2024年最新のフリーランス・副業の「JavaScriptエンジニアの調査レポート」を発表します。約5,000件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成しました。■調査サマリー・JavaScriptエンジニアの平均年収1,040万円・案件数ランキング1位・平均年収ランキング7位・週3日以下の案件が63%超・フルリモート案件が71%超■目次・JavaScriptの平均年収・JavaScriptの案件数、リモート可否、稼働日数・JavaScript案件の多い業界、職種・JavaScriptの特徴、できること、作れるもの、フレームワーク、将来性■調査結果はこちら【2024年】JavaScriptエンジニア平均年収、案件数|フリーランス副業調査https://magazine.sokudan.work/post/VB84zPuX調査対象SOKUDAN( https://sokudan.work/ )に掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。・対象期間2019年7月1月ー2024年1月2日(直近1年)・対象案件数 2,289件 ※一部抜粋※本データ引用の際のお願いメディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。出典:SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )JavaScriptの平均年収平均年収1,040万円(言語年収ランキング7位)平均中央値年収1,040万円(7位)91万円月収87万円76万円時給5,157円4,514円JavaScriptは言語年収ランキングの7位に位置し、平均年収は1,040万円となっています。中央値年収は910万円とやや低めですが、それでも高水準にあります。月収では平均で87万円、中央値は76万円と、こちらも高給となっており、JavaScriptが開発者にとって魅力的な言語であることがうかがえます。JavaScriptの案件数案件数(案件比率)21.2% (案件数ランキング1位)JavaScriptの案件数は全体の21.2%を占めており、案件数ランキングでは1位に位置しています。多様な分野でJavaScriptが利用されるなど、需要が非常に高い言語といえます。開発者にとってJavaScriptは就業機会に恵まれた選択肢の1つと言えるでしょう。JavaScriptの稼働日数週2~3日: 61.5%週4~5日: 37.4%週1日: 1.0%JavaScriptの稼働日数を見ると、週3日以下の稼働が62.5%を占めています。そのうち週4-5日の稼働も37.4%と一定の割合を占めており、フルタイムに近い稼働を求める案件も多く見られます。JavaScriptのリモート可否フルリモート(在宅OK): 70.8%リモート(一部)可: 24.1%リモート不可: 5.1%JavaScriptの案件では、リモートワークが広く浸透していることがわかります。全体の70.8%がフルリモート(在宅OK)となっており、場所に縛られない柔軟な働き方が可能です。また、24.1%の案件では一部リモートが認められています。一方で、リモート不可の案件は5.1%とごく少数派であり、JavaScriptエンジニアの大半がリモートワークを選択できる環境にあると言えます。この傾向は、昨今のテクノロジーの発展とワークスタイルの変化を反映しているのではないでしょうか。JavaScriptエンジニアにとって、自身のライフスタイルに合わせた働き方が可能な言語だと言えます。JavaScript案件の多い業界その他IT関連: 15.90%Web制作: 10.77%その他人材サービス: 9.23%Webマーケティング: 6.67%AI(人工知能): 6.67%システムインテグレータ: 5.64%SaaS: 5.13%HRテック: 4.62%その他サービス: 4.10%産業用機械・装置: 3.59%JavaScript案件は、幅広い業界で活用されていることがわかります。最も多いのはその他IT関連の15.90%で、Webサービスやアプリケーション開発など、多岐にわたるIT分野でJavaScriptが用いられています。次いでWeb制作が10.77%、その他人材サービスが9.23%と続きます。また、Webマーケティングや AI(人工知能)の分野でもそれぞれ6.67%の案件があり、JavaScriptがデジタルマーケティングや機械学習の領域でも重要な役割を果たしていることがうかがえます。さらに、システムインテグレータ、SaaS、HRテックなどの業界でもJavaScript案件が一定の割合を占めています。産業用機械・装置の分野でも3.59%の案件があることから、JavaScriptは製造業においてもデータ可視化やプロセス管理などに活用されていると推察されます。このように、JavaScriptは多様な業界のニーズに応えるマルチパーパスな言語だと言えるでしょう。JavaScript案件の職種フロントエンドエンジニア: 52.82%バックエンドエンジニア: 30.77%JavaScript案件の職種を見ると、フロントエンドエンジニアが52.82%と半数以上を占めています。これは、JavaScriptがWebブラウザ上で動作するプログラミング言語として、ユーザーインターフェースの開発に広く用いられていることを反映しています。一方、バックエンドエンジニアの案件も30.77%と一定の割合を占めています。JavaScriptはNode.jsなどのランタイム環境の登場により、サーバーサイドの開発にも活用されるようになりました。フロントエンドとバックエンドの両方でJavaScriptを用いることで、シームレスな開発が可能になっています。このように、JavaScriptはフロントエンドとバックエンドの両領域で不可欠な言語となっており、幅広い職種でスキルが求められています。