SOKUDAN会員のフリーランス・副業人材を対象に実施した「インボイス制度開始後の実態調査アンケート」の調査結果をお知らせします。全3部作の第2弾として、「インボイス制度に未登録」と回答した方の調査結果をレポートをお送りします。実施の背景この度、2023年10月1日よりインボイス制度が開始されました。本制度はフリーランス・副業人材の皆様に大きな影響を及ぼすものとなっており、これまで制度開始前の状況を聞くアンケートは多数ございましたが、開始後のリアルな現状をお伝えするアンケートはまだ少ないため、この度SOKUDAN登録ユーザー様のご協力のもと、「インボイス開始直後アンケート」を緊急実施いたしました。今回はインボイス制度に未登録の方の調査結果を報告します。■配信内容第1弾:インボイス制度「登録者」の調査結果 (https://magazine.sokudan.work/post/cBEY8Xhq)第2弾:インボイス制度「未登録者」の調査結果(本記事)第3弾:「登録者」と「未登録者」の比較結果(翌週公開予定)サマリー・半数以上が取引先からの登録確認を受けるも未登録・「消費税を納めることによって生活が困窮する」が14%・現状、9割が取引を「拒否された経験はない」・取引拒否をされた場合に、約半数が登録を検討するも、 相談窓口に相談する19%、登録しない15.2%・売上や利益に与える影響は、「特に影響ない」が最多の56%、 「悪影響があった」23%・制度の廃止希望は、75%あなたは現在、インボイス制度の登録をしていますか?登録していない(しない予定)が6割今回は、未登録の方の回答結果となりますが、その内訳としては、「登録していない(しない予定)」が最多の59.4%ですが、「検討中」(27.3%)や「登録する予定」(11.2%)の方も約4割近くいます。今まであなたの取引先からインボイス制度の登録確認はありましたか? 55%と半数以上が取引先からの登録確認を受けるも未登録55.2%が登録確認を受けるも未登録という方が、半数以上という結果になりました。現在、インボイス制度に登録していない理由を教えてください(複数選択可) 最多は「免税事業者のままでいられるから」最多の「免税事業者のままでいられるから」27%と、3位「経過措置があるから」が10.7%であることから、免税事業者としての地位を継続するためという理由が多い結果となりました。一方、「まだ様子見をしているから」が23.6%いることにも注目です。インボイス制度に関して、あなたが不安や懸念を感じる点は何ですか?(複数回答可) 「消費税を納めることによって生活が困窮する」が13.9%「取引先からの取引終了や報酬の減額」18.5%と「新規の仕事の獲得に不利になる可能性があること」18.0%が上位2つを占めることから、新規や既存の取引に不安や懸念があることがわかる結果となりました。注目は、「消費税を納めることによって生活が困窮する」と回答した方が約14%もいることです。今回のインボイス制度の影響の大きさを感じる結果となりました。あなたは、インボイス制度に登録してないことで、取引を拒否されたことはありますか?約9割が「拒否された経験はない」登録していないことによる取引の拒否経験は少数に留まっていることが分かります。しかし、拒否されたという回答が4.2%と全くないわけではなく、今後のビジネスにおいて不安要素となる可能性があります。登録していない事業者に対する市場の反応や取引先の態度には引き続き注意が必要です。拒否された経験はない」と回答した方に質問です。今後拒否されたら登録しますか?42.4%が「登録を検討する」42.4%が「登録を検討する」、8.6%が「すぐに登録をする」と、合わせて半数以上が登録を検討したり、登録をする方向で考えている結果となりました。しかし、「公正取引委員会の相談窓口に相談する」18.5%や「登録しない」15.2%を合わせると、登録しない方針を維持する方も33.7%と3人に1人はいるという結果となりました。インボイス制度開始後、あなたの売上や利益に与える影響がありましたか?「特に影響ない」が最多の56%、「悪影響があった」23%最多は、「特に影響はない」56.3%、影響は限定的である18.3%と合わせると、特に影響はなく限定的であると考える人が74.6%であることがわかりました。今後の動向も慎重に把握していく必要がありますが、登録していない方や登録を迷われている方には安心できる結果となりました。あなたは、今後インボイス制度を廃止したいと思いますか?