2024年最新のフリーランス・副業の「Rubyエンジニアの調査レポート」を発表します。約5,000件のSOKUDANに掲載されている実際のフリーランス・副業案件(一部抜粋)から作成しました。■調査サマリー・Rubyエンジニアの平均年収1,134万円・平均年収ランキング6位・週3日以下の案件が61%超・フルリモート案件が82%超■目次・Rubyの平均年収・Rubyの案件数、リモート可否、稼働日数・Ruby案件の多い業界、職種・Rubyの特徴、できること、作れるもの、フレームワーク、将来性調査対象SOKUDAN( https://sokudan.work/ )に掲載された求人案件(一部抜粋)の単価と稼働時間から平均時給を計算し、その平均時給から1日8時間、月21日稼働で想定月収と想定年収を試算しました。・対象期間2019年7月1月ー2024年1月2日(直近1年)・対象案件数 2,289件 ※一部抜粋※本データ引用の際のお願いメディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。出典:SOKUDAN Magazine ( https://magazine.sokudan.work )Rubyの平均年収平均年収1,134万円(言語年収ランキング6位)平均中央値年収1,134万円(6位)1,008万円月収95万円84万円時給5,624円5,000円Rubyは、プログラミング言語の年収ランキングにおいて6位にランクインしており、平均年収は1,134万円となっています。この金額は、月収換算で95万円、時給換算では5,624円に相当します。一方、中央値で見ると、年収は1,008万円、月収は84万円、時給は5,000円となっており、平均値よりもやや低い水準にあります。これらのデータから、Rubyはプログラミング言語の中でも高い収入を得られる言語の一つであると言えますが、平均値と中央値の差から、一部の高額収入者によって平均値が押し上げられている可能性があることがうかがえます。Rubyの案件数案件数(案件比率)10.7% (案件数ランキング5位)Rubyは、プログラミング言語の案件数ランキングにおいて5位に位置しています。全案件数に対するRubyの案件の割合は10.7%となっており、比較的高い需要があることがわかります。このデータは、Rubyがプログラミング言語の中でも主要な位置を占めていることを示唆しています。多くの企業や開発プロジェクトにおいてRubyが採用されており、Rubyのスキルを持つエンジニアへの需要が高いことが推測されます。今後もRubyの案件数は安定的に推移していくと予想されますが、他の人気言語との競合や新しい言語の台頭によって、順位が変動する可能性もあるでしょう。Rubyの稼働日数週2~3日: 58.6%週4~5日: 39.4%週1日: 2%Rubyエンジニアの稼働日数に関するデータを見ると、週3日以下の稼働が全体の60.6%を占めていることがわかります。その内訳は、週2~3日の稼働が58.6%、週1日の稼働が2%となっています。この結果から、Rubyエンジニアの多くはフルタイム未満の稼働形態で働いていることがうかがえます。特に週2~3日の稼働が最も一般的であり、パートタイムや副業としてRubyの開発に従事しているエンジニアが多いことが推測されます。週3日以下の稼働形態が主流であることは、Rubyエンジニアの働き方の柔軟性を示唆しています。プロジェクトの規模や個人の事情に合わせて、ライフスタイルに適した稼働日数を選択できることがRubyエンジニアの魅力の一つと言えるでしょう。Rubyのリモート可否フルリモート(在宅OK): 81.8%リモート(一部)可: 16.2%リモート不可: 2%Rubyエンジニアのリモートワーク可否に関するデータを見ると、フルリモート(在宅OK)が81.8%と圧倒的に高い割合を占めています。これは、Rubyエンジニアの大多数が完全にリモートで働くことができることを示しています。また、リモート(一部)可の割合も16.2%と比較的高く、全体の98%のRubyエンジニアがリモートワークを取り入れていることがわかります。一方、リモート不可は2%とごくわずかであり、ほとんどのRubyエンジニアがリモートワークを選択できる環境にあると言えます。このデータは、Rubyエンジニアの働き方の柔軟性と、企業側のリモートワークへの対応力の高さを示唆しています。技術的な特性や開発スタイルがリモートワークに適していることに加え、企業の理解と支援により、Rubyエンジニアはより自由度の高い働き方を実現できていると考えられます。