2025年最新のフリーランス・副業の「Unity案件の調査レポート」を発表します。約5,500件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成しました。■調査サマリー・Unity案件の平均年収832万円・フルタイムの案件が75%👀・フルリモート案件が40%超調査対象SOKUDAN( https://sokudan.work/ )に掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。・対象期間2019年7月1月ー2024年12月31日・対象案件数 5,524件 ※一部抜粋※本データ引用の際のお願いメディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。出典:SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )Unity案件の平均年収平均年収832万円(言語年収ランキング8位)Unityエンジニアは年収ランキングで12位中8位に位置しています。平均時給は4,127円、平均年収は832万円となっています。IT業界内での位置づけとしては中位に位置しているものの、一般的な日本の平均年収と比較すると高水準であることがわかります。Unityの案件数案件数(案件比率)1.4% (案件数ランキング12位)Unityの案件数は全体の1.4%にとどまり、ランキングでは12位中12位と最下位に位置しています。これはUnity開発が特定の分野、特にゲーム開発やVR/AR関連に集中している傾向を反映していると考えられます。他のプログラミング言語や開発環境と比較すると案件数は少ないものの、専門性の高い分野であることから、スキルを持つエンジニアにとっては競争が少ない可能性もあります。Unity案件の稼働日数週4~5日: 75%週2~3日: 25%Unity案件の稼働日数データによると、週4〜5日の案件が全体の75%を占め、大多数のプロジェクトでフルタイムに近い稼働が求められています。一方、週2〜3日の短期稼働案件は25%と、副業や複数プロジェクト並行の働き方を希望するエンジニアにも一定の選択肢があることがわかります。この傾向から、Unity開発者は主にフルコミットメントのプロジェクトが中心ですが、ワークライフバランスを重視した柔軟な働き方も一部可能な市場と言えるでしょう。Unity案件のリモート可否フルリモート(在宅OK): 40.8%リモート(一部)可: 57.1%リモート不可: 2.1%Unity案件のリモート対応状況を見ると、完全在宅勤務が可能なフルリモート案件が40.8%を占めており、一部リモートワークが認められている案件が57.1%と最も多くなっています。リモート不可の案件はわずか2.1%に過ぎず、Unity開発においては柔軟な働き方が広く受け入れられていることがわかります。この傾向は、デジタルツールを活用した協働が一般的なゲーム開発・3D制作業界の特性を反映しており、Unity開発者にとって働く場所の自由度が高い環境が整っていると言えるでしょう。Unity案件の多い業界玩具・ゲーム:45.83%AR / VR:12.50%システムインテグレータ:12.50%その他IT関連:8.33%その他人材サービス:8.33%Unity案件の業界分布を見ると、「玩具・ゲーム」分野が45.83%と約半数を占め、Unityの主要市場であることが明確に表れています。次いで「AR/VR」と「システムインテグレータ」がそれぞれ12.50%で並び、Unityの活用範囲が拡大していることがわかります。「その他IT関連」と「その他人材サービス」も各8.33%を占めており、従来のゲーム開発だけでなく、多様な産業分野でUnityの技術が求められていることを示しています。この傾向から、Unity開発者はゲーム業界を中心としながらも、AR/VRなど新興技術分野へのキャリア展開も視野に入れることができるでしょう。Unity案件の職種iOS / Androidエンジニア:66.67%バックエンドエンジニア:20.83%フロントエンドエンジニア:8.33%クリエイター:4.17%Unity案件の職種分布を見ると、「iOS/Androidエンジニア」が66.67%と圧倒的多数を占めており、モバイルアプリ開発でのUnity活用が主流であることがわかります。次いで「バックエンドエンジニア」が20.83%を占め、Unityアプリケーションのサーバーサイド開発にも一定の需要があることを示しています。「フロントエンドエンジニア」は8.33%、「クリエイター」は4.17%と比較的少数ですが、WebGLやUI/UX設計などの分野でもUnityスキルが求められていることがうかがえます。この傾向から、Unity開発者はモバイルアプリ開発の知識と経験を持つことが市場価値を高める重要な要素と言えるでしょう。Unityの特徴Unity(ユニティ)は、クロスプラットフォーム対応のゲームエンジンであり、3Dおよび2Dゲーム開発、インタラクティブコンテンツ制作のための統合開発環境です。Unityの最大の特徴は、「一度作れば、どこでも動く」というクロスプラットフォーム性能で、Windows、macOS、iOS、Android、各種ゲーム機など、25以上のプラットフォームに対応しています。初心者にも扱いやすいビジュアルエディタを備え、プログラミング経験の少ない人でもドラッグ&ドロップの操作で基本的な機能を実装できます。同時に、C#言語を用いた高度なプログラミングも可能で、拡張性と柔軟性に優れています。Unityは豊富なアセットストアを持ち、数多くのモデル、テクスチャ、スクリプト、エフェクトなどが利用できるため、開発工数を大幅に削減できます。また、リアルタイムレンダリング技術により、高品質なグラフィックが実現でき、物理演算エンジンの組み込みによって自然な動きの表現も可能です。コミュニティが活発で、世界中の開発者が情報を共有しており、初心者でも学習リソースが豊富にあることも特徴の一つです。無料版も提供されており、個人開発者や小規模チームでも気軽に開発を始められる点も、Unityの広がりを支える要因となっています。