「世界中の人を主役に」というビジョンを掲げ、2018年10月に創業。広告運用サポート事業、スクール事業を展開する株式会社Hagakureは、事業立ち上げからわずか2年という短期間で急激に成長しています。コロナ禍も味方に、なかでもますます波に乗っているがWEB広告スクール『デジプロ』。この講師人材の拡充を目的に、SOKUDANを取り入れた当時の背景や課題、SOKUDAN導入後の効果について代表取締役の奥 雄太(おく ゆうた)さん、人事責任者 Y. Tさんにお話を伺いました。短期間でスクール需要が急上昇!講師の不足が顕著に── まず、貴社の事業内容について教えてください。(奥さん)広告運用のサポートと、WEB広告スクール『デジプロ』の運営を行なっております。デジプロを立ち上げた背景には、私がもともと広告代理店で働いていた時の経験がきっかけのひとつとしてあります。WEB広告やWEBマーケティングの知識のなさにつけ込み、変な業者に詐欺まがいなことをされたり、無駄にお金を騙し取られてしまったり……そういう心ない業者の被害にあってしまったクライアントをたくさん見てきたんですよ。広告を出したがために悪い業者の餌食となってしまい、いい商品やいい会社がなくなってしまうのは非常にもったいない。それなら自分が広告業界を変えてやろう——と思った訳です。これまでありそうでなかった“WEBマーケティングのスキルを身につけられるスクール”として立ち上げたのが『デジプロ』です。立ち上げ当初は企業向けのスクールとして、単に技術やノウハウをお伝えするだけでなく、WEB広告の運用のサポートまで対応していました。時には、企業の代表が受講してくださることもありましたね。最近では個人の受講生や未経験の方も増えており、WEBマーケティングに対する関心が高まっていると感じています。弊社のビジョンは『世界中の人を主役に』です。私は中学生の時、学校のすぐ横の線路でたくさんの乗客が乗る電車が脱線するという大変痛ましい事故を目の当たりにした経験があります。当時、私と同世代の年齢の子が事故に巻き込まれ運ばれているのを見て、年齢に関係なく、人はいつ死ぬかわからないんだと強く感じました。この時、一度きりの自分自身の人生を自由に選択できるようになりたいと思ったことが、現在の仕事やビジョンにもつながっています。どんな人も、その人が自分の人生を決めれるような人生を歩んで欲しいなと思っていますし、自分が好きなことをやって生きる人を増やしていきたいと思っています。私の好きなこと、かつ私にできること。それがWEBマーケティングでした。テクノロジーの力で、自分のやりたいことをして、自分自身が選択した人生を生きる人で溢れる世の中にしていきたいです。── 壮絶なご経験が現在のビジョンや事業につながっているのですね。まさにWEBマーケターとして働きたい人の第一歩を後押ししている貴社ですが、貴社の組織体制や普段の仕事の進め方についてお聞かせください。(Y. Tさん)コアメンバーは5名で、それぞれが何役も掛け持ちしています。例えば私ですと最高体験責任者ですが、人事やコーポレートの役割も担っています。5人で手分けをして、やれる人がやれるところをやっている感じですね。スクール講師の方は業務委託の方も含めると40名程度在籍しています。── 今回、SOKUDANのサービスをご利用いただくにあたり、導入検討時にはどんな課題やお悩みがありましたか?(Y. Tさん)ありがたいことにスクール事業の需要が急成長し、膨大な生徒さんを抱えるまでになりました。しかし同時に、受講者に対する講師の数が少なくマンパワー不足に陥っていました。SOKUDANを知る以前は、他の採用サービスを利用していたのですが、登録している求職者数も少なく、講師として迎え入れるにはスキル面で不足があるなど、いろいろと課題があったんです。(奥さん)デジプロがローンチした当初、講師の数は数名レベルでした。教える内容を全て理解していないと講師として務まらないため、条件にマッチする人を探すのが本当に難しかったんです。採用が難航していた時、SOKUDANを使っている知人から紹介されサービスを知りました。すぐに使ってみると、WEBマーケターを募集してほんの数日で46名もの方からの応募があったんです。あんなに苦労していたのに、2週間程度で求人掲載からジョインまで完結することができたことには驚きましたね。実務経験の多いマーケターを3ヶ月で14名採用(Y. Tさん)SOKUDANサービスを利用開始してから、わずか3ヶ月で14名も採用することができています。SOKUDANだけで講師を揃えたいくらいのハイレベルな人材が揃っていますね。利用してみた印象としては、他の採用サービスではなかなか出会うことができない、まるっと全てをお任せできるスキルをお持ちの方がとても多いイメージです。受講者に教える講師の採用なので、全体的にマーケティングの媒体を触れるかどうか、ロジカルに自分で考えているかは重視します。また勤務は日中できるのか夜できるのかなど、スクールのどの時間帯に稼働してもらえるかも確認しています。品質とスピードを求めた結果、行き着いた副業人材の活用── 不足していた講師の拡充がSOKUDAN導入のきっかけとのことですが、なぜ正社員ではなくフリーランス・副業人材の活用だったのでしょうか。