Ruby案件の多い業界SaaS: 19.19%EC・メディア: 16.16%Web制作: 11.11%その他IT関連: 8.08%HRテック: 7.07%システムインテグレータ: 7.07%マッチング: 5.05%Rubyエンジニアの案件が多い業界について、データを見ると、SaaS (Software as a Service) 業界が19.19%と最も高い割合を占めています。これは、Rubyがウェブアプリケーション開発に適しているため、クラウドベースのサービスを提供する企業からの需要が高いことを示唆しています。次いで、EC・メディア業界が16.16%と高い割合を占めています。Rubyはウェブ開発に適しているため、電子商取引サイトやオンラインメディアプラットフォームの開発に多く利用されていると考えられます。また、Web制作業界も11.11%と比較的高い割合を示しています。Rubyは、柔軟性と生産性の高さから、ウェブサイトやウェブアプリケーションの開発に適しているため、Web制作会社からの需要が高いと推測されます。その他、IT関連業界、HRテック、システムインテグレータ、マッチングサービスなど、幅広い業界でRubyエンジニアの需要があることがわかります。これは、Rubyの汎用性と適応性の高さを示しており、様々な分野でRubyが活用されていることを裏付けています。Ruby案件の職種バックエンドエンジニア: 91.9%Rubyエンジニアの職種に関するデータを見ると、バックエンドエンジニアが91.9%と圧倒的に高い割合を占めています。このデータは、Rubyがサーバーサイドの開発に特化したプログラミング言語であり、ウェブアプリケーションのバックエンド構築に広く使用されていることを明確に示しています。Rubyの特徴Rubyは、シンプルで読みやすく、生産性の高いプログラミング言語です。オブジェクト指向プログラミングを採用しており、すべてがオブジェクトとして扱われます。Rubyは動的型付け言語であり、変数の型を明示的に宣言する必要がありません。また、Rubyは柔軟性が高く、開発者が自由度の高いコードを書くことができます。Rubyの構文は英語に近く、人間にとって読みやすく理解しやすいことが特徴です。これにより、コードの可読性が高まり、メンテナンス性が向上します。また、Rubyには豊富な標準ライブラリが用意されており、様々な機能を簡単に実装できます。Rubyはウェブアプリケーション開発に適しており、特にRuby on Railsフレームワークとの組み合わせにより、迅速かつ効率的な開発が可能です。Rubyのコミュニティは活発で、多くのGemと呼ばれるライブラリが提供されており、開発者はこれらを活用することで生産性を向上させることができます。RubyでできることRubyは汎用的なプログラミング言語であり、様々な分野で活用されています。ウェブアプリケーション開発はRubyの得意分野の一つであり、Ruby on Railsフレームワークを使用することで、迅速かつ効率的にウェブアプリケーションを構築できます。Rubyはデータ処理や解析にも適しており、CSVやJSONなどのデータ形式を扱うことができます。また、Rubyはスクリプティング言語としても優れており、シェルスクリプトの代替として使用されることがあります。システム管理やデプロイメントの自動化などに活用できます。Rubyは科学計算やデータ分析にも使用されており、NumPyやSciPyなどの科学計算ライブラリを利用できます。ゲーム開発においてもRubyが使用されることがあり、2Dゲームエンジンの開発やゲームスクリプトの記述に用いられます。Rubyは機械学習やAIの分野でも活用されており、TensorFlowやKerasなどの機械学習ライブラリと連携することができます。このように、Rubyは幅広い分野で活用できる汎用的なプログラミング言語であり、開発者の創造性を生かしながら様々なアプリケーションやシステムを構築することができます。Rubyで作れるものRubyは汎用的なプログラミング言語であり、様々なアプリケーションやシステムの開発に適しています。以下は、Rubyで作れる主要なものです。【Webアプリケーション】Ruby on Railsフレームワークを使用することで、ブログ、ECサイト、SNS、プロジェクト管理ツールなど、様々なWebアプリケーションを迅速に開発できます。Rubyの強力な機能とRoRの生産性の高さが組み合わさることで、効率的なWeb開発が可能です。【コマンドラインツール】システム管理や自動化のためのスクリプトをRubyで記述できます。バックアップスクリプト、デプロイメントスクリプト、ログ解析ツールなどをRubyで作成し、タスクの効率化を図ることができます。