特にフロントエンドエンジニアにとっては、JavaScriptの習得が必須とも言える状況です。JavaScriptの特徴JavaScriptは、Webブラウザ上で動作するインタープリター型のプログラミング言語です。HTMLとCSSと並んでWebの3大要素の1つとされ、インタラクティブなユーザーインターフェースの構築に欠かせません。JavaScriptは、クライアントサイドでの処理を担うことで、Webページに動きや反応を与えます。また、Node.jsの登場によりサーバーサイドでも使用されるようになり、フルスタックな開発が可能になりました。JavaScriptは、動的型付け、オブジェクト指向、関数型プログラミングなどの特徴を持ち、柔軟で表現力豊かな言語です。ECMAScriptという標準仕様に基づいて実装されており、継続的に新しい機能が追加されています。また、豊富なライブラリやフレームワークに支えられ、生産性の高い開発が可能です。シンプルな文法と強力な機能を兼ね備えたJavaScriptは、Webプログラミングに不可欠な存在となっています。JavaScriptでできることJavaScriptを使えば、Webページに様々な動きや機能を付け加えることができます。例えば、ボタンクリックやマウスオーバーなどのユーザーアクションに反応して、要素の表示/非表示や色の変更などを行えます。また、フォームの入力チェックやデータの動的な更新も可能です。JavaScriptはHTMLのDOM(Document Object Model)を操作できるため、Webページの構造や内容を動的に変更できます。これにより、ページ遷移なしで部分的な更新を行うSingle Page Application(SPA)の開発が可能になります。さらに、JavaScriptはWeb APIを利用してブラウザの機能を拡張できます。例えば、Geolocation APIで位置情報を取得したり、Canvas APIで画像やアニメーションを描画したりできます。また、WebSocketを使ってサーバーとリアルタイム通信を行うこともできます。JavaScriptで作れるもの【Webサイト/Webアプリケーション】JavaScriptを使えば、動的で魅力的なWebサイトやWebアプリケーションを作成できます。例えば、ブログ、ECサイト、SNS、プロジェクト管理ツールなど、様々なジャンルのWebサービスを構築できます。【モバイルアプリケーション】JavaScriptフレームワークであるReact NativeやIonic、Flutterを使えば、iOS・Androidのネイティブアプリケーションを開発できます。Webの知識を活かしてモバイルアプリを効率的に作成できるため、人気が高まっています。【デスクトップアプリケーション】Node.jsとElectronを組み合わせることで、JavaScriptでデスクトップアプリケーションを開発できます。例えば、Slack、Visual Studio Code、Atomなどの有名アプリケーションがこの方法で作られています。【ゲーム】JavaScriptを使えば、ブラウザ上で動作するゲームを作成できます。Canvas APIやWebGLを活用して、2Dや3Dのゲームを開発できます。例えば、Phaser.jsやThree.jsなどのゲーム開発向けフレームワークが存在します。JavaScriptのフレームワーク【React】Reactは、Facebookが開発したJavaScriptのUIライブラリです。コンポーネントベースの開発により、再利用性と保守性に優れたUIを構築できます。仮想DOMによる高速なレンダリングが特徴で、大規模なWebアプリケーションの開発に適しています。【Vue.js】Vue.jsは、シンプルさと柔軟性を兼ね備えたJavaScriptフレームワークです。コンポーネントの構築やリアクティブなデータバインディングが容易で、学習コストが低いことが特徴です。軽量かつ高速で、小〜中規模のWebアプリケーションに適しています。【Angular】AngularはGoogleが開発したJavaScriptフレームワークで、TypeScriptを使用することを前提としています。依存性の注入やモジュール化など、エンタープライズ向けの機能を備えており、大規模なWebアプリケーションの開発に適しています。【Node.js】Node.jsは、JavaScriptをサーバーサイドで実行するためのランタイム環境です。非同期I/Oによる高いパフォーマンスが特徴で、Webサーバーやバックエンドの開発に広く使われています。豊富なパッケージ(npm)に支えられ、生産性の高い開発が可能です。JavaScript将来性JavaScriptは、長年にわたってWebの発展を支えてきた言語であり、今後もその重要性は増し続けるでしょう。Webアプリケーションの高度化や、モバイル・デスクトップへの展開により、JavaScriptの活躍の場はますます広がっています。また、JavaScriptエンジニアの需要は高く、給与水準も高い傾向にあります。スタックオーバーフローの調査によると、JavaScriptは世界で最も人気のあるプログラミング言語の1つであり、平均年収は1,040万円(7位)と高水準にあります。さらに、JavaScriptは継続的に進化を遂げており、ECMAScriptの新しい仕様が定期的にリリースされています。例えば、ES2015以降では、クラス構文、アロー関数、モジュール機能など、言語の表現力を高める機能が追加されました。Webアセンブリとの連携により、JavaScriptの実行速度の向上も期待されます。TypeScriptのような型付けを導入することで、大規模開発での保守性も向上しています。これらの点から、JavaScriptは今後も重要な言語であり続け、学習することで長期的なキャリアの発展が期待できるでしょう。『SOKUDAN(ソクダン)』とは 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