むうえでの重要なスキルで、事業は市場や、ときに他社をも巻き込みながら大きくしていくものです。ステークホルダーを巻き込み、事業を前に推し進める推進力が事業企画の真骨頂です。経営層との密なコミュニケーションも重要で、経営戦略を深く理解した上で、それを具体的な事業計画に落とし込みます。時には経営層に対して、データに基づいた提案や、リスクを含めた正直なフィードバックを行う勇気も必要です。今後の展望と市場価値日本の市場全体は縮小傾向にあり、企業は海外進出や新規事業の立ち上げなど、新しい収益源の確保を模索しています。またグローバル化やデジタル化の進展に伴い企業を取り巻く経営環境は複雑化し、環境変化への迅速な対応が求められてきており、そのような中で、事業企画の役割の重要性は増しています。デジタル技術の進化により、従来存在しなかった新しいビジネスモデルが次々と生まれています。DX推進、AIの活用、サブスクリプションモデル、プラットフォームビジネスなど、新たな事業機会を見出し、実現できる事業企画人材の需要はますます高まるでしょう。グローバル展開を目指す企業も増えており、海外市場の分析や現地パートナーとの提携、M&Aなど、国境を越えた事業開発のスキルを持つ人材は特に重宝されます。語学力と異文化理解力を持つ事業企画人材の市場価値は今後さらに高まります。事業企画は「ゼロから何かを創り出すことが好き」「企業の未来を自分の手で描きたい」「経営視点でビジネスを考えたい」という人には天職となる職種です。不確実性や責任の重さ、孤独な意思決定など大変な場面も多い一方で、自分の企画した事業が形になり、企業の成長に直結する実感を得られる、大きなやりがいのある仕事といえます。■SOKUDANのフリーランス調査記事(ランキング・レポート)SOKUDANでは、毎月フリーランスに関する調査記事をランキング・レポート記事として投稿しています。<「データでみる」フリーランス・副業の記事一覧>【2025年】C#案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】PHPエンジニア案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】JavaScript案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】Flutter案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】Unity案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】Javaエンジニア案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2025年】Goエンジニア案件の平均年収、案件数|フリーランス副業調査 最新ランキングやレポートを見逃したくない方は、PRTIMESやTwitterのフォローがおすすめです。SOKUDAN 公式X(旧Twitter)『SOKUDAN(ソクダン)』とは転職マーケットにいない即戦力人材を最短1日で見つけることができる、最速の複業マッチングプラットフォームです。20代後半〜40代前半のIT領域に強いエンジニア、マーケター、セールス、BizDev、UI・UXデザイナーの5職種を中心に、最近ではコーポレート人材なども増えております。また、スタートアップや上場企業との取引も増え、正社員で即戦力人材を採用したくても「採用するまで何か月も時間を要する」「スカウトメールの反応率が下がってきている」といったお悩みを持つ採用担当者様の課題解決のためのサービスを提供しております。▶最新の導入事例はこちら