【デスクトップアプリケーション】RubyはQtやGTKなどのGUIフレームワークと連携し、クロスプラットフォームのデスクトップアプリケーションを構築できます。テキストエディタ、メディアプレーヤー、画像処理ツールなど、様々なデスクトップアプリケーションをRubyで開発できます。【モバイルアプリケーション】RubyMotionフレームワークを使用することで、iOS、Android、macOSのネイティブアプリケーションをRubyで開発できます。Rubyの親しみやすさとモバイルアプリ開発の効率性を組み合わせることができます。【ゲーム】DXRubyやRGSSなどの2DゲームエンジンをRubyで利用し、インタラクティブなゲームを開発できます。Rubyでゲームロジックを記述し、エンターテイメント性の高いゲームを作成できます。Rubyは、その柔軟性と表現力の高さから、上記以外にもデータ処理、機械学習、システム管理など、幅広い分野で活用されています。Rubyの持つ可能性を活かし、開発者は創造性を発揮してソフトウェアを作成することができます。RubyのフレームワークRubyには多様なフレームワークが存在し、開発者はプロジェクトの要件に応じて最適なものを選択できます。主要なフレームワークは以下の通りです。【Ruby on Rails (RoR)】最も有名で広く使われているWebアプリケーション開発フレームワーク。MVCアーキテクチャに基づき、コンベンションオーバーコンフィギュレーション(CoC)の原則を採用しています。豊富なエコシステムとコミュニティのサポートが強みです。【Sinatra】RoRよりも軽量で、シンプルなDSLを提供するWebアプリケーションフレームワーク。小規模なWebアプリケーションやAPIの開発に適しています。ミニマリストな設計が特徴です。【Hanami(旧称Lotus)】純粋なオブジェクト指向設計を重視するWebフレームワーク。クリーンアーキテクチャとDDDの原則に基づいており、メンテナンス性と拡張性に優れたアプリケーションを構築できます。【RSpec】Rubyのテスティングフレームワークで、ビヘイビア駆動開発(BDD)を促進します。可読性の高いテストコードを書くことができ、アプリケーションの品質向上に役立ちます。【ActiveRecord】Rubyのオブジェクトリレーショナルマッピング(ORM)フレームワーク。データベースとのやり取りを抽象化し、Rubyのオブジェクトを介してデータを操作できます。RoRのデフォルトORM として広く使われています。これらのフレームワークは、Webアプリケーション開発、テスティング、データベースアクセスなど、様々な分野で活用されています。開発者はプロジェクトの要件に合わせて適切なフレームワークを選択し、効率的かつ高品質なアプリケーションを構築することができます。Ruby将来性Rubyは成熟したプログラミング言語であり、今後も安定した需要が見込まれています。特にウェブアプリケーション開発の分野では、Rubyは引き続き強い存在感を示すでしょう。Ruby on Railsは長年にわたってウェブ開発者から支持され、豊富なエコシステムを形成しています。このエコシステムは、Rubyの将来性を支える重要な要素の一つです。Rubyの将来性を考える上で、年収は重要な指標の一つです。Rubyエンジニアの年収は、他のプログラミング言語と比較しても高水準にあります。これは、Rubyエンジニアに対する需要の高さを示しています。特にウェブアプリケーション開発の分野では、Rubyエンジニアは引き続き高い報酬を得ることができるでしょう。また、Rubyはオープンソースコミュニティによって積極的に開発されており、言語自体も進化し続けています。Rubyの新しいバージョンでは、パフォーマンスの向上や新機能の追加が行われ、開発者の生産性をさらに高めることが期待されます。Rubyは日本発のプログラミング言語であり、日本国内では特に人気が高くなっています。日本のRubyコミュニティは活発であり、多くの企業がRubyを採用しています。このような環境は、Rubyエンジニアにとって魅力的であり、キャリアアップの機会も豊富にあります。ただし、プログラミング言語の世界では新しい言語や技術が常に登場しており、Rubyも例外ではありません。Rubyエンジニアは、常に新しい技術動向に注目し、スキルアップを怠らないことが重要です。総合的に見ると、Rubyは安定した需要と高い年収水準、活発なコミュニティ、言語の進化など、将来性のある言語であると言えます。Rubyエンジニアは、これからも魅力的なキャリアを築いていくことができるでしょう。『SOKUDAN(ソクダン)』とは 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