そう思うが約75%「強くそう思う」が半数超えの55.6%、「ややそう思う」19.0%で、合わせると約75%となりました。あなたはインボイス制度の内容をどれくらい理解していますか?半数以上は「大体の内容は理解している」半数以上は、「大体の内容は理解している」結果となりましたが、「完全に理解している」7.7%に留まり、それ以外の約4割の人は、理解に不安を感じている結果となりました。あなたはインボイス制度に関する情報収集をどのような手段で行っていますか?(複数選択可)ニュースサイトが23%で最多上位3つがインターネット等を駆使した情報収集手段となっております。しかし、「同業者やビジネスパートナーとの情報交換」10.9%や「セミナーや研修」7.8%など、直接的な情報収集も一定の回答があるため、情報の質と取得のしやすさのバランスが重要視されていることが考えられます。インボイス制度に関連して、今後SOKUDANが提供すべきサービスやサポートはありますか?FAQが最多SOKUDANに提供してほしいサービス・サポートについては、「インボイス制度に関するFAQ」「確定申告のやり方に関する情報提供」が上位となりました。制度開始直後のため、基本的な内容に関するサポートが求められる傾向にあることが考えられます。次回は、第3弾:「登録者」と「未登録者」の比較結果をお送りする予定です。(翌々週公開予定)調査概要時期:2023年10月14日〜10月31日対象:SOKUDANに会員登録している個人(フリーランス・副業人材)方法:SOKUDAN登録者へのアンケート調査有効回答数:255名(登録者:113名 未登録者:142名)■SOKUDANのフリーランス調査記事(ランキング・レポート)SOKUDANでは、毎月フリーランスに関する調査記事をランキング・レポート記事として投稿しています。・単価上昇中のフリーランス職種ランキング https://magazine.sokudan.work/post/yrUWI76g・年収1,000万円が狙いやすい職種ランキング https://magazine.sokudan.work/post/IKyyM5GS・週3日稼働案件の職種別月収ランキング https://magazine.sokudan.work/post/cgTzPj5j・フリーランス・副業案件の平均年収・時給が高い職種ランキング https://magazine.sokudan.work/post/sIzYzpA3最新ランキングやレポートを見逃したくない方は、PRTIMESやTwitterのフォローがおすすめです。・X(旧Twitter) https://twitter.com/sokudan_work■SOKUDANについて「フリーランスの方へ」フリーランス・副業・複業・業務委託の実務経験豊富な人材と企業を結びつけるマッチングサービスです。エンジニア、マーケター、営業、事業企画、人事、経理など様々な職種の求人や案件が豊富にあります。92%がリモートの案件で在宅勤務も可能、働く場所にしばられない自由な働き方に近づけます。案件の平均稼働日数は週2.4日、週1〜週3日の案件が多く、あともう1案件ほしい時など効率よく複業案件を探すことができます。平均単価は、32.1万円。経験値の高い方を求めているため、キャリアアップ・スキルアップに繋がります。どれだけ成約しても手数料がゼロのため、報酬があがりやすい仕組みになっています。『SOKUDAN(ソクダン)』とは https://sokudan.work/business/転職マーケットにいない即戦力人材を最短1日で見つけることができる、最速の複業マッチングプラットフォームです。20代後半〜40代前半のIT領域に強いエンジニア、マーケター、セールス、BizDev、UI・UXデザイナーの5職種を中心に、最近ではコーポレート人材なども増えております。また、スタートアップや上場企業との取引も増え、正社員で即戦力人材を採用したくても「採用するまで何か月も時間を要する」「スカウトメールの反応率が下がってきている」といったお悩みを持つ採用担当者様の課題解決のためのサービスを提供しております。▶最新の導入事例はこちら:https://magazine.sokudan.work/category/case<採用企業様用>サービス資料 : https://sokudan.work/business/inquiries/new<採用企業様用>トップページ : https://sokudan.work/business/<プロ人材用>トップページ : https://sokudan.work/