(奥さん)まず、受講生に提供する価値を落としたくないということが第一にありました。社内で講師を1から育てるのは、数年……どんなに早くても1年はかかるので、コストも時間もかかります。また、優秀な人材は確保しようと思っても優秀が故にすでに別のところで働いていることの方が多いのですが、スタートアップの私たちには、そのような人材をヘッドハンティングできるほどの採用力はまだありません。ですが、成長や事業スピードに合わせてやっていくためには、どうしても優秀な人材の手が欲しい。そこで、大手企業で働く有能なプロ人材に副業として入ってもらうことを思い付きました。有能な方は、フリーランサーとして自走できる人、もしくは大手企業で勤務しながらも副業を考える方が多いんじゃないのかなと。こちらとしても、副業で経験の幅を広げたいという高い意識をお持ちの方と働きたいとも思いました。副業という形でジョインいただければ、私たちのサービスの品質も落とすことなく、これまで通り質の高いものを提供できると考えたのです。期待以上の働き!豊富な知識を持つプロ人材とマッチング── SOKUDANを利用して10名を超える人材の採用に成功されていらっしゃいますが、その中でも特に印象的な方や活躍している方がいらっしゃれば教えてください。(奥さん)大手企業で働いているAさんは、特に印象的ですね。副業人材として私たちのスクール運営を手伝ってくださっていますが、コミュニケーションの面でもスムーズで安心感がありますし、やりとりもとても丁寧で知識量もすごく豊富な方です。(Y. Tさん)こちらが期待している以上のことをやってくれているだけでなく、我々の理念に対する共感も示してくれている素晴らしい方です。受講生のフォローなど、特にこちらから指示していないことでも、自発的にやってくれているのでとても助かっています。細かいところまで気配りが行き届いていて、本当にプロ意識の高い方にジョインいただけて助かっています。── 素晴らしいご縁ですね!Aさんを採用したことで、御社にとってどんな効果がありましたか?(Y. Tさん)詳しい資料作成をしてくださったり、やったことのない媒体に関する知識の共有などもしてくださっています。Aさんのスキルや知識が、生徒さんだけでなく私たちの財産にもなっていると感じていますよ。── SOKUDANをご利用いただく中で、特によかった点や、想定していた以上の成果があれば教えてください。(Y. Tさん)繰り返しにはなりますが、他の求人媒体よりも副業を探している登録ユーザーの質がとても高い点は想定していた以上によかったです。これは偶然ではなく、SOKUDANを運営されている方々が泥臭く優秀な人材を集めてくださっているおかげなのではないかなと思います。── 嬉しいお言葉ありがとうございます。SOKUDAN経由で応募があった候補者を選考する際に重視したことや選考において工夫されたことはありますか?(Y. Tさん)求める人材の特徴やスキルの項目を、できるだけ詳しく書くようにはしていますね。特に扱う媒体は、詳しく書いた方が応募をたくさんいただけるんです。WEBマーケティングの分野はスキルの幅が広いので、より細かく詳細を掲載するように心がけています。書類選考の際には、媒体を実際に扱った経験が十分にあり、知識は条件に当てはまるものをお持ちかどうかを特に見ています。実際のツールの使い方や知識、課題整理などを中心に、注意深くチェックするようにしました。面接ではスキルセットはもちろんですが、その人の人柄が弊社にマッチするかカルチャーフィッティングの部分や、誠実に業務に当たってくれる人かどうかなども確認しています。また、コミュニケーションの進め方も、できるだけ気を配るようにしています。一般的な業務委託だと企業側から「これやってください」と指示を出して、副業人材が作業して「はい、終わり」というやりっぱなしのイメージがどうしてもあると思うのですが、弊社では雇用形態関係なく、一緒に仕事をしていくパートナーとしての関係を意識しています。お互いが気持ちよく働ける関係を構築するためには、相手のこともちゃんと知らないといけない。業務に関する最低限の連絡だけでなく、皆さんと常に連絡をとってこまめにコミュニケーションをとるようにしています。── 最後に、副業人材をより上手く活用するために心がけていること、普段のコミュニケーションで気をつけていることなどがあればお聞かせください。(Y. Tさん)講師の皆さんとのコミュニケーションは、今後も変わらず密にやっていくつもりです。業務委託や副業に限らずですが、雇用契約の違いによる壁を作らないようにしています。また、オンライン上でテキストだけのやりとりではなく適宜Zoomなども使用し、よりリアルに近い状態でコミュニケーションをとるように心がけています。(奥さん)フルコミットではなく副業ではあるのですが、ただ業務上の淡白な関係ではなく、理解を示してくれる方かどうかしっかり見るようにしています。業務内容だけでなく、理念や仕事に対する思いの認識のすり合わせは、これからも続けていきたいですね。【会社概要】会社名:株式会社Hagakure設立 :2018年URL :https://hagakure-inc.com/事業 :広告運用サポート事業、スクール事業を展開