Unityでできること【ゲーム開発】 Unityは元々ゲーム開発向けのエンジンとして開発されました。2Dゲームから本格的な3Dゲームまで、あらゆるジャンルのゲーム制作が可能です。物理演算、アニメーション、AI、サウンドシステムなど、ゲーム開発に必要な機能が一通り揃っているため、企画から完成までをUnity一つで行うことができます。【AR/VR開発】 Unityは拡張現実(AR)や仮想現実(VR)アプリケーションの開発に特に強みを持っています。ARKitやARCore、OculusやViveなどの主要なARおよびVRプラットフォームに対応しており、没入感のある体験を比較的容易に構築できます。3D空間の構築や操作が得意なため、教育、訓練、医療など様々な分野でのVR/AR体験の開発に適しています。【モバイルアプリ開発】 Unityは特にモバイルプラットフォーム向けの開発に強みを持っており、iOS/Android向けアプリ開発が得意です。ゲーム以外にも、インタラクティブな商品カタログ、教育アプリ、ビジュアライゼーションツールなど、高度なグラフィック処理が必要なアプリケーションの開発に適しています。【シミュレーション・可視化】 建築、都市計画、製品デザイン、科学研究など、様々な分野でのシミュレーションや可視化ツールの開発にも使われています。3Dモデルを用いた直感的な操作や、リアルタイムレンダリングによる高品質な表現が可能です。【映像制作・アニメーション】 Unityはリアルタイムレンダリング技術を活かし、映像制作やアニメーション制作にも活用されています。特に、プレビズ(事前視覚化)やバーチャルプロダクションなど、映像制作のワークフローを効率化するツールとしての利用が増えています。Unityを使った有名な製品・機械Unityで開発された代表的な製品として、まず挙げられるのは「Pokémon GO」です。NianticとThe Pokémon Companyが共同開発したこのARゲームは、現実世界とポケモンの世界を融合させ、全世界で10億回以上ダウンロードされた革新的なモバイルゲームとなりました。マイクロソフトの「HoloLens」向けアプリケーションの多くもUnityで開発されており、産業用途から教育、医療分野まで、様々な分野で活用されています。電気自動車のテスラの車載システムUIやインフォテインメントシステムの一部にもUnityが採用されており、高度な3Dグラフィックと直感的な操作性を実現しています。教育分野では、GoogleのTilt BrushなどのクリエイティブツールもUnityベースで開発されており、VR空間内で3Dアートを制作できる革新的なアプリケーションとして注目されています。建築・製造業では、建築物の3Dビジュアライゼーションや製品デザインのプレゼンテーションツールとしてUnityが広く使われており、IKEA、BMWなどの大手企業も積極的に導入しています。Unityの将来性Unityの将来性は非常に明るいと言えるでしょう。特にAR/VR技術の普及に伴い、Unity開発者の需要は今後さらに拡大すると予測されています。「メタバース」という概念が広がるにつれ、3D空間の構築に長けたUnity開発者の重要性は増していくでしょう。これに伴い、Unity開発者の年収も上昇傾向にあり、現在の平均年収832万円から、専門性の高い開発者においては1,000万円を超える年収も十分に期待できる状況です。産業応用分野では、製造業やヘルスケア、教育分野などでのデジタルツイン技術やトレーニングシミュレーションの需要が高まっており、Unity開発者の活躍の場は従来のゲーム開発からさらに広がっています。特に、AIとの統合によるインテリジェントなシミュレーション環境の構築は、将来的に大きな成長が見込まれる分野です。リモートワークの普及も、Unity開発者にとって追い風となっています。Unity案件の97.9%がリモート対応(フルリモートまたは一部リモート可)であり、地理的制約にとらわれない柔軟な働き方が可能です。これにより、地方在住の開発者でも大都市圏の高単価案件にアクセスしやすくなっています。一方で、Unity開発者間の競争も激しくなっており、単なるUnityの操作スキルだけでなく、特定の業界知識や最新技術への対応力が求められるようになっています。継続的な学習と専門性の深化が、将来的な市場価値を高めることにつながるかもしれません。■SOKUDANのフリーランス調査記事(ランキング・レポート)SOKUDANでは、毎月フリーランスに関する調査記事をランキング・レポート記事として投稿しています。<「データでみる」フリーランス・副業の記事一覧>【2024最新】エンジニア言語の年収ランキング|フリーランス副業編2024年|求人数が多い「プログラミング言語」ランキング2024年|年収が高い「フレームワーク」ランキング(プログラミング)2024年|案件が多い「フレームワーク」ランキング(プログラミング)【2024年】JavaScriptエンジニア平均年収、案件数|フリーランス副業調査 【2024最新】フリーランスエンジニア6職種の平均年収ランキング【2024最新】平均年収905万|バックエンドエンジニア フリーランス調査【2024最新】フリーランス・副業の平均年収ランキング(職種別)最新ランキングやレポートを見逃したくない方は、PRTIMESやTwitterのフォローがおすすめです。X(旧Twitter)https://twitter.com/sokudan_work『SOKUDAN(ソクダン)』とは https://sokudan.work/business/転職マーケットにいない即戦力人材を最短1日で見つけることができる、最速の複業マッチングプラットフォームです。20代後半〜40代前半のIT領域に強いエンジニア、マーケター、セールス、BizDev、UI・UXデザイナーの5職種を中心に、最近ではコーポレート人材なども増えております。また、スタートアップや上場企業との取引も増え、正社員で即戦力人材を採用したくても「採用するまで何か月も時間を要する」「スカウトメールの反応率が下がってきている」といったお悩みを持つ採用担当者様の課題解決のためのサービスを提供しております。▶最新の導入事例はこちら:https://magazine.sokudan